JPS6352264B2 - - Google Patents
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- JPS6352264B2 JPS6352264B2 JP57096424A JP9642482A JPS6352264B2 JP S6352264 B2 JPS6352264 B2 JP S6352264B2 JP 57096424 A JP57096424 A JP 57096424A JP 9642482 A JP9642482 A JP 9642482A JP S6352264 B2 JPS6352264 B2 JP S6352264B2
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- JP
- Japan
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- rotating body
- rotation
- rotates
- main rotating
- main
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 20
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 11
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H15/00—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
- F16H15/02—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
- F16H15/46—Gearings providing a discontinuous or stepped range of gear ratios
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、テープレコーダーなどのように、モ
ータを正逆回転させることにより、被回転駆動
体、例えば巻取りリール台を回転駆動して磁気テ
ープを巻取るようにした回転駆動力伝達装置に関
するものである。
ータを正逆回転させることにより、被回転駆動
体、例えば巻取りリール台を回転駆動して磁気テ
ープを巻取るようにした回転駆動力伝達装置に関
するものである。
上記のような従来の回転駆動力伝達方式、例え
ば摩擦板とバネ、永久磁石とヒステリシス材料の
組み合わせを利用した方式において、被回転駆動
体を回転駆動中は、摩擦板やヒステリシス材料に
よるトルク損失が生じ、構造上、そのトルク損失
を取り除くことができなかつた。このため、駆動
用モータに必要以外のトルク(トルク損失分)が
必要になり、モータ電流も多く流されなければな
らなかつた。
ば摩擦板とバネ、永久磁石とヒステリシス材料の
組み合わせを利用した方式において、被回転駆動
体を回転駆動中は、摩擦板やヒステリシス材料に
よるトルク損失が生じ、構造上、そのトルク損失
を取り除くことができなかつた。このため、駆動
用モータに必要以外のトルク(トルク損失分)が
必要になり、モータ電流も多く流されなければな
らなかつた。
また、モータの回転方向に応じて所望の被回転
駆動体を回転駆動させるには機構が複雑になり、
部品点数も多くなり、動作の信頼性が低下し、さ
らに組立性も悪く、煩雑なものになつていた。
駆動体を回転駆動させるには機構が複雑になり、
部品点数も多くなり、動作の信頼性が低下し、さ
らに組立性も悪く、煩雑なものになつていた。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し、
被回転駆動体を回転駆動中は、トルク損失がほと
んど生じない構造で、しかも構成部品点数が少な
く、簡単な部品構成で、モータの動力をモータの
回転方向に応じて所望の被回転駆動体に確実に伝
達するようにし、動作の信頼性が高く、組立性の
よい回転動力伝達装置を提供するものである。
被回転駆動体を回転駆動中は、トルク損失がほと
んど生じない構造で、しかも構成部品点数が少な
く、簡単な部品構成で、モータの動力をモータの
回転方向に応じて所望の被回転駆動体に確実に伝
達するようにし、動作の信頼性が高く、組立性の
よい回転動力伝達装置を提供するものである。
以下、本発明をビデオテープレコーダに応用し
た例で説明する。
た例で説明する。
第1図は本発明の一実施例の要部分解斜視図、
第2図乃至第5図はそれぞれ同実施例の各状態に
おける要部平面図、第6図は同実施例の要部側面
