JPS6349923Y2 - - Google Patents

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JPS6349923Y2
JPS6349923Y2 JP1983176803U JP17680383U JPS6349923Y2 JP S6349923 Y2 JPS6349923 Y2 JP S6349923Y2 JP 1983176803 U JP1983176803 U JP 1983176803U JP 17680383 U JP17680383 U JP 17680383U JP S6349923 Y2 JPS6349923 Y2 JP S6349923Y2
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JP
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microstrip
movable contact
contact
line
variable delay
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JP1983176803U
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JPS6085403U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はマイクロストリツプ線路を遅延線とし
て用いた可変遅延線の改良に関する。
〔従来技術とその問題点〕
一般に、マイクロストリツプ線路は、誘電体板
の一主面にアース電極を形成し、対向主面にマイ
クロストリツプ導線をアース電極に沿つて形成し
てなり、そのマイクロストリツプ導線の長さに遅
延時間tdが比例する。
従つて、マイクロストリツプ線路のマイクロス
トリツプ導線において、信号の通る長さを変化で
きるようにすれば、可変遅延線を構成することが
できる。
例えば、可動接点を入力端としてマイクロスト
リツプ導線の一端を出力端とし、マイクロストリ
ツプ導線上で可動接点を接触させながら移動させ
れば、可動接点から入力され出力端から得られる
信号の遅延時間tdを変化できる。
そして、マイクロストリツプ線路は、集中定数
形の遅延線に比べて遅延時間tdを大きくすること
は困難である反面、構造が簡単で安価であるう
え、遮断周波数を高くして立ち上がり特性を非常
に速くすることが容易である。
そのため、マイクロストリツプ線路を遅延線と
して用いた可変遅延線は、可変遅延線の種々の用
途のうち、遅延時間tdの可変範囲は多く必要では
ないが、立ち上がりを特に速くする必要のあるも
のに好適する。
なお、このような可変遅延線においては、可動
接点を超高周波信号が通過するので、そこでの特
性劣化時に出力信号の立ち上がりが劣化し易い。
そこで、可動接点を含めた可変機構のインダクタ
ンス分や浮遊容量が大きくならないように、可変
機構の単純化および小型化を図るとともに、入力
端子から可動接点への導体部分の長さを短くする
必要がある。
しかし、マイクロストリツプ線路を用いた可変
遅延線は、可変機構の単純化や小型化等を図つた
としても、可動接点が平らなマイクロストリツプ
導線上を接触しながら移動するので、一度マイク
ロストリツプ線路上で調整された可動接点が振動
や衝撃等によつて動き易い欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案はこのような欠点を解決するためになさ
れたもので、マイクロストリツプ線路の構成を工
夫し、可動接点の移動が容易であるうえ振動や衝
撃等によつて可動接点が動きにくく、特性の安定
した可変遅延線の提供を目的とする。
〔考案の構成と効果〕
この目的を達成するために本考案は、誘電体の
一主面にアース電極を形成しかつ対向主面にマイ
クロストリツプ導線を形成したマイクロストリツ
プ線路と、前記マイクロストリツプ導線に圧接し
て移動可能に配置されかつ弓型に湾曲膨出成形さ
れた可動接点とを具備してなる可変遅延線におい
て、前記可動接点の軌跡を少なくとも部分的に通
るとともに前記可動接点の中程膨出部が嵌るくぼ
みであつて、前記軌跡方向で対向する開口部に前
記中程膨出部が当接するくぼみが、前記マイクロ
ストリツプ導線に複数形成されたものである。
このような本考案の構成によれば、可動接点の
軌跡を通りかつ可動接点の嵌まるくぼみがマイク
ロストリツプ導線に複数形成されているので、可
動接点がくぼみへの嵌合を繰り返しながら移動す
る。
そのため、可動接点の移動が確保されるうえ、
調整後停止した可動接点がくぼみで位置決めされ
て振動や衝撃に対して動きにくくなり、特性の安
定化を確保することができる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の詳細を説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
正面断面図および側面断面図である。
