JPS635320A - フアラデ−ロ−テ−タと光アイソレ−タ - Google Patents

フアラデ−ロ−テ−タと光アイソレ−タ

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JPS635320A
JPS635320A JP14879686A JP14879686A JPS635320A JP S635320 A JPS635320 A JP S635320A JP 14879686 A JP14879686 A JP 14879686A JP 14879686 A JP14879686 A JP 14879686A JP S635320 A JPS635320 A JP S635320A
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JP
Japan
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magneto
polarizer
polarization
plane
optical element
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Application number
JP14879686A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Kurosawa
黒沢 寿久
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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Publication of JPS635320A publication Critical patent/JPS635320A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、ファラデー効果を利用したファラデーローテ
ータ、及び光アイソレータに関する。
(従来の技術) ファラデーローテータは、入射光の偏波面を磁界内でフ
ァラデー効果により所定角度回転させる機能を有し、光
ピツクアップの受光装置等において用いられている。−
方、光アイソレータは、前記のファラデーローテータを
利用してなる装置であり、光を一方向へのみ透過させる
機能を右し、例えば、光フアイバー伝送においては、半
導体レーザ等の光源の安定化や、光ファイバーの接続点
及び人出端などで反射された反射戻り光の除去などを図
り、高い光伝送品質を確保するために使用されている。
ここで、第3図(a)は従来の光アイソレータを示す断
面図であり、同図(b)は同図(a)中の×3−X3線
断面を示す断面図である。
従来の光アイソレータとしでは、例えば、第3図(a)
に示したように、入射光を直線偏光にして出射させる第
1偏光子1と、ファラデー効果を有する磁気光学素子(
ファラデー媒体)2と、磁気光学素子2に磁界を印加す
る磁石3と、磁気光学素子2からの出射光を透過させる
第2偏光子4とから基本的に構成されるものが知られて
いる。なお、第3図(a)及び同図(b)中に図示した
5は、上記した光アイソレータを収納するケースであり
、また、図示した6はアルミニウムからなる円筒状ケー
スである。そして、円筒状ケース6の内側面には第1偏
光子1.!ii!気光学素子2及び第2偏光子4が取り
付りられ、また、その外側面には磁石3が取り付けられ
ている。
この光アイソレータにおいては、矢印a(第3図(a)
参照)の方向(順方向)から伝搬するレーザ光等の入射
光は、第1偏光子1を透過後に直線偏光となって出射さ
れ、そして、第3図(C)に示したように、磁気光学素
子2の反射防止11u2aを被着した入射面に入射する
。次に、入射光は反射膜2bで反射して他方の反射膜2
Cの方向へ進行し、さらに反射膜2Cで反射して反射防
止Pu2dを被着した出昏1面から出射する。このとき
、第1偏光子1からの出射光は、磁気光学索子2内を上
記のように多重反射して伝搬中に、その偏波面が磁石3
の磁界強度により通常45°回転した状態となって磁気
光学索子2から出射し、次に第2偏光子4に入射する。
このとき、第2偏光子4の透過可能の偏波面の傾きが、
予め磁気光学索子2からの出射光の偏波面の傾きく45
°)と等しく設定されているので、磁気光学素子2から
の出射光を透過させる。−方、矢印b(第3図(a)参
照)の方向く逆方向)から伝搬する反射戻り光は、先ず