図、第7図は第6図の側断面図である。それらの
図面において、主回転体1はモータ2のモータ軸
3に圧入されており、モータ軸3と一体的に回転
する。
第2図乃至第5図はそれぞれ同実施例の各状態に
おける要部平面図、第6図は同実施例の要部側面
図、第7図は第6図の側断面図である。それらの
図面において、主回転体1はモータ2のモータ軸
3に圧入されており、モータ軸3と一体的に回転
する。
第1図、第5図、第7図において、第1の回転
体4はモータ軸3に回転自在に遊嵌されており、
主回転体1が時計方向に回転すると、主回転体1
の溝部1aと第1の回転体4の溝部4aにともに
或る間隙をもつてはまりあつている切片5が主回
転1に追従して、モータ軸心を中心に溝部4aに
沿つて時計方向に回転移動し、切片5の端5aが
第1の回転体4の止め部4bに当接し、第1の回
転体4も時計方向に回転する。主回転体1が反時
計方向に回転すると、切片5も主回転体1に追従
して、溝部4aに沿つて反時計方向に回転移動す
るが、切片5は溝部4aのどこにも引かかること
がないので、第1の回転体4は回転しない。以上
の主回転体1、第1の回転体4、切片5で第1の
一方向性クラツチ機構が構成されている。第3
図、第7図において、第2の回転体6はモータ軸
3に回転自在に遊嵌されており、主回転体1が反
時計方向に回転すると、主回転体1の溝部1bと
第2の回転体6の溝部6aに、ともに或る間隙を
もつてはまりあつている切片7が主回転体1に追
従して、モータ軸心を中心に溝部6aに沿つて反
時計方向に回転移動し、切片7の端7aが第2の
回転体6の止め部6bに当接し、第2の回転体6
も反時計方向に回転する。主回転体1が時計方向
に回転すると、切片7も主回転体1に追従して、
溝部6aに沿つて時計方向に回転移動するが、切
片7は溝部6aのどこにも引つかかることがない
ので、第2の回転体6は回転しない。以上の主回
転体1、第2の回転体6、切片7で第2の一方向
性クラツチ機構が構成されている。回動部材8、
軸9、軸受部材10は回動手段を構成しており、
回動部材8はモータ軸3に回動自在に遊嵌されて
おり、その一端に植設された軸9には揺動可能な
軸受部材10が取付けられている。回転伝達部材
11は揺動部材10の一端に植設された軸12に
回動自在に設けられており、揺動部材10が回動
部材8に対して揺動することにより、回転伝達部
材11が主回転体1と接離するようにしてある。
作動部材13、第1および第2の係合部材13a
と13bは一体的に構成しており、作動部材1
3、第1および第2の係合部材13aと13b、
軸15、ローラ16とで係止手段を構成してい
る。作動部材13は回動部材8の他端に植設され
た軸14に回動自在に設けられ、第1の係合部材
13a、第2の係合部材13b、植設した軸1
5、および該軸15に回転自在のローラ16とが
設けてある。弾性部材17と凸部20は付勢手段
を構成している。弾性部材17はローラ16に当
接しており、自身のもつ弾性力により、作動部材
13に軸14を中心にした時計方向、もしくは反
時計方向の回転モーメントをかけるようにしてい
る。第3図において、第1の被回転体18、回転
伝達部材11、主回転体1は、お互いに接し合つ
ているため、弾性部材17からローラ16を介し
てモータ軸3を中心とした時計方向の回転モーメ
ントを受けても、回動部材8は回動できないので
あるが、作動部材13は軸14を中心に回動自在
であるため、軸14を中心とした時計方向の回転
モーメントを受け、第3図に示すように、第2の
係合部材13bが第2の回転体6に当接し、圧接
して、作動部材13の回動が制止される。この
時、第1の係止爪4cと第1の係合部材13aと
が係合しない位置に第1の係合部材13aを配置
している。この状態でモータ軸3が反時計方向に
回転すると、前述した第2の一方向性クラツチ機
構により、第2の回転体6も反時計方向に回転し
はじめる。そして、第2の回転体6に設けている
第2の係止爪6cが、第2の係合部材13bによ
つて係止され、第2の回転体6と第2の係合部材
13bが一体的となり、その結果、第2の回転体
6の反時計方向の回転トルクは第2の係合部材1
3bを介して、軸14に伝達され、回動部材8に
まで伝達され、回動部材8をモータ軸3を中心に
反時計方向に回動させる。さらにモータ軸3が反
時計方向に回転すると回動部材8も反時計方向に
回転してゆき、回転伝達部材11が第2の被回転
駆動体19に近づくと、回動部材8は第4図に示
すようにモータ軸3よりも右側に位置してくるた
め、作動部材13には軸14を中心にした反時計
方向の回転モーメントが発生し、軸14を中心に
反時計方向に回動し、第5図に示すように、第1
