JPS6354345A - (s)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハライドの製造方法 - Google Patents

(s)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハライドの製造方法

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JPS6354345A
JPS6354345A JP19951286A JP19951286A JPS6354345A JP S6354345 A JPS6354345 A JP S6354345A JP 19951286 A JP19951286 A JP 19951286A JP 19951286 A JP19951286 A JP 19951286A JP S6354345 A JPS6354345 A JP S6354345A
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JP
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propanediol
halogeno
dihydroxypropyltrimethylammonium
trimethylamine
halide
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Kazuhiko Katayama
和彦 片山
Shigeki Hamaguchi
濱口 茂樹
Zenichi Kogame
小亀 善一
Takehisa Ohashi
武久 大橋
Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、一般式(1): (式中、Xはハロゲン原子をあられす)であられされる
(S)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウムハライドの製造方法に関する。
さらに詳しくは、一般式(2): (式中、Xは前記と同じ)であられされる(R)−3−
ハロゲノ −l、2−プロパンジオールをトリメチルア
ミンと反応させることを特徴とする一般式(1)であら
れされる(S)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメ
チルアンモニウムハライドの製造方法に関する。こうし
てえられる(S)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウムハライド(1)は、(え)−力ルニ
チンの合成における有用な化合物として公知の(S)−
3−ハロゲノ −2−ヒドロキシプロピルトリメチルア
ンモニウムハライドに誘導することが可能である。
[従来の技術および発明が解決しようとする問題点] ビタミンB1として知られ生体内に広く分布している(
吏)−力ルニチンは、長鎖脂肪酸のキャリアーとして重
要で近年、医薬として非常に注目されている。
従来より(愛)−力ルニチンの製造方法としては、(1
)(S)−エビハロヒドリンからの合成、(2(D)−
マンニトールからの合成(特開昭57−185352号
)などが知られているが、(S)−エビハロヒドリンが
経済的に合成困難であることや(D)−マンニトールか
らの合成は多段階を要するなどの点からこれらの方法は
実用的な方法ではない。
一方、一般式(1)であられされる(S)−2,3−ジ
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハライドが
光学活性を保持したまま製造され、かつ(t)−力ルニ
チンに誘導された例はいまだかつて文献に知られておら
ず、(S)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムハライド(1)が高収率かつ立体選択的に
製造でき工業生産の可能な中間体になりうるかどうかは
未解決の問題であった。
[問題点を解決するための手段および作用]本発明者ら
は、(LL)−力ルニチンの合成のための新規な製造法
について鋭意検討した結果、たとえば本出願人がすでに
出願した方法(特願昭80−284588号)によりえ
られる一般式(2)であられされる(R)−3−ハロゲ
ノ −1,2−プロパンジオールが高収率かつ立体選択
的に一般式(1)であられされる(S)−2,3−ジヒ
ドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハライドに変
換できることを見出し本発明を完成した。
一般式(1)であられされる(S)−2,3−ジヒドロ
キシプロピルトリメチルアンモニウムハライドは、参考
例で示すように(i)−力ルニチンの合成における有用
中間体として知られている(S)−3−ハロゲノ −2
−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハライド
に変換することができる。すなわち、本発明は一般式(
2)であられされる(R)−3−ハロゲノ −1,2−
プロパンジオールをトリメチルアミンと反応させること
を特徴とする一般式(1)であられされる(S)−2,
3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハラ
イドの新規な製造方法に関するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の方法に用いる出発物質である一般式(2であら
れされる(R)−3−ハロゲノ −1,2−プロパンジ
オールは、本出願人が出願した方法によりたとえば(R
,5)−3−クロロ−1,2−プロパンジオールにハン
ゼヌラ争アノマラ(Hansenula・anomal
a)IPo 0707などの微生物を作用させ(S)−
3−クロロ−1,2−プロパンジオールのみを資化させ
(R)−3−クロロ−1,2−プロパンジオールを採取
することにより製造できる(特願昭80−284588
号)。
(R)−3−ハロゲノ −1,2−プロパンジオール(
2)を(S)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムハライド(1)に変換するためには、(
R)−3−ハロゲノ −1,2−プロパンジオール(2
)の中ヘトリメチルアミンを添加すればよいが、使用す
るトリメチルアミンはガス状あるいは溶媒に溶解させて
添加することができる。好ましくは(R)−3−ハロゲ
ノ −1,2−プロパンジオール(2)を水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパツールなどのアルコール系
溶媒、またはアセトン、酢酸エチル、塩化メチレン、ト
ルエン、キシレンなどの溶媒に溶かしたのちトリメチル
アミンを添加すればよい。とりわけ水、メタノール、エ
タノールなどを溶媒として使用すると反応系は均一とな
りよい結果かえられる。(1?)−3−ハロゲノ−1,
2−プロパンジオール(2)をトリメチルアミンと反応
させるには開放系あるいは密閉系の反応器を選ぶことが
可能で、反応温度および反応時間は高速液体クロマトグ
ラフィー(固定相ニシンバック(S旧mp’aek)C
LC−ODS 、 15c+n x 6 mmφ、移動
相: 15d  Na)12POa / 5a+M  
)13POa (pH−2,8)+200mM Nac
Io+、流速:  1.0m17分、検出器:示差屈折
計)により反応液を分析することにより任意に設定でき
る。好ましくは0〜100℃の温度範囲で30分〜3時
間反応させるとよい結果かえられる。反応液から(S)
−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウ
ムハライド(1)を単離精製するには、反応液を蒸発乾
固させてからメタノール−アセトンの混合溶媒から再結
晶すると純度97重−5以上の精製された(S)−2,
3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハラ
イド(1)をうることができる。こうしてえられる(S
)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニ
ウムハライド(1)は(交)−力ルニチン合成のための
中間体として使用することが可能である。
斜上で説明した一般式(1)および一般式(2)でそれ
ぞれあられされる(S)−2,3−ジヒドロキシプロピ
ルトリメチルアンモニウムハライドおよび(R)−3−
ハロゲノ −1,2−プロパンジオールの置換基Xの具
体例としては、たとえば塩素原子または臭素原子などの
ハロゲン原子があげられる。
[実施例] つぎに実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はもとよりこれらに限られるものではない。
実施例1 (R)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール10.
4 gに30%トリメチルアミン水溶液40m1を加え
た。
室温で2時間反応させたのち、反応液を蒸発乾固した。
(S)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロリド15.8gを結晶としてえた。高速液
体クロマトグラフィーにより含量を調べたところ99重
量96以上の含量を有していた。
[α]25−−30.8’  (C−1、H2O)Ii
(−NMR(C20) 、δ(ppIll)  ;  
3.4(9H、S、−N(CI43 )3 )  、 
3.5〜3.8 (4B% ts  −2x CH2)
、4.1〜4.5 (IH,cm 5CH)元素分析値
(Ce h CI NO2として)計算値(%)  :
 C42,48、H9,51分析値(%)  : C4
2,30、H9,53実施例2 (R)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール9.8
「をメタノール50m1に溶かしたのちトリメチルアミ
ン10gを加えた。80℃で4時間反応させたのち、反
応液を蒸発乾固して(S)−2,3−ジヒドロキシプロ
ピルトリメチルアンモニウムクロリドの結晶14.1g
をえた。高速液体クロマトグラフィーにより含量を調べ
たところ99重量%以上の含量を冑していた。
[α コ 25− − 30.5 °  (C−1,H
2O)実施例3 (R)−3−ブロモ−1,2−プロパンジオール10.
2gを30%トリメチルアミン水溶液40 mlと反応
させた。実施例1と同様に処理し、(S)−2,3−ジ
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムブロマイド
14.01 gをえた。高速液体クロマトグラフィーに
より含量を調べたところ99重量96以上の含量を有し
ていた。
元素分析値(C6)t16BrNOzとして)計算値(
%”)  : C33,8B 、H7,53分析値(%
)  : C33,78,117,42参考例 (S)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロリド9.8g−をジメチルホルムアミド3
0 ml中に懸濁させ、そこへ塩化チオニル7.20 
fを5〜lO℃で添加した。20分間撹拌したのち 1
00℃で5時間加熱した。ついで反応溶媒を蒸発乾固す
ることにより(S)−3−クロロ−2−ジヒドロキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロリド9゜65 gを
えた。高速液体クロマトグラフィーにより含量を調べた
ところ99重量%以」二の金工を存していた。
[a ] ]o−30−1’(C=2、H2O)111
−NMR(D20)  、   δ (pI)l)  
 ;   3.8(9H、S  、−N(CH3)3 
) 、4〜4.3(4B、鵬、2 XCH! )、4.
9〜5.2(ill、謂、CH) [発明の効果コ 本発明の方法によれば光学活性な3−ハロゲノ−1,2
−プロパンジオールから脱離反応などの副反応を副生ず
ることなく、立体配置を保持したまま光学活性な2,3
−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハライ
ドを高収率でうろことができ、しまたがって実用的な(
g、)−力ルニチン合成に寄与できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(2): ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、Xはハロゲン原子をあらわす)であらわされる
    (R)−3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオールをト
    リメチルアミンと反応させることを特徴とする一般式(
    1): ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、Xは前記と同じ)であらわされる(S)−2,
    3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハラ
    イドの製造方法。 2 一般式(1)および(2)においてXが塩素原子で
    ある特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3 一般式(2)であらわされる(R)−3−ハロゲノ
    −1,2−プロパンジオールとトリメチルアミンとの反
    応が、水、メタノールおよびエタノールよりなる群から
    選ばれた溶媒中で行なわれる特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の製造方法。
JP19951286A 1986-08-26 1986-08-26 (s)−2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハライドの製造方法 Granted JPS6354345A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526842A (ja) * 2006-02-15 2009-07-23 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド ジヒドロキシトリアルキルアンモニウムハライドを調製するためのプロセス及びその生成物
US8257720B2 (en) 2009-04-20 2012-09-04 Conopco, Inc. Stabilized cationic ammonium compounds and compositions comprising the same
US8324255B2 (en) 2009-09-15 2012-12-04 Conopco, Inc. Chelator stabilized cationic ammonium compounds and compositions comprising the same

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JP2009526842A (ja) * 2006-02-15 2009-07-23 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド ジヒドロキシトリアルキルアンモニウムハライドを調製するためのプロセス及びその生成物
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US8765793B2 (en) 2009-09-15 2014-07-01 Conopco, Inc. Compositions with skin benefit compounds and chelator stabilized cationic ammonium compounds

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