第2偏光子4を透過し、次に磁気光学素子2内を多重反
射して伝搬することにより、第1偏光子1の透過可能の
偏波面に対して90°傾いた偏波面をもった直線偏光に
なって、第1偏光子1に入射する。
このため、反射戻り光は第1偏光子1を透過することが
できない。以ヒのように、光アイソレータは、順方向の
入射光のみを透過させる。
ここで、第1偏光子1から出)1して磁気光学素子2へ
入射する入射光を、前述したように磁気光学素子2内で
多重反射させる理由を以下に記す。
その入射光の偏波面は、磁気光学素子2内を伝搬中に、
磁石3の磁界強度により所定角度回転〈通常45°)す
る。この回転角度θ(ファラデー回転角θ)は、式θ=
V1H(ここで、■は、ヴエルデ定数、fLは磁気光学
素子内における入射光の伝搬光路長、及びHは磁界強度
)で求められる。
ここで、磁気光学素子2としては、希土類イオンを含有
してなる常磁性ガラス等が用いられているが、いまだ、
そのヴ、エルデ定数■の値が充分に大きななものはない
。従って充分なファラデー回転角θを得ることができな
い。そこで、磁気光学素子2内で入射光を多重反射させ
ることによって伝搬光路長lを長くして、所定のファラ
デー回転角θが得られるようにしている。
なお、ここでは、磁気光学素子2内で入射光を二回反射
(多重反射)させて伝搬光路5立を長くする例を示した
が、入射光の波長等に対応して3回以上反射(多重反射
)させて伝搬光路長りを良くする場合もある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、第1偏光子1から出射して磁気光学素子
2へ入射する入射光を、上述したように磁気光学素子2
内で多重反則させるとき、その入射光を反rA膜2b及
び2Cで反射させて出射面から出射させ、第2偏光子4
の方向へ正確に進行させる為には、反射膜2b及び2C
を被着する各反射面を精密に加工しなければならない。
何故ならば、前記した各反射面を精密に加工しく充分な
加工精度を確保していないと、適正な反則がなされず所
定のファラデー回転角θが得られず、ざらには磁気光学
素子2への入射光が磁気光学素子2内で散乱や干渉など
を起して、その入射光が減衰して磁気光学素子2から出
射される為、その入射光における順方向の損失が大きく
なる。さらに、磁気光学素子2から出射した後に、第2
偏光子4を透過して出射する出射光の出射方向く出射角
度)を規制することもできにくい。さらに、磁気光学素
子2への入射光が磁気光学素子2内で散乱や干渉を起す
と、本来、反射防止膜2dを被着した出射面の方向くず
なわら、順方向)へ進行すべき入射光において、その入
射光の一部が反射防止膜2aを被着した入用面の方向(
すなわら、逆方向)へ戻り、偏光子1を透過して逆方向
へ出射されてしまう場合もある。
また、前記した従来の光アイソレータにおいては、反射
防止nlA 2 aを被着した入射面の径に対応して入
射光の径(入射ビーム径)を所定の値に設定し、かつそ
の入射面の所定領域へ入射光を正確に入射させる必要が
ある。何故ならば、入射ビーム径が入射面の径よりも大
きいと、入射光が磁気光学素子2内へ完全に入射しきれ
ず、その結果、入射光の順方向の損失が増大してしまう
。さらに、磁気光学素子2内で入射光を多重反射させて
いるので、所定領域へ入射光を正確に入射させないと、
やはり所定のファラデー回転角θが1qられない。
上述したように、所定のファラデー回転角θを1q、か
つ順方向の損失を低くし、さらに出射光の出射方向を正
確に規制し、さらに入射光の一部が逆方向へ戻ってしま
うことを防出する為には、特に、反射防止膜2b及び2
Cを被着する各反射面をvi密に加工して磁気光学素子
2を製作しなければならない。しかし、各反射面を精密
に加工しで磁気光学素子2を製作することは、非常に困
難な作業であり、非常に長い時間を費やして行なわれて
いる。
また、上述したように順方向の損失を低くし、所定のフ
ァラデー回転角θを11?る為には、入)1光の入射ビ
ーム径を所定の直に設定し、磁気光学素子2の入射面の
所定領域へ正確に入)Iさせなければならない。しかし
、例えば、集光レンズ等を用いて半導体レーザ光等の入
射ビーム径を所定の値まで縮小して設定すること、及び
入射面の所定領域へ正確に入射させることは非常に困難
である。
本発明は、以上のような事情を鑑みてなされたものであ
り、順方向損失が小さく、所定のファラデー回転角θを
確実に桿ることができ、さらに出射光の出射方向を容易
