JPS6352422B2 - - Google Patents
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- JPS6352422B2 JPS6352422B2 JP17862181A JP17862181A JPS6352422B2 JP S6352422 B2 JPS6352422 B2 JP S6352422B2 JP 17862181 A JP17862181 A JP 17862181A JP 17862181 A JP17862181 A JP 17862181A JP S6352422 B2 JPS6352422 B2 JP S6352422B2
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- JP
- Japan
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- cathode ray
- glass
- phosphor
- color
- light
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/86—Vessels; Containers; Vacuum locks
- H01J29/863—Vessels or containers characterised by the material thereof
Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はテレビ用、工業用およびその他の特
殊用途を含めたカラーデイスプレイに供されるカ
ラー陰極線管に関するものである。
殊用途を含めたカラーデイスプレイに供されるカ
ラー陰極線管に関するものである。
これ等の陰極線管用のフエースガラスとして使
われるガラスは一般に可視域の光透過率が75%以
上のクリアフエース、60〜75%のグレイフエー
ス、60%以下のテイントフエースというように光
透過率のランクによつて区分され使用されている
が、カラー陰極線管では明るさの面からコントラ
ストを犠牲にしても一般に透過率の良にグレイま
たはクリアフエースが多く使われている。即ち、
外来光を吸収し、コントラストを上げるためには
透過率を下げたテイントガラスが適しているが、
一般にカラー陰極線管の蛍光面の光出力はガラス
の透過率を下げても十分な光を得られる程の能力
はないので、クリア及びグレイガラスを使用しこ
れにコントラストを上げるための試みがガラス以
外の面でいろいろ試みられてきた。その一つがブ
ラツクマトリツクスであり、更に最近ではピグメ
ントフオスフアも使用される様になつた。
われるガラスは一般に可視域の光透過率が75%以
上のクリアフエース、60〜75%のグレイフエー
ス、60%以下のテイントフエースというように光
透過率のランクによつて区分され使用されている
が、カラー陰極線管では明るさの面からコントラ
ストを犠牲にしても一般に透過率の良にグレイま
たはクリアフエースが多く使われている。即ち、
外来光を吸収し、コントラストを上げるためには
透過率を下げたテイントガラスが適しているが、
一般にカラー陰極線管の蛍光面の光出力はガラス
の透過率を下げても十分な光を得られる程の能力
はないので、クリア及びグレイガラスを使用しこ
れにコントラストを上げるための試みがガラス以
外の面でいろいろ試みられてきた。その一つがブ
ラツクマトリツクスであり、更に最近ではピグメ
ントフオスフアも使用される様になつた。
例えば、シヤドウマスク形カラー受像管の場
合、第1図に示す様に内面に蛍光体を塗布したフ
エースガラス部1と、これに例えば低融点半田ガ
ラス等で接合したフアンネル部2と、電子銃を内
蔵するネツク部3と、これらで構成される真空外
囲器の内部の蛍光面近くに設けられるシヤドウマ
スク4等によつて構成される。このシヤドウマス
ク4は、たとえば第2図に示すようにシヤドウマ
スク4の穴に対して各固有の角度を持つて通過す
る電子ビーム5B,5G,5Rが、これらの到達
点に形成された各発光色の蛍光体ドツト6B,6
G,6Rにそれぞれ対応して射突するように色選
別電極としての機能を有するものである。このよ
うな構成のカラー受像管のフエースガラス部1と
