JPS6353824B2 - - Google Patents
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- JPS6353824B2 JPS6353824B2 JP54133780A JP13378079A JPS6353824B2 JP S6353824 B2 JPS6353824 B2 JP S6353824B2 JP 54133780 A JP54133780 A JP 54133780A JP 13378079 A JP13378079 A JP 13378079A JP S6353824 B2 JPS6353824 B2 JP S6353824B2
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- water
- gel
- absorbing polymer
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- carrageenan
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- Expired
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Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
本発明は含水ゲル芳香消臭剤に関し、さらに詳
しくは、カラギナンおよび／または寒天をゲル化
剤とし、それに香料、および吸水量が自重の30〜
1000倍の吸水性ポリマーを添加してなる含水ゲル
芳香消臭剤に関する。 カラギナンおよび／または寒天をゲル化剤とす
る含水ゲルは、離水しやすいことが良く知られて
いる。それ故に、これらの含水ゲルを基材とする
含水ゲル芳香消臭剤は製品を運搬・貯蔵中、ある
いは陳列中に離水してしばしば商品価値を失なう
ことがある。そこで、離水を防止するために、ゲ
ル化剤の濃度を高くし、または保水剤が添加され
る。保水剤としては、ローカストビーンガム、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム塩、エチレ
ングリコール、イソプロピルアルコールなどが使
用されるが、これらの使用量は比較的多いので、
揮発残滓の増加、およびコスト上昇の原因とな
り、しかもなお、離水性を十分に改良することは
できない。 本発明者らは、これらの欠点を改良するため鋭
意研究した結果、カラギナンおよび／または寒天
をゲル化剤として含水ゲルを製造する際に吸水性
ポリマーを添加すると、離水率が大巾に減少する
ことを見出し、この知見をもとに本発明に到達し
た。 本発明は、カラギナンおよび／または寒天をゲ
ル化剤として、通常の処方および方法で含水ゲル
芳香消臭剤を製造する際に、吸水量が自重の30〜
1000倍の吸水性ポリマーを微量添加することによ
つて達成される。添加された吸水性ポリマーは、
高含水量のゲル粒子となつて、低含水量のゲル中
に分散する。 吸水性ポリマーを添加することによつて水を増
量するか、あるいはゲル化剤、保水剤を減量して
も、ゲルの離水性は悪化せず、その結果、大巾な
コスト減少と、さらに混合時の粘度を変化させる
ことができ作業性の改良を実現することができ
る。 本発明に用いられる吸水性ポリマーは、一般に
はアオニン性基を有するポリマーであり、粉状物
または粒状物として入手できる。例えば、アクリ
レートポリマーのケン化物または部分ケン化物、
ポリアクリル酸ナトリウムなどアニオン性基を有
する水溶性ポリマーの架橋物、でんぷん、アミロ
ース、ポリビニルアルコールなどにアクリレート
モノマーをグラフト重合しケン化した物または部
分的にケン化した物などを挙ることができるが、
これらに限定されるものではなく、水溶性ポリマ
ー、親水性の大きいポリマーを架橋などの手段で
含水量を有限にしたものはすべて本発明に用いる
吸水性ポリマーとして使用できる。 吸水性ポリマーの吸水量は自重の30倍以上ある
ことが必要である。30倍未満でも、離水性低下の
目的は達成できるが、ゲル全体の含水率との差が
小さく、コスト減少の目的に合致しなくなる。吸
水量が多すぎるとゲルは形を保持できなくなるの
で上限は1000倍程度で、好ましくは600倍以下で
ある。 添加量は、ゲル全体の重量の0.02〜１％が好ま
しい。0.02％未満では離水性の低下は十分でな
い。１％をこえて使用しても差支えないが、配合
液の粘度の上昇を来し、また、コスト減少の目的
に合致しなくなる。 本発明に用いられる香料は、特に限定されるも
のではなく従来から含水ゲル芳香消臭剤に添加さ
れていたものをそのまま用いることができる。具
体的には、シトラス香料、フローラル香料などを
用いることができる。 次に、本発明を実施例によつて詳細に説明す
る。なお、実施例における、含水ゲル芳香消臭剤
