JPS63500934A - 液体容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液体容器 本発明は゛液体容器に関するものであり、特に素早く容器を満たすのに邪魔にな らず、容器の中身が、どんな流出でも、従来使用されていた多くの容器で液体を 注ぐ時に起こっていたガルピング（ｇｕｌｐｉｎｇ　）現象（液体を注ぐ時、容 器内に空気が進入して液体がスムーズに出ない現象）が起こらないように改良を 加えた注ぎ口をもつ液体容器に関するものである。

ガルピング現象は、中味が出てくる時に、容器に空気か入り込むことによって起 こる。容器の液体面上に真空を作り出しがちな注ぐ姿勢に傾けた容器から中味が 出るとき、空気が真空を漸次溝たそうとして容器の中に流れ込むことによって起 こる。この空気の進入は、容器からででくる中味の流れを妨げ、容器から出てく る中味の流れのむらとなってガルピング現象を引起こす。

この問題を克服するための試みの中で、中味が出てくる時、容器から流れ出る液 体の流れを通り抜けることなく容器の中の真空に空気を流れ込ませるような導管 を備えた容器が提案されてきた。このような装置は部分的にはうまくいったが、 前述の導管を備えていてさえ流動体の流れは時々容器の入口を塞ぎ、ガルピング が起こる。

本発明の目的は、空気の入口の導管を持ち、液体を注ぐ時、容器から液体をむら なく流れ出させるような一般的なタイプの容器を提供することである。

１つの観点から本発明は、外側に位置するネックから注ぎ口へと通じるネック部 分を備えた容器から成る。前記注ぎ口の断面積はネック部分の断面積より大さく 、このネック部分は、注ぐ時、前記容器から流れ出る液体を前記注ぎ口の上部か ら分けるような前記ネックの肩部と、ネックと容器の内部をつなげることにより 、液体が注がれて容器からあけられた時、導管の入り口付近の容器の内部と大気 圧との間で発生する気圧差が液体の流出の邪魔をしないで前記容器へと空気を吸 い込むことになるような導管とを備えている。

さらに別の観点から本発明は、前記ネックの外側に位置する円形の周辺溝へと通 じる円すい形のネック部分と外側に位置する前記溝からの注ぎ口とを備えている 。そして、前記注ぎ口の断面積は前記ネック部分の断面積より大きく、注ぐ時、 注ぎ口の上部と前記容器から流れ出る液体を分けるような前記ネックの肩部と、 容器の内部と前記溝との間をつなげていることにより液体が注がれて容器９から あけられたとき導管の入り口付近の容器の内部と大気圧との間で発生する気圧差 が液体の流出の邪魔をしないで前記容器へと空気を吸い込むことになるような導 管とを備えている。

変形として、容器のネックは注ぎノズルを備えられている。

そして、このノズルは、前記容器内外へのノズルの動きを限定するつなぎ目を持 ち、肩部とノズルの内壁は、注いた後でノズルの外側に残っている液体を集める だめの窪みを形成している。

本発明の望ましい実施例を以下添附図面を参照して記述す。

図面の簡単な説明 第１図は容器の斜視図である。

第２図は側面図である。

第３図は部分的に傾けた容器の図である。

第４図は完全に傾けた容器の図である。

第５図は容器の変形実施例の図である。

これらの図面を参照すると、容器１は矩形であり、底部２、頂部３、側壁４、端 壁６，７を持つ。

端壁６，７は容器の中心に向かって内部に曲り、内方に向かった壁９と１０によ って限定されるネック部分８を形成する形状をとっており、注ぎ口１１はネック の片側に間を開けたネックからつながり、容器の液体面より上方でネック８およ び容器の内部とつながって通り抜けている導管１３を備えた中空の持ち手１２が 設けられている。

ネックは、導管１３の入口端部１５とつながっている壁９と１０の上部の円周の 溝１４を有するように形成され、その溝の上部に円形の注ぎ口１１が付いている が、溝は本発明の実施にとってはそれほど重要ではない。

容器の底部は、この後説明するように、注ぐ時、容器を傾は易くするために指を かける窪み１Ｂを備えている。

第５図に示された実施例で、注ぎノズル１７はネック８内に配置されている。こ のノズルは使用する位置にある時、ネックの内壁にそって密封するための裾広が りの底部１８を持つ。

このノズルは形が円形で、容器への下向きの動きを限定するような端部の中間に ある円形のつなぎ目１９を設けられており、ノズルの自由端はエンドキャップ２ １に対して密封するように構成されたシーリングビーズ２０が設けられる。図示 された実施例では、エンドキャップの側壁２２は２３に示すようにねじがつけら れ、注ぎ口１１を囲む容器の上に対応するねじ２４と噛み合う。

ノズルの長さはおよび、つなぎ目１９の位置は、ノズルが使用されない位置に押 込まれた時、容器の中に完全に入るように選定されている。

ノズル１７と注ぎ口付近のネックは窪み２５を形成しており、これは注いだ後で ノズルの外側の表面に残った液体を集めるためのものである。そしてノズルの大 きさは、容器が使われない場合は、この液体が窪みから容器本体へと導管１３を 通って流れ込めるくらいのものである。