しては、たとえば第4図の曲線に示すような分
光透過率を持つグレーガラスが従来多く用いられ
ていたが、ここ数年来、たとえば第3図に示すよ
うに青、緑、赤の各色の蛍光体ドツト6B,6
G,6Rの間を黒色塗料からなる光吸収物質7で
埋めたブラツクマトリツクスタイプが主流を占め
るようになり、フエースガラスも第4図の曲線
のような光透過率の高いクリアガラスが主として
用いられるようになつた。これはクリアガラスを
用いることによつて、蛍光体の発光をより多く管
外に取り出す一方、ブラツクマトリツクス膜によ
つて、外来光やフエースガラス表面で反射して、
再び蛍光膜方向に戻る光を吸収することによつ
て、コントラストの向上を図るためである。さら
に近年になつて、各蛍光体の発光色のみを選択的
に反射率が増大するように各蛍光体に顔料を加え
たピグメントフオスフアが使われるようになりコ
ントラストは一段と改善された。
合、第1図に示す様に内面に蛍光体を塗布したフ
エースガラス部1と、これに例えば低融点半田ガ
ラス等で接合したフアンネル部2と、電子銃を内
蔵するネツク部3と、これらで構成される真空外
囲器の内部の蛍光面近くに設けられるシヤドウマ
スク4等によつて構成される。このシヤドウマス
ク4は、たとえば第2図に示すようにシヤドウマ
スク4の穴に対して各固有の角度を持つて通過す
る電子ビーム5B,5G,5Rが、これらの到達
点に形成された各発光色の蛍光体ドツト6B,6
G,6Rにそれぞれ対応して射突するように色選
別電極としての機能を有するものである。このよ
うな構成のカラー受像管のフエースガラス部1と
しては、たとえば第4図の曲線に示すような分
光透過率を持つグレーガラスが従来多く用いられ
ていたが、ここ数年来、たとえば第3図に示すよ
うに青、緑、赤の各色の蛍光体ドツト6B,6
G,6Rの間を黒色塗料からなる光吸収物質7で
埋めたブラツクマトリツクスタイプが主流を占め
るようになり、フエースガラスも第4図の曲線
のような光透過率の高いクリアガラスが主として
用いられるようになつた。これはクリアガラスを
用いることによつて、蛍光体の発光をより多く管
外に取り出す一方、ブラツクマトリツクス膜によ
つて、外来光やフエースガラス表面で反射して、
再び蛍光膜方向に戻る光を吸収することによつ
て、コントラストの向上を図るためである。さら
に近年になつて、各蛍光体の発光色のみを選択的
に反射率が増大するように各蛍光体に顔料を加え
たピグメントフオスフアが使われるようになりコ
ントラストは一段と改善された。
しかしながら、これらの改善策はいずれも性能
こそ大きく向上したものの、十分といえるレベル
ではなく、さらに、高輝度、高コントラストに対
する市場の要求はかなり強い。加えて、コンピユ
ーターの端末表示用等に使用するような場合、多
くは画面の一部分に文字や記号、グラフ等が表示
され、有効画面面積に対して発光部分の面積率が
10%以下というような使われ方もあり、輝度を損
うことのないようにコントラストを向上させるこ
とは大きな問題となつている。
こそ大きく向上したものの、十分といえるレベル
ではなく、さらに、高輝度、高コントラストに対
する市場の要求はかなり強い。加えて、コンピユ
ーターの端末表示用等に使用するような場合、多
くは画面の一部分に文字や記号、グラフ等が表示
され、有効画面面積に対して発光部分の面積率が
10%以下というような使われ方もあり、輝度を損
うことのないようにコントラストを向上させるこ
とは大きな問題となつている。
この発明はこれを改善するために、フエースガ
ラスの光透過率に波長選択性を持たせることによ
つて、蛍光体の発光エネルギーに対する光透過率
を最大にし、蛍光体の発光スペクトルの存在しな
い波長域の光透過率を低くしてコントラストを大
幅に向上させるものである。
ラスの光透過率に波長選択性を持たせることによ
つて、蛍光体の発光エネルギーに対する光透過率
を最大にし、蛍光体の発光スペクトルの存在しな
い波長域の光透過率を低くしてコントラストを大
幅に向上させるものである。
発明者は従来の陰極線管のフエースガラスの分
光透過率が、いづれも可視域にわたつてフラツト
な特性を有していることに問題を感じた。
光透過率が、いづれも可視域にわたつてフラツト
な特性を有していることに問題を感じた。
すなわち、従来はこれ等のカラー陰極線管の蛍
