JPS6349626Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、空調機用室外機に関するものであ
る。

（従来技術） 従来、この種空調機用室外機において、冷媒用
連絡配管５，６及び各種電気配線７は、第１図図
示の如くケーシング１の前板２に形成した開口部
４を通して導出されるようになつている。そのた
め、冷媒用連絡配管５，６を接続する際におけ
る、閉鎖弁８，９の操作性が悪くなるとともに、
開口部４の巾l′も必然的に大きくなり、バイパス
空気量が多くなるという問題があつた。又、室外
機を複数台設置する場合には、室外機同志の連絡
電気配線をケーシング１の側板３に形成した穴
４′を通して行つているため配線後には側板３を
取り外せなくなり、サービス性が悪くなるという
欠点もあつた。

（考案の目的） 本考案は、上記問題点を解決すべくなされたも
ので、その目的は、電気配線の導出個所を冷媒用
連絡配管導出個所と別に設けることによつて、連
絡配管導出用開口部を小さくせんとすることにあ
る。

（考案の構成） 本考案は、空調機用室外機のケーシングの支柱
に、電気配線を導出するための貫通穴を設けて、
冷媒配管と電気配線とを別な個所から導出し得る
ようにしたことを特徴としている。

（実施例） 以下、第２図を参照して、本考案の実施例にか
かる空調機用室外機を説明する。

この空調機用室外機は、ケーシング１内に圧縮
機１３，１３、熱交換器１４，１４、フアン１
５，１５を配置して構成されている。

該ケーシング１は、前板２，２と、側板３，３
と、天板１０と、四隅に配置した支柱１１，１１
…と、底フレーム１２とによつて構成されてい
る。

前記各前板２，２の下端部には、冷媒用連絡配
管即ち液側連絡配管５及びガス側連絡配管６を導
出するための開口部４，４がそれぞれ設けられて
いる。符号８，９は閉鎖弁である。

又、前記支柱１１，１１…のうちの一本には各
種の電気配線、例えば、電源用電気配線７ａ、室
内機連絡用電気配線７ｂ及び室外機連絡用電気配
線７ｃを導出するための貫通穴１６ａ，１６ｂ及
び１６ｃが設けられている。

尚、これら貫通穴１６ａ，１６ｂ，１６ｃに
は、第３図図示の如く、グロメツト１７，１７，
１７が嵌着されている。

上記の如く、構成することによつて、開口部４
を介しては、冷媒用連絡配管５，６のみが導出さ
れることとなり、その巾ｌを従来例の巾l′（第１
図参照）より小さくすることができる。従つて、
バイパス空気量を可及的に少なくできる。

又、側板３を介しての連絡配線がなくなるの
で、側板３を着脱自在となすことができる。

図面中符号１８は空気吹出口である。

（考案の効果） 叙上の如く、本考案によれば、空調機室外機の
ケーシング１の支柱１１に電気配線７ａ，７ｂ…
を導出するための貫通穴１６ａ，１６ｂ…を設け
たので、ケーシング前板２には冷媒用連絡配管
５，６のみを導出するための開口部４を形成すれ
ばよいこととなり、その開口巾ｌを小さくでき、
バイパス空気量を可及的に少なくすることができ
るという実用的な効果がある。

又、ケーシング側板３を介して室外機同志の連
絡配線をする必要がなくなるので、側板３を着脱
自在とすることができ、サービス性が向上すると
いう利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の空調機用室外機の斜視図、第２
図は本考案の実施例にかかる空調機用室外機の斜
視図、第３図は第２図の−断面図である。 １……ケーシング、７ａ，７ｂ……電気配線、
１１……支柱、１４……熱交換器、１５……フア
ン、１６ａ，１６ｂ……貫通穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケーシング１内に熱交換器１４、フアン１５等
   を配置してなる空調機用室外機において、前起ケ
   ーシング１の支柱１１に、電気配線７ａ，７ｂ…
   を導出するための貫通穴１６ａ，１６ｂ…を設け
   たことを特徴とする空調機用室外機。