の係合部材13aが第1の回転体4に当接し、回
動が制止される。この時、第2の係止爪6cと第
2の係合部材13bとが係合しない位置に第2の
係合部材13bを配置している。この状態で第1
の回転体4が時計方向に回転すると、第1の回転
体4に設けている第1の係止爪4cと第1の係合
部材13aが係合し、主回転体1の回転力が回動
部材8に伝達され、回動部材8が時計方向に回動
するようにしている。
体4はモータ軸3に回転自在に遊嵌されており、
主回転体1が時計方向に回転すると、主回転体1
の溝部1aと第1の回転体4の溝部4aにともに
或る間隙をもつてはまりあつている切片5が主回
転1に追従して、モータ軸心を中心に溝部4aに
沿つて時計方向に回転移動し、切片5の端5aが
第1の回転体4の止め部4bに当接し、第1の回
転体4も時計方向に回転する。主回転体1が反時
計方向に回転すると、切片5も主回転体1に追従
して、溝部4aに沿つて反時計方向に回転移動す
るが、切片5は溝部4aのどこにも引かかること
がないので、第1の回転体4は回転しない。以上
の主回転体1、第1の回転体4、切片5で第1の
一方向性クラツチ機構が構成されている。第3
図、第7図において、第2の回転体6はモータ軸
3に回転自在に遊嵌されており、主回転体1が反
時計方向に回転すると、主回転体1の溝部1bと
第2の回転体6の溝部6aに、ともに或る間隙を
もつてはまりあつている切片7が主回転体1に追
従して、モータ軸心を中心に溝部6aに沿つて反
時計方向に回転移動し、切片7の端7aが第2の
回転体6の止め部6bに当接し、第2の回転体6
も反時計方向に回転する。主回転体1が時計方向
に回転すると、切片7も主回転体1に追従して、
溝部6aに沿つて時計方向に回転移動するが、切
片7は溝部6aのどこにも引つかかることがない
ので、第2の回転体6は回転しない。以上の主回
転体1、第2の回転体6、切片7で第2の一方向
性クラツチ機構が構成されている。回動部材8、
軸9、軸受部材10は回動手段を構成しており、
回動部材8はモータ軸3に回動自在に遊嵌されて
おり、その一端に植設された軸9には揺動可能な
軸受部材10が取付けられている。回転伝達部材
11は揺動部材10の一端に植設された軸12に
回動自在に設けられており、揺動部材10が回動
部材8に対して揺動することにより、回転伝達部
材11が主回転体1と接離するようにしてある。
作動部材13、第1および第2の係合部材13a
と13bは一体的に構成しており、作動部材1
3、第1および第2の係合部材13aと13b、
軸15、ローラ16とで係止手段を構成してい
る。作動部材13は回動部材8の他端に植設され
た軸14に回動自在に設けられ、第1の係合部材
13a、第2の係合部材13b、植設した軸1
5、および該軸15に回転自在のローラ16とが
設けてある。弾性部材17と凸部20は付勢手段
を構成している。弾性部材17はローラ16に当
接しており、自身のもつ弾性力により、作動部材
13に軸14を中心にした時計方向、もしくは反
時計方向の回転モーメントをかけるようにしてい
る。第3図において、第1の被回転体18、回転
伝達部材11、主回転体1は、お互いに接し合つ
ているため、弾性部材17からローラ16を介し
てモータ軸3を中心とした時計方向の回転モーメ
ントを受けても、回動部材8は回動できないので
あるが、作動部材13は軸14を中心に回動自在
であるため、軸14を中心とした時計方向の回転
モーメントを受け、第3図に示すように、第2の
係合部材13bが第2の回転体6に当接し、圧接
して、作動部材13の回動が制止される。この
時、第1の係止爪4cと第1の係合部材13aと
が係合しない位置に第1の係合部材13aを配置
している。この状態でモータ軸3が反時計方向に
回転すると、前述した第2の一方向性クラツチ機
構により、第2の回転体6も反時計方向に回転し
はじめる。そして、第2の回転体6に設けている
第2の係止爪6cが、第2の係合部材13bによ
つて係止され、第2の回転体6と第2の係合部材
13bが一体的となり、その結果、第2の回転体
6の反時計方向の回転トルクは第2の係合部材1
3bを介して、軸14に伝達され、回動部材8に
まで伝達され、回動部材8をモータ軸3を中心に
反時計方向に回動させる。さらにモータ軸3が反
時計方向に回転すると回動部材8も反時計方向に
回転してゆき、回転伝達部材11が第2の被回転
駆動体19に近づくと、回動部材8は第4図に示
すようにモータ軸3よりも右側に位置してくるた
め、作動部材13には軸14を中心にした反時計
方向の回転モーメントが発生し、軸14を中心に
反時計方向に回動し、第5図に示すように、第1
