JPS6349728A - 縦続接続型アイソレ−タ - Google Patents

縦続接続型アイソレ−タ

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JPS6349728A
JPS6349728A JP19480086A JP19480086A JPS6349728A JP S6349728 A JPS6349728 A JP S6349728A JP 19480086 A JP19480086 A JP 19480086A JP 19480086 A JP19480086 A JP 19480086A JP S6349728 A JPS6349728 A JP S6349728A
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wavelength
faraday rotation
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彰二郎 川上
Kazuo Shiraishi
和男 白石
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/09Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (7)技術分野 この発明は、温度の変化や光源の波長変化があっても、
アイソレーション特性が殆ど低下しない光アイソレータ
に関する。
光アイソレータは、一方向にのみ光を通し、反対方向に
は通さないようにして、戻り光が光源に戻る事を防ぐ光
学部品である。
半導体レーザを光源として、光ファイバを用いて光を伝
送する場合がある。この場合、光ファイバの端面での反
射や、ファイバ内での後方散乱があって、レーザの方へ
光の一部分が戻ってくる。
戻り光という。
戻り光が半導体レーザに入ると発振が不安定になる。望
ましいことではない。
戻り光を防ぐためには、レーザと光ファイバとの間に、
光アイソレータを介挿すればよい。
(イ)従来技術 光アイソレータの構造は、偏光子、ファラデー回転素子
、検光子、磁石などよりなる。
ファラデー回転素子は、直線偏光した光の偏波面を回転
させるものである。
磁気的に飽和されたファラデー回転素子の中を光が伝搬
する時、単位長さあたりのファラデー回転角をファラデ
ー回転係数という。
ファラデー回転機能のある材料は多く知られている。し
かし実用になる強磁性体は少ない。
イツトリウム鉄ガーネット(YIG) 、ガドリニウム
鉄ガーネット、ビスマス置換ガドリニウム鉄ガーネット
(CBIG)などが、ファラデー回転係数の大きい材料
として知られている。
GBIGは単結晶を作るのが難しい。しかし、小さいも
のであれば、比較的容易にできる。ファラデー回転係数
も、前二者より大きい。
光アイソレータに於て、従来、偏光子と検光子の偏波面
の方向は45°ねじれたものになっている。
ファラデー回転素子は、光の偏波面を45°回転−する
ものである。
ファラデー回転係数は、材料によって大きく異なる。同
じ材料であっても、光の波長や温度によって変化する。
どのように変化するのか、という事は材料に依存する。
ファラデー回転素子は、ファラデー効果を有する材料と
、これに強磁場を与える磁石とよりなっている。多くの
場合、この磁石は材料の飽和磁化以上の磁場を生ずるも
のである。
従来の光アイソレータは、ある波長、ある温度に於て、
ファラデー回転素子のファラデー回転角が45°になる
ように、素子の長さ、磁石の寸法、強さを設定してある
ファラデー素子のファラデー回転係数が、光の波長、温
度によって変化するから、ファラデー回転角が45°か
らずれてくる。
回転角が45°から僅かにずれただけでも光アイソレー
タのアイソレーション特性が著しく低下スる。
(ロ)従来技術の問題点 アイソレーション特性という言葉について説明する。
光アイソレータであるから、光が順方向に100%透過
し、逆方向に0%透過する、という事が理想的である。
こういう事はもちろんあり得ない。これに近い程よい。
そこで、アイソレーション特性というのは、(1)逆方
向損失が高く (11)順方向損失がOに近い、 という事である、と定義する。
用途により、 (1)、(ii)のいずれかに重点が置
かれる。
ビスマス置換ガドリニウム鉄ガーネット(GBIG )
単結晶をファラデー回転素子に使用した光アイソレータ
について、温度や波長の変化に対し、順方向、逆方向損
