JPS6357487A - スプレツダの衝撃緩和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンテナクレーンにおけるスプレッダが、コ
ンテナ掴み作業時に受ける衝撃を緩和する装置憂こ係り
、特にスプレッダのコーナブロック部に寸法的余裕のな
い場合に好適な衝撃緩和装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のスプレッダの衝撃緩和！７ＩＲｔは、第５図に示
す特開昭４９−６１８５３号に記載のように、ライスト
ロラグピン１４ａ構部の後に弾性体４を配して、弾性体
４０弾性エネルギで衝撃緩和を行うものであった。しか
し、実際の製品ではツイストロックピンｌが弾性体の弾
性量だけ上下に挙動できる構造とすることは、スプレッ
ダ１３を巻上げる場合に弾性体４の弾性量だけ、コンテ
ナを吊上げない状態が発生し、ツイストロックピンｌが
引張られる時には急激に大きな力が加わって破損の危険
があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の衝撃緩和装置は、ツイストロックピン機構部の後
に弾性体を配して、コンテナ把持時にスプレッダが受け
る衝撃を緩和する方式であり、弾性体の変形量だけツイ
ストロックピンも上下動して、コンテナ吊り上げ時には
加速された状態でツイストロックピンに衝撃が加わるた
め、ツイストロックピンが破損する危険性があった。

本発明の目的は、ツイストロックビレが上下動しないよ
うに、ツイストロックピンと衝撃緩和装置を一体化した
コンパブトな衝撃緩和装置を得ることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、ツイストロックビン機構部とは別に衝撃緩
和機構を設置することにより達成できるが、コンテナと
接触する範囲はコーナブロック部のわずかな範囲に限ら
れていることから、衝撃緩和装置の設置場所はツイスト
ロックピン機構部周辺に限定される。そこで、衝撃縁和
装■をツイストロックピンと一体化した構造とすること
により達成される。

〔作　　用〕

スプレッダがコンテナ掴み作業時にコンテナの上に降下
させられると、スプレッダ四隅のコーナブロック部の外
スリーブがコンテナに押されて上昇し、内スリーブおよ
びツイストロックビレはコンテナの長大の中に収まる。

そして、外スリーブがコンテナに押されて上昇すると、
ツイストロックビン円周上に内スリーブと外スリーブで
構成された中空円筒部の容積が狭くなり、中空円筒部内
に配置された弾性体は圧縮される。

そして、スプレッダのもつ運動エネルギーは弾性体の圧
縮エネルギとして吸収され、スプレッダがコンテナに衝
突する際には、衝突スピードが十分緩和されていて、大
きな衝撃力は発生しない。

このため、スプレッダを構成している各８ｉ器の信頼性
は大幅に向上する。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図によって説明
する。ここで、第１図は本発明の衝撃緩和装置の主な構
造を示す断面図、第２図は第１図を９０度回転した断面
を示した構造図、Ｓ３図は第１図の人−大断面を示す図
、第４図はスプレッダの機能説明図である。

まず、スプレッダの機能について、第４図を用いて簡単
に説明する。コンテナクレーン１４のスプレッダ１３は
掴み装置を備え、ブームｂ上を走行するトロリー１７か
ら吊り下げられていて、波止場や船倉などのコンテナ貯
蔵所からコンテナ１９を運搬するの舊こ使用される。そ
して、スプレッダ１３がコンテナ１９を掴む動作は、通
常つぎのようにして行われる。スプレッダ１３を上方か
らコンテナ１９に接近させ、一定距離以内に入ると、フ
リッパと呼ばれる位置決めの案内装置を作動させる。そ
して。

フリッパに案内させながらスプレッダ１３を降下させ、
コンテナ１９上面にスプレッダ１３を載せた状態にする
。次に、スプレッダ１３の四隅に配置されているコンテ
ナ掴み装置のツイストロックビレを回転させ、コンテナ
１９とスプレッダ１３を接合する。

以上の動作において、スプレッダ１３の降下速度はかな
り速く、コンテナ１９上にスプレッダ１３が着床した瞬
間には、スプレッダ１３の慣性力により非常に激しい衝
撃荷重がコンテナ１９およびスプレッダ１３に加わる。