両図において、筐体1は絶縁性材料にて上側を
開放した形状に形成されており、その底部にはア
ース導体2が形成され、このアース導体2にはマ
イクロストリツプ線路3が載置されている。
このマイクロストリツプ線路3は、第4図に示
すように、偏平で細長い誘電体板4の一主面(図
中下面)に全面アース電極を形成し、対向主面
(図中上面)にはアース電極5に沿つてマイクロ
ストリツプ導線6を形成してなり、アース電極5
をアース導体2に半田付けしてアース導体2上に
載置されている。
マイクロストリツプ導線6には、マイクロスト
リツプ線路3の軸方向すなわち長手方向と直交す
る方向に延びる溝7が、中央部に所定の間隔で並
行に複数形成されている。
そして、マイクロストリツプ導線6における溝
7の開口端部、特にマイクロストリツプ導線6の
長手方向と同方向で対向する開口端部が固定接点
8として機能し、これら固定接点8によつて固定
接点列9が形成されている。
第1図および第2図に戻つて、筐体1の底部に
は、入出力端子10,11および入出力アース端
子12,13が植設されている。
入出力アース端子12,13にはアース導体2
が接続され、出力端子10には固定接点列9にお
ける一方の端の固定接点8すなわちマイクロスト
リツプ導線6の一端が接続されている。
筐体1の開口部には、これを塞ぐように導電板
14が取りつけられており、導電板14は入力端
子10に接続されている。導電板14には凹部1
5が固定接点列9に沿つて形成されている。
凹部15と固定接点列9の間には、固定接点列
9に沿つて凹部15に形成された摺動溝16から
上部を突出させるようにして、ばねホルダ17が
配置されている。
ばねホルダ17内には、弓型に湾曲加工された
摺動ばね18が収納されている。摺動ばね18
は、両端部が導電板14に摺動自在に接触し、湾
曲膨出成形された可動接点19の中程膨出部がマ
イクロストリツプ導線6上を摺動するとともに各
溝7に嵌まつた場合に対向する固定接点8に圧接
するようになつており、導電板14とともに可変
機構を構成している。
従つて、ばねホルダ17の上部に取りつけたつ
まみ20を摺動溝16に沿つて移動させると、摺
動ばね18は、その弾性変形力による付勢力を伴
いながら、個々の各溝7へ落ち込んで固定接点8
との接触を繰り返しながら固定接点列9上を移動
する。
そのため、入力端子10は、導電板14、摺動
ばね18および可動接点19を経て任意の固定接
点8に接続される一方、可動接点19が溝7へ落
ち込めば、振動や衝撃等でその可動接点19が動
きにくくなる。
しかも、可動接点19はマイクロストリツプ導
線6に対して付勢されているので、ばねホルダ1
7の移動に伴つて溝7への落ち込みを繰り返す場
合、クリツク音等の快い操作感が得られる。
次に、本考案の可変遅延線の動作を簡単に説明
する。なお、第3図はこのように構成された可変
遅延線の等価回路図である。
パルス信号源PGからの入力信号は、導電板1
4や可動接点19等を経て固定接点8に入力さ
れ、この入力点から図中左右双方へエネルギーが
2等分されて伝播する。右側へ伝播した信号は、
マイクロストリツプ導線6の長さに比例した遅延
時間を伴つて出力端子11,13から出力され、
負荷としての終端抵抗RLで吸収される。
従つて、第1図に示すつまみ20を移動して可
動接点19をスライドさせれば、出力端子11,
13からの出力信号の遅延時間を変化できる。
一方、遅延線の左側へ伝播した信号も、入力点
から左側にあるマイクロストリツプ導線6の長さ
に比例した遅延時間後に筐体1内の抵抗Roで消
費される。
一般に、パルス回路において信号の遅延時間td
を調整する場合、遅延時間tdの分解能すなわち全
遅延時間tdに対して調整可能な遅延時間の細かさ
は2〜4%程度あれば、実用上十分である。
そのため、上述した本考案の可変遅延線では、
例えばマイクロストリツプ線路3のマイクロスト
リツプ導線6に40個の溝7を形成すれば、2.5%
の遅延時間tdの分解能となり、遅延時間tdが全遅
延時間tdに対して2.5%ずつ段階的に変化できる
こととなる。これは一般の電子回路における用途
には十分な分解能である。
そして、上述した実施例では、溝7を、マイク
ロストリツプ導線6におけるその幅方向の中央部
に幅方向に延びるように形成した。
しかし、本考案の可変遅延線は、第5図に示す
ように、マイクロストリツプ導線6の軸方向に延
びる一端部から並行に所定の間隔で切り込むよう
に形成することも可能である。この場合、可動接
点19は溝7を横切つて移動するように配置すれ
ばよいことになる。
さらに、本考案の可変遅延線は、第6図に示す
ように、誘電体板4上のマイクロストリツプ導線
6を矩形状に折り返すように形成し、隣合つて折
り返すマイクロストリツプ導線6間で溝7を兼ね
ることも可能である。
このようにマイクロストリツプ導線6を折り返
して形成すれば、マイクロストリツプ導線6の長
さが大きくなるので遅延時間tdを大きく選定でき
るうえ、別途溝を形成する必要がなくなる利点を
有する。
また、マイクロストリツプ導線6に形成する溝
7にあつても、マイクロストリツプ導線6のみに