失がどのように変わるかを求め六〇第3図は温度変化に
対するものである。これは、従来の光アイソレータの構
造に対するものである。
横軸は温度(℃)、縦軸は順方向損失および逆方向損失
(dB)である。
逆方向損失は左縦軸に目盛りが付してあり、かつ実線で
損失変化を示す。
順方向損失は、右縦軸に目盛りが付してあり、破線で損
失変化が示されている。
逆方向損失は25℃で最大になるよう設計してある。2
5℃で100dB以上の損失がある。ところが25℃よ
りずれると、損失が急に減少する。20℃、30℃で4
3dB程度に減少してしまう。
順方向損失は25℃で最小QdB になるようにしてあ
る。順方向についても、温度が25℃よりずれると、損
失が変化してくる。
このように、設定温度である25℃ から外れると、特
に逆方向損失が急激に減少する。このため、アイソレー
ク特性が低下する。
これは、25℃で最良のアイソレータ特性が得られるよ
うに設計したからである。最適温度を何度に設定するこ
ともできるが、どのような温度に設定しても、広い温度
範囲をカバーする事ができない。
第4図は同じ従来例にかかる光アイソレータに於て、波
長変化に対する逆方向損失、順方向損失(dB)の変化
を示している。横軸は光の波長である。
この例では、χ= 1.57μm に対して逆方向損失
が最大になるようにしてある。この波長に対し逆方向損
失は100dB以上である。しかし、この波長から少し
外れると、逆方向損失は急激に低下する。
例えば、λ= 1.56μff111.58μmに対し
て、損失は4QdB程度に低下している。
に)発明が解決すべき問題点 温度に対°する逆方向損失の変動は、どのようなファラ
デー回転素子を用いても大なり小なりあるものである。
温度変化量が±25℃であるとし、±25℃の温度変化
に対して、ファラデー回転係数の変化は例えば、次のと
おりである。
(a)Gd2BiFe、0.2 λ= 0.78μm Δ0=−3%/25℃ Q”)Gd2.6BiO,4”55012Δ0=−4,
2%/25℃ (c)Gd2,6Bio、Fe、O02Δ0=−6%/
25℃ であると報告されている。ここでΔ0はファラデー回転
係数の変化量である。
このように、GBIGのファラデー回転素子は、大体の
ところ一4%725℃の温度依存性がある。
このように、ファラデー回転係数の温度依存性が強いの
で、設定温度からずれると、アイソレータ特性が著しく
低下する。
光源、アイソレータなどを一定温度に保てばよいわけで
ある。しかし、こうするには周辺回路が複雑になるので
使いにくい。温度変化を0にするのは難しい。
次に、波長変動によるアイソレータ特性の低下について
説明する。
半導体レーザを光源に用いるとする。この場合レーザダ
イオード自体の発振波長にバラつきがある。
例えば、標準の発振波長が1.30μm のレーザダイ
オードの場合、1.27μm〜1.33μmの範囲の発
振波長のものがある。±0.03μm程度の発振波長の
バラツキがある。
また、レーザダイオードの発振波長は、温度によっても
変動する。±25℃の温度変化に対し、手00−017
z程度、発振波長が変動する。
素子間の発振波長のバラツキ、温度変動による発振波長
の変動により、0.04μm程度波長が変化する。第4
図の例でこれだけ中心波長からずれたとすると、逆方向
損失は、約27 dB程度までに減少する。
QO目       的 温度変動があっても、アイソレータ特性の低下しない光
アイソレータを提供することが本発明の第1の目的であ
る。
光源の発振波長にバラツキ、変動があっても、アイソレ
ータ特性の低下しない光アイソレータを提供する事が本
発明の第2の目的である。
寸法の小さい使いやすい光アイソレータを提供する事が
本発明の第3の目的である。
a)構 成 アイソレータ特性゛には、ふたつの意味があった。
ひとつは逆方向損失が大きい、という事である。
もうひとつは、順方向損失が小さいという事である。
光アイソレータなのであるから、戻り光を遮断する、と
いう事が最も重要である。このため、逆方向損失が大き
い、という事が第1に望まれる。
まに1温度、波長に対する依存性が、逆方向損失に於て
特に大きいという事が第3図、第4図によって分る。
さらに、順方向損失は十分小さい、という事がある。十
分小さいので、いくつかの光アイソレータを重ねても、
順方向損失がなお小さい、という事は可能である。
また、順方向損失は、温度変化が小さい、という事があ
る。
このような理由から、光アイソレータに要求されるふk
