JPS6356606A - ハ−フミラ− - Google Patents

ハ−フミラ−

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JPS6356606A
JPS6356606A JP20240386A JP20240386A JPS6356606A JP S6356606 A JPS6356606 A JP S6356606A JP 20240386 A JP20240386 A JP 20240386A JP 20240386 A JP20240386 A JP 20240386A JP S6356606 A JPS6356606 A JP S6356606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
prism
refractive index
light
half mirror
Prior art date
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Pending
Application number
JP20240386A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirozo Tani
谷 博蔵
Hiroshi Yugame
博 遊亀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6356606A publication Critical patent/JPS6356606A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は反射光および透過光の色再現性に優れたハーフ
ミラ−に関する。
従来技術 ハーフミラ−はガラス面に金属または非金属を適当な厚
さに蒸着したもので、入射光を適当な割合に反射光と透
過光とに分割する機能を有する。
オートフォーカス(AP)ビデオカメラ等においてAF
装置作動用のAF’系光と被写体撮影用の撮像系光に分
離するためにハーフミラ−の利用が考えられるが、係る
ハーフミラ−は可視光(400〜700 nm)領域全
域の各波長の光が、等しい反射率で反射され(この特性
を以下「反射率のフラット性」という)、かつ等しい透
過率で透過するもの(この特性を以下「透過率のフラッ
ト性」という)でなければならない。さもないと反射光
、透過光が被写体の自然色からずれ、特定の色が目立つ
いわゆる「色づき」という現象が現われる。
従来ハーフミラ−の反射率が最高になるように意図され
た技術として基板の上に高い屈折率を有する物質と低い
屈折率を有する物質を交互に重ね合せた多層膜構造とし
たハーフミラ−が知られている(例えばアメリカ合衆国
特許第3559090号、特開昭56−27106号公
報、特開昭56−43601号公報等)。
しかし、上述の様に屈折率の違う物質を交互に重ね合わ
せた多層膜は、設計主波長(λ)に対して0.25λな
る光学的膜厚を有する膜が重み積ねられたものであり、
そのような多層膜を有するハーフミラ−は設計主波長に
おいて反射率の増加はよくなるが、設計主波長の周辺に
おいては、反射率の増加は望めない。したがって可視光
全域に渡たって反射率のフラット性、透過光のフラット
性を望むことはできず、色づき等の問題が発生してくる
アメリカ合衆国特許第3559090号に開示の技術は
、ガラス+誘電体層+Ag金属層+誘電体層+ガラスな
る構造に積層されたハーフミラ−に関する。誘電体層は
高屈折率を有する材料から構成される膜である。上記発
明のハーフミラ−は、偏光のP成分とS成分との分離を
最小にしているが、金属(Ag )を含んでいるため光
吸収が太き(、光を有効的に利用できず、かつ反射率の
フラット性および透過率のフラット性が十分でないとい
う欠点を有する。
特開昭56−27106号公報の技術は、高屈折率をH
1低屈折率をし、その中間の屈折率をMとした場合、ガ
ラス+誘電体(H)層十誘電体(M)層+Agあるいは
AQ金金属層状誘電体M)層+誘電体(H)層+ガラス
なる構造に積層されたハーフミラ−に関する。
上記発明のハーフミラ−は、P、S、分離をおさえ、は
ぼ等しい反射率と透過率が得られるが、前記アメリカ合
衆国特許第3559090号記載のハーフミラ−と同様
に、多層構造中に金属(Agあるいはi)を含んでいる
ため光吸収が大きく、光を有効的に利用できず、かつ反
射率のフラット性および透過率のフラット性が十分でな
いという欠点を有する。
特開昭56−43601号公報の技術は、ガラス層+誘
電体層(LあるいはM)+AgAg金属層重誘電体)層
+ガラスなる構造(H,M、Lは前記と同義)に積層さ
