JPS6354464B2 - - Google Patents

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JPS6354464B2
JPS6354464B2 JP12297884A JP12297884A JPS6354464B2 JP S6354464 B2 JPS6354464 B2 JP S6354464B2 JP 12297884 A JP12297884 A JP 12297884A JP 12297884 A JP12297884 A JP 12297884A JP S6354464 B2 JPS6354464 B2 JP S6354464B2
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JP12297884A
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Kinichi Hiraki
Masahiro Taniguchi
Minoru Enomoto
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Sakamura Machinery Co Ltd
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Sakamura Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、予め或る程度まで成形された半成
素材を多段式圧造成形機の圧造後へ直接的に順序
良く供給せしめようとする分野で利用される。
即ち本発明は、多段式圧造成形機へ整列供給さ
れてくる半成素材を、圧造段の圧造ダイ前面へ、
当該成形機の圧造動作に同期して、所要の姿勢で
順次に1個ずつ供給させるための装置に関する。
〔従来の技術〕
ところで、供給された素材を順次段階的に圧造
加工してボルトやナツトないし各種のパーツ類を
成形するよう構成された多段式圧造成形機に於い
ては、実例を挙げるまでもなく公知なように、相
対向した一対の圧造ダイおよび圧造パンチからな
る圧造段の複数組が、等間隔に並設されており、
各圧造段の圧造ダイは機体側へ固定したダイブロ
ツクで、同じく圧造パンチは該ダイブロツクに向
かつて進退するラムで、夫々保持されている。
またこの多段式圧造成形機は、棒状の長尺素材
を使用して機内で切断するのが通例であり、従つ
て特公昭55−23697号公報および同57−49299号公
報にも例示されている如く、第1圧造段より手前
のダイブロツク側には、定尺素材の供給段とし
て、長尺素材を所定長さずつ繰り出して切断する
ためのクイルおよびカツターが備えられている。
加えてこの多段式圧造成形機には、上記の素材
供給段で切断された定尺素材を、第1圧造段から
最終圧造段へ向かい順次に移送させるため、例え
ば特公昭52−19184号公報および同57−48294号公
報にも示されている如く、圧造ダイと同数個のチ
ヤツクを備えたトランスフアーチヤツク等と称す
る素材移送機構が、該各チヤツクのみをダイブロ
ツクの前面へ垂下させる態勢で装備されており、
更に特定の圧造段間で素材の向きを前後に反転さ
せる必要があるときは、該段間での素材移送を担
当するチヤツクのみ、移送の途中で180度回転さ
せ得るようになつている。
よつて、このような多段式圧造成形機によれ
ば、その圧造段数に応じて、かなり複雑な形状の
製品をも、棒状の長尺素材から一貫して圧造成形
できることになる。特に近年では、圧造段数が増
える傾向にあり、5〜6段のものも珍しくない。
従つて、より一層複雑な形状の製品でも、その一
貫した圧造成形が可能になつてきている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが現今に至つては、上記したような圧造
段数の増加に伴う複雑な製品の圧造可能化に刺激
されて、従来では他の例えば切削加工に頼るか或