の係合部材13aが第1の回転体4に当接し、回
動が制止される。この時、第2の係止爪6cと第
2の係合部材13bとが係合しない位置に第2の
係合部材13bを配置している。この状態で第1
の回転体4が時計方向に回転すると、第1の回転
体4に設けている第1の係止爪4cと第1の係合
部材13aが係合し、主回転体1の回転力が回動
部材8に伝達され、回動部材8が時計方向に回動
するようにしている。
また、第2図、第4図に示すように、回転伝達
部材11が主回転体1と第1の被回転駆動体(リ
ール台)18または第2の被回転駆動体(リール
台)19とに当接している時は、弾性部材17の付
勢力により、回転伝達部材11がローラ16,作
動部材13、回動部材8を介して、主回転体1と
第1の被回転駆動体18もしくは第2の被回転駆
動体19とに圧接され、主回転体1の回転力が回
転伝達部材11を介して第1の被回転駆動体18
または第2の被回転駆動体19に確実に伝達され
るようになつている。
部材11が主回転体1と第1の被回転駆動体(リ
ール台)18または第2の被回転駆動体(リール
台)19とに当接している時は、弾性部材17の付
勢力により、回転伝達部材11がローラ16,作
動部材13、回動部材8を介して、主回転体1と
第1の被回転駆動体18もしくは第2の被回転駆
動体19とに圧接され、主回転体1の回転力が回
転伝達部材11を介して第1の被回転駆動体18
または第2の被回転駆動体19に確実に伝達され
るようになつている。
次に本実施例の動作を順を追つて説明する。第
2図、第3図、第7図において、モータ2が反時
計方向に回転すると、モータ軸3と主回転体1も
反時計方向に回転する。主回転体1の回転に追従
して、切片7はモータ軸心を中心に反時計方向に
移動し、切片7により第2の回転体6が反時計方
向に回転しはじめる。この時、切片5も反時計方
向に移動するが、前述したように第1の回転体4
は回転しない。第2の回転体6がさらに反時計方
向に回転していくと、第2の係止爪6cが第2の
係合部材13bと係合し、主回転体1の回転力に
より、作動部材13はモータ軸3を中心に反時計
方向に力を受けるため、回動部材8は反時計方向
に回動しはじめる。この時、作動部材13に配設
されているローラ16が弾性部材17に転接しつ
つ、回動部材8が反時計方向に回動していくの
で、主回転体1の回転力が小さくても、回動部材
8は確実に回動することができる。回動部材8が
さらに回動してゆき、第4図、第5図に示す位置
に回動してくると、弾性部材17により、作動部
材13は軸14を中心に反時計方向の回転力を受
けて反時計方向に回動し、第1の係合部材13a
が第1の回転体4に当接するまで回動してゆく。
同時に第2の係止爪6cと第2の係合部材13b
の係合が解除される。軸受部材10は回動部材8
に対して揺動可能であるため、第4図に示すごと
く軸9を中心に時計方向に揺動した状態になり、
回転伝達部材11は主回転体1と第2のリール台
19に当接する。さらに、弾性部材17により回
動部材8は作動部材13を介してモータ軸3を中
心に反時計方向に回転力を受け、回転伝達部材1
1は主回転体1と第2の被回転駆動体19に圧接
され、第2の被回転駆動体19は主回転体1の回
転力により、回転伝達部材11を介して反時計方
向に回転駆動される。この時、モータ2には第2
の被回転駆動体19を回転させるトルク以外に損
失トルクは発生しない。
2図、第3図、第7図において、モータ2が反時
計方向に回転すると、モータ軸3と主回転体1も
反時計方向に回転する。主回転体1の回転に追従
して、切片7はモータ軸心を中心に反時計方向に
移動し、切片7により第2の回転体6が反時計方
向に回転しはじめる。この時、切片5も反時計方
向に移動するが、前述したように第1の回転体4
は回転しない。第2の回転体6がさらに反時計方
向に回転していくと、第2の係止爪6cが第2の
係合部材13bと係合し、主回転体1の回転力に
より、作動部材13はモータ軸3を中心に反時計
方向に力を受けるため、回動部材8は反時計方向
に回動しはじめる。この時、作動部材13に配設
されているローラ16が弾性部材17に転接しつ
つ、回動部材8が反時計方向に回動していくの
で、主回転体1の回転力が小さくても、回動部材
8は確実に回動することができる。回動部材8が
さらに回動してゆき、第4図、第5図に示す位置
に回動してくると、弾性部材17により、作動部
材13は軸14を中心に反時計方向の回転力を受
けて反時計方向に回動し、第1の係合部材13a
が第1の回転体4に当接するまで回動してゆく。
同時に第2の係止爪6cと第2の係合部材13b
の係合が解除される。軸受部材10は回動部材8