に規制でき、さらに入射光の一部が磁気光学素子内から
逆方向へ戻ることを防止できる光アイソレータ、及びフ
ァラデーローテータを提供することを目的とする。
C問題点を解決するための手段) 本発明は、上記した目的を達成する為になされたもので
あり、第1発明は、入射光の偏波面を磁界内でファラデ
ー効果により回転させる、前記入射光の方向に所定間隔
を保って配置された複数個の磁気光学素子を具備してな
るファラデーローテータである。また、第2発明は、入
射光を直線偏光にして出射させる第1偏光子と、前記第
1偏光子からの出射光の偏波面を磁界内でファラデー効
果により回転させる、前記出射光の方向に所定間隔を保
って配置された複数個の磁気光学素子と、前記磁気光学
素子から最終的に出射して、偏波面が所定角度まで回転
した直線偏光を透過させる第2偏光子とを具備してなる
光アイソレータである。
(作用) 第2発明の光アイソレータにおいては、第1偏光子から
の出)1光は、複数個の磁気光学素子を仏殿中に偏波面
がそれぞれ回転してゆき、R柊的に磁気光学索子から出
Di L /二ときに、第1偏光子からの出射光の偏波
面は所定角度まで回転する。
(実施例) 以下、先ず、第2発明の実施例による光アイソレータに
ついて511IJ+に説明する。
第1図乃至第2図は本実施例による光アイソレータを示
す図であり、第1図は外側ケースを取り外したときの光
アイソレータを示寸−部断面斜視図、第2図(a)は垂
直断面図、同図(b)は水平断面図、同図fc)は同図
(a)中のX+−X+線断面を示す断面図、及び同図<
d)は同図(a)中の×2−X2線断面を示す断面図で
ある。
本実施例による光アイソレータは、第1図、並びに第2
図(a)及び(blに示したように、第1偏光子7と、
第1磁気光学索了8と、第1磁気光学素子8に磁界を印
加する第11ii1石つと、第2磁気光学素子10と、
第2磁気光学素子10に磁界を印加する第26fi石1
1と、第3磁気光学素子12と、第3磁気光学素子12
に磁界を印加する第3v11石13と、第2偏光子14
とから基本的に構成される。
なお、ここで、本例においては、後記するように第1偏
光子7の側(第1図、並びに第2図(a)及び(b)中
の左側)から入射光が入射する。
第1偏光子7及び第2幅光子14は、入射光を直線偏光
にして出射させる偏光ビームスプリッタからなる偏光子
であり、なお、後記するように第2偏光子14の透過可
能の偏波面は、第1&i光子7の透過可能の偏波面に対
して45°傾くように設置して固着されている。
第1〜第3磁気光学累子8,10及び12は、円柱形状
の常磁性硝子(例; HOYA■HFR−5、寸法−5
mmφ、t=20mm)であり、それぞれの両底面には
反射防止膜(図示せず)が被着されている。そして、第
1〜第3磁気光学素子8.10及び12は、アルミニウ
ム等の非磁性体からなる円筒状ケース15(外径: t
omm、内径:5mm)内にそれぞれ嵌合挿入され、隣
り合う各磁気光学素子8.10及び12の対向する各底
面の間隔が、所定路1i1ft(本例;20mm)を保
持して配置されている。なお、このとき、第1〜第3!
1気光学素子8,10及び12は、第1偏光子7からの
出)1光の方向に所定間隔を保って嵌合して配置されて
いて、さらに、隣り合う各磁気光学索子8,10及び1
2の対向する底面の間は、それぞれ中空となっている。
なお、同様に、第1偏光子7と第1磁気光学素子8の入
射側底面との間、並びに第3磁気光学素子12の出射側
底面と第2偏光子14との間もそれぞれ中空である。
次に、各磁気光学素子8,10及び12に磁界を印加す
る第1〜第3磁石9,11及び13は、焼結型の希土類
磁石(例:5Ill−Co磁石)からなり、その形状は
円筒(外径: 30mm、内径: 10m1l、高さ二
20mm)である。そして、第1〜第3磁石9,11及
び13は、第2 FXI (a)及び(b)に示したよ
うに第1偏光子7の側へNluが向かうようにして、円
筒状ケース15の外側面に沿ってそれぞれ嵌合押通され
て配設される。そしC1第1磁石9は第1v71気光学
素子8を円筒状ケース15の部分を介して包囲し、第2
磁石11は第2磁気光学索子10を円筒状ケース150
部分を介して包囲し、第3磁石13は第3磁気光学索子
12を円筒状ケース15の部分を介して包囲し、このと
き、第1〜第3磁石9.11及び13は、第1〜第3磁
気光学素子8,10及び12に入射する入射光の偏波面
を15°回転させる磁界強度をそれぞれ有する。なお、