いは該加工を併用するの他ないとされていたよう
な更に複雑な形状の製品までをも、圧造加工のみ
で済ますことが可能化できないか、という新たな
要望が出され始めた。
然るに上記の多段式圧造成形機は、当然のこと
乍ら、圧造段数が増すに連れて高価となり、且つ
大形化する。従つて圧造段数を更に増加させるこ
とは、理論的には充分に可能であるが、現実的で
はない。
また、現在最も普及している圧造段数が2〜3
段の圧造成形機で、5〜6段のものに依るのと同
等の製品を圧造可能化できないか、との要望も出
されている。
よつて、圧造段数を増やすことなく、これらの
要望に応えるためには、現状の多段式圧造成形機
へ、予め或る程度まで成形された半成素材を棒状
の長尺素材に替えて供給し、これを引き続いて該
成形機で圧造加工するの他ない。
然し乍ら前記した素材供給段は、このような半
成素材の供給に適当でなく、といつて該供給段を
その供給に適するよう改変することは、後におけ
る長尺素材の供給に不都合を来すので、好ましく
ない。従つて、かかる半成素材の供給は、既存の
素材供給段を利用しないで、圧造段へ直接的に行
わせるのが望ましい。
但し、このような半成素材の圧造段への供給に
は、種々の条件を伴う。即ちこの供給は、圧造ダ
イを保持したダイブロツクと圧造パンチを保持し
たラムとの間の狭い空間内で、該ラムの圧造動作
に同期させて、半成素材を圧造パンチで圧造ダイ
内へ圧入させ易い姿勢に整え乍ら、順次に1個ず
つ行われねばならない。
そこで、本発明が解決すべき第一の問題点は、
多段式圧造成形機への半成素材の供給を、如何に
すれば上記の条件を満たし乍ら実現させ得るかに
あり、第二の問題点は、そのような半成素材の供
給を、既製の多段式圧造成形機に対しても、如何
にすれば既存の素材供給段を残したままで実現さ
せ得るかにある。
換言すると、本発明の目的は、公知の多段式圧
造成形機につき、棒状の長尺素材が使用されるこ
とを前提とし乍ら、必要に応じては半成素材をも
容易に供給可能ならしめんとする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題点の解決、従つて目的達成のため
に、本発明者等はまず次の如く考察した。
即ち、通常の多段式圧造成形機に装備されてい
る素材移送機構は、圧造パンチ群を保持したラム
の圧造動作と同期して作動し、これの第1のチヤ
ツクを、素材供給段と第1圧造段との間で往復さ
せて、前段で棒状の長尺素材から切断された定尺
素材を後段の圧造ダイの前へ移送せしめる。従つ
てこの第1チヤツクは、棒状の長尺素材に替えて
半成素材を第1圧造段へ直接的に供給しようとす
る場合には、不要となる。また、半成素材を第2
ないしそれ以降の圧造段へ供給しようとする場合
には、その圧造段とこれの前段との間を往復する
チヤツクが、不要となる。なお素材移送機構が備
える複数個の各チヤツクは、いずれも個々にユニ
ツト化されており、従つて個別的な着脱交換が可
能である。
よつて、半成素材を圧造段へ直接的に供給する
ための装置は、上記のチヤツクと置換し得るよう
な寸法形状に、ユニツト化しておけば良い。そし
てこの装置に、半成素材の供給源として、公知な
振動式ないし他方式の整列機を併用すれば、該装
置へ半成素材を整然と並べて送り込むことがで
き、且つその素材に方向性があつても、これの方
向を上記整列機で自動的に揃えることができる。
また通常の場合、圧造ダイの前へ供給される素
材は、ラムの1往復ごとに1個であり、且つその
供給された素材は、前進してくる圧造パンチによ
つて圧造ダイ内へ圧入される。然し乍ら上記の整
列機自体には、半成素材を1個ずつ間歇送りする
機能および送出し端で該素材を圧造ダイ内へ圧入
させ易い姿勢に整える機能がない。
よつて上記のユニツト化される供給装置には、
半成素材についての間歇供給機能と姿勢修正機能
とを持たせる必要があり、且つそれらの両機能を
発揮させる駆動源には、素材移送機構の往復動作
を利用すれば良い。