光体は青、緑、赤色共にかなり広帯域な発光スペ
クトルを有するもので構成されていたが、近年蛍
光体の著しい発展により、たとえば緑では
Gd2O2S:Tb、赤ではY2O2S:Euのように、例
えば第6図にその発光スペクトルを示すようにほ
ぼラインスペクトルの発光特性を示す様な蛍光物
質が作られるようになつた。この様に蛍光体の発
光スペクトルがライン化すれば当然のことながら
フエースガラスとしても分光透過率を可視域全域
にわたつてフラツトにする必要は全くなく、選択
的な波長吸収特性を持つものが有利となる。この
発明はこの様な要求に最適な分光透過率特性を持
つフエースガラス材料として、たとえば470〜
480,510〜530,570〜585mm付近の波長域で光吸
収特性を持つネオジウム酸化物(Neodymium
Oxide−Nd2O3)を含有させたものを使用するこ
とによつて応えようとするものである。
光体は青、緑、赤色共にかなり広帯域な発光スペ
クトルを有するもので構成されていたが、近年蛍
光体の著しい発展により、たとえば緑では
Gd2O2S:Tb、赤ではY2O2S:Euのように、例
えば第6図にその発光スペクトルを示すようにほ
ぼラインスペクトルの発光特性を示す様な蛍光物
質が作られるようになつた。この様に蛍光体の発
光スペクトルがライン化すれば当然のことながら
フエースガラスとしても分光透過率を可視域全域
にわたつてフラツトにする必要は全くなく、選択
的な波長吸収特性を持つものが有利となる。この
発明はこの様な要求に最適な分光透過率特性を持
つフエースガラス材料として、たとえば470〜
480,510〜530,570〜585mm付近の波長域で光吸
収特性を持つネオジウム酸化物(Neodymium
Oxide−Nd2O3)を含有させたものを使用するこ
とによつて応えようとするものである。
例えばその一例について第5図の曲線,の
様な分光透過率を持つガラスが前述のNd2O3を微
量混入したことによつて実現出来る。
様な分光透過率を持つガラスが前述のNd2O3を微
量混入したことによつて実現出来る。
即ち、Nd2O3を0.5重量%含有するのを曲線、
1.0%のものを曲線、としてその分光透過率を
図示した。この透過率はガラスの板厚10.0mmにお
ける実測値を示すものでほぼ一般のカラー陰極線
管のフエースガラスの中央部の肉厚に等しいもの
であるが、小形陰極線管の様にフエースガラスの
肉厚の薄いものではNd2O3の含有量を増やしてや
ることによつて等価の効果を得ることが出来る。
その含有量の目途としては肉厚10mm程度のときは
0.3〜2.0重量%、肉厚2mm程度の極めて薄いとき
には5.0〜10.0重量%位が適当で、肉厚と含有量
との関係は反比例となつており、含有量はこれよ
り少ないと効果が少なく、これよりも多くてもガ
ラスの溶解性が悪くなるなどの逆効果が出たり、
材料費のアツプ等のマイナス要因が多くなつてく
る。
1.0%のものを曲線、としてその分光透過率を
図示した。この透過率はガラスの板厚10.0mmにお
ける実測値を示すものでほぼ一般のカラー陰極線
管のフエースガラスの中央部の肉厚に等しいもの
であるが、小形陰極線管の様にフエースガラスの
肉厚の薄いものではNd2O3の含有量を増やしてや
ることによつて等価の効果を得ることが出来る。
その含有量の目途としては肉厚10mm程度のときは
0.3〜2.0重量%、肉厚2mm程度の極めて薄いとき
には5.0〜10.0重量%位が適当で、肉厚と含有量
との関係は反比例となつており、含有量はこれよ
り少ないと効果が少なく、これよりも多くてもガ
ラスの溶解性が悪くなるなどの逆効果が出たり、
材料費のアツプ等のマイナス要因が多くなつてく
る。
これ等のガラスは第5図の曲線を見てもあきら
かな様に570〜585mmの波長域に大きな吸収帯が出
来るので、例えば第6図の様な発光スペクトルの
蛍光体を組合せて使用することによつて光出力を
犠牲にすることなくコントラストを向上させるこ
とが可能になる。
かな様に570〜585mmの波長域に大きな吸収帯が出
来るので、例えば第6図の様な発光スペクトルの
蛍光体を組合せて使用することによつて光出力を
犠牲にすることなくコントラストを向上させるこ
とが可能になる。
この様に蛍光体にラインスペクトルの発光特性
を有するものを用い、更にフエースガラスを波長
