JPH0311786Y2 - - Google Patents

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JPH0311786Y2
JPH0311786Y2 JP1984032839U JP3283984U JPH0311786Y2 JP H0311786 Y2 JPH0311786 Y2 JP H0311786Y2 JP 1984032839 U JP1984032839 U JP 1984032839U JP 3283984 U JP3283984 U JP 3283984U JP H0311786 Y2 JPH0311786 Y2 JP H0311786Y2
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JP
Japan
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holder
contact
conductive plate
fixed contact
switching device
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は切換装置に係り、特に、超高速信号を
切換えて動作する電子装置、例えば超高速可変遅
延線の可変機構に好適する切換装置の改良に関す
る。
〔従来技術とその問題点〕
従来この種の切換装置にあつては、第1図に示
すような構成が提案されている。
すなわち、基板1に複数の固定接点2を所定の
ピツチで配列して固定接点列3を形成し、この固
定接点列3の上方に配置された導電板4とその固
定接点列3間に枠型のホルダ5を配置し、略W形
に湾曲成形された接点ばね6を、その中央の湾曲
部7を固定接点2に弾性的に当接させかつその両
側の湾曲部8を導電板4に弾性的に当接させるよ
うにしてホルダ5内に収納してなる構成を有して
いる。
そして、ホルダ5は、第2図に示すように、枠
部9の中央部を仕切る桟10およびこの桟10の
上面から突出する突出部11を一体的に有してな
り、このホルダ5は、第1図に示すように、固定
接点列3に沿つて導電板4に形成された溝12か
らその突出部11を突出させてつまみ13を取り
つけることにより、ホルダ5とつまみ13で導電
板4を挟持するようにして支持されている。
このように構成された切換装置は、つまみ13
によつてホルダ5を移動させれば、ホルダ5の枠
部9内壁が接点ばね6の先端部を押してホルダ5
とともに移動させるので、固定接点列3の任意の
固定接点2を導電板4に接続できる。
従つて、例えば導電板4に超高周波信号を加え
ると、接点ばね6を経て信号が任意の固定接点2
に流れる。
一方、この種の切換装置にあつては、接点ばね
6の接点部分が、固定接点2や導電板4と接点ば
ね6との間で生じる摩擦係数およびばね圧等によ
つて保持されることから、振動や衝撃等によつて
その保持力以上の力が加わると、接点ばね6が動
き易くなつて調整位置がずれ易く、信頼性を低下
させるおそれがある。
そのため、切換装置全体の質量を小さくすると
ともに、構成部品例えばホルダ5に機械的な変形
が生じないようにすることが大切である。また、
円滑な切換えを図るために、つまみ13、ホルダ
5や接点ばね6がスムースに移動することが要求
されている。
しかしながら、上述した構成の切換装置は、ホ
ルダ5の枠部9に桟10を形成し、その桟10に
設けた突出部11につまみ13を取付け、そのつ
まみ13を移動させることによつて接点ばね6を
移動させるので、ホルダ5の変形を抑えて確実に
接点ばね6を移動させるためには、ホルダ5の
個々の個所の厚みが厚くなりがちであつた。
従つて、切換装置の質量が大きくなり易く、信
頼性向上に改善すべき点がある。
〔考案の目的〕
本考案は従来の切換装置に更に改良を加えるた
めになされたもので、質量が小さいうえ機械的変
形が生じにくく、信頼性の高い切換装置の提供を
目的とする。
〔考案の構成と効果〕
すなわち本考案は、固定接点列の上方にこの固
定接点列に沿つて配置された導電板とその固定接
点列の間に、2組の対向辺からなる四角形状の枠
型ホルダを配置し、導体板を略W型に湾曲成形し
て中央湾曲部および両側湾曲部を有する可動接点
をそのホルダ内に収納してなり、そのホルダは一
対の対向辺の中央部を連結する第1の連結部と、
この第1の連結部に連結され他の対向辺の中央部
を連結するとともに第1の連結部の両側で下方に
開く凹部を有する第2の連結部とを一体的に有
し、上記可動接点はその中央湾曲部が第1の連結
部の下方で上記固定接点列に弾性的に当接され、
その両側湾曲部が凹部付近で上記導電板の下面に
弾性的に当接されて構成されている。
このような本考案の切換装置によれば、ホルダ
が各対向辺間各々の中央部を連結する連結部を有
するので、ホルダを薄く成形してもホルダの機械
的強度が向上し、振動や衝撃等による可動接点の
動きやホルダの変形を抑えることが可能で、確実
な切換え機能を確保することができることから、