れたハーフミラ−に関する。
上記ハーフミラ−は前記のアメリカ合衆国特許1355
9090号記載のハーフミラ−に比 べて光の吸収の点
で改良がみられるが、なお反射率のフラット性および透
過率のフラット性が十分でないという欠点を育する。
発明が解決しようとする問題点 従来のハーフミラ−は可視光(400〜700nm)の
反射率および透過率のフラット性が十分でないため色再
現性が悪く、かつ光の吸収が大きいため光を有効に利用
できないという問題があった。
本発明は上述のような問題点を解消し、反射率のフラッ
ト性および透過率のフラット性に優れた光損失の少ない
ハーフミラ−を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、種々の試行錯誤を繰り返し
た後に、本発明者たちは以下の条件を満足すれば、その
目的が達成されることを発見した。
従って、本発明はその条件を満足することを特徴とする
ものである。すなわち、本発明は、2つのプリズムを接
合してその接合面に光半透過膜が形成されたハーフミラ
−において、光半透過膜は、一方のプリズム側から他方
のプリズム側へ順に第1層、第2層、・・・、第11層
の11層構成からなり、以下の条件を満足することを特
徴とするものである。
1.50≦nG≦1.60 1.95≦11≦2.30 0.51λ0≦n、d、≦
0.61λ。
1.38=n2=1.66 0.29λo3ntd2:
0.50λ01.95=ns32.3(l  [1,6
1λo=n3ds=0.72λ。
1.38=n、=1.66 0.20λo =n、d、
 :0 、28λ。
1.95=n5=2.30 0.19λo :n5ds
 =0.26λ。
1.38=ne:1.66 0.28λo:n5de;
0.36λ。
1.95臣nt:2,30 0.16λo#n7dt3
0.29λ。
1.38:ns臣!、66 0J5λo:n5(L:0
.50λ。
1.95:n5=2J0 0.23λo:neds:0
.38λ。
1.38=n+o=1.66 0.26λo:n+od
+o;0.41λ。
1.95=n、=2.30’  0.30λo:L+d
11=0.45λ。
但し、ここで niは第1層の屈折率(i=1.2,3
゜・−11)、 nidiは第1層の光学的膜厚(i=
1.2゜3、・・・11)nGはプリズムの屈折率、 
λ。は設計波長である。
本発明のハーフミラ−の断面略図を第1図に示す。第1
図中(1)は入射側プリズム、(2)はプリズム(1)
上に積層された多層膜、(3)は透過側プリズムで、(
4)は入射側プリズム(1)と透過側プリズム(3)を
接合する接着層(4)を表わす。
入射光(5)は多層膜(2)に対して45度の入射角(
6)で入射側プリズム(1)に入射し、多層膜上で反射
する反射光(7)と多層膜(2)を通過する透過光(8
)に分割される。
本発明のハーフミラ−は、可視光領域(400〜660
ni)の光に対して有効であり、入射角(6)が45度
で入射する可視光(5)を、反射率のフラット性が良好
な反射光(7)と透過率のフラット性が良好な透過光(
8)に分割できるため、反射光(7)および透過光(8
)には色づきの現象が発生せず、色再現性が良好なもの
となる。
多層膜(2)は、屈折率1.517を有するガラスから
なるプリズム(+)上に高屈折率を有する物質からなる
層(以下「高屈折層」という)を第1層として、低屈折
率を有する物質からなる層(以下「低屈折層」という)
を交互に11層重ね合せた構造とする。なお、ここでい
う「高」「低」という用語     ・は両者の相対関
係を表わす語に用いるものとする。
多層膜を11層構成としたのは、高屈折層に屈折率2.
IOの物質を適用し低屈折層に屈折率l。
385の物質を適用した場合に約55%の反射率が得ら
れるように設計したした結果、及び高屈折層に屈折率2
.10の物質を適用し低屈折層に屈折率1.47の物質
を適用した場合に約50%の反射率が得られるように設
計した結果、11層構成が必要となったからである。但
し、本発明において、高屈折率層及び低屈折率層にそれ
ぞれ適用される物質の屈折率は上記値(2,10、l、
385)もしくは(2,10,1,47)に限定される
ものではない。
高屈折層は、屈折率1.95〜2.30を有する物質か
ら構成され、係る物質としては、ZrO,、T iOt
、CeO2、HrO,等を使用することができる。屈折
率が1.95より低いと反射率が目標とする50%の反
射率よりも低くなりすぎ、逆に2゜30より高いと反射
率が50%よりも高くなりすぎるからである。
低屈折層は、屈折率1.38〜l、66を有する物質か
ら構成され、係る物質としてMgF2.5iO7、A1
2ffi03等を使用することができる。屈折率か1.