に対して揺動可能であるため、第4図に示すごと
く軸9を中心に時計方向に揺動した状態になり、
回転伝達部材11は主回転体1と第2のリール台
19に当接する。さらに、弾性部材17により回
動部材8は作動部材13を介してモータ軸3を中
心に反時計方向に回転力を受け、回転伝達部材1
1は主回転体1と第2の被回転駆動体19に圧接
され、第2の被回転駆動体19は主回転体1の回
転力により、回転伝達部材11を介して反時計方
向に回転駆動される。この時、モータ2には第2
の被回転駆動体19を回転させるトルク以外に損
失トルクは発生しない。
次に第4図、第5図において、モータ2が時計
方向に回転すると、モータ軸3と主回転体1も時
計方向に回転し、主回転体1の回転方向に追従し
て、切片5はモータ軸心を中心に時計方向に移動
し、切片5により、第1の回転体4が時計方向に
回転しはじめる。この時、切片7も時計方向に移
動するが、前述したように第2の回転体6は回転
しない。第1の回転体4がさらに時計方向に回転
してゆくと、第1の係止爪4cが第2の係合部材
13aと係合し、主回転体1の回転力により、作
動部材13はモータ軸3を中心に時計方向に力を
受けるため、回動部材8は時計方向に回動しはじ
める。この時、作動部材13に配設されているロ
ーラ16が弾性部材17に転接しつつ、回動部材
8が時計方向に回動していくので、主回転体1の
回転力が小さくても、回動部材8は確実に回動す
ることができる。回動部材8がさらに回動して行
き、第2図、第3図に示す位置に回動してくる
と、弾性部材17により、作動部材13は軸14
を中心に時計方向に回動し、第2の係合部材13
bが第2の回転体6に当接するまで回動して行
く。同時に、第1の係止爪4cと第1の係合部材
13aの係合が解除される。軸受部材10は回動
部材8に対して揺動可能であるため、第2図に示
すごとく軸9を中心に反時計方向に揺動した状態
になり、回転伝達部材11は主回転体1と第1の
被回転駆動体18に当接する。さらに弾性部材1
7により、回動部材8は作動部材13を介して、
モータ軸3を中心に時計方向に回転力を受け、回
転伝達部材11は、主回転体1と第1の被回転駆
動体18に圧接され、第1の被回転駆動体18は
主回転体1の回転力により、回転伝達部材11を
介して時計方向に回転駆動される。この時、モー
タ2には、第1の被回転駆動体18を回転させる
以外に損失トルクは発生しない。
方向に回転すると、モータ軸3と主回転体1も時
計方向に回転し、主回転体1の回転方向に追従し
て、切片5はモータ軸心を中心に時計方向に移動
し、切片5により、第1の回転体4が時計方向に
回転しはじめる。この時、切片7も時計方向に移
動するが、前述したように第2の回転体6は回転
しない。第1の回転体4がさらに時計方向に回転
してゆくと、第1の係止爪4cが第2の係合部材
13aと係合し、主回転体1の回転力により、作
動部材13はモータ軸3を中心に時計方向に力を
受けるため、回動部材8は時計方向に回動しはじ
める。この時、作動部材13に配設されているロ
ーラ16が弾性部材17に転接しつつ、回動部材
8が時計方向に回動していくので、主回転体1の
回転力が小さくても、回動部材8は確実に回動す
ることができる。回動部材8がさらに回動して行
き、第2図、第3図に示す位置に回動してくる
と、弾性部材17により、作動部材13は軸14
を中心に時計方向に回動し、第2の係合部材13
bが第2の回転体6に当接するまで回動して行
く。同時に、第1の係止爪4cと第1の係合部材
13aの係合が解除される。軸受部材10は回動
部材8に対して揺動可能であるため、第2図に示
すごとく軸9を中心に反時計方向に揺動した状態
になり、回転伝達部材11は主回転体1と第1の
被回転駆動体18に当接する。さらに弾性部材1
7により、回動部材8は作動部材13を介して、
モータ軸3を中心に時計方向に回転力を受け、回
転伝達部材11は、主回転体1と第1の被回転駆
動体18に圧接され、第1の被回転駆動体18は
主回転体1の回転力により、回転伝達部材11を
介して時計方向に回転駆動される。この時、モー
タ2には、第1の被回転駆動体18を回転させる
以外に損失トルクは発生しない。
以上の説明から明らかなように本発明によれ
ば、モータの回転方向に応じて所望の被回転駆動
体、例えばリール台を回転駆動できるのみでな
く、リール台を回転駆動中はトルク損失がほとん
ど発生しない構成であるため、モータの省電力
化、小型化、低コスト化が実現できる。また、構
造の簡単な付勢手段により、回転伝達部材を主回
転体とリール台に圧着するとともに、一方の回転
体と係合手段との係合を解除し、係合手段を他方