つの条件のうち、逆方向損失が大きい、という条件を選
択する事にする。
設定波長をλ。、設定温度をT、とする。従来の光アイ
ソレータは、この時にファラデー回転角が45℃になる
ように設計してあった。従って、λ0゜To  に於て
、逆方向損失が最も高かつな。
本発明に於ては、設定波長、設定温度を挾む2つの波長
λ1、λ2.2つの温度T1、T2  を考える。
本発明に於ては、温度、波長変動による変動を抑えるた
め、2つの光アイソレータを縦続接続する。
ひとつの波長、温度の組λ1、T、に於て、逆方向損失
が最大となる光アイソレータL1を作製する。
もうひとつの組λ2、T2に於ても、逆方向損失が最大
となる光アイソレータL2を作製する。
ここで、1組の光アイソレータの逆方向損失を最大にす
るには、ふたつの方法がある。
(1)偏光子を互に45°をなすよう設定し、λ1 、
’rlまkはχ2、T2でファラデー回転角が45°と
なる様にする方法。
(II)λ1、T、またはλ2、T2 でのファラデー
回転角を45°に近いある角度φとするとき、偏光子相
互のなす角を(900−φ)に設定する方法。
である。
(11)は(1)よりも広い範囲を包含している。φ=
45゜とすれば(+)に一致する。(11)は(1)の
拡大と考える事もできる。
(1)については、本発明者は既に特許出願(特願昭6
1−148945号361年6月25日出願うしている
。これは従来の光アイソレータと全く同じ原理に基づい
ている。45°に偏光子を配置するのは、順方向損失を
最少にし、逆方向損失を最大にするためである。
(11)は従来の光アイソレータの思想とは少し異なる
。本発明は(11)についてなされたものである。従っ
て、(il)の条件について、より詳しく説明しなけれ
ばならない。
偏光子のねじれ角を中とし、ファラデー回転をφとする
順方向損失を最小にするには、φ=φという条件が課さ
れる。
逆方向損失を最大にするには、φ十Φ=900であると
いう条件が課される。
逆方向に進む戻り光は、検光子を通ることにより1、偏
波面の角度がΦになっている。ファラデー回転素子を進
むうちにφだけ回転するので、偏波面は(φ+φ)だけ
偏光子に対して回転している。
これが偏光子の偏光面に垂直である時に、逆方向損失が
最大となる。
両方の条件を成立させるなめには、φ=jp=45゜で
なければならない。従来の光アイソレータは、この条件
に従っている。
ところが、本発明では、逆方向損失が最大である、とい
う事を重視し、順方向損失については最小条件を外して
いる。これについては既に述べた。
そうすると、ファラデー回転角φが(90’−φ)であ
る、という条件だけが課されることになる。
これが前述の(11)である。逆方向損失は最大となる
しかし、順方向損失が最小である、という条件が外れて
いる。
外れてはいるが、順方向損失も小さい方が良い。
順方向損失はSll+ (φ−Φ)/2によって評価で
きる。
すると、φは45°に近い角であるという事が要求され
る。
つまり、φ+Ψ= 90’というのは強い条件であるが
、(φ−Φ] が小さいというのは比較的弱い条件であ
る。このため、ファラデー回転角をφとし、偏光子のな
す角が(90−φンとするが、φは45°に近ければよ
いのである。
φと45°の差の限界については後に述べる。
このような、ふたつの光アイソレータL1、B2を縦に
接続して、ひとつの統合された光アイソレータとする。
これが本発明の光アイソレータである。
λ1、λ2について、ス、を小とする。そして、使用さ
れる可能性のある光源の波長をλとする。
λ、   〈   λ   く   ス2(1)である
温度についても、使用される可能性のあるアイソレータ
温度をTとして、 T、<  T  <  T2(2) 又は T2<    T   <    ’r、     (
3)である。基準波長λい基準温度T。は、(1)〜(
3)により限定される範囲に存在する。
T1、T2の大小関係が(2)、+8)のいずれで与え
られるか、という事は後に述べる。
波長と温度の函数としての、光アイソレータL1、B2
の逆方向損失を、dB単位で、B、(λ、T)、B2(
ス、T)とする。
ふたつの光アイソレータを縦に接続しているから全損失
B(λ、T)は両者の和になる。逆方向の統合光アイソ
レータの損失は、 B(λ、T)”B+(λ、T)+B2(ス、T)  (
4)である。
Bt(λ、T)はλ1、T、に於て最大となる。
B2(λ、T)はλ2、T2に於て最大となる。
B、(λ、T)、B2(λ、T)のいずれもが、T、<