このような考察に基づき、本発明の技術的手段
は次のように構成されている。
まず、素材移送機構のチヤツクと置換されるこ
とを前提にして、装置全体を、ユニツト化した縦
長な形態とする。この装置には、半成素材を長さ
方向へ滑落させる垂直な案内管があり、その上端
は、半成素材供給源としての例えば公知な整列機
へ、適当な可撓管等を介して接続される。また上
記案内管の下端近くには、該下端への半成素材の
滑落を1個ずつに規制する上下一対な制止爪が備
えられ、且つその下端には、垂直に滑落した半成
素材の姿勢をラムの往復方向へ修正する転回ブロ
ツクが、これを収容するケースと共に備えられ
る。これらの制止爪および転回ブロツクを作動さ
せる駆動系は、素材移送機構の往復動作から正逆
各方向への回転力を交互に得る駆動歯車およびそ
の回転力を伝える駆動軸と、この駆動軸上にあつ
て上記制止爪を作動させる間歇送りカムと、この
駆動軸に上記転回ブロツクを連動させる伝動歯車
とからなつている。なお上記した転回ブロツクの
ケースには、ラム側の圧造パンチを貫通させ得る
孔が設けられている。
〔作 用〕
このように構成された本発明の技術的手段で
は、ユニツト化された供給装置の全体が、多段式
圧造成形機の素材移送機構へ、例えばこれの第1
チヤツクと置換して取り付けられる。従つてこの
供給装置全体は、ラムの圧造動作に同期した素材
移送機構の往復動作に基づいて、この場合には圧
造成形機の素材供給段と第1圧造段との間を往復
する。
尤も、多段式圧造成形機に既存の素材供給段
は、この場合には棒状の長尺素材を使用しないた
め不要であり、従つて該供給段のカツターは、上
記供給装置が第1チヤツクと置換されるときに
は、これとの競合を避けるためにも、取り外して
おく方が望ましい。
また、この供給装置における案内管の上端を半
成素材供給源へ接続する可撓管等は、後者から前
者への半成素材の送込みを、当該装置の往復動作
に妨げられることなく可能ならしめるものとす
る。
一方、素材移送機構の往復動作は、上記供給装
置の駆動軸へ交互に正転および逆転方向の回転力
を与えて、案内管が備えた上下一対の制止爪およ
び転回ブロツクを夫々作動させる。
そこで両制止爪については、この供給装置全体
が半成素材を供給すべき圧造段の前段側へ移動し
た態勢のもとで、案内管内の最も下位にある半成
素材のみを該管の下端へ滑落させて、それより上
位にある2個目以降の半成素材群の滑落を規制さ
せ、装置全体が半成素材を供給すべき圧造段側へ
移動した態勢のもとでは、その2個目以降の半成
素材群を順次に1個分ずつ下位へ滑落させて、最
も下位に達した半成素材のそれ以上への滑落を規
制させるようにする。また転回ブロツクについて
は、装置全体が半成素材を供給すべき圧造段の前
段側に移動した態勢のもとで、滑落してくる1個
の半成素材を受け入れる方向へ向き、装置全体が
半成素材を供給すべき圧造段側に移動した態勢の
もとでは、ラムの往復方向へ向くようにしてお
く。
各制止爪および転回ブロツクと素材移送機構と
の関係を上記のように規定しておくと、この供給
装置に半成素材供給源から送り込まれた半成素材
は、ラムの1往復ごとに1個の割合で、該素材を
供給すべき圧造段の圧造ダイ前へ供給された後、
前進するラムの圧造パンチが転回ブロツクケース
を貫通することによつて転回ブロツクから突き出
され、圧造ダイ内へ圧入されると同時に圧造加工
されることになる。
〔発明の効果〕
よつて上記したような本発明によれば、棒状の
長尺素材を使用して機内で定尺切断することが通
例な多段式圧造成形機に対し、予め或る程度まで
成形された半成素材を、必要に応じ長尺素材に替
えて、所要の姿勢で順序よく容易に供給させるこ
とができる。従つて、圧造段数が5〜6段もの多
きに達する多段式圧造成形機を以てしてもなお圧
造段数が不足するような、非常に複雑な形状の製
品でも、圧造加工のみによる成形を可能ならしめ
得るは勿論、圧造段数が2〜3段しかないような
圧造成形機でも、所要の全圧造工程数を2ないし
