JPS6357527A - 薬剤の吸着防止方法 - Google Patents

薬剤の吸着防止方法

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JPS6357527A
JPS6357527A JP61199965A JP19996586A JPS6357527A JP S6357527 A JPS6357527 A JP S6357527A JP 61199965 A JP61199965 A JP 61199965A JP 19996586 A JP19996586 A JP 19996586A JP S6357527 A JPS6357527 A JP S6357527A
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JP
Japan
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container
active ingredient
wall
chloride
preparation
Prior art date
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Pending
Application number
JP61199965A
Other languages
English (en)
Inventor
Nakayuki Yamamoto
山本 仲行
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Toyo Jozo KK
Original Assignee
Toyo Jozo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はカルシトニン(Calcitonin)類また
はパラサイロイドホルモン(Parathyroid 
Hormor+e )類を有効成分とする非経口用製剤
における有効成分の容器内壁への吸着防止方法に関する
(従来の技術) カルシトニン類は血清カルシウム低下作用を有するペプ
チド類であって、天然型カルシトニンまたはその類似体
が知られている。天然型カルシ]・ニンの例とては、ウ
ナギカルシトニン、サケカルシトニン、ブタカルシトニ
ン、ヒトカルシトニン。
ニワトリカルシトニン等が挙げられ、内分泌jffl 
Eから分泌されてカルシウム調節ホルモンとしての機能
を果たしている。また類似体としてはエルカトニン([
A SU+、7 ]ウナギカルシトニン)。
[A sul、’7 ]ヒトカルシトニンなどが知られ
ている。
これらのカルシトニン類は抽出あるいは合成されて、高
カルシウム血症、ビタミンD中毒、代謝性骨疾患等に対
する治療薬として使用されているが、1回の投与量は極
めて少なく、例えば水性液製剤の場合、0.5〜1rn
f!無菌注射用液に約10〜500U (2〜100μ
g)を溶解して調製する。
パラサイロイドホルモン(PTH類は血清カルシウム上
昇作用を有するペプチド類であって、34〜84個のア
ミノ酸配列を有し、天然型PTHまたはその類似体が知
られている。
例えばヒトーバラザイロイドホルモン(1−84)(h
uman parathyroid hormon :
 h−PTH)  [8io−chemistry17
 、5723(197B)] 、h−PTH(1−38
) [特開昭57−81448号公報] 、h−PTH
(1−34)  [Hoppe−3eyler’ s 
Z、 Physiol、 Chem、、 355.41
5(1974)]、h−PTH(1−34) Nl2 
 [特開昭58−96052号公報]、[NIeδ、l
δ1h−PTH(1−34)、[N1ea七 Tyr3
4 ] h−PTtt(1−34) [特開昭55−1
13753号公報] 、[N1e6.lδ]h−PTH
(1−34)Nf12[特開昭61−24598号公報
]、[Nleδ、1δ、  TVr34 ]  h−P
T11(1−34)Nl2[特開昭60−34996号
公報]、ラット−PTH(1−84)、  [J、Bi
ol。
Chem、、259(5)、3320(1984) 、
ラット−PTH(1−34)[Endocrinol、
、t17 (3)、 1230(1985)] 、]ウ
シーPTH1−84)[Am、J、)led、、 50
,639(1971)] 、]ウシーPT111−34
> 、ウシ−PTH(1−34)Nl2等[Pthob
iologyannualll、 53(1981)]
等が挙げられる。