第1磁石9と第21it1石11との間、並びに第2磁
石11と第3磁石13との間には、アルミニウム等の非
磁性体からなる円筒状のスペーサ16a及び16b(外
径: 30111m、内径: 10mm、高さ220m
m )がそれぞれ配設され、第1〜第3磁石9゜11及
び13に接着剤を用いてそれぞれ固着されている。なお
、このスペーサ16a及び16bも円筒状ケース15の
外側面に沿って嵌合挿通されて配設され、さらに、この
スペーサ16a及び16bは、第1〜第3磁石9,11
及び13が、前述したように第1偏光子7の側へNIf
!が向かうよう(Vなわち同一極性方向)に配設させた
とき、それぞれの磁石の磁界強度が低下することを防I
Fする作用を果たす。なお、前記したようにして、スペ
ーサ16a及び16t)は第1〜第3磁石9.11及び
13に固着されて一体となり、円筒状ケース15の外側
面に沿ってその軸方向に移動可能の状態で嵌合する。
以上のようにして基本的に構成される光アイソレータに
おいて、第1〜第31ifi石9.11及び13、並び
にスペーサ16a及び16bは、第2図(a)。
(C)及び(d)に示すように底板17kに載置されて
いる。さらに、円筒状ケース15の一端近傍部分は入射
光側の側板18aの部分に固設され、−方、円筒状ケー
ス15の他端近傍部分は出射光側の側板18bの部分に
固設されている(第2図(a)参照)。
また、第1図及び第2図(a)に示したように、固設さ
れた円筒状ケース15の一端の前方(図中の左側)に位
置する側板18aの部分には、前記した第1偏光子7が
固設され、−方、固設された円筒状ケース15の他端の
後方(図中の右側)に位置する側板18bの部分には、
第1偏光子7の透過可能の偏波面に対して45°傾くよ
うに第2偏光子14が固設されている。さらに、円筒状
ケース15の一端近傍部分の上側から、第1の押具19
aによって円筒状ケース15の一端近傍の上側部分は押
えつけられて固設され、−方、円筒状ケース15の他端
近傍部分の上側から、第2の押具19bによって円筒状
ケース15の他端近傍の上側部分も押えつけられて固設
されている(第2図(a)及び(b)参照)。なお、押
具19aは側板18aに、また押具19bは側板18b
に、それぞれ接着剤等によって回前されている。
なお、このとき、第1〜光子7.第1〜第3磁気光学累
子8,10及び12.並びに第2 [1lii光子14
は、入射光に対して光軸上で調整されて配置される。
さらに、第1図並びに第2図(a)及び(b)に示した
ように、側板18a並びに押具19aの面には、円筒状
の磁界強度可変用磁石20(外径: 30mm、内径:
 10mm、高さ: 10mm)が接着剤等によって固
着されている。なお、この磁石20も第1〜第3磁石9
.11及び13と同様の焼結型の希土類磁石からなり、
第1&光子7の側がS極となっている。また、側板18
b及び押具19bにはマイクロメータからなる押圧部2
1が配設され、この抑圧部を回動調節することにより、
−体となった第1磁石9.スペーサ16a、第2晒石1
1.スペー+j16b及び第3!1石13を、円筒状ケ
ース15の軸方向(第1図並びに第2図(a)及び(b
)中のへ方向)に移E)Jさせることが可能となってい
る。
また、第1図並びに第2図(a)及び(b)に示したよ
うに、側根18aには入射光を入射させる為の入射孔2
2が形成され、第1偏光子7へ入)1光を導入させ、ま
た、側板18bには出射孔23が形成され、第2偏光子
14からの出射光を出射する。さらに、第1図中の外側
ケース24を螺子25を用いて所定位胃に螺了留めして
取り付けて、本実施〃1による光アイソレータが製作さ
れる。
次に本実施例による光アイソレータの作動について説明
する。
入射孔22から入射した入射光は第1偏光子7を透過す
ることにより直線偏光となり、次に、第1磁気光学素子
8に入射して第1ra石9の磁界強度によりその偏波面
が反時S1回りに15°回転し、次に、第216気光学
素子10に入射して第21fi11の磁界強度によりそ
の偏波面が更に反時計回りに15°回転し、次に、第3
磁気光学素子12に入射して第31i石13の磁界強度
によりその偏波面が史に反時計回りに15°回転する。
以上のようにして、第3磁気光学索子12から最終的に
出射した81射光の偏波面は、所定角度(本例=45°
)まで反時計回りに回転して第2偏光子14に入射する
。そして、前述したように第2偏光子14の透過可能の
一波面は、第1偏光子7からの出射光の偏波面に対して