の回転体と係合するように移動させるといつた3
つの役目を付勢手段が果す構成にし、さらに2つ
の回転体と主回転体を利用して2つの一方向性ク
ラツチ機構を構成することにより、簡単なメカニ
ズムで構成部品点数を少なくすることができ、低
コスト化も実現でき、信頼性も向上する。さら
に、モータ軸上に、主回転体、2つの回転体、回
動手段等を取りつけるようにした場合には、部品
点数の削減とともに部品組立時における組立性も
向上するという数々のすぐれた特長を有するもの
である。
ば、モータの回転方向に応じて所望の被回転駆動
体、例えばリール台を回転駆動できるのみでな
く、リール台を回転駆動中はトルク損失がほとん
ど発生しない構成であるため、モータの省電力
化、小型化、低コスト化が実現できる。また、構
造の簡単な付勢手段により、回転伝達部材を主回
転体とリール台に圧着するとともに、一方の回転
体と係合手段との係合を解除し、係合手段を他方
の回転体と係合するように移動させるといつた3
つの役目を付勢手段が果す構成にし、さらに2つ
の回転体と主回転体を利用して2つの一方向性ク
ラツチ機構を構成することにより、簡単なメカニ
ズムで構成部品点数を少なくすることができ、低
コスト化も実現でき、信頼性も向上する。さら
に、モータ軸上に、主回転体、2つの回転体、回
動手段等を取りつけるようにした場合には、部品
点数の削減とともに部品組立時における組立性も
向上するという数々のすぐれた特長を有するもの
である。
第1図は本発明の一実施例の要部分解斜視図、
第2図、第3図、第4図および第5図は同実施例
の各状態における要部平面図、第6図は同実施例
の要部側面図、第7図は第6図の側断面図であ
る。 1……主回転体、1a,1b……溝部、2……
モータ、3……モータ軸、4……第1の回転体、
4a……溝部、4b……止め部、4c……第1の
係止爪、5……切片、5a……端、6……第2の
回転体、6a……溝部、6b……止め部、6c…
…第2の係止爪、7……切片、7a……端、8…
…回動部材、9……軸、10……軸受部材、11
……回転伝達部材、12……軸、13……作動部
材、13a……第1の係合部材、13b……第2
の係合部材、14……軸、15……軸、16……
ローラ、17……弾性部材、18……第1の被回
転駆動体、19……第2の被回転駆動体、20…
…凸部。
第2図、第3図、第4図および第5図は同実施例
の各状態における要部平面図、第6図は同実施例
の要部側面図、第7図は第6図の側断面図であ
る。 1……主回転体、1a,1b……溝部、2……
モータ、3……モータ軸、4……第1の回転体、
4a……溝部、4b……止め部、4c……第1の
係止爪、5……切片、5a……端、6……第2の
回転体、6a……溝部、6b……止め部、6c…
…第2の係止爪、7……切片、7a……端、8…
…回動部材、9……軸、10……軸受部材、11
……回転伝達部材、12……軸、13……作動部
材、13a……第1の係合部材、13b……第2
の係合部材、14……軸、15……軸、16……
ローラ、17……弾性部材、18……第1の被回
転駆動体、19……第2の被回転駆動体、20…
…凸部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1および第2の被回転駆動体と、前記第1
および第2の被回転駆動体から略々等距離に配置
された正逆回転可能な主回転体と、第1および第
2の一方向性クラツチ機構と、前記主回転体の正
回転時に前記第1の一方向性クラツチ機構により
前記主回転体と同軸的かつ同方向に回転する第1
の回転体と、前記主回転体の逆回転時に前記第2
の一方向性クラツチ機構により前記主回転体と同
軸的かつ同方向に回転する第2の回転体と、前記
主回転体の回転軸心に回動自在に設けた回動手段
と、前記回動手段の一部に回転自在に設け、前記
主回転体の回転を前記第1の被回転駆動体に伝達
する第1位置と前記主回転体の回転を前記第2の
被回転体に伝達する第2位置との間を、前記回動
手段が回動することにより、前記回動手段と一体
的に回動移動する回転伝達部材と、前記回転伝達
部材を第1位置または第2位置に保持し、前記回
転伝達部材を第1の被回転駆動体または第2の被
回転駆動体に押圧する付勢手段と、前記回動手段
の他部に回動自在に設け、前記付勢手段の付勢方
向に応じて回動することにより、前記第1の回転
体および前記第2の回転体と係止・離脱関係をな
し、かつ前記回転伝達部材が第2位置から第1位
置に移動することにより、前記付勢手段の付勢方
向が変化して回動し、前記第1の回転体の回転係
止を解除するとともに前記第2の回転体の回転を
係止し、前記回転伝達部材が第1位置から第2位