数回に分けることで、圧造段数が多い圧造成形機
に依るのと同等に、複雑な製品の圧造加工のみに
よる成形を可能ならしめ得る。
また本発明は、半成素材供給のための装置全体
を、多段式圧造成形機に装備された素材移送機構
のチヤツクと置換できるようにユニツト化してい
る。従つて、かかる本発明によれば、圧造ダイを
保持したダイブロツクと圧造パンチを保持したラ
ムとの間の狭い空間内で、該ラムの圧造動作と同
期させて、半成素材を順次に1個ずつ供給させる
ことができる。
然も、このような半成素材の供給は、希望する
圧造段へ直接的に行い得るため、多段式圧造成形
機に既存の素材供給段を、特に改変する必要がな
く、従つて半成素材を供給しない場合には、本発
明に係るユニツト化された供給装置を元のチヤツ
クと置換するだけで、長尺素材を使用する従来通
りの形態に戻すことができる。即ち本発明は、既
製の多段式圧造成形機に適用して、長尺素材の供
給を不能とすることなしに、半成素材の供給を可
能にする。
〔実施例〕
次に本発明の具体的な実施例を、図面に従つて
説明する。
まず第1図に於いて、符号Aで示される多段式
圧造成形機には、素材移送機構Bが装備され、こ
の機構Bへ、本発明に係る半成素材供給装置Cが
取り付けられている。
上記の圧造成形機Aは、第1,4,9図に示す
如く、機台1に固定されたダイブロツク2で、複
数個の圧造ダイ3,3……を左右方向へ並べて保
持すると共に、長尺素材供給用のクイル4をも保
持しており、また、そのダイブロツク2へ向かつ
て進退するラム5で、各圧造ダイ3と個々に対向
した複数個(図面には第9図に1個のみ表示)の
圧造パンチ6を保持している。このクイル4は、
図例では取り外されているカツターと共に、棒状
の長尺素材を定尺切断する素材供給段を構成して
おり、また各一対の圧造ダイ3および圧造パンチ
6は、上記の素材供給段に近い方から順に、第1
圧造段、第2圧造段、……を夫々構成している。
次に素材移送機構Bは、第1〜4図に示す如
く、機台1上へ左右方向に載置された固定フレー
ム11と、該フレームの前方に平行する可動フレ
ーム12と、これら両フレーム間を平行四辺形に
連接する左右一対(図面には左側のみ表示)の揺
動リンク13と、該両フレーム間にあつて上記左
右の各揺動リンクに夫々連接された中間フレーム
14とからなる骨格構造を有し、またその可動フ
レーム12の図示しない右端には、前記したラム
5の往復動作に同期する左右方向への往復駆動源
が連接されて、該フレームを、上記したラム5の
後退している時間帯内で、隣接する圧造ダイ3,
3の間隔に等しい距離だけまず左方へ往動させ、
次いで右方へ復動させるようになつている。更に
上記した可動フレーム12の前面には、下端に左
右一対のチヤツク爪15a,15bを備えてユニ
ツト化されたチヤツク16が、本来ならば前記の
圧造ダイ3と同数個だけ該ダイと同間隔に、ボル
ト17で着脱自在なるよう取り付けられて、その
チヤツク爪部分をダイブロツク2の前面へ垂下さ
せた態勢に保ち、上記可動フレーム12が往動行
程および復動行程の各終端に達したとき、チヤツ
ク爪15a,15bを各圧造ダイ3の直前へ位置
させるようになつている。
これに対して本発明に係る半成素材供給装置C
は、図示の実施例では、左側から数えて第1のチ
ヤツクがあつた位置へ、これと置換して同様のボ
ルト17′で取り付けられている。即ち、このボ
ルト17′で可動フレーム12の前面へ固定され
た支持枠18は、供給せんとする半成素材D1
D2,……がこれの長さ方向へ滑落し得る太さの
垂直な案内管19を掴持しており、該管の下端近
くにおける上下2個所には切欠20a,20bが
設けられている。また、この案内管19の下端近
くへ嵌合固定した受枠21からは垂直な支軸22
が起立して、上記の各切欠20a,20bで該管
の内外へ出入りする上部制止爪23aおよび下部
制止爪23bを回動自在に支持している。これら
の各制止爪23a,23bは、夫々の先端を各切
