JPS6354260A

JPS6354260A - 通電感熱型サ−マルヘツド

Info

Publication number: JPS6354260A
Application number: JP19938986A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Kaida; 飼田　眞一
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1986-08-26
Filing date: 1986-08-26
Publication date: 1988-03-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の技術分野）この発明は、サーマルヘッドの記録モードの切換えによ
って、文字及び画像に適した効率的な記録を行ない得る
ようにした通電感熱型サーマルヘッドの構造に関する。

（発明の技術的背景とその問題点）感熱記録の形式には溶融転写型と通電感熱型とがあり、
通電感熱型にはさらに垂直通電型と水平通電型とがある
。垂直通電型の熱転写記録は例えば特開昭５６−９３５
８５号公報で示されるものであり、記録電極の位置にお
ける記録用リボンの抵抗体層に通電して発熱させ熱転写
記録を行なっているので記録画素の変調率が小さく、微
細な記録を要する文字記録に向いている。又、水平通電
型の熱転写記録は例えば特開昭６０−１６８６６８号公
報で示されるものであり、二つの電極の間における記録
用リボンの抵抗体層に通電して発熱させ熱転写記録を行
なっているので記録画素の変調率が大きく、ラフな記録
で十分な網点画像の記録に適している。

このように、従来のサーマルヘッドは文字記録に適した
垂直通電型と、網点画像の記録に適した水平通電型とに
分れており、いずれかの記録装置を選択して使用する必
要があった。このため、１つのサーマルヘッドで文字記
録と網点画像の記録とを切換えて使用することが不可能
であった。

（発明の目的）この発明は上述のような事情からなされたものであり、
この発明の目的は、１つのサーマルヘッドで文字記録と
網点画像の記録とを適宜切換えて兼用できるようにした
通電感熱型サーマルヘッドを提供することにある。

（発明の概要）この発明はコモン電極と複数の記録電極とで成る通電感
熱型サーマルヘッドに関するもので、前記コモン電極が
接地のための切換スイッチを有すると共に、前記複数の
記録電極の全て又は一部が所定順に接地のための切換手
段を有しているものである。

（発明の実施例）第３図はこの発明のサーマルヘッドの構造例を示してお
り、導電材で成る平板状のコモン電極２及びロッド状の
複数の記録電極３は絶縁材の基板ｌを挟んで平行に配設
されており、記録面４をインクリボンと接触させてコモ
ン電極２及び記録電極３との間を通電することによって
、インクリボンを加熱して溶融し画像等を転写するよう
になっている。

このようなサーマルヘッドに対して、この発明では第１
図に示すようにコモン電極２を切換スイッチ６を介して
接地すると共に、記録電極３１〜３５にそれぞれ切換ス
イッチ４１〜４５を介挿して電源５に接続するようにし
ている。そして、切　換スイッチ４１，４３．４４及び
６はオン・オフスイッチであり、スイッチ４２及び４５
は接点ａ、　　ｂ及びＣを有する切換スイッチであり、
接点すは接地されると共に、接点Ｃはオーブン状態の構
成となっている。

このような構造において、サーマルヘッドを文字記録に
用いる場合には、切換スイッチ６をオンにしてコモン電
極２を接地し、切換スイッチ４１．４３及び４４を記録
制御信号に応じたオン・オフ制御で用いると共に、切換
スイッチ４２及び４５は接点ａ及び接点Ｃの間で記録制
御信号に応じてオン・オフ的に用いるようにするゆこの
ようにすれば、記録電極３１〜３５には、記録制御信号
に従って各スイッチ接点がオンオフすることにより、電
源５の電圧が印加されたり印加されなかったりするので
、各記録電極３１〜３５とコモン電極２との間のインク
リボンが通電されたり通電されなかったりすることにな
り、これによって通電加熱された画素のインクを熱転写
することができる。この場合には、記録電極３１〜３５
がいずれも記録画素として作用するので、記録紙に記録
されるインクの画素領域は、図示の破線６１〜６５で示
すような記録型８ｉ３１〜３５に対応した画素となる。

これに対して、網点画像を記録する場合には、第２図に
示すように切換スイッチ６をオンオフし、切換スイッチ
４２及び４５の接点をｂとして記録電極３２及び３５を
接地した状態とする。これと共に、切換スイッチ４３を
オフのままとし、記録電極３３では記録を行なわないよ
うにする。

この状態で、切換スイッチ４１及び４４をその記録制御
信号に従ってオン・オフすると、例えばスイッチ４１が
オンされた場合には、隣接した記録電極３１及び３２の
間に電流が流れることになり、インクリボンの記録型８
ｉ３１及び３２に対応する領域が加熱され、図示の破線
６６で示されるような２画素分の広い領域が加熱されて
記録されることになる。又、スイッチ４４をオンにした
場合も同様であり、隣接した記録電極３４及び３５との
間で広い画素領域６６が形成されて画像に適した網点が
形成されることになる。

このように、各記録電極３１〜３５に接続されている切
換スイッチ４１〜４５と、コモン電極２に接続されてい
る切換スイッチ６とを記録モードに従って切換えること
により、第１図のモードでは微細部の記録が必要な文字
記録を行なうことができ、第２図のモードではドツトの
変調率が大きい網点画像の記録を行なうことができる。

なお、上述の実施例では記ｊ３電極の数を５個としてい
るが、この電極数は任意の数とすることが可能であり、
オーブン及び接地の接点を有する切換スイッチを接続す
る電極の位置も任意に変更することができ、オン・オフ
スイッチと関連した位置に所定の順番に介挿することが
できる。