信頼性を向上させることができる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の詳細を説明する。なお、従来例
と共通する部分には同一の符号を付す。
第3図および第4図は本考案の切換装置の一実
施例を示す分解斜視面図(接点ばねの図示省略))
および断面図である。
両図において、合成樹脂を成形してなるホルダ
5は、比較的細長い枠部9と、この枠部9の対向
する長辺14中央部間を結ぶ桟10とを一体的に
有し、枠内がこの桟10によつて仕切られてい
る。なお、枠部9および桟10の端面は、各々同
一面に位置している。
枠部9の一方の端面側(図中上側)において、
連結片16が、対向する短辺15および桟10
各々の中央部間を連結するように枠部9および桟
10と一体形成されている。
この連結片16の下部には枠部9側に開く凹部
17が各々設けられ、連結片16の下面と枠部9
の端面間には空〓が形成されており、後述するよ
うに接点ばね6と導電板4との接触を確保してい
る。一方、連結片16の上面中央部には突出片1
8が桟10の幅より長い寸法で一体的に突出して
いる。
つまみ13は、ホルダ5の長辺14の寸法と略
等長の細長い直方体状をなし、その一側部(図中
下部)には連結片16の嵌る嵌合溝19を有し、
この嵌合溝19内中央には突出片18の嵌る嵌合
窪20を有している。つまみ13は、連結片16
を嵌合溝19に嵌めるとともに、突出片18を嵌
合窪20に嵌めるようにして、ホルダ5に取付け
られている。
そして、ホルダ5は、基板1に所定のピツチで
形成された固定接点2からなる固定接点列3上に
配置された導電板4に支持されている。
すなわち、第4図に示すように、固定接点列3
に沿つて導電板4に形成された溝12にホルダ5
の連結片16および突出片18を突出させ、連結
片16と突出片18につまみ13を嵌め、枠部9
の端面とつまみ13の下面間で導電板4を挟むよ
うにして支持されている。
ホルダ5内には、ベリリウム銅のように比較的
硬い導体板を略W型に湾曲成形した接点ばね6
が、中央湾曲膨出部7を桟10の下方にて固定接
点2に弾性的に当接させ、両端湾曲部8を連結片
16の凹部17付近で導電板4下面に弾性的に当
接させるようにして収納されている。
このような構成の切換装置は、ホルダ5の長辺
14が第1の連結部たる桟10で連結され、短辺
15および桟10が第2の連結部たる連結片16
にて連結されているので、枠部9、桟10、連結
片16および突出片18を薄く形成することが可
能となり、薄くしても機械的変形が生じにくい。
従つて、ホルダ5を軽くすることができる。
さらに、つまみ13を移動させると、その動き
が連結片16から直接枠部9を経て接点ばね6の
端部に加わるので、力の伝達経路が短くなつてつ
まみ13の移動時に伴う操作感が良好となり、固
定接点2の切換えも確実となる。
また、導電板4の溝12内において、連結片1
6がその溝に嵌るうえ突出片18の長さをホルダ
5の長辺14方向に長くできるので、溝12中で
の横方向の動きを抑えることが可能となり、つま
み13の移動もスムースとなる。
なお、上述した接点ばね6は、必ずしも正確な
W型である必要はなく、桟10の下方で固定接点
2に弾性的に当接するとともに連結片16の凹部
17付近で導電板4に弾性的に当接する形状であ
ればよい。
上述した実施例では、本考案の切換装置をそれ
単体で説明したが、一般の電子装置例えば可変遅
延線に応用して使用されるので、以下その応用例
を説明する。
第5図および第6図は、本考案の切換装置を可
変遅延線に応用した例を示す正面断面図および側
面断面図である。
両図において、上面開放された箱型の合成樹脂
製ケース21の底部22には、入力端子23、入
出力接地端子24,25および出力端子26が下
方に突出するように各々植設されている。
ケース21内における底部22には、分布定数
型の電磁遅延線27が横置きするようにして固定
されている。この電磁遅延線27は、細長いアー
ス板28の外周に誘電体29を形成し、この誘電
体29の外周に導体条30を単層ソレノイド状に
巻いて構成され、導体条30の一端が出力端子2
6に接続され、アース板28が入出力接地端子2
4,25に接続されている。
なお、導体条17の巻き始めは、抵抗Ro(図示
せず)を介して入力接地端子24に接続されてい
る。
電磁遅延線27の上面側導体条30には各々固
定接点2が設けられ、これら各固定接点2によつ
て固定接点列3が形成されている。すなわち、誘
電体29が上述した基板1として機能するととも
に、1ターン毎に上面側導体条30の一部が固定
接点2を構成している。
ケース21の開口部には、ケース21を塞ぐ導
電板4が取りつけられ、導電板4の端部がケース
21の内側面を延びて入力端子23に接続されて
いる。
導電板4には、固定接点列3に沿つて凹部31
が形成されている。凹部31と電磁遅延線27の
間には、第3図に示すようなホルダ5が配置さ
れ、このホルダ5内には接点ばね6が、第4図に
示したように、固定接点列3および導電板4に弾
性的に接触させるようにして収納されている。
