JPS6353403B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6353403B2
JPS6353403B2 JP58248658A JP24865883A JPS6353403B2 JP S6353403 B2 JPS6353403 B2 JP S6353403B2 JP 58248658 A JP58248658 A JP 58248658A JP 24865883 A JP24865883 A JP 24865883A JP S6353403 B2 JPS6353403 B2 JP S6353403B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
bolt
head
tin
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58248658A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60139909A (ja
Inventor
Yoshikazu Fujisawa
Tatsuya Suzuki
Mitsushi Higuchi
Saburo Shiga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP24865883A priority Critical patent/JPS60139909A/ja
Publication of JPS60139909A publication Critical patent/JPS60139909A/ja
Publication of JPS6353403B2 publication Critical patent/JPS6353403B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は座金組込みボルトの製造方法に関す
る。
マグネシウム合金製部材を鉄系ボルトにより締
結すると、マグネシウム合金と鉄系ボルト間の電
位差によりマグネシウム合金製部材が電気的に腐
食されることがある。この種腐食を防止するため
には、マグネシウム合金製部材と鉄系ボルトとの
間にアルミニウム合金製座金を介在させればよい
が、ボルトと座金とが別々であると、各ボルトに
座金を組込んでボルト締結作業を行わなければな
らないので、作業性が悪く、また保守点検時等に
座金を粉失したり、また組込むのを忘れたりする
おそれがある。
そこで、前記不具合を回避するため、座金を予
めボルトに組込んだ座金組込みボルトが使用され
ている。この座金組込みボルトは、頭部と、それ
より突出する軸部とを備え、その軸部は頭部側に
位置するねじの無い円筒部分と、転造によりねじ
を形成されたねじ部分とを有する鉄系ボルトと、
円筒部分に嵌合されてねじ部材により抜止めされ
た座金とより構成される。
しかしながら、従来の座金組込みボルトは、そ
の耐食性または生産性において以下に述べるよう
な種々の欠点がある。
座金組込みボルトの第1の製造方法としては、
頭部と、それより突出する軸部とを備えた鉄系ボ
ルト素材に亜鉛、クロム、ニツケル等のメツキ、
塗装またはダクロコーテイングを施して耐食被膜
を形成し、次いで軸部にアルミニウム合金製座金
を嵌合し、その後座金を頭部側に寄せて軸部に転
造加工を施すことによりねじを形成することが提
案されているが、前記耐食被膜は展延性に乏しい
ため転造工程及びねじ締結時に軸部より剥離した
り、または割れたりすることがあり、ねじの耐食
性が低下する。
上記欠点を解消する第2の製造方法として、鉄
系ボルト素材の軸部にアルミニウム合金製座金を
嵌合し、次いで軸部に前記同様の転造加工を施
し、その後頭部及び軸部に亜鉛等のメツキ及びク
ロメート処理を施すことが考えられるが、この場
合には座金がメツキ液により溶解されるので座金
にマスキング処理を施さなければならず、その処
理の作業性が悪いため量産性に欠けるという不具
合がある。また転造加工後ダクロコーテイングま
たは塗装により耐食被膜を形成することも考えら
れるが、座金に耐食被膜を形成したのではアルミ
ニウム合金本来の機能が損なわれてるため、やは
りマスキング処理が必要となり、前記同様の不具
合がある。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、従来方
法の上記不具合をすべて解消し得る座金組込みボ
ルトの製造方法を提供することを目的とする。
そして上記目的を達成するために本発明は、頭
部と、該頭部より突出する未加工軸部とを備えた
鉄系ボルト素材に錫または錫合金メツキを施し、
次いで前記未加工軸部にアルミニウム合金製座金
を組込み、その後前記座金を前記頭部側に寄せて
前記未加工軸部に転造加工を施すことによりねじ
を形成することを特徴とする。
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、第1図は本発明方法により製造された
座金組込みボルト1を示し、それは頭部2と、そ
れより突出する軸部3とを備え、その軸部3は頭
部2側に位置するねじの無い円筒部分4と、転造
によりねじを形成されたねじ部分5とを有し、頭