第４図はこの発明のサーマルヘッドの記録の様子を示し
ており、プラテンローラ７０に対向してサーマルヘッド
７１が配設されており、プラテンローラ７０及びサーマ
ルヘッド７１の間を記録紙７２及びインクリボン７３を
通過させることによって、前述したようなサーマルへラ
ド７１の動作によって記録紙７２に画像又は文字を記録
することができる。

又、第５図はサーマルヘッドが１ラインずつの記録を行
なうラインヘッド８０の場合を示しており、プラテンロ
ーラ８６に対向して配置されたラインヘッド８０は１．
送りモータ８１によって図示Ｒ方向に所定単位で搬送さ
れるインクリボン８２及び記録紙８４と同期して駆動さ
れるようになフており、インクリボン８２は巻取モータ
８３で駆動されるローラ８５に巻取られるようになって
いる。

さらに、第６図はサーマルヘッドが所定単位で記録を行
なうシリアルへラド９０の場合を示しており、シリアル
へラド９０はヘッド送りモータ９１及びこれに結合され
た８勤チエーン９２でＰ。

Ｑ方向に往復動されるようになっており、インクリボン
９３はローラ９３＾からシリアルヘッド９０の位置を通
過して巻取ローラ９３Ｂに巻取られるように′なってお
り、記録紙９４はインクリボン９３の下方を紙送りモー
タ９５及びこれに結合されたプラテンローラ９６によっ
てＵ方向に所定長さづつ　送られるようになっている。

このシリアルヘッド９０の記録では、シリアルヘッド９
０をＰ。

Ｑ方向に１ライン分移動して記録を行なった後、記録紙
９４を１行分だけＵ方向に送って次の１ラインを記録し
、１ライン毎の記録を繰返すことによって文字又は画像
の記録を行なうことができる。

一方、第７図はこの発明の更に別の実施例を示しており
、コモン電８ｉ２はオン・オフのスイッチ２１を介して
接地されるようになっており、記録電極３２．３５及び
３８には接点ａ及びｂを有する切換スイッチ１００，１
０１及び１０２が接続され、各す接点は接地されている
。又、記録電極３１、切換スイッチ１００のａ接点、記
録型８ｉ３３及び３４．切換スイッチ１０１のａ接点、
記録電極３６及び３７．切換スイッチ１０２のａ接点は
それぞれトランジスタＱ１〜Ｑ８の各エミッタに接続さ
れており、トランジスタＱｌ〜Ｑ８の各コレクタは電源
＋ｖｅに接続され、各ベースには画素記録のための制御
信号５１〜Ｓ８が人力されるようになっている。また、
切換スイッチ２１，１００〜１０２はそれぞれ記録モー
ドによって切換えられるようになっている。

このような構成において、文字記録モードの場合には切
換スイッチ１００〜１０２の接点をそれぞ　れａとし、
制御信号Ｓｌ〜Ｓ８をトランジスタｑ１〜Ｑ８に入力す
ることにより、記録型′Ｍ１３１〜３８を画素とする記
録を行なうことができる。又、網点画像を記録するモー
ドの場合には、切換スイッチ２１をオフにすると共に、
切換スイッチ１００〜１０２の接点をｂ側とし、制御信
号Ｓｌ、Ｓ４゜Ｓ７をそれぞれトランジスタＱｌ、Ｑ４
．Ｑ７に人力することによって、前述したような大きい
画素ドツトの記録を隣接した記録電極３１−３２．３４
−３５゜３７−３８行の間で行なことができる。ただし
、上述の文字記録の場合は、各記録型Ｆｉ１３１〜３８
に一定時間の制御信号５１−５８を入力して通電するよ
うにし、網点画像の記録の場合には、通電時間の制御に
より画素サイズを変調して記録する。

（発明の効果）以上のようにこの発明のサーマルヘッドによれば、微細
な記録が必要な文字記録にも対処でき、更にはドツトの
変調率が大きい網点画像をも記録することができるので
、１つのサーマルヘッドによるモードの切換によって効
率的な記録を行なうことが可能となる。又、文字記録と
画像記録を容易に切換ることができ、装置も簡略化され
、通電感熱による熱転写記録を広く利用することが可能
となった。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明の一実施例を機能的に示す
構成図、第３図は通電感熱型サーマルヘッドの概略構造
を示す図、第４図は感熱記録の様子を示す側面図、第５
図はラインヘッドによる感熱記録装置の一例を示す図、
第６図はシリアルヘッドによる感熱記録装置の一例を示
す図、第７図はこの発明の他の実施例を示す回路構成図
である。１・・・基板、２・・・コモン電極、３．３１〜３８・
・・記録電極、２１．４１〜４５，１００〜１０２・・
・切換スイッチ、７０・・・プラテン、７１・・・サー
マルヘッド、７２・・・記録紙、７３，８２．９３・・
・インクリボン、８０・・・ラインヘッド、９０・・・
シリアルヘッド。茶２副　　リ。 −ｊ、３　　口＄４　副に茶５　図某　６　図茶７　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コモン電極と複数の記録電極とで成るサーマルヘ
ッドにおいて、前記コモン電極が接地のための切換スイ
ッチを有すると共に、前記複数の記録電極の全て又は一
部が所定順に接地のための切換手段を有していることを
特徴とする通電感熱型サーマルヘッド。
（２）前記切換手段及び前記切換スイッチが電子スイッ
チである特許請求の範囲第１項に記載の通電感熱型サー
マルヘッド。