T<T2(又はT2 < T < TI ) 、λ1〈
λくλ2において、両者のピークに続くテールを持つ0 2つのテールの和が、B(λ、T)の値になる。
”l、”lに近い部分ではB、(λ、T)の寄与が優勢
である。ス2、T2に近い部分ではB2(λ、T)の寄
与が優勢である。
両者の寄与が相補的に、(λ1、”1)〜(ス2、T2
)の間に於ける逆方向損失を高めるように働らく。
これらの中間に基準波長λ。、基準温度T0がある。
すると、基準波長λ。、基準温度To に於ても、大き
い逆方向損失が得られる事になる。
ここで重要な事は、2つのピークの中間の領域であるか
ら、(λ7、T1)〜 (λ2、T2)の範囲で全損失
B(λ、T)の変動が小さい、という事である。
使用環境の温度変化の幅を考慮してT1、T2を適当に
選択する。λ1、λ2も光源の波長のバラツキの限界を
考慮して決定する。
ただし、B+(λ、T)、B2(大、T)はT1〜T2
、λ1〜λ2の外側にもテールを持っているから、To
、T2を最高、最低温度とせず、その中へ入れても良い
。波長についても同様である。
さて、2つのピークが中間でつながる・ために、7アラ
デ一回転角の、λ、Tに対する依存性を考慮して、T1
とT2の大小を決定する。
Ll、B2のファラデー回転素子の長さが異なるから、
ファラデー回転角φは、Ll、B2について異なる。L
l、B2についてのφをφ1、φ2と書く。
これは波長、温度の函数であるから、φ1(λ、T)、
φ2(λ、T)と書ける。
Llが(λI、”りに於て最大の逆方向損失を与えると
いう事は、 φ1(λ1、TI)  =  90−申、(5)という
事である。ただし、Φ1はLlに於ける偏光子のねじれ
角である。
B2が(λ2、T2)に於て、最大の逆方向損失を与え
るという事は、 φ2(λ2、T2)  ± 90− (B12(6)と
いう事である。Φ2、φ2、中1、φ、は450に近い
角度であるが、45’とこれらの角の差の限界について
述べる。
使用波長の範囲がλ、〜λ2、温度の範囲がT1〜T2
である。これによる変動の程度と、φ、又はΦ1の45
°からの偏差が同程度であれば、順方向の損失が、この
範囲で安定する事になる。
従って、φ7、又は中1の450からの偏差を与える事
ができる。φ1は変量であるから、Φ1について範囲を
記すと、 の程度である。微分は基準波長、温度での値である。
中2についても同様である。
第1図は本発明のアイソレータの構成を示す。
偏光子1.2.3は偏波面が45°又はそれに近い角度
ずつねじれた位置にあるように設置されている。偏光子
1.2のねじれ角をψ1、偏光子2.3のねじれ角を中
2とする。
中1、中2は450に近い角度である。いずれも45゜
である事は除外される(φ1=中2=45°は特願昭6
1−148945 )。
偏光子は、方解石、水晶、KDP 、 ADP 、iど
の結晶を適当にカットして製作されたものが古くから知
られている。これらは結晶の複屈折を用いたものである
このような周知の偏光子を用いても良い。
しかし、より小型の偏光子が望ましいという場合がある
。このような時、本発明者が発明した偏光子(特願昭6
0−97804、S60.5.31公開)を用いるのが
良い。
この偏光子は、薄い金属層と、これより厚い誘電体層と
を、何層にも交互に積層したものである。
金属誘電体多層体と呼ぶ。
第2図に金属誘電体多層体の説明用斜視図を示す。
金属誘電体多層体は、厚さdの誘電体層10と、厚さg
 (dig )の金属層11を交互に積層してなる。
光は層面に平行な方向に通す。
層面がxZ面とする層10.11の面に立てた法線の方
向がY方向である。光り伝搬方向をZ方向にとる。
層面に直角な電界成分を持つものをTMモードという。
これは金FII層の法線方向に電界を有するから、金属
層に電流を生じない。このため、殆ど減衰せずに通過で
きる。
層面に平行な電界成分を持つ光をTEモードという。こ
れは金属層の中に電流を生ずる。このため、エネルギー
を失い、すみやかに減衰する。
結局、Y方向つまり法線方向に電界成分を持つTMモー
ドだけが、この金属誘電体多層体を通過できる。
これは、Y軸方向に偏波面を有する光のみを通すという
事である。つまり、金属誘電体多層体は偏光子として作
用している事になる。
金属層はA6. Au、 Ag、・・・・・・などであ
る。−層の厚みgは50人〜200人程度である。
誘電体としては、透明な誘電体であれば良い。
例えば石英Sin、、が用いられる。−層の厚みdは、
4000人〜10000人程度である。