欠内へ進入させる方向にバネ24a,24bで附
勢され、同時に該各爪の角片23a′,23b′が、
上記の両バネ圧で突き合わされた状態に保たれて
いる。更に上記案内管19の下端へ結合された転
回ブロツクケース25は、この実施例では第1圧
造段の前記した圧造パンチ6が貫通され得る孔2
6,26を前後方向に有し、且つそのケース内部
へ収容された転回ブロツク27は、半成素材D1
D2,……が一度に1個ずつ受け入れられ得る孔
28を有して、該孔を上記の案内管19に連通さ
せる方向とパンチ貫通孔26に連通させる方向と
へ転回自在なる如く、自己の軸29で支持されて
いる。
一方、案内管19の側方(図例では右側)に
は、該管に平行した駆動軸30が、上記の支持枠
18および受枠21で回転自在なるように支持さ
れ、且つ上方には、いずれも扇形なる1組の駆動
歯車31,32が、相噛合する状態に備えられて
いる。然してこの実施例における片方の駆動歯車
31は、前記素材移送機構Bの中間フレーム14
に、前方へ突出する状態でブラケツト33を介し
固定され、他方の駆動歯車32は、これに一体化
された中間歯車34と共に、上記案内管19の上
端近くで回転自在なるよう支承されており、且つ
その中間歯車34は、これと対をなして上記駆動
軸30の上端に嵌着された今一つの中間歯車35
へ噛合している。また駆動軸30の下端近くに
は、上記した上下両制止爪23a,23bをバネ
24a,24bの附勢弾力に抗して作動させる間
歇送りカム36が嵌着され、下部制止爪の突片2
3b″に当接している。そしてこの駆動軸30の下
端は、1組の相噛合した伝動傘歯車37,38を
介し、上記転回ブロツク27の軸29へ連絡され
ている。
なお、この実施例における転回ブロツクケース
25のパンチ貫通孔26は、当然のこと乍ら、装
置Cの全体が第1圧造段へ復動してきたとき、該
圧造段における圧造ダイ3の直前で且つ圧造パン
チ6の前方へ静止させられるものとし、また案内
管19の上端は、図示しない半成素材供給源へ可
撓管39を介し接続されるものとする。
上記の如く構成された実施例で、いま素材移送
機構Bの可動フレーム12が左方への往動行程の
終端に達しておれば、半成素材供給装置Cの全体
は、第1図に示す如く、第1圧造段より左方のク
イル4近くに位置している。従つて駆動歯車3
1,32の相対的な位置関係が第2図の通りであ
るため、駆動軸30上の間歇送りカム36は、第
6図に示す如く下部制止爪23bの突片23b″を
押しており、該爪をバネ24bに抗し時計回り方
向へ回動させて、その先端を案内管19内から後
退せしめ、且つ上部制止爪23aをバネ24aで
第5図に示す如く時計回り方向へ回動させて、そ
の先端を案内管19内へ進入せしめた状態にあ
る。また、このときの転回ブロツク27は、第
3,4図に示す如く、半成素材受入れ孔28を案
内管19へ連通させる状態にある。
然して第3〜6図は、いずれも案内管19内に
半成素材が存在しない状態を示している。
そこで、図示しない半成素材供給源から可撓管
39を介して案内管19内へ、半成素材D1,D2
……が整然と送り込まれつつあるものとすれば、
このときには第7図に示す如く、下部制止爪23
bの先端が後退しているため、最も下位にある半
成素材D1のみが滑落して転回ブロツク27の受
入れ孔28へ入る。然し乍ら、それより上位にあ
る2個目の半成素材D2は、本来ならば案内管1
9内へ第5図に示す如く進入すべき上部制止爪2
3aの先端を第10図に示す如く阻止して、上下
両制止爪の各角片23a′,23b′間を離反させる
ため、逆にこの上部制止爪23aの先端でバネ2
4aの弾力により加圧されて、管内でその位置に
留まり、従つて該2個目以降の各半成素材D2
D3,……の滑落を規制する。なお、2個目の半
成素材D2が何故に第7図の位置にあるかは、後
の説明で明らかとなる。
このようにして1個の半成素材D1が転回ブロ
ツク27内へ入つた直後、素材移送機構Bの可動
フレーム12が右方へ復動すると、供給装置Cの