選択性を持たせた材料で形成することは従来のブ
ラツクマトリツクス技術やピグメントフオスフア
技術にそのまま付加できるものであり、これらを
総合的に組合せることによつてコントラスト特性
のきわめてすぐれた理想的なカラー陰極線管を得
ることができる。特にピグメントフオスフアとの
組合せは波長選択特性をより促進するものであ
り、これらの組合せで著しい効果を期待すること
ができる。
を有するものを用い、更にフエースガラスを波長
選択性を持たせた材料で形成することは従来のブ
ラツクマトリツクス技術やピグメントフオスフア
技術にそのまま付加できるものであり、これらを
総合的に組合せることによつてコントラスト特性
のきわめてすぐれた理想的なカラー陰極線管を得
ることができる。特にピグメントフオスフアとの
組合せは波長選択特性をより促進するものであ
り、これらの組合せで著しい効果を期待すること
ができる。
この発明は以上述べたように、フエースガラス
の光透過率に波長選択性をもたせて蛍光体の発光
スペクトル帯域の光透過率を選択的に向上させ、
非発光スペクトル帯域の光吸収を増大させるよう
にしたので、輝度を犠牲にすることなく外光に対
するコントラストを向上させることができ、明る
く、コントラストの良い鮮明なカラー画像の得ら
れるカラー陰極線管を提供することができる。
の光透過率に波長選択性をもたせて蛍光体の発光
スペクトル帯域の光透過率を選択的に向上させ、
非発光スペクトル帯域の光吸収を増大させるよう
にしたので、輝度を犠牲にすることなく外光に対
するコントラストを向上させることができ、明る
く、コントラストの良い鮮明なカラー画像の得ら
れるカラー陰極線管を提供することができる。
なお、この発明は青、緑、赤の3色の蛍光体を
使用したカラー陰極線管の場合について説明した
が、たとえば、これ等の青、緑、赤の蛍光体を適
量づつ混合して作つた白色に発光する蛍光体を組
合せた白、緑、赤の組合せのカラー陰極線管や、
緑と赤の蛍光体を混合もしくは多層膜で形成した
ビームペネトレーシヨン形陰極線管でも効果があ
ることはもちろんである。
使用したカラー陰極線管の場合について説明した
が、たとえば、これ等の青、緑、赤の蛍光体を適
量づつ混合して作つた白色に発光する蛍光体を組
合せた白、緑、赤の組合せのカラー陰極線管や、
緑と赤の蛍光体を混合もしくは多層膜で形成した
ビームペネトレーシヨン形陰極線管でも効果があ
ることはもちろんである。
また、これまではカラー陰極線管のみについて
説明してきたが、単色のブラウン管の場合にも、
従来からのP4蛍光体を使用する場合を除き、青、
緑、赤の三色の蛍光体を混合して作つた白色蛍光
体を使用したものや、Gd2O2S:TbやY2SiO5:
Tb等の540〜550mm付近に線形の発光主波長を持
つ蛍光体を使用した陰極線管などへの応用も考え
られる。
説明してきたが、単色のブラウン管の場合にも、
従来からのP4蛍光体を使用する場合を除き、青、
緑、赤の三色の蛍光体を混合して作つた白色蛍光
体を使用したものや、Gd2O2S:TbやY2SiO5:
Tb等の540〜550mm付近に線形の発光主波長を持
つ蛍光体を使用した陰極線管などへの応用も考え
られる。
尚、このNd2O3を混入したガラスは、若干青紫
色の体色を呈するが、微量のニツケル、コバル
ト、クロム、鉄等の金属を添加することで体色の
調整を行うことも可能であり、発明者等の実験で
は特に微量のクロムを添加したものが最適で、そ
の添加量はCr2O3の形で100ppm以下が最も好ま
しい色調のガラスにすることが出来ることをつき
とめた。
色の体色を呈するが、微量のニツケル、コバル
ト、クロム、鉄等の金属を添加することで体色の
調整を行うことも可能であり、発明者等の実験で
は特に微量のクロムを添加したものが最適で、そ
の添加量はCr2O3の形で100ppm以下が最も好ま
しい色調のガラスにすることが出来ることをつき
とめた。
この様に陰極線管のフエースガラス中にNd2O3
を添加したガラスを使用することによつて蛍光体
の発光スペクトルとガラスの透過スペクトルを合
致させることにより、不要な外光のフエースガラ
スでの吸収を増し陰極線管の輝度とコントラスト
の関係を大巾に改善することが出来た。
を添加したガラスを使用することによつて蛍光体