第１．　３．４図で示した方法で液体を容器から注ぐ時、導管１３の入口１５付 近の内部との間で発生する気圧差は、第３゜４図の矢印で示したように容器内へ と空気を引き込む。第３゜４図の矢印の方向で、空気は容器から流れ出る液体と 入れ代わる。壁１０は外へ流れ出る液体を導管１３の入口１５付近の注ぎ口１１ の壁から分け、周辺の溝１４は導管１３の入口１５へ続く広い通路を提供し、そ れによって注ぐ時、容器中へ空気を自由に流れ込ませ、ガルピング現象を避ける 。このことは、容器が石油産出物や有毒な液体に用いられる場合に特に重要な点 である。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の７第１項）ＰＣＴ　／　ＡＵ８５　 ／　００３０５２、発明の名称 液体容器 ３、特許出願人 住所　オーストラリア１）エヌ・ニス・ダブユ　２２２０゜国籍　オーストラリ ア田 ４、代理人 住所　東京都千代田区霞が関３丁目７番２号ｔ、Ｉ　Ｂ　Ｅビル５、補正書の提 出年月日 １９８６年５月２７日 ６、添付書類の目録 （１）　補正書の翻訳文　１通 補正請求の範囲 （１）ネックの外側に位置する円形の周辺溝へと通じる円すい形のネック部分と 外側に位置する前記溝からの注ぎ口とを備え、前記ネック部分の断面積より大き い断面積を持ち、前記注ぎ口は注ぐ時、注ぎ口の上部と前記容器から流れ出る液 体を分けるような肩部が前記ネックの中に形成され、容器の内部と前記溝との間 をつなげていることにより液体が注がれて容器からあけられたとき導管の入り口 付近の容器の内部と大気圧との間で発生する気圧差が液体の流出の邪魔をしない で前記容器中へ空気を吸い込む導管が設けられ、注いだ時に流動体が流れ出るの と同時に等しい量の空気が容器内へ入るような装置に構成されている容器。

（２）前記導管は前記容器の持ち手を通り抜けている請求の範囲第１項記載の容 器。

（３）底部に指を置くための窪みが設けられている請求の範囲第１項記載の容器 。

（４）容器のネックが容器ネック中に位置する注ぎノズルを備えており、前記ノ ズルがネックの内壁に対して密閉する裾広がりの底部を持ち、前記容器内外への ノズルの動きを限定するためのつなぎ目を持ち、肩部、前記注ぎ口の壁、ノズル の壁は、注いだ後にノズルの外側に残った液体を集めるための窪みを形成してい る請求の範囲第１項記載の容器。

（５）容器の注ぎ口を締めるキャップを備えた請求の範囲第１項記載の容器。

（６）　外側１．：位置するネックから注ぎ口へと通じる短いネ、ツタ部分を備 え、前記注ぎ口の断面積がネック部分の断面積より大きく、そしてこのネック部 分は、注ぐとき前記容器から流れ出る液体を前記注ぎ口の上部から分けるような 前記ネックの肩部と、ネックと容器の内部をつなげていることにより、液体が注 がれて容器からあけられた時、導管の入り口付近の容器の内部と大気圧との間で 発生する気圧差が液体の流出の邪魔をしないで前記容器へと空気を吸い込む導管 とを具備し、注いだ時に流動体が流れ出るのと同時に等しい量の空気が容器内に 入るように構成されているようなネック部分を備えた容器。

（７）事実上、添附図面第１図乃至第４図あるいは第５図を参照した以上の記述 のような容器。

国際調査報告 υＳ　４４１２６３３　ＥＰ　５８６２４　ＦＲ２４９９９４３ＪＰＳ７１８３ ９Ｓ２ＬＩＳ　４４１２６３３　Ｆｌ’ｌ　２５０６７２４

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）ネックの外側に位置する円形の周辺溝へと通じる円すい形のネック部分と 、外側に付けられた前記溝の外側に位置する注ぎ口とを備え、注ぐ時、注ぎ口の 上部と前記容器から流れ出る液体を分けるようにする前記ネックの肩部と、容器 の内部と前記溝との間をつなげていることにより、液体が注がれて容器からあけ られた時、導管の入り口付近の容器の内部と大気圧との間で発生する気圧差が液 体の流出の邪魔をしないで前記容器へと空気を吸い込む導管とを備え、前記注ぎ 口は前記ネック部分の断面積より大きい断面積を持つ容器。
2. （２）前記容器の持ち手を通り抜ける前記導管を備えた請求の範囲第１項記載の 容器。
3. （３）底部に指を置くための窪みが設けられている請求の範囲第１項記載の容器 。
4. （４）容器のネックが容器ネック中に位置する注ぎノズルを備えており、前記ノ ズルはネックの内壁に対して密閉するような裾広がりの底部を持ち、そして前記 容器内外へのノズルの動きを限定するためのつなぎ目を持ち、肩部、前記注ぎ口 の壁、ノズルの壁は、注いだ後にノズルの外側に残った液体を集めるための窪み を形成している請求の範囲第１項記載の容器。
5. （５）容器の注ぎ口を締めるキャップを備えた請求の範囲第１項記載の容器。
6. （６）外側に付けられたネックから注ぎ口へと通じるネック部分を備え、前記注 ぎ口の断面積がネック部分の断面積より大きく、このネック部分は、注ぐ時、前 記容器から流れ出る液体を前記注ぎ口の上部から分けるような前記ネックの肩部 と、ネックと容器の内部をつなげていることにより、液体が注がれて容器からあ けられた時、導管の入り口付近の容器の内部と大気圧との間で発生する気圧差が 液体の流出の邪魔をしないで前記容器へと空気を吸い込むことになるような導管 とを具備している容器。
7. （７）事実上、添附図面第１図乃至第４図あるいは第５図を参照した以上の記述 のような容器。