の製造は次の方法によつた。 カラギナンおよび／または寒天、並びに吸水性
ポリマーを常温の水に分散し、カラギナン単独の
場合は70℃に昇温して30分間かきまぜ、溶解す
る。寒天単独またはカラギナンと寒天を併用する
場合には95℃に昇温し、30分間かきまぜて溶解
し、70℃に溶液温度を下げる。この溶液に香料そ
の他の添加物を加えて、さらに５分間かきまぜた
のち、成形容器に注入し、室温に放冷してゲル化
させた。 ゲルの物性は次のようにして測定した。 離水率：ゲルから約３ｇの円柱を切り出し、100
ml密閉容器に入れて所定温度に16時間保持した
後、ゲル表面をぬぐつて重量を測定した。減量
を離水率（％）で表わす。 離水量：市販ゲル芳香消臭剤の容器にゲル100ｇ
を充填し、−15℃に16時間、45℃に８時間の条
件で５サイクルさせ、容器内面およびゲル表面
をぬぐつて重量を測定した。減量を離水量
（ｇ）で表わす。 実施例１〜４および比較例１ 表１の配合でゲルを作製し、ゲルの物性を測定
した。結果を表１に示した。
しくは、カラギナンおよび／または寒天をゲル化
剤とし、それに香料、および吸水量が自重の30〜
1000倍の吸水性ポリマーを添加してなる含水ゲル
芳香消臭剤に関する。 カラギナンおよび／または寒天をゲル化剤とす
る含水ゲルは、離水しやすいことが良く知られて
いる。それ故に、これらの含水ゲルを基材とする
含水ゲル芳香消臭剤は製品を運搬・貯蔵中、ある
いは陳列中に離水してしばしば商品価値を失なう
ことがある。そこで、離水を防止するために、ゲ
ル化剤の濃度を高くし、または保水剤が添加され
る。保水剤としては、ローカストビーンガム、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム塩、エチレ
ングリコール、イソプロピルアルコールなどが使
用されるが、これらの使用量は比較的多いので、
揮発残滓の増加、およびコスト上昇の原因とな
り、しかもなお、離水性を十分に改良することは
できない。 本発明者らは、これらの欠点を改良するため鋭
意研究した結果、カラギナンおよび／または寒天
をゲル化剤として含水ゲルを製造する際に吸水性
ポリマーを添加すると、離水率が大巾に減少する
ことを見出し、この知見をもとに本発明に到達し
た。 本発明は、カラギナンおよび／または寒天をゲ
ル化剤として、通常の処方および方法で含水ゲル
芳香消臭剤を製造する際に、吸水量が自重の30〜
1000倍の吸水性ポリマーを微量添加することによ
つて達成される。添加された吸水性ポリマーは、
高含水量のゲル粒子となつて、低含水量のゲル中
に分散する。 吸水性ポリマーを添加することによつて水を増
量するか、あるいはゲル化剤、保水剤を減量して
も、ゲルの離水性は悪化せず、その結果、大巾な
コスト減少と、さらに混合時の粘度を変化させる
ことができ作業性の改良を実現することができ
る。 本発明に用いられる吸水性ポリマーは、一般に
はアオニン性基を有するポリマーであり、粉状物
または粒状物として入手できる。例えば、アクリ
レートポリマーのケン化物または部分ケン化物、
ポリアクリル酸ナトリウムなどアニオン性基を有
する水溶性ポリマーの架橋物、でんぷん、アミロ
ース、ポリビニルアルコールなどにアクリレート
モノマーをグラフト重合しケン化した物または部
分的にケン化した物などを挙ることができるが、
これらに限定されるものではなく、水溶性ポリマ
ー、親水性の大きいポリマーを架橋などの手段で
含水量を有限にしたものはすべて本発明に用いる
吸水性ポリマーとして使用できる。 吸水性ポリマーの吸水量は自重の30倍以上ある
ことが必要である。30倍未満でも、離水性低下の
目的は達成できるが、ゲル全体の含水率との差が
小さく、コスト減少の目的に合致しなくなる。吸
水量が多すぎるとゲルは形を保持できなくなるの
で上限は1000倍程度で、好ましくは600倍以下で
ある。 添加量は、ゲル全体の重量の0.02〜１％が好ま
しい。0.02％未満では離水性の低下は十分でな
い。１％をこえて使用しても差支えないが、配合
液の粘度の上昇を来し、また、コスト減少の目的
に合致しなくなる。 本発明に用いられる香料は、特に限定されるも
のではなく従来から含水ゲル芳香消臭剤に添加さ
れていたものをそのまま用いることができる。具
体的には、シトラス香料、フローラル香料などを
用いることができる。 次に、本発明を実施例によつて詳細に説明す
る。なお、実施例における、含水ゲル芳香消臭剤
の製造は次の方法によつた。 カラギナンおよび／または寒天、並びに吸水性
ポリマーを常温の水に分散し、カラギナン単独の
場合は70℃に昇温して30分間かきまぜ、溶解す
る。寒天単独またはカラギナンと寒天を併用する
場合には95℃に昇温し、30分間かきまぜて溶解
し、70℃に溶液温度を下げる。この溶液に香料そ
の他の添加物を加えて、さらに５分間かきまぜた
のち、成形容器に注入し、室温に放冷してゲル化
させた。 ゲルの物性は次のようにして測定した。 離水率：ゲルから約３ｇの円柱を切り出し、100