これらのPTHは、血液カルシウムには上昇の、リンに
は下降の方向の変化をひき起し、現在臨床的に主として
検査の目的で使用されている。しかしながら現在治療薬
として開発されつつあり、実用化された場合には、その
薬効から考えて1回の投与量はカルシトニンと同様極め
て微量となり、例えば水性液製剤の場合、0.5〜1m
lの無菌注射液に1〜800μグを溶解して使用するよ
うになる。
このようにカルシトニン類およびPTH類は極めて微量
で使用されるものであるが、これらの薬剤は製剤化され
てガラス製またはプラスチック類の容器に入れられた場
合、容器壁面に吸着され易いという問題があり、当初の
配合母が微量であるだけに、吸着による減少率は大ぎく
、投与量が不正確になりやすい。また、カルシトニン類
およびPTH類は高価格の薬剤であるので、当然経済的
損失も大きくなる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記問題に対処してなされたもので、本発明の
目的は、カルシトニン類またはパラサイロイドホルモン
類の非経口用製剤をガラス製またはプラスチック類の容
器に入れた場合の、カルシトニン類またはパラサイロイ
ドホルモン類の容器壁への吸着を防止することである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明はカルシトニン類およびパラサイロイドホルモン
類からなる群より選ばれるペプチドを有効成分として含
有する非経口投与用製剤を容器に収容するに当たり、前
記非経口投与用製剤にカチオン系界面活性剤を添加する
ことを特徴とする有効成分薬剤の容器内壁への吸着を防
雨する方法に関する。
カルシトニン類としては、先に例示したような天然型カ
ルシトニンまたはその類似体があり、またP1F1類と
しては先に例示したような天然型PTHまたはその類似
体がある。
カルシトニンまたはPTHが吸着される容器壁はガラス
製またはプラスチック類の容器壁でおり、例えば各種ガ
ラス、ポリプロピレン、ポリエヂレン、ポリスチレンア
クリロニトリル、ポリスチロール、ポリカーボネート、
ポリメチルペンチル等の材質のものである。これらの容
器はアンプル。
注射筒、輸液ボトル、点滴用導出管等であって、非経口
用製剤の製造時、貯蔵時、使用時等に使用されるもので
ある。
本発明で使用されるカチオン系界面活性剤としては、例
えば塩化ベンザルコニウム、塩化ペンUトニウム、塩化
セチルピリジニrクム、塩化ステアリルジメチルベンジ
ルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等であり、
使用量は仝Φに対してo、 ooi〜1重但%が好まし
い。
(実施例) 実、絶倒1 カチオン系界面活性剤によるサケカルシトニンの容器壁
への吸着を防止する効果を下記の実験により明らかにし
た。
実験方法 6種類のカチオン系界面活性剤を生理食塩水に溶解して
0601%となるように試料を調製した。
別に対照試料として生理食塩水を用意した。
サケカルシトニン206μmを精秤して生理食塩水1d
に溶解し、この10成を上記各試料1mに添加して試験
液とした。各試験液をポリプロピレン製試験管に注入し
て15分、 30分、1時間、2時間経過させ、各時間
経過接収り出して、高速液体クロマトグラフィーにてサ
ケカルシトニンの残存率を求めた。なお高速液体クロマ
トグラフィーの条件は、NucIeosil 5C15
、4,6x250 rrunカラム、波長210nm 
、移動層はCl−13CM−0,1%TEA(32:6
8 )とした。
結果 結果を第1表に示す。第1表から明らかなように、カチ
オン系界面活性剤を添加した場合は、添h口しなかった
場合(対照)に比べていずれもサケカルシトニンの残存
率が高く、これらのカチオン活性剤がサケカルシトニン
の壁面吸着に防止効果があることがわかった。特に長時
間経過の場合にも吸着防止効果が高く、対照との差が顕
著である。
(以下 余白) 第1表 実施例2 種々の濃度の塩化ベンザルコニウムについて吸着防止効
果を調べた。
大膿互迭 塩化ベンザルコニウムを生理食塩水に溶解して0.1%
、 o、oi%、 0.001%、および0.0001
%になるように試料を調製した。
別に対照試料として生理食塩水を用意した。
サケカルシトニン203μ「を精秤して生理食塩水1m
lに溶解し、この10成を上記各試料1mlに添加して
試験液とした。各試験液をポリプロピレン製試験管に注
入して15分、 30分、1時間、2時間経過させ、各
時間経過接収り出して、高速液体クロマトグラフィーに
てサケカルシトニンの残存率を求めた。