置に移動することにより、前記付勢手段の付勢方
向が変化して回動し、前記第2の回転体の回転係
止を解除するとともに前記第1の回転体の回転を
係止する係止手段を具備してなることを特徴とす
る回転動力伝達装置。 2 主回転体は正逆回転可能なモータのモータ軸
に、そのモータ軸と一体的に回転しうるように取
付けられ、第1および第2の回転体ならびに回動
手段は前記モータのモータ軸上に回転可能に取り
付けられていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の回転動力伝達装置。 3 第1および第2の回転体は、主回転体をはさ
んで配設され、かつ前記主回転体と前記第1の回
転体と、前記主回転体および前記第1の回転体に
設せた溝部を摺動する摺動部材とで第1の一方向
性クラツチ機構を構成し、前記主回転体と前記第
2の回転体と、前記主回転体および前記第2の回
転体に設けた溝部を摺動する摺動部材とで第2の
一方向性クラツチ機構を構成したことを特徴とす
る特許請求の範囲第2項記載の回転動力伝達装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57096424A JPS58214055A (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | 回転動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57096424A JPS58214055A (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | 回転動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58214055A JPS58214055A (ja) | 1983-12-13 |
JPS6352264B2 true JPS6352264B2 (ja) | 1988-10-18 |
Family
ID=14164600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57096424A Granted JPS58214055A (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | 回転動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58214055A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2702261B2 (ja) * | 1990-05-23 | 1998-01-21 | シャープ株式会社 | ファクシミリ装置 |
US6122456A (en) * | 1996-03-12 | 2000-09-19 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Movement control device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51129570A (en) * | 1975-05-02 | 1976-11-11 | Itsuki Ban | A toothed wheel apparatus for obtaining the output rotation in the one direction from the input rotation axis rotating normally and reversel y |
-
1982
- 1982-06-04 JP JP57096424A patent/JPS58214055A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51129570A (en) * | 1975-05-02 | 1976-11-11 | Itsuki Ban | A toothed wheel apparatus for obtaining the output rotation in the one direction from the input rotation axis rotating normally and reversel y |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58214055A (ja) | 1983-12-13 |
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