全体も同様に右方へ移動させられる。このとき、
可動フレーム12と平行な中間フレーム14も右
方へ復動するが、前者よりは行程長さが小であ
る。このような両フレーム12,14間の行程長
さの差は、1組の駆動歯車31,32につき、片
方の歯車31が静止して他方の歯車32が右方へ
移動する相対運動を生ぜしめ、ブラケツト33で
固定された前者が回転しないために、後者を、第
2図で反時計回り方向へ回転させる。この回転
は、1組の中間歯車34,35を介して駆動軸3
0へ伝えられ、間歇送りカム36を第5,6,1
0図で時計回り方向へ回転させる。
すると、その間歇送りカム36が下部制止爪の
突片23b″を押さなくなるため、まずこの下部制
止爪23bが、第6図に於いて反時計回り方向
へ、バネ24bの弾力で回転させられ、その先端
を案内管19内へ進入させ始める。続いて、バネ
24bの弾力を受けた下部制止爪23bが更に回
転し、これの角片23b′が上部制止爪の角片23
a′へ突き合わされると、以後はこの角片23b′で
押されて、上部制止爪23aも第10図で反時計
回り方向へ回転させられ、これの先端を案内管1
9内から後退させ始める。即ち素材移送機構Bの
可動フレーム12が復動行程の終端へ向かうと
き、まずその途中で、下部制止爪23bの先端が
第8図に示す如く案内管19内へ進入し、次いで
その終端へ達する頃には、上部制止爪23aの先
端が第9図に示す如く案内管19内から後退す
る。よつて、それまで上部制止爪23aで滑落を
規制されていた2個目以降の各半成素材D2,D3
……は、上記復動行程の終端では、順次に1個ず
つ下位へ滑落して、今度は下部制止爪23bで受
け止められることになる。
一方、駆動軸30が上記の如く回転すると、そ
の回転は傘歯車37,38を介して軸29へ伝え
られ、転回ブロツク27を、第4,7〜9図に於
いて時計回り方向へ転回させる。従つてこのブロ
ツクの受入れ孔28内で、当初は第7図の如く垂
直な姿勢にあつた半成素材D1は、素材移送機構
Bの可動フレーム12が復動行程の終端へ向かう
に伴い徐々に傾いて、第8図に示す如く傾斜し、
その終端へ達する頃には、第9図に示す如く水平
な姿勢を採るように修正される。
上記のようにして素材移送機構Bの復動が完了
すると、その直後にラム5がダイブロツク2へ向
かつて前進し始め、第9図で矢印方向へ移動する
圧造パンチ6が、転回ブロツクケース25の孔2
6および転回ブロツク27の孔28を貫通して、
その先端で圧造ダイ3へ進入する。従つて、転回
ブロツク27の孔28内で水平な姿勢に修正され
た半成素材D1は、その圧造パンチ6で該ブロツ
ク内から突き出されて圧造ダイ3内へ圧入され、
且つ圧造加工されることになる。
このようにして、1個の半成素材D1が第1圧
造段へ供給され且つ圧造加工された後、ラム5が
後退すると、素材移送機構Bの可動フレーム12
が、今度は左方へ往動し始めて、供給装置Cを左
方へ移動させる。すると駆動軸30へ、上記の復
動時とは反対向きの回転が与えられるため、案内
管19の各制止爪23a,23bおよび下端の転
回ブロツク27は、上記した復動行程と全く逆の
順序で逆方向へ作動する。従つて、案内管19内
の2個目以降の半成素材D2,D3,……を第9図
の如く受け止めている下部制止爪23bは、依然
としてその態勢に保たれ乍ら、往復行程の途中で
まず上部制止爪23aが、先端を案内管19内へ
進入させる方向に回動して、バネ24aの弾力で
3個目の半成素材D3を加圧し、次いで往動行程
の終端へ達する頃には、下部制止爪23bが先端
を後退させる方向に回動する。このため、それま
で下部制止爪23bで受け止められていた2個目
の半成素材D2は、案内管19の下端へ向かつて
滑落するが、3個目以降の半成素材D3,D4,…
…は、該3個目の半成素材D3が上部制止爪23
aで上記の如く加圧されているをもつて、管内で
その位置に留まる。
また、1個目の半成素材D1が突き出された後
の転回ブロツク27は、孔28内が空の状態のま
