JPS635201Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可逆電磁接触器のコイルボビンの固定
構造に係るもので、小型化されたケース内に確実
に固定できるものを得ることが目的である。

以下図面と共に説明すると、１は絶縁基台、２
は接触子基台、３，３は正逆の可動体で固定接触
子４に対向した可動接触子５を装着し、下部には
可動鉄心６，６をピン７，７で保持し、可動鉄心
６，６に対向して絶縁基台１の底部に固定鉄心
８，８が固定している。９，９はコイルでコイル
ボビン１４，１４に巻かれ、１０，１０は可動体
３，３の復帰バネ、１１はインターロツク板で両
端が可動体３，３の袋状部１２，１２に装着され
支持軸１３で回動自在に軸支している。コイルボ
ビン１４，１４は上鍔部１５の１片に突部１６及
び凹部１７が形成し、下鍔部１８の１片は突部１
９及び嵌入孔２０が形成している。

コイルボビン１４，１４の組立は、第４図に示
す如くコイルボビン１４，１４の上鍔部１５の突
部１６が凹部１７に嵌合し、下鍔部１８の突部１
９が嵌入孔２０に挿入した状態で、第３図に示す
如く２個のＥ形固定鉄心８，８の中央極にコイル
ボビン１４，１４の孔２１，２１を嵌入し、左右
のコイルボビン１４，１４の上下鍔部１５，１８
は絶縁基台１の形側壁部２２，２２に嵌合して
固定する。

以上の如く本願では、２個のコイルボビン１
４，１４の上下鍔部１５，１８の合わせ面を、突
部１６と凹部１７を嵌合すると共に突部１９を嵌
合孔２０に嵌入する構造なので、狭い絶縁基台１
内を有効に利用して確実な固定ができ、小型化さ
れた可逆電磁接触器が得られる実用的効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

図は本考案に係るコイルボビンの固定構造の１
実施例を示すもので、第１図はソケツトを取つて
示す正面図、第２図は縦断底面図、第３図は第２
図のＡ−Ａ断面図、第４図はコイルボビンの嵌め
合いを示す斜視図である。 １５は上鍔部、１６は突部、１７は凹部、１８
は下鍔部、１９は突部、２０は嵌入孔、２１は
孔、２２，２２は側壁部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上鍔部１５の１片に形成した突部１６及び凹部
   １７と下鍔部１８の１片に形成した突部１９及び
   嵌入孔２０とを有するコイルボビン１４と、互に
   突部16と凹部17を嵌合し、且つ突部１９と嵌入孔
   ２０に嵌入した２個のコイルボビン１４，１４
   と、コイルボビン１４，１４の孔２１，２１をＥ
   形固定鉄心８，８の中央極に嵌入すると共に、コ
   イルボビン１４，１４の他片を嵌合する絶縁基台
   １の形側壁部２２，２２とよりなるコイルボビ
   ン固定構造。