予め反時計回りに45°傾けているので、第2偏光子1
4に入射する入射光は第2偏光子14を透過し、出射孔
23から出射する。
一方、出射孔23から入射する反射戻り光は第2偏光子
14を透過後、第3磁気光学索了12に入射して第3磁
石13の磁界強度により一波面が時計回りに15°回転
し、次に、第2磁気光学索子10に入射して第2磁石1
1の磁界強度により偏波面が更に時計回りに15°回転
し、次に、第1磁気光学索子8に入射して第1磁石9の
磁界強度により偏波面が更に時51回りに15°回転す
る。以上のようにして、第1磁気光学素子8から最終的
に出射した反射戻り光の偏波面は、第2偏光子14を透
過後の反射戻り光の偏波面と比して時計回りに45°回
転している。なお、ここで、第1磁気光学索子8から最
終的に出射した反射戻り光の偏波面は、入射孔22側か
らみた場合には、第2偏光子14を透過後の反射戻り光
の偏波面と比べて、反時計回りに45°回転しているこ
とになる。そして、このとき、出射孔23から入射して
第2偏光子14を透過後の反射戻り光の偏波面は、第1
偏光子7の透過可能の偏波面に対して反時計回りに45
°回転し、更に上記したように第1磁気光学素子8から
最終的に出射した反射戻り光の偏波面も、入射孔22側
からみた場合反時J1回りに45°回転しているので、
第1偏光子7に入射する反射戻り光の偏波面は、第1偏
光子7の透過可能の偏波面に対して反時計回りに90゜
回転している。従って、反射戻り光は第1幅光子7を透
過することができず、入射孔22から出射されない。
ところで、光アイソレータは、入射光の波長によって磁
気光学素子の有するベルf定数が異なる等の理由により
、単一の波長の入射光に対してのみ有効に作動する。し
かし、本実施例の光アイソレータにおいては、磁界強度
可変用磁石20を配設し、更に、−体となった第11i
f1石9.スペーサ16a、第21it1石11.スペ
ーサ16b及び第3…石13を、押圧部21を回動調節
して円筒状ケース15の・軸方向(第1図、並びに第2
図(a)及び(b)中のA方向)に移動することができ
、第1〜第3磁気光学素子8,10及び12に印加され
るそれぞれの磁界強度を可変させて調節し、所望のファ
ラデー回転角θを得、異なる波長の入射光に対しても有
効に作動させることができる。
本実施例の光アイソレータによれば、各磁気光学素子が
入射光を多重反射させる為に精密に加工されるべき反α
1面を有しないので、第1〜第3磁気光学索子8,10
及び12を容易に製作して、所定のファラデー回転角θ
を確実に得ることができる。
さらに、入射光が散乱や干渉を起こすことによって、入
)1孔22から入射した入射光の一部が逆方向(すなわ
ち、入射孔22側)に出射されることもなく、さらに人
錦先の順方向損失が増大することもなく、さらに第2偏
光子14を透過して出射される出射光の出射方向を容易
に規制することができる。
また、第1〜第3fa気光学素子8.10及び12の一
方の底面全体を入射面とすることができるので、入射ビ
ーム径をその入射面に対応して大きく設定できる。従っ
て、入射ビーム径を絞り込んで所定の値に設定すること
が容易となり、入射光が磁気光学素子内に入射しきれな
い為に順方向のk)失が増大することを防止でき、さら
に入射光を入射面に入射させることも容易となる。
また、第1〜第3磁石9,11及び13内に、第1〜第
3磁気光学索子8,10及び12がそれぞれ円筒状ケー
ス15の部分を介して包囲されて配設され、また、各磁
気光学索子8,10及び12内で入射光を多重反射させ
ていないので、各磁石9,11及び13の磁界強度の不
均一等に起因する入射光の偏波面の乱れが発生すること
、及び入射光の順方向1n失が増大することも抑制でき
る。
第2発明は、上記した実施例に限定されるものではない
第1及び第2偏光子7及び14としては偏光ビームスプ
リッタ以外に、グラントムソンプリズム。
ローションプリズム、グランフーコープリズム等の偏光
子を用いてもよい。また、第1及び第2偏光子7及び1
4を配設しなければ、光アイソレータとしてではなく、
第1発明の実施例によるファラデーローテータとなり、
本実施例による光アイソレータと同様な効果が得られる
第1〜第3磁気光学素子8,10及び12としては、常
磁性硝子を用いたが、イツトリウム鉄ガーネット(YI
G)などの強磁性体等からなる磁気光学素子を用いても
よく、また、その形状・寸法も適宜選択してよい。また
、第1〜第3磁石9,11及び13は円筒形状であった