結果 結果を第2表に示す。第2表から明らかなように、塩化
ベンザルコニウム添加量01001%以上で高い残存率
を示し、サケカルシトニンの容器壁吸着を有効に防止す
ることがわかった。
第2表 実施例3 カチオン系界面活性剤によるh−PTI+(1−34)
の容器壁への吸着を防止する効果を下記の実験により明
らかにした。
実験方法 6種類のカチオン系界面活性剤を生理食塩水に溶解して
0.01%となるように試料を調製した。
別に対照試料として生理食塩水を用意した。
h−PTH(1−34) 312 μgを精秤して生理
食塩水1mlに溶解し、この10成を上記各試料1rd
!に添加して試験液とした。各試験液をポリプロピレン
製試験管に注入して15分、 30分、1時間、2時間
経過させ、各時間経過後数り出して、高速液体クロマト
グラフィーにてh−PTI+(1−34)の残存率を求
めた。
結果 結果を第3表に示した。カチオン系界面活性剤を添加す
ることにより、h−PTH(1−34)の吸着が防止さ
れ、その効果が長時間経過の場合でも顕著であることが
わかった。
第3表 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、カチオン系界面
活性剤を添加することによって、カルシトニン類および
パラサイロイドホルモン類の容器壁への吸着を効果的に
防止することができる。
なお、従来もペプチド類の容器壁への吸着に対・ して
吸着防止剤を添加する提案がなされているが(特開昭6
0−100524号)、本発明の方法はこの従来方法に
比べて吸着防止効果がより優れている。
また、上記従来方法では製剤中に防腐剤としてクロロブ
タノール、パラオキシ安息香酸エステル。
フェノール、チメロサール、ベンジルアルコール等を加
えなければならなかったが、本発明ではカチオン系界面
活性剤を使用するので防腐効果も同時に奏し、これらの
防腐剤を加える必要がないという利点もめる。
< 8733 >代理人 弁理士 猪 股 祥 晃(ほ
か 1名)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カルシトニン類およびパラサイロイドホルモン類
    からなる群より選ばれるペプチドを有効成分として含有
    する非経口投与用製剤を容量に収容するに当たり、前記
    非経口投与用製剤にカチオン系界面活性剤を添加するこ
    とを特徴とする有効成分薬剤の容器内壁への吸着を防止
    する方法。
  2. (2)カチオン系界面活性剤の添加量が全量に対して0
    .001〜1%である特許請求の範囲第1項記載の有効
    成分薬剤の容器内壁への吸着を防止する方法。
  3. (3)カチオン系界面活性剤が塩化ベンザルコニウム、
    塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ス
    テアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリ
    ルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチル
    アンモニウムである特許請求の範囲第1項記載の有効成
    分薬剤の容器内壁への吸着を防止する方法。
  4. (4)非経口投与用製剤が水性溶液製剤である特許請求
    の範囲第1項記載の有効成分薬剤の容器内壁への吸着を
    防止する方法。
  5. (5)容器内壁がガラス製容器またはプラスチック製容
    器の内壁である特許請求の範囲第1項記載の有効成分薬
    剤の容器内壁への吸着を防止する方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2004022068A1 (en) * 2002-09-05 2004-03-18 Wisconsin Alumni Research Foundation A method of extending the dose range of vitamin d compounds
WO2019059302A1 (ja) 2017-09-22 2019-03-28 旭化成ファーマ株式会社 安定性に優れるテリパラチド含有液状医薬組成物
WO2019059303A1 (ja) 2017-09-22 2019-03-28 旭化成ファーマ株式会社 薬物動態及び/又は安全性に優れるテリパラチド含有液状医薬組成物

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