ml密閉容器に入れて所定温度に16時間保持した
後、ゲル表面をぬぐつて重量を測定した。減量
を離水率（％）で表わす。 離水量：市販ゲル芳香消臭剤の容器にゲル100ｇ
を充填し、−15℃に16時間、45℃に８時間の条
件で５サイクルさせ、容器内面およびゲル表面
をぬぐつて重量を測定した。減量を離水量
（ｇ）で表わす。 実施例１〜４および比較例１ 表１の配合でゲルを作製し、ゲルの物性を測定
した。結果を表１に示した。
【表】
【表】
系共重合体）
吸水量：500g／ポリマー1g
比較例１の配合に吸水性ポリマーを添加した実
施例１のゲルは離水性が大巾に改良されている。
実施例２および３はゲル化剤のカラギナン、保水
剤のイソプロピルアルコール、エチレングリコー
ルを減量しているが、離水性は比較例１より良好
である。実施例４は水を増量しているが、比較例
１に比べ離水性が改良され、コスト低下の目的を
達成している。 実施例 ５〜７ 実施例４と同じ配合で、吸水性ポリマーの種類
を変えた。結果を表２に示した。
吸水量：500g／ポリマー1g
比較例１の配合に吸水性ポリマーを添加した実
施例１のゲルは離水性が大巾に改良されている。
実施例２および３はゲル化剤のカラギナン、保水
剤のイソプロピルアルコール、エチレングリコー
ルを減量しているが、離水性は比較例１より良好
である。実施例４は水を増量しているが、比較例
１に比べ離水性が改良され、コスト低下の目的を
達成している。 実施例 ５〜７ 実施例４と同じ配合で、吸水性ポリマーの種類
を変えた。結果を表２に示した。
【表】
【表】
実施例８〜９および比較例２
表３の配合でゲルを作製し、ゲルの物性を測定
した。結果を表３に示した。
した。結果を表３に示した。
【表】
【表】
比較例２は解凍時に脆化し、多量の水を出すの
に対し、吸水性ポリマーを添加した実施例８およ
び９はいちぢるしい離水性の改良が認められる。
に対し、吸水性ポリマーを添加した実施例８およ
び９はいちぢるしい離水性の改良が認められる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ カラギナンおよび／または寒天をゲル化剤と
し、それに香料、および吸水量が自重の30〜1000
倍の吸水性ポリマーを適量添加して作られた含水
ゲル芳香消臭剤。 ２ 吸水性ポリマーを含水ゲルの全重量に対し
0.02〜１％混合してなる特許請求の範囲第１項記
載の含水ゲル芳香消臭剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13378079A JPS5657451A (en) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | Hydrogel aromatic deodorant |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13378079A JPS5657451A (en) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | Hydrogel aromatic deodorant |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5657451A JPS5657451A (en) | 1981-05-19 |
| JPS6353824B2 true JPS6353824B2 (ja) | 1988-10-25 |
Family
ID=15112807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13378079A Granted JPS5657451A (en) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | Hydrogel aromatic deodorant |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5657451A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5714353A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-25 | Kuraray Co | Composition of gelled aromatic |
-
1979
- 1979-10-17 JP JP13378079A patent/JPS5657451A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5657451A (en) | 1981-05-19 |
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