JPS63501069A - エアロゾル用弁作動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エアロゾル用弁作動装置 本発明は、エアロゾルパック用弁の作動装置に関する。

本明細書において“エアロゾルパック”とは、吐出すべき物質（“製品”）が噴 射剤と混合した状態、またはそれに溶解した状態で共存する真のエアロゾルタイ プの容器、あるいは、これらの２成分が膜、隔膜またはピストンによって分離さ れた状態で共存する容器を意味する。本発明は、限定されるものではないが、特 に乳香樹脂又はシリコンゴムの如き粘稠な、あるいは半固体状の物質を吐出する ためのエアロゾルパックに適用し得る。

斯かる製品を満足に吐出するためには、高い噴射圧が必要である。これはまた、 弁を開けるために使用者が比較的高い圧力を弁に作用させなければならないこと を意味する。

使用者が指をいずれの側にも掛は得る様に互いに反対方向に延びる翼部材を弁に 設けることは公知である。然しなから、この配置は不体裁で、非常にしばしばカ ンの底部を他方の手で支える必要があり、使用中に疲労する。

それ故に本発明の目的は、上記の欠点を解消又は軽減する、エアロゾルパック用 弁の作動の為の改良された配置を提供することである。

従って、本発明は、製品及び噴射剤を収容する本体と、該本体内における開閉位 置の間で滑動可能な出口弁部材と、一端が前記本体に固定され他端がハンドルを 形成し中間部で前記弁部材と係合する作動部材とを備える（上記に定義した）エ アロゾルパックに係る。

本発明の具体的態様を、添附の図面を参照しつつ実施例に依って説明する。

図面の簡単な説明 第１図は本発明に係るエアロゾルパックの上部縦断面図；第２図は第１図のロッ ク部材の側面図；第３図は第°２図のロック部材の平面図；第４図は第１図のク リップの側面図； 第５図は第４図のクリップの平面図； 第６図は第１図に対応する側面図； 第７図は変更態様を図示する縦断側面図；第８図は上記の実施例に使用する作動 器の斜視図である。

第１図に示すように、パックは、アルミニウムから深絞りによって形成された円 筒状側壁１２及び一体化頂部１４を有するカン本体１０を備えている。頂部１４ の中央部は、概ね円筒形のボス１６として形成される。弁部材１８は、ボス１６ 内に滑動可能に取り付けられ、これと共にＯ−リング２０を介してシールを形成 する。弁部材１８は、通常、°パックを閉止するために頂部１４に嵌合され、噴 射剤の内圧によって位置せしめられるフランジ基部２２を有する。

内圧に抗する弁部材１８の下方への移動によって、製品は、一つが２４で示され る孔を通って吐出される。先端ノズル２６は、弁部材１８の上端部に螺合されて いる。

ロック部材２８は、第１図に示される位置において、弁部材１８の外側に螺合さ れ、頂部１４に係合して弁の作動を防止する。製品を吐出するには、下記に更に 詳細に説明する如く、ロック部材を弁部材１８にそってねじ上げる。

こうすると〈弁部材を押下げて製品を吐出することができる。

スプリング鋼で形成されたクリップ３ｏは、ロック部材２８とカン頂部１４との 間に配設されている。クリップ３０（第４図及び第５図をも参照）は、ボス１６ と係合する歯３２、一対の折返し支点部３４、及び上方に延びる停止部３６を備 えている。

作動部材３８（第６図及び第８図も参照）は、ハンドル部４０、一対の湾曲した カム部４２、及び一対の自由端部４４を備えるために、ワイヤ形状に構成されて いる。自由端部４４は、クリップ３０の支点部３４の下方に位置し、カム部４２ は、フランジ４８を圧迫するために、ロック部材上の溝４６内に配置されている 。ロック部材２８が、第１図に示す如く、カン頂部１４と係合するとき、ハンド ル部はカン側壁１２に沿っている。

製品を吐出する為に、所望の排出速度により定まる量に応じてロック部材は、上 方にねじ上げられる。この移動の最大限度は、クリップ３０の停止部３６と、ロ ック部材２８の周縁に形成された多数の肩部５０（第２図及び第３図参照）の一 つとの係合によって定められる。この配置は、弁部材の最大行程において０−リ ング２０がボス１６の内部に止どまる如く設定される。ロック部材２８の溝４６ は突起部５２を備え、作動部材３８は、カム部４２がロック部材２８に把持力を 作用する如き寸法とする；これは使用者に得られた回転度を教える“クリック“ 効果を生ずる。

ロック部材２８の回転、及びこれに対応するカン頂部１４からの離動は、第６図 に示す如く、ハンドル部４０を側壁１２から外方に振らせる。かくしてパックを 、ハンドル部４０に指を添えつつ片手で保持することができる。握りを強くする と、ハンドル部４０は内側に動いてカム部４２のフランジ４８への作用によって 弁部材が開く。作動部材３８は機械的な優位性を与えるレバーとして働き、かく してパックの操作を容易にし、また疲労を少なくする。