形成する例の他、マイクロストリツプ導線6の表
面部の導体を除いて形成する例や、マイクロスト
リツプ導線6とともに誘電体板4の一部にまでお
よぶ溝を形成してもよい。
要は、マイクロストリツプ導線6上における可
動接点19の通る軌跡に対してこの軌跡を少なく
とも部分的に通り、かつマイクロストリツプ導線
6に接触しながら可動接点19の中程膨出部が嵌
るくぼみであつて、その可動接点19の軌跡方向
で対向する開口端部にその可動接点19の中程膨
出部が当接するくぼみを形成すれば、本考案の目
的達成が可能である。
従つて、くぼみの形状も例えば丸形であつても
よいし、また、くぼみの位置も可動接点19の軌
跡上に所定の間隔をおいて複数個一列に形成した
りその軌跡を横切るように形成することが可能で
ある。
以上説明したように本考案の可変遅延線は、可
動接点の通る軌跡を少なくとも部分的に通るくぼ
みをマイクロストリツプ導線に形成したので、移
動させて調整した後の可動接点が振動や衝撃で動
きにくく、特性の安定化を図ることができるう
え、可動接点の移動も容易で損失も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の可変遅延線の一
実施例を示す正面断面図および側面断面図、第3
図は第1図に示す可変遅延線の等価回路図、第4
図は第1図のマイクロストリツプ線路を示す部分
斜視図、第5図および第6図は本考案のマイクロ
ストリツプ線路の他の実施例を示す部分斜視図で
ある。 1……筐体、2……アース導体、3……マイク
ロストリツプ線路、4……誘電体、5……アース
電極、6……マイクロストリツプ導線、7……く
ぼみ(溝)、8……固定接点、9……固定接点列、
14……導電板、17……ばねホルダ、18……
可動接触手段(摺動ばね)、19……可動接触手
段(可動接点)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 誘電体の一主面にアース電極を形成しかつ対向
    主面にマイクロストリツプ導線を形成したマイク
    ロストリツプ線路と、前記マイクロストリツプ導
    線に圧接して移動可能に配置されかつ弓型に湾曲
    膨出成形された可動接点とを具備してなる可変遅
    延線において、 前記可動接点の軌跡を少なくとも部分的に通る
    とともに前記可動接点の中程膨出部が嵌るくぼみ
    であつて、前記軌跡方向で対向する開口部に前記
    中程膨出部が当接するくぼみが、前記マイクロス
    トリツプ導線に複数形成されてなることを特徴と
    する可変遅延線。
JP17680383U 1983-11-15 1983-11-15 可変遅延線 Granted JPS6085403U (ja)

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JP17680383U JPS6085403U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 可変遅延線

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JP17680383U JPS6085403U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 可変遅延線

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JPS6085403U JPS6085403U (ja) 1985-06-12
JPS6349923Y2 true JPS6349923Y2 (ja) 1988-12-22

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ID=30384292

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JP17680383U Granted JPS6085403U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 可変遅延線

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5126777A (ja) * 1974-08-28 1976-03-05 Nippon Denki Sylvania Kk Hodentotentosochi

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5126777A (ja) * 1974-08-28 1976-03-05 Nippon Denki Sylvania Kk Hodentotentosochi

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JPS6085403U (ja) 1985-06-12

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