この衝撃荷重によりスプレッダ１３の構成機器が故障す
るという事故が頻繁に発生していた。

ここで、特に事故が多い荷役作業は、コンテナ船２１の
船倉内からコンテナ１９を運搬する時であり、クレーン
運転手は運転室１８から船倉内のスプレッダ１３とコン
テナ１９間の距離を目視することができず、スプレッダ
１３が高速でコンテナに接触することも往々にしてあっ
た。そこで、本発明は、荷役作業時の衝撃荷重を緩和し
、大きな衝撃荷重が直接コンテナおよびスプレッダに加
わることを防止するようにしたものである。

次に、第１図、第２図およびｆｊＳ３図を用いて本発明
の詳細な説明する。第１図〜第３図において、１はコン
テナ１９の長穴（図示せず）の中に入れて９０度回転さ
せることにより、スプレッダ１３とコンテナ１９を接合
するツイストロックビレ、２はツイストロックピンｌを
保持するだめの内スリーブ、３は内スリーブ２との間に
中空円筒部３ａを構成するとともに、コンテナ１９の長
大の中に入る内スリーブ２に対して、長大の外の面に当
たって、コンテナに押されて上部に移動できるように構
成した外スリーブ、４は中空円筒部の中に配置されて、
外スリーブ３の上昇によって圧縮される弾性体、５は内
スリーブ２が回転するのを防止するスリーブ回転止めレ
バー、６はツイストロックビンを支える球状軸受面、７
は外スリーブ３に取り付けられていて外スリーブの上昇
によってリミットスイッチ８のレバーを押し上げる着床
検出片である。

次に、衝撃緩和の動作について説明する。スプレッダ１
３がコンテナ１９上面に吊り下ろされると、ツイストロ
ックビンｌおよび内スリーブ２はコンテナ四隅の長大の
中に入って衝撃を受けないが、外スリーブ３は長穴の外
の面に衝突して、大きな衝撃を受ける。その結果、外ス
リーブ３は上昇して弾性体４を圧縮する。この時、衝撃
エネルギの一部は弾性体４の圧縮エネルギとして消失さ
れ、コーナブロック９に伝わる衝撃力は大幅に緩和され
る。また、スプレッダ１３がコンテナ１９上に完全に載
った状態では、着床検出片７がリミットスイッチ８のレ
バーを押し上げるので、これによってスプレッダ１３の
着床を検出する。

本実施例によれば、コンテナ荷役時の衝撃荷重を、コン
パクトで、しかもツイストロックビンｌの破損の恐れの
ない構造で確実に緩和することができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、スプレッダでのコンテナ荷役作業時に
受ける衝撃荷重を大幅に緩和できるので、スプレッダ構
成機器の故障率は低減し、信頼性が大幅に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す衝撃緩和装置の縦断面
図、第２図は＠１図の衝撃緩和装置を９０度回転させた
縦断面図、第３図はｆＪ１図のＡ　−Ａ断面図、第４図
はスプレッダの機能説明図、第５図は従来の衝撃緩和装
置の縦断面図である。 ｌ・・・・・・ツイストロックビン、２・・・・・°内
スリーブ、３・・・・・・外スリーブ、３ａ・・・・・
・中空円筒部、４・・・・・・弾性体、５・・・・・・
スリーブ回転止めレバー、６・・・・・−球状軸受面、
７・・・・・・着床検出片、８・・・−！Ｊ　Ｅットス
イッチ、９・・・・・・コーナブロック、１３・・・・
・・スプレッダ、１４・・・・・・コンテナクレーン、
１５・・・・・・ブーム、１６・・・・・・巻上装置、
１７・・・・・・　トロリ、１８・・・・・・運転室、
１９・・・・・・コンテナ、■・・・・・・キャリヤ、
ム・・・・・・コンテナ船 代理人　弁理士　　小　川　勝　男 第２囚 第３囚 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、コンテナ掴み装置のツイストロックピンでコンテナ
   とスプレッダを接合するコンテナクレーンのスプレッダ
   において、ツイストロックピンの外周にツイストロック
   ピンを保持する内スリーブを嵌合し、該内スリーブの外
   周に内スリーブとの間に中空円筒部を形成した外スリー
   ブを移動可能に嵌合し、前記中空円筒部に弾性体を配置
   したことを特徴とするスプレッダの衝撃緩和装置。