カム部４２は、フランジ４８との係合点が弁を開いたときに、カン長軸と整合す る如き形状にするのが好ましい。

これは最適の機械的利点を与え、弁がその行程中で停止する傾向を最少にする。

部材の組立ては、クリップ３０をボス１６上に置き、次いでロック部材２８を回 動させることによって、クリップを押し下げる様にするのが好ましい。これを補 助する為に、第１図に示す如く、ボス１６の外表面にテーパーを付け、これによ り所定の角度でクリップをボス１６上に載置することができる。フランジ４８の 下面は４８ｂで欠截され（第１図）、歯３２部分を残してクリップ３０を支承す る環状面を形成している。これによって、上記の如く、停止部材２８を下方に回 動させてクリップを十分に圧迫することができる。図示された実施例において、 停止部３６は、この操作の間フランジ４８上にスナップ止めされる如き形状であ る。変更例（図示されていない）において、折返し頂部が無い停止部を使用する ことも可能である二上記の如くクリップ３０の角度配置によって、停止部はフラ ンジ上　−のある位置までそれに係合することなく回転される。この場合、図に 示すフランジ上の面取り４８ａは無くても良い。

パックの好ましい用途は、シリコン化合物及び他の硬化性化合物の吐出であり、 その場合は、ポリプロピリンが弁部材用の好ましい物質である。製品が硬化付着 しないからである。ポリプロピレン弁部材を用いる場合、同一材料のロック部材 は自由に回転せず、高密度ポリエチレンがロック部材用に適した物質であること が見出だされた。

第７図は、クリップ３０が省略された変更実施例を示す。

カンの側壁１２と頂部１４との間には、直立するリム７０及５び内側に延設され たフランジ部７２７を備え、作動部材３．８は、その自由端がフランジ７２の下 部に係合するフック部４４として形成される。

成形ワイヤを作動部材として使用することは、組立ての容易さの為に望ましい。

ハンドル部には、軟質プラスチックスのカバー又はスリーブ５０を設けることも できる（第８図）。然しなから、他の物質又は形状の作動部材を使用することも 本発明の範囲に含まれる。

国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＨＥ　工ＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥ？ ＯＲＴ　０ＮＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ　Ｎｏ、　 ＰＣＴ／ＧＢ　８６１００６０８　（ＳＡ　１４８３９）ＦＲ−Ａ−９７４９１ ０Ｎｏｎｅ ＵＳ−Ａ−３５４９０５９＝２２／１２／７０　ＮｏｎｅＵＳ−Ａ−３４２９４ ８４’２’５１０２／６９　Ｎｏｎｅ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　製品及び噴射剤を収容する本体と、該本体内における開閉位置の間を滑動可 能に移動し得る出口弁部材と、一端が前記本体に固定されて他端がハンドル部を 形成し且つ中間部で前記弁部材に係合する作動部材とを備え、該作動部材は、前 記本体内における弁部材の移動を夫々阻止し且つ許容する係止位置及び解放位置 の間において、前記弁部材上における軸方向に移動可能なロツク部材を介して該 弁部材に係合し、しかも前記作動部材は、前記ロツク部材が前記係止位置に在る ときに、前記側壁に角度を成した位置をとる前記ハンドル部を備える略Ｌ字形状 に形成されていることを特徴とする（上記に定義した）エアロゾルパック。 ２　前記ロック部材が、前記弁部材の最大開度を決定するため、及びそれによっ て前記製品の吐出率を選択するために、前記係止位置及び解放位置の間の所望位 置に選択的に配置され得るようになっている特許請求の範囲第１項に記載のパッ ク。 ３　前記弁部材及びロツク部材には、共働するねじが形成され、かつ前記ロツク 部材の最大行程に従って弁の最大開度を制限するための停止部を備えている特許 請求の範囲第２項に記載のパック。 ４　前記停止部が、前記ロツク部材の下方に位置されたクリツプから直立するタ ブと共働する、前記ロツク部材上の一つ又は複数の肩部を備えている特許請求の 範囲第３項に記載のパツク。 ５　前記クリツプが、また、前記作動部材の一端部のための軸支承手段を備える ために形成されている特許請求の範囲第４項に記載のパツク。 ６　前記クリツプが、前記本体の頂部に形成された頚部に係合するばね歯を備え 、前記弁部材が該頚部内で滑動可能となっている特許請求の範囲第４項又は第５ 項に記載のパツク。 ７　前記頚部の外表面の少くとも一部が、組立てに際して、該外表面に斜めに取 り付けられる前記クリツプを許容するために先細に形成されている特許請求の範 囲第６項に記載のパツク。 ８　前記作動部材が、前記ロツク部材上に形成されたフランジを圧迫する中間部 に一定の間隔を保つリムを備えている特許請求の範囲第１項に記載のパツク。 ９　前記中間部が、前記弁が完全に開いたときに、該弁の中心軸線にカムの接点 が整合する如くに該カムを形成するために湾曲されている特許請求の範囲第８項 に記載のパツク。 １０　前記リムが前記ロツク部材の一区域を弾性的に把持し、該ロツク部材が該 区域に開口度を触感的に示すための突起部を備えている特許請求の範囲第８項又 は第９項に記載のパツク。 １１　前記弁部材がポリプロピレン製であり、前記作動部材が高密度ポリエチレ ン製である特許請求の範囲第１項に記載のパツク。