金属誘電体層の厚みTは、数μm〜数百μm程度で良い
。複屈折に基づ〈従来の偏光子に比べて、著しく小型に
する事ができる。
積層数はビーム径によるが、例えば1000層ずつであ
っても良い。
偏光子1.2.3の間に、ファラデー回転素子4.5を
設ける。
ファラデー回転素子4.5に飽和磁化以上の磁界を与え
るために、磁場印加機構6が設けられる。
これは永久磁石または、電磁石である。
永久磁石の場合は、例えばNd −Fe −B系の磁石
、希土類磁石などが用いられる。
既に述べたように、ファラデー回転角をφ1、φ2とす
ると、(λ1、”l)、(λ2、T2)に於て、逆方向
損失が最大になるように、 中1= 90−φ、(λ、、T、)    (8)中2
= 90−φ2(λ2 、T2 )    (9)とい
う関係を与えておく。
(5)、(6)、(8)、(9)は、本発明の光アイソ
レータを過不足なく定義している。
しかし、この定義は(λI、TI)、(λ2、T2)と
いう限界の上限、下限を与える必要がある。又、T、と
T2のいずれが大きいか分らない。さらに、基準温度T
。、基準波長λ。が与えられた時にどのようになるのか
、直観的には分り難いという欠点がある。
そこで、(λ。、To)を用いた、等価な定義を以下に
与える事にする。
λ、〜λ2、T、〜T2に於て、ファラデー回転角φ】
、φ2は単調函数であるとする。これは、波長、温度の
変域が狭ければ妥当な仮定である。
ス。はλ1〜λ2 の間の値、ToはT1〜T2の間の
値である。
φ+Φ=90°というのが逆方向損失の最大である条件
であった。光アイソレータL1は(λ1、TI)で、L
2は(λ2、T2)でこの条件が成り立つ。
すると、(λいT。)では、(8)、(9)が不等式に
なり、しかも、不等号の向きが反対になる、という事で
ある。
すなわち、 Φ1〈 90−φ、(λo、To  )    (10
)中、〉 90−φ2 (λo1 To)     (
11)であるか、又は Φ1〉 90−φ、(スo、To)   (12)φ2
〉 90−φ2(λo、To)   (13)である、
という事である。
ただし、順方向損失が小さいという条件から、中1、中
2、φ1、φ2は45°に近い角度でなければならない
(10)、(11)又は(12)、(13)と上記の条
件により、本発明の光アイソレータを定義する事ができ
る。
(1)作 用 逆方向損失B(λ、T)は、2つの光アイソレータL1
、L2の逆方向損失B1(λ、T)、B2(λ、T)の
和によって与えられる。
B(天、T)  =  81(λ、T)+82(天、T
)   (14)B1はJ、”lに於て最大値をとる。
B2はλ2、T2に於て最大値をとる。これらの函数は
、最大点に於て、強いピークとなり、不連続である。し
かし、これらの点を除いて連続函数であり、ピークから
離れるに従い単調に減少する。
基準温度’ro、基準波長λ。は、T1〜T2、λ1〜
λ2の間にある。
従って、この範囲に於て、逆方向損失B()、T)はか
なり大きい。さらに、この範囲でB(λ、T)の値は安
定しており、λ、Tに関し変動が少い。
実際、B(λ、T)の波長λによる微分、温度Tによる
微分は、λ。、Toに於てほぼOである。
つまり、温度、波長に変動があっても、優れた光アイソ
レータ特性を与える事ができる。
(り)効 果 温度変動があっても、逆方向損失の高い光アイソレータ
を提供する事ができる。
光源の発振波長にバラツキや、変動があっても逆方向損
失が低下しない光アイソレータを提供する事ができる。
偏光子として、本発明者が発明した金属誘電体多層体を
用いると、寸法の小さい、使いやすい光アイソレータを
作る事ができる。
偏光子の偏光方向のなす角φ1、中2が45°であると
いう従来の光アイソレータの必要条件が外されている。
従って、(λ1 、”1 )に於て、アイソレータL1
のファラデー回転角φ、は、φ1+Ψ、=90゜という
条件を満足しなければならないが、φ、は45’でなく
て良い事になる。
ファラデー回転角φは結晶の長さに比例する。
磁界によって制御できるほずであるが、結晶の飽和磁化
まで磁界を加えているので、磁界の強さによってφを変
える事ができない。
単結晶の長さは調整可能な量であるが、いったん切出し
てしまえば、より少なくする(薄くする)という事しか
できない。
つまり、ファラデー回転角は、正確にλ1、T1で45
0にする、という事が難しい場合がある。
このような場合であっても、本発明では、φ1=45’
という条件を外しているから、ファラデー回転素子の寸