38より低いと目標とする50%の反射率よりも反射率
が高くなりすぎ、1.66より高いと反射率が50%よ
りも低くなりすぎろ。
高屈折層および低屈折層は上記物質を真空蒸着法あるい
はスパッタリング法等で設けることができるが、本発明
は真空蒸着法で設けることが好ましい。蒸発方法として
は電子ビーム法を使用し、到達真空度: 3 X 10
−’Torr、基板温度;300°Cの条件下で行なう
多層膜(2)の奇数層を構成する高屈折層および偶数層
を構成する低屈折層の各層は波長550nmの光(λ。
)を基準として下記表1中に示した光学的膜厚となるよ
うに調製される。
表   1 本発明は、多層膜(2)を構成する各層を表1中に示し
たように0.25λ。の整数倍からずらした膜厚に設定
したことにより可視光の広い波長範囲にわたり、反射光
(7)の反射率のフラット性および透過光(8)の透過
率のフラット性を達成することができる。
本発明のハーフミラ−は、多層膜(2)を有する入射側
プリズム(1)と透過側プリズム(3)を接合すること
により得られる。
透過側プリズム(3)は入射側プリズム(1)と同種の
ガラスで構成されているプリズムを使用することが好ま
しい。
入射側プリズム(1)と透過側プリズム(3)の接合は
、プリズムを構成するガラスの有する屈折率と等しい屈
折率を有する接着剤を使用して行い、接着剤は可視域で
透明であるものであれば特に限定されるものではない。
便利性の点から、紫外線硬化接着剤、たとえば商品名バ
ードロップ(電気化学工業株式会社製)等を使用するこ
とは有効である。接着剤をプリズムと同じ屈折率を有す
るものを選ぶことにより、プリズムと接着剤との間の光
量ロス、及び接着剤−多層膜との間の面での干渉が無視
できる。
本発明のハーフミラ−は透過側プリズム(3)側から入
射して使用することも可能であり、光学特性も変化がな
い。
本発明のハーフミラ−は、AFビデオカメラその他の光
学機器に使用する光分割プリズムとして有効に使用する
ことができる。
以下、実施例を挙げて本発明を説明する。
各実施例におけるハーフミラ−は、BK−7ガラス(屈
折率1.517)よりなる入射側プリズムの表面上に各
層を各実施例中に示したごとく順次積層した多層膜を設
は出射側のプリズムとの間に紫外線硬化樹脂を塗布して
はり合わせた後硬化し得られたものである。
本実施例の分光反射特性を第2図に示した。
実施例2            入射角θ−45゜λ
o=550nm 本実施例の分光反射特性を第3図に示した。
不夷雁例の分光反射特性を第7図に示した。
実施例7             入射角θ=45゜
第2図〜第8図から明らかな様にハーフミラ−を反射し
た光の反射率はほぼフラットで、そのうねりは±3%以
内であった。
本発明に従い得られたハーフミラ−はその透過光の透過
率の値が、各実施例において+00から反射率を引いた
値であり、光損失はほぼ0であった。
発明の効果 本発明に従い得られたハーフミラ−は、反射率および透
過率のフラット性が良好であり、そのうねりは±3%以
内と小さく、そのため色再現性に優れ、かつ光損失がな
いため、光を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ハーフミラ−の断面略図である。 第2図〜第8図は本発明ハーフミラ−の分光反射率特性
を示す図である。 図中の記号は以下の通りである。 1・・・入射側プリズム、   2・・・多層膜、3・
・・透過側プリズム、  4・・・接着層、5・・・入
射光、       6・・・入射角、7・・・反射光
、       訃・・透過光。 第1図 4子? −安子? メ娑4−? 4+2 区;、蜘 ?

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2つのプリズムを接合してその接合面に光半透過膜
    が形成されたハーフミラーにおいて、光半透過膜は、一
    方のプリズム側から他方のプリズム側へ順に第1層、第
    2層、・・・、第11層の11層構成からなり、以下の
    条件を満足することを特徴とするハーフミラー: 1.50≦nG≦1.60 1.95≦n_1≦2.30 0.51λ_0≦n_1
    d_1≦0.61λ_0 1.38≦n_2≦1.66 0.29λ_0≦n_2
    d_2≦0.50λ_0 1.95≦n_3≦2.30 0.61λ_0≦n_3
    d_3≦0.72λ_0 1.38≦n_4≦1.66 0.20λ_0≦n_4
    d_4≦0.28λ_0 1.95≦n_5≦2.30 0.19λ_0≦n_5
    d_5≦0.26λ_0 1.38≦n_6≦1.66 0.28λ_0≦n_6
    d_6≦0.36λ_0 1.95≦n_7≦2.30 0.16λ_0≦n_7
    d_7≦0.29λ_0 1.38≦n_8≦1.66 0.35λ_0≦n_8
    d_8≦0.50λ_0 1.95≦n_9≦2.30 0.23λ_0≦n_9
    d_9≦0.38λ_0 1.38≦n_1_0≦1.66 0.26λ_0≦n
    _1_0d_1_0≦0.41λ_0 1.95≦n_1_1≦2.30 0.30λ_0≦n
    _1_1d_1_1≦0.45λ_0 但し、ここで ni:第i層の屈折率(i=1、2、3、・・・11)
    、 nidi:第i層の光学的膜厚(i=1、2、3、・・
    ・11) nG:プリズムの屈折率、 λ_0:設計波長、 である。
JP20240386A 1986-08-27 1986-08-27 ハ−フミラ− Pending JPS6356606A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5579138A (en) * 1993-04-01 1996-11-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Polarizer having a glass substrate with films on either side with different wavelength characteristics and projection display using same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5579138A (en) * 1993-04-01 1996-11-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Polarizer having a glass substrate with films on either side with different wavelength characteristics and projection display using same

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