部2及び軸部3には錫または錫合金メツキを施し
た鉄系ボルト6と、円筒部分4に組込まれてねじ
部分5により抜止めされたアルミニウム合金製座
金7とより構成される。
錫合金としては、60〜95%の錫を含有する錫−
亜鉛合金、錫−鉛合金、錫−銅合金等が該当し、
メツキ層の厚さは10±2μ程度が良い。これら錫
または錫合金は鉄系ボルト6との密着性が極めて
良好でボルト諦結時に剥離する等の不具合を生じ
ることがなく、優れた耐食性を示すものである。
次に、第2図により座金組込みボルト1の製造
方法について説明する。
先ず、第2図aに示すように頭部2と、それよ
り突出する未加工軸部8とを備えた鉄系ボルト素
材9を作製する。
次いで、第2図bに示すように鉄系ボルト素材
9を錫または錫合金を用いた電解メツキ槽10に
浸漬してメツキ処理を施す。
メツキ層を有する鉄系ボルト素材9の未加工軸
部8に第2図cに示すようにアルミニウム合金製
座金7を組込む。
次いで、第2図dに示すように座金7を頭部2
側に寄せて未加工軸部8を転造ダイス11,12
間に挟んで転造加工によりねじを形成する。これ
により座金7は軸部3のねじの無い、円筒部分4
にねじ部分5により抜止めされ、座金組込みボル
ト1が得られる。
錫または錫合金よりなるメツキ層は優れた展延
性を有するので、転造加工時にメツキ層が剥離し
たり、または割れるといつた不具合を生じること
がなく、したがつてねじ部分5の耐食性を何等損
うことがない。
その後、第2図eに示すように座金組込みボル
ト1をクロメート処理槽13に浸漬してメツキ槽
の表面に防錆被膜を形成し、耐食性を一層向上さ
せる。
第3図は、前記各工程を経て得られた本発明に
係る座金組込みボルトA,Bと従来のものC〜E
の塩水噴霧試験結果を示す。
座金組込みボルトAは、錫−亜鉛合金よりなる
厚さ8μのメツキ層を有し、同Bは錫よりなる厚
さ8μのメツキ層を有する。
座金組込みボルトCは、厚さ8μの亜鉛メツキ
層の形成、アルミニウム合金製座金の組込み、ね
じの転造加工、クロメート処理の各工程を経て得
られ、座金組込みボルトDは厚さ8μのニツケル
メツキ層の形成、アルミニウム合金製座金の組込
み、ねじの転造加工の各工程を経て得られ、座金
組込みボルトEはダクロコーテイング処理、アル
ミニウム合金製座金の組込み、ねじの転造加工の
各工程を経て得られたものである。
第3図から、本発明方法により得られた座金組
込みボルトA,Bは、従来のものC〜Eに比べて
耐食性が大幅に向上していることが明らかであ
る。
以上のように本発明によれば、頭部と、該頭部
より突出する未加工軸部とを備えた鉄系ボルト素
材に錫または錫合金メツキを施し、次いで未加工
軸部にアルミニウム合金製座金を組込み、その後
座金を頭部側に寄せて未加工軸部に転造加工を施
すことによりねじを形成するので、錫または錫合
金メツキ層の優れた展延性を利用してねじの転造
加工を行うことが可能で、これによりメツキ層の
剥離、割れといつた不具合を生じることのない、
耐食性の優れた座金組込みボルトを得ることがで
きる。また前記製造工程は連続的に行われ、座金
に対するマスキング処理といつた枝道的な作業を
含まないので優秀な量産性を有する。さらにアル
ミニウム合金性座金には、その機能を妨げるよう
な処理を全く行わないので、座金本来の目的を十
分に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により製造される座金組込
みボルトの一実施例の斜視図、第2図a乃至eは
本発明方法を適用した座金組込みボルト製造工程
の一実施例の説明図、第3図は本発明方法により
製造された座金組込みボルトと従来のものとの塩
水噴霧試験結果を示すグラフである。 1……座金組込みボルト、2……頭部、5……
ねじ部分、6……鉄系ボルト、7……アルミニウ
ム合金製座金、8……未加工軸部、9……鉄系ボ
ルト素材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 頭部と、該頭部より突出する未加工軸部とを
    備えた鉄系ボルト素材に錫または錫合金メツキを
    施し、次いで前記未加工軸部にアルミニウム合金
    製座金を組込み、その後前記座金を前記頭部側に
    寄せて前記未加工軸部に転造加工を施すことによ
    りねじを形成することを特徴とする、座金組込み
    ボルトの製造方法。
JP24865883A 1983-12-27 1983-12-27 座金組込みボルトの製造方法 Granted JPS60139909A (ja)

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JPS60139909A JPS60139909A (ja) 1985-07-24
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JPS59217009A (ja) * 1983-05-20 1984-12-07 本田技研工業株式会社 アルミニウム合金製ワツシヤを組込んだ鉄系ボルトの製造方法

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