法の設定は容易である。φ1に合わせて、偏光子のなす
角中1を決めれば良い。
L2についても同様である。
つまりファラデー回転素子の製作が容易になる、という
長所がある。
(2)実施例 第1図に示すような縦続接続型光アイソレータを製作し
た。
ファラデー回転素子はビスマス置換ガドリニウム鉄ガー
ネツ) (GBIG )単結晶である。偏光子は金属誘
電体多層体である。
第5図はλ= 1.57μmの光に対する逆方向損失、
順方向損失を温度の函数として求めたものを示すグラフ
である。
横軸は温度°Cである。左縦軸は逆方向損失で、これは
実線で表わす。右縦軸は順方向損失で、これは破線で示
す。
0°Cと50°Cで逆方向損失が極大になっている。
基準温度は25°Cであるが、この時でも5Q dB以
上である。−10°C〜60°Cの間でも、逆方向損失
が5Q dB以上である。
それぞれのピークは、光アイソレータL1、L2のいず
れかに対応している。
第6図は、T=25°Cに於て、逆方向損失、順方向損
失を波長の函数として求めたものである。λ=’1.5
5μm1 ス= 1.59μmに於て逆方向損失は極大
値をとる。
基準波長λ= 1.57μmに於ても、135 dBの
逆方向損失がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の縦続接続型アイソレータの縦断面図。 第2図は本発明者が発明した金属誘電体多層体を説明す
るための斜視図。 第3図は従来の光アイソレータの逆方向損失、順方向損
失の温度による変化を示すグラフ。 第4図は従来の光アイソレータの逆方向損失、順方向損
失の光源の波長による変化を示すグラフ。 第5図は本発明の光アイソレータの逆方向損失、順方向
損失の温度による変化を示すグラフ。 第6図は本発明の光アイソレータの逆方向損失、順方向
損失の波長による変化を示すグラフ。 1.2.3・・・・・・・・・偏光子 4、5    ・・・・・・・・・  ファラデー回転
素子6      ・・・・・・・・・ 磁場印加機構
発 明 者     川  上  彰 二 部内  石
  和   男 特許出願人   住友電気工業株式会社第     1
     図 (回転角φ+)     (回転角φ2)第     
2     図 偏  光  子 金属誘電体多層体 第     3     図 温     度  (°C) 波     長  (1rm) 第     5     図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)偏光子1と、その後方に設置されたファラデー回
    転素子4と、その後方に設けられ偏光方向が前記偏光子
    1のそれと45°に近い角度Ψ_1をなすように設置さ
    れた第2の偏光子2と、その後方に設置されたファラデ
    ー回転素子5と、その後方に設けられ偏光方向が前記偏
    光子1のそれと90°に近い角度(Ψ_1+Ψ_2)を
    なすように設置された第3の偏光子3とよりなり、基準
    となる温度T_0、基準となる波長λ_0に於て、2つ
    のファラデー回転素子4、5のファラデー回転角をそれ
    ぞれφ_1、φ_2とする時、 φ_1+Ψ_1>90°、φ_2+Ψ_2<90°であ
    るか、又は φ_1+Ψ_1<90°、φ_2+Ψ_2>90°とな
    るように設定してある事を特徴とする縦続接続型アイソ
    レータ。
  2. (2)ファラデー回転素子4の回転角φ_1の波長λ、
    温度Tによる微分を(∂φ_1/∂λ)、(∂φ_1/
    ∂T)とし、使用される光源波長の範囲をλ_1〜λ_
    2とし、使用温度の範囲をT_1〜T_2とする時、偏
    光子1と偏光子2のなす角度Ψ_1と45°の差を、基
    準温度、波長に於ける微分の値を用い、 |Ψ_1−45|≦|λ_2−λ_1||∂φ_1/∂
    λ|_0+|T_2−T_1||∂φ_1/∂T|_0
    によつて与える事を特徴とする特許請求の範囲第(1)
    項記載の縦続接続型アイソレータ。
  3. (3)偏光子1、2、3は多数の誘電体薄膜と金属薄膜
    を交互に積層して形成した金属誘電体多層体である事を
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の縦続接続型
    アイソレータ。
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