まで逆転して、往動行程の終端へ達したときに
は、元の第3,4図に示した態勢へ戻る。従つて
今度は、上記の如く滑落した2個目の半成素材
D2が転回ブロツク27の孔28へ入り、これが
1個目の半成素材D1と同様にして、第1圧段へ
供給されることになる。
よつてこの実施例によれば、予め或る程度まで
成形された半成素材を、棒状の長尺素材に替え
て、多段式圧造成形機の圧造段へ直接的に、然も
ラムの圧造動作に同期して順次に1個ずつ供給さ
せることができる。
なお上記の実施例では、第3,4図の態勢にあ
る転回ブロツク27の孔28内へ半成素材が完全
に入りきれないままで該ブロツクが転回し始めよ
うとするとき、該素材が引つ掛かつて転回不能に
なる。この事態は、単に転回ブロツク27が転回
不能となるだけにとどまらず、駆動軸30を回転
不能にして駆動系の破損を招き、或いはまた、圧
造パンチ6の不用意な突入を引き起こして、該パ
ンチや転回ブロツク27等の破損をも招来する。
そこで第2〜4図に示す如く、本来ならば素材
移送機構Bの固定フレーム11ないし中間フレー
ム14へ固定されるべき駆動歯車31は、これと
一体化してピツチ円中心に設けた回転軸40を介
し、回転自在なるように前記のブラケツト33で
支持させ、且つこのブラケツト側から弾力的に突
出する係止ピン41の先端を該歯車のデイスク面
へ係合させて、その歯車31を回転不能に仮止め
しておく。また上記回転軸40の上端には、被検
出用アーム42を取り付けて、該アームの先端
を、上記のブラケツト33側へ備えしめたリミツ
ト・スイツチないし近接スイツチもしくは光電ス
イツチ等の回転検出用センサー43に対峙させ、
且つ該センサーは、上記アームの回転を検出した
ときラム5の動作を急停止させ得るように、ラム
駆動系が備える電磁クラツチないし電磁ブレーキ
の制御回路へ電気的に接続させておく。
上記のように構成しておけば、転回ブロツク2
7の孔28内へ半成素材が完全に入り込み、従つ
て該ブロツクが支障なく回転させ得る正常な状態
にある限り、駆動歯車31に掛かる負荷は余り大
きくないため、この状態にあるときの該歯車は、
係止ピン41の仮止めにより固定されて、被検出
用アーム42を回転させることがなく、従つて回
転検出用センサー43が休止したままとなるの
で、ラム5は正常に動作する。
然し乍ら、転回ブロツク27の孔28内へ半成
素材が完全に入りきれないままで該ブロツクが転
回し始めようとする異常事態では、駆動歯車31
に掛かる負荷トルクが急増して、該歯車を係止ピ
ン41に抗し回転させる。すると被検出用アーム
42も共回りして、これが回転検出用センサー4
3で検出され、ラム5を非常停止させることにな
る。
よつて、このような非常停止機能を備えた実施
例によれば、駆動軸30を含む当該駆動系の破損
を防止できると共に、圧造パンチ6の不用意な突
入を未然に回避させて、該パンチや転回ブロツク
27等の破損をも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す正面図、第2図
はその要部を示す拡大平面図、第3図は第2図の
―線からみた一部欠截正面図、第4図は同じ
く―線からみた一部欠截右側面図、第5図は
第3図の―線からみた断面図、第6図は同じ
く―線からみた断面図、第7〜9図は主要部
分の動作状態を順次に示す欠截右側面図、第10
図は第7図の―線からみた断面図である。 A…多段式圧造成形機、2…ダイブロツク、3
…圧造ダイ、4…クイル、5…ラム、6…圧造パ
ンチ、B…素材移送機構、11…固定フレーム、
12…可動フレーム、14…中間フレーム、15
a,15b…チヤツク爪、16…ユニツト化され
たチヤツク、17…ボルト、C…本発明に係るユ
ニツト化された半成素材供給装置、17′…ボル
ト、18…支持枠、19…案内管、20a,20
b…切欠、21…受枠、22…支軸、23a…上
部制止爪、23b…下部制止爪、24a,24b
…バネ、25…転回ブロツクケース、26…圧造