の発光スペクトルとガラスの透過スペクトルを合
致させることにより、不要な外光のフエースガラ
スでの吸収を増し陰極線管の輝度とコントラスト
の関係を大巾に改善することが出来た。
第1図はシヤドウマスク式カラー受像管の概略
断面図、第2図は蛍光体ドツトとシヤドウマスク
及び電子ビームの関係図、第3図はブラツクマト
リツクス蛍光面の説明図、第4図は従来のカラー
陰極線管用フエースガラスの分光透過率特性を示
す図、第5図はこの発明の陰極線管のフエースガ
ラスの分光透過率特性の例を示す図、第6図は使
用する代表的な蛍光体の発光スペクトルを示す図
である。 図中、1はフエースガラス、6B,6G,6R
は蛍光体ドツトである。なお、図中、同一符号は
同一または相当部分を示す。
断面図、第2図は蛍光体ドツトとシヤドウマスク
及び電子ビームの関係図、第3図はブラツクマト
リツクス蛍光面の説明図、第4図は従来のカラー
陰極線管用フエースガラスの分光透過率特性を示
す図、第5図はこの発明の陰極線管のフエースガ
ラスの分光透過率特性の例を示す図、第6図は使
用する代表的な蛍光体の発光スペクトルを示す図
である。 図中、1はフエースガラス、6B,6G,6R
は蛍光体ドツトである。なお、図中、同一符号は
同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 陰極線管のフエースガラスとして、肉厚10mm
のフエースガラス材料に0.3〜2.0重量%のNd2O3
と微量のクロムを混入した時に相当する光学的特
性が得られる分量のNd2O3及びクロムを混入した
ガラスを使用することを特徴とする陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17862181A JPS57107535A (en) | 1981-11-07 | 1981-11-07 | Cathode ray tube |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17862181A JPS57107535A (en) | 1981-11-07 | 1981-11-07 | Cathode ray tube |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11998380A Division JPS5761239A (en) | 1980-05-29 | 1980-08-28 | Cathode-ray tube |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57107535A JPS57107535A (en) | 1982-07-05 |
JPS6352422B2 true JPS6352422B2 (ja) | 1988-10-19 |
Family
ID=16051644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17862181A Granted JPS57107535A (en) | 1981-11-07 | 1981-11-07 | Cathode ray tube |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57107535A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3004091U (ja) * | 1994-03-10 | 1994-11-08 | 株式会社川瀬トレーディング | 小物入れ |
-
1981
- 1981-11-07 JP JP17862181A patent/JPS57107535A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3004091U (ja) * | 1994-03-10 | 1994-11-08 | 株式会社川瀬トレーディング | 小物入れ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57107535A (en) | 1982-07-05 |
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