が任愈の形状であってよく、さらに電磁石等の磁石であ
ってもよい。
また、本実施例中では第1〜第3磁気光学素了8.10
及び12の各底面の間隔を20mmとしたが、必要に応
じて適宜選択決定してよく、また、その底面に被着する
反射防止膜は必須のものではない。
また、このとき、円筒状のスペーサ16a及び16bの
高さく本例; 20mm)等の寸法や形状も必要に応じ
て決定される。
また、第1〜第3磁気光学素子8.10及び12を透過
後に回転する入射光の偏波面の回転角度も15°に限定
されず、それぞれ適宜選択してよく、この場合には、各
磁石9.11及び13の磁界強度を所望の回転角度に対
応して選択する。また、第3磁気光学素子12から最終
的に出射された出射光の偏波面は、第1偏光子7からの
出射光の偏波面に対して45°回転しているが、この値
に限定されるものではなく、順方向損失を多少犠11に
して例えば354 としてもよい。
また、本実施例中では、磁気光学素子及び磁石をそれぞ
れ3111!Iずつ並設したが、ベルf定数、磁気光学
素子の伝搬光路長、及び磁界強度等を適宜決定すること
によって2個以上の任怠の個数の磁気光学素子及び磁石
を並設してもよい。
また、第1〜第31i石9,11及び13並びにスペー
サ16a及び16bを一体とし、押圧部21によって可
!lll1させるようにし、さらに磁界強度可変用磁石
20を設けたが、単一波長の入射光に対してのみ使用す
る場合には、このような可動機構等を設けなくてもよい
。このとき、スペーサ16a及び16bは必須のもので
はなく、さらに、円筒状ケース15を介さずに、第1〜
第3磁気光学素子8.10及び12を第1〜第3磁石9
,11及び13で包囲して磁界を印加してもよい。さら
に甲−波長の入射光に対して使用できる光アイソレータ
とする場合において、第1〜第311石9.11及び1
3の磁界強度を高めること等を行えばスペーリ゛16a
及び16bは必須のものではない。
なお、第1〜第3磁石9,11及び13は、第1偏光子
7の側へN極が位置するように配設したがS極が位置す
るように配設してもよい。
〔発明の効果] 本発明の光アイソレータ及びファラデーローテータによ
れば、順方向損失が小さく、所定のファラデー回転角θ
を容易に得ることができ、さらに入射光の一部が磁気光
学素子内から逆方向へ戻ることを抑制でき、さらに入射
光を磁気光学素子の入射面に容易に入射させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図は第2発明の実施例による光アイソレ
ータを示す図であり、第1図は外側ケースを取り外した
ときの光アイソレータを示す一部断面斜視図、第2図(
a)は垂直断面図、同図(b)は水平断面図、同図(C
)は同図(a)中のXi−×11断面を示す断面図、及
び同図(d)は同図(a)中のX2−X2線断面を示す
断面図、並びに第3図は従来の光アイソレータを示す図
であり、同図(a)は断面図、同図(blは同図(a)
中の×3−X3線断面を示す断面図、同図(C)は磁気
光学素子を示す断面図である。 7・・・第1偏光子、8.10.12・・・磁気光学素
子、9.11.13・・・磁石、14・・・第2偏光子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入射光の偏波面を磁界内でファラデー効果により
    回転させる、前記入射光の方向に所定間隔を保つて配置
    された複数個の磁気光学素子を具備してなるファラデー
    ローテータ。
  2. (2)入射光を直線偏光にして出射させる第1偏光子と
    、前記第1偏光子からの出射光の偏波面を磁界内でファ
    ラデー効果により回転させる、前記出射光の方向に所定
    間隔を保つて配置された複数個の磁気光学素子と、前記
    磁気光学素子から最終的に出射して、偏波面が所定角度
    まで回転した直線偏光を透過させる第2偏光子とを具備
    してなる光アイソレータ。
JP14879686A 1986-06-25 1986-06-25 フアラデ−ロ−テ−タと光アイソレ−タ Pending JPS635320A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02176622A (ja) * 1988-12-28 1990-07-09 Tokin Corp 光アイソレータ

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