パンチ貫通孔、27…転回ブロツク、28…半成
素材受入れ孔、29…転回ブロツクの軸、30…
駆動軸、31,32…駆動歯車、33…ブラケツ
ト、34,35…中間歯車、36…間歇送りカ
ム、37,38…伝動歯車、39…可撓管、40
…駆動歯車31の回転軸、41…係止ピン、42
…被検出用アーム、43…回転検出用センサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ダイブロツク2で保持された圧造ダイ3と該
    ブロツクに向かつて進退するラム5で保持された
    圧造パンチ6とからなる圧造段を複数組有すると
    共に、第1圧造段より手前のダイブロツク側には
    長尺素材に適用される素材供給段を有し、且つ圧
    造ダイ3と同数個のチヤツク16を備えた素材移
    送機構Bが該各チヤツクをダイブロツク2の前面
    へ垂下させる態勢に該ブロツク側へ装備されて、
    それらの各チヤツク16を、各圧造段間もしくは
    第1圧造段と素材供給段との間で、ラム5の圧造
    動作に同期して往復移動させるようにした多段式
    圧造成形機に於いて、上記いずれかのチヤツク1
    6と置換して素材移送機構Bへ取り付けられる全
    体がユニツト化されて他のチヤツクと共に往復移
    動する装置Cであり、且つこの装置が、半成素材
    供給源から上端へ送り込ませた半成素材をこれの
    長さ方向へ滑落させる垂直な案内管19と、該管
    の下端近くに備えられて管内での最下位から2個
    目の半成素材の滑落を規制する方向へ弾力的に附
    勢された上部制止爪23a、および最下位の半成
    素材の滑落を規制する方向へ弾力的に附勢された
    下部制止爪23bと、前記ラム5が前進したとき
    圧造パンチ6が貫通する孔26を有して上記案内
    管の下端に結合された転回ブロツクケース25
    と、その案内管内に連通する半成素材受入れ孔2
    8を有して該孔を上記の圧造パンチ貫通孔26と
    一致させる方向へ転回自在なるように上記ケース
    25内へ収容された転回ブロツク27と、前記素
    材移送機構Bの往復動作から正逆各方向への回転
    力を上記案内管と平行な方向として交互に取り出
    す1組の駆動歯車31,32と中間歯車34,3
    5、およびその回転力が伝えられる駆動軸30
    と、この駆動軸上にあつて上記した上下の各制止
    爪23a,23bを附勢弾力に抗し作動させる間
    歇送りカム36と、この駆動軸30の回転を上記
    の転回ブロツク27の軸29に伝える1組の伝動
    歯車37,38とからなり、上記転回ブロツクケ
    ースの圧造パンチ貫通孔26は、装置Cの全体が
    半成素材を供給すべき圧造段側へ移動したとき該
    圧造段の圧造パンチ前方に来るよう位置決めさ
    れ、上記の間歇送りカム36は、装置全体が半成
    素材を供給すべき圧造段側へ移動したときには上
    部制止爪23aへ、また装置全体がその圧造段の
    前段側へ移動したときには下部制止爪23bへ、
    夫々の滑落規制を解除させる方向に働くよう関連
    づけられ、更にこの駆動軸30と上記の転回ブロ
    ツク27とは、後者の半成素材受入れ孔28を、
    装置全体が半成素材を供給すべき圧造段側へ移動
    したときには上記の圧造パンチ貫通孔26へ、ま
    た装置全体がその圧造段の前段側へ移動したとき
    には上記案内管19の下端へ夫々連通させるよう
    に関連づけられていることを特徴とする多段式圧
    造成形機の半成素材供給装置。
JP12297884A 1984-06-14 1984-06-14 多段式圧造成形機の半成素材供給装置 Granted JPS6182945A (ja)

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