ホルダ5の連結片16は、凹部31に形成され
た溝12から凹部31内へ突出し、その連結片1
6につまみ13が取りつけられてホルダ5が導電
板4に支持されている。
第7図は上述した可変遅延線の等価回路図であ
る。
このような可変遅延線は、つまみ13を移動さ
せることによつてホルダ5が接点ばね6を押して
接点ばね6をスライドさせ、導電板4と固定接点
2の選択的な接触を行う。なお、接点ばね6は、
固定接点列3における1個の固定接点2との単接
触および隣合う固定接点2との複接触を繰り返し
て移動させることも可能である。
そして、入力端子23に加えられた超高速信号
は、導電板4、接点ばね6を経て固定接点2に入
力され、接点ばね6によつて選択された固定接点
2と出力端子26間の線路長に応じた遅延時間を
伴つて出力される。
なお、固定接点列3は、複数ターン毎に設けた
固定接点2によつて形成することも可能であり、
この場合には1ターン毎より大きな遅延時間の変
化が得られる。しかも、固定接点2は、導体条3
0の一部を突出させたり、あるいは延設させた構
成であつてもよい。
また、第5図の応用例における電磁遅延線27
は、誘電体29の外周に導体条30を単層ソレノ
イド状に巻いて構成したが、折れ曲がり線路を用
いて構成してもよく、さらに、導体を棒状ボビン
に巻いたインダクタンス素子とコンデンサとを組
合せた集中定数型の電磁遅延線であつてもよい。
以上説明したように本考案の切換装置は、可動
接点を収納するホルダにおいて、このホルダを形
成する一方の対向辺の中央部間を連結する第1の
連結部と、他方の対向辺の中央部間を連結すると
ともに第1の連結部の両側で下方に開く凹部を設
けた第2の連結部を有し、可動接点の中央湾曲部
を第1の連結部の下方で固定接点列に弾性的に当
接させ、その両側湾曲部を凹部付近で導電板の下
面に弾性的に当接させて構成したから、ホルダを
薄く成形しても機械的強度が向上し、質量が小さ
いうえ切換え動作も確実で、高い信頼性を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の切換装置を示す縦断面図、第2
図は第1図に示すホルダの斜視図、第3図および
第4図は本考案の切換装置の一実施例を示す分解
斜視図および断面図、第5図〜第7図は本考案の
切換装置を用いた可変遅延線を示す正面断面図、
側面断面図および等価回路図である。 1……基板、2……固定接点、3……固定接点
列、4……導電板、5……ホルダ、6……可動接
点(接点ばね)、9……枠体、10……第1の連
結部(桟)、13……つまみ、16……第2の連
結部(連結片)、18……突出片、19……嵌合
溝、20……嵌合窪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の固定接点を間隔をおいて配列してなる固
    定接点列と、 この固定接点列の上方にこの固定接点列に沿つ
    て配置された導電板と、 2組の対向辺からなり前記導電板と前記固定接
    点列の間に配置された四角形状の枠型ホルダと、 導体板を略W型に湾曲成形して中央湾曲部およ
    び両側湾曲部を有し前記ホルダ内に収納された可
    動接点とを具備し、 前記ホルダにて前記可動接点を押して前記可動
    接点を移動させる切換装置において、 前記ホルダが、前記ホルダの一対の対向辺の中
    央部を連結する第1の連結部と、この第1の連結
    部に連結され他の対向辺の中央部を連結するとと
    もに前記第1の連結部の両側で下方に開く凹部を
    有する第2の連結部とを一体的に有し、 前記可動接点の中央湾曲部が前記第1の連結部
    の下方で前記固定接点列に弾性的に当接され、前
    記両側湾曲部が前記凹部付近で前記導電板の下面
    に弾性的に当接されてなることを特徴とする切換
    装置。
JP3283984U 1984-03-07 1984-03-07 切換装置 Granted JPS60147040U (ja)

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JPS60147040U JPS60147040U (ja) 1985-09-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128143A (ja) * 1974-09-04 1976-03-09 Teijin Ltd Horiesuterusoseibutsu

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128143A (ja) * 1974-09-04 1976-03-09 Teijin Ltd Horiesuterusoseibutsu

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JPS60147040U (ja) 1985-09-30

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