JPS6349303A - 溝付きクラツチ板の製造方法 - Google Patents
溝付きクラツチ板の製造方法Info
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- JPS6349303A JPS6349303A JP19033586A JP19033586A JPS6349303A JP S6349303 A JPS6349303 A JP S6349303A JP 19033586 A JP19033586 A JP 19033586A JP 19033586 A JP19033586 A JP 19033586A JP S6349303 A JPS6349303 A JP S6349303A
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は溝付きクラッチ板の製造方法に関する。
本発明は自動車の着初制限Inの構成要素である溝付き
クラッチ板の製造方法に利用することができる。
クラッチ板の製造方法に利用することができる。
[従来の技術]
自vJ車では差動装置が知られている。この差動装置は
、左右の駆動車輪の回転数差を吸収し、車両が進行方向
を変えたりする際、あるいは旋回する際、自動的に左右
の車輪の回転速度に差をつけて円滑な走行ができるよう
にした装置である。首通の差動装置は、常に左右の駆動
輪に同じトルクが伝達される。そのため、一方の車輪が
ぬかるみ、M通で空転して伝達トルクが小になると、他
方の車輪の伝達トルクも小になる。そのため、ぬかるみ
、雪道から脱出不可能になる。かかる欠点を改善するた
め差動制限装置がある。
、左右の駆動車輪の回転数差を吸収し、車両が進行方向
を変えたりする際、あるいは旋回する際、自動的に左右
の車輪の回転速度に差をつけて円滑な走行ができるよう
にした装置である。首通の差動装置は、常に左右の駆動
輪に同じトルクが伝達される。そのため、一方の車輪が
ぬかるみ、M通で空転して伝達トルクが小になると、他
方の車輪の伝達トルクも小になる。そのため、ぬかるみ
、雪道から脱出不可能になる。かかる欠点を改善するた
め差動制限装置がある。
この差動制限装置は第9図<A)(B)に示すように、
左デフケース100aおよび右デフケース100bから
なるハウジング100と、すぐばかさ歯車からなる差動
大歯1 (ナイドギヤ)101と、すぐばかさ歯車から
なり差動大歯車101と歯合しビニオンシャフト102
aに取着された差動小歯車〈ピニオンギヤ〉102と、
溝付きクラッチ板104と、溝付きクラッチ板104の
間に介在する内クラッチ板105と、プレッシャリング
106と、溝付きクラッチ板104に押付は力を与え摩
擦トルクを発生させるカム機構107とをもつ。
左デフケース100aおよび右デフケース100bから
なるハウジング100と、すぐばかさ歯車からなる差動
大歯1 (ナイドギヤ)101と、すぐばかさ歯車から
なり差動大歯車101と歯合しビニオンシャフト102
aに取着された差動小歯車〈ピニオンギヤ〉102と、
溝付きクラッチ板104と、溝付きクラッチ板104の
間に介在する内クラッチ板105と、プレッシャリング
106と、溝付きクラッチ板104に押付は力を与え摩
擦トルクを発生させるカム機構107とをもつ。
この差D t、II限装置では、エンジンからの駆動力
はシャフト102a1差動小歯車102を介して左右の
差動大歯車101に等しく伝達される。そして左右の車
輪の回転速度がちがって差動が生じると、ハウジング1
00と差動大歯車101との間に相対回転が発生してい
る。このときカム機構107等で溝付きクラッチ板10
4に押付は力が付与されるので、溝付きクラッチ板10
4が互いにすべり接触し、クラッチ板104間に1!!
eトルクが発生し、この摩擦トルクが差動抵抗l−ルク
となり、低速回転側の伝達トルクが増大し、高速側の伝
達トルクが減少し、これにより走行性能の低下を防止し
ている。
はシャフト102a1差動小歯車102を介して左右の
差動大歯車101に等しく伝達される。そして左右の車
輪の回転速度がちがって差動が生じると、ハウジング1
00と差動大歯車101との間に相対回転が発生してい
る。このときカム機構107等で溝付きクラッチ板10
4に押付は力が付与されるので、溝付きクラッチ板10
4が互いにすべり接触し、クラッチ板104間に1!!
eトルクが発生し、この摩擦トルクが差動抵抗l−ルク
となり、低速回転側の伝達トルクが増大し、高速側の伝
達トルクが減少し、これにより走行性能の低下を防止し
ている。
上記した溝付きクラッチ板104は、表面であるすべり
接触面に、縦溝と横溝とからなる格子状溝をもつ。ここ
で格子状溝を構成する溝のピッチは例えば2〜8III
lである。この格子状溝は、主として、潤滑油を保持す
るためのものである。
接触面に、縦溝と横溝とからなる格子状溝をもつ。ここ
で格子状溝を構成する溝のピッチは例えば2〜8III
lである。この格子状溝は、主として、潤滑油を保持す
るためのものである。
ところで、溝付きクラッチ板104を形成するにあたっ
ては、従来より、鋼板を鋭脂する工程、鋼板の表面を整
面する工程、鋼板の表面のうち格子状溝となる部位を除
く部位にマスキング処理して被膜を形成する工程、被膜
を乾燥する工程、エツチング液に鋼板を浸漬して、被膜
を施していない部位のみを腐食させ格子状溝を形成する
工程、被膜を鋼板から剥離する工程と、鋼板から所定に
形状のクラッチ板を打ち抜く工程と、を順に行うことに
している。
ては、従来より、鋼板を鋭脂する工程、鋼板の表面を整
面する工程、鋼板の表面のうち格子状溝となる部位を除
く部位にマスキング処理して被膜を形成する工程、被膜
を乾燥する工程、エツチング液に鋼板を浸漬して、被膜
を施していない部位のみを腐食させ格子状溝を形成する
工程、被膜を鋼板から剥離する工程と、鋼板から所定に
形状のクラッチ板を打ち抜く工程と、を順に行うことに
している。
しかしながら、上記したようにエツチング処理した鋼板
は、第11図に示すように、格子状溝104aの奥方部
が浸蝕されて表面側よりも横に広がっている。ここで油
保持のために(よ格子状溝104aの深さは深い程好ま
しいが、エツチング処理で溝を形成する場合には、深さ
が深くなるにつれて横方に浸蝕されやすい。
は、第11図に示すように、格子状溝104aの奥方部
が浸蝕されて表面側よりも横に広がっている。ここで油
保持のために(よ格子状溝104aの深さは深い程好ま
しいが、エツチング処理で溝を形成する場合には、深さ
が深くなるにつれて横方に浸蝕されやすい。
格子状溝1048の奥方部が浸蝕されて横方向に広がっ
ていると、−旦格子状溝1048の中に入ったr!J滑
油は表面側には出にくくなり、故に溝付きクラッチ板1
04の表面で油膜を形成しにくくなる。
ていると、−旦格子状溝1048の中に入ったr!J滑
油は表面側には出にくくなり、故に溝付きクラッチ板1
04の表面で油膜を形成しにくくなる。
さらには、エツチング処理で格子状pi104aを形成
する場合には、表面側に出っ張り部104bが生じ易い
。このように出っ張り部104bが生じると、溝付きク
ラッチ板104が差動制限装置の中で摺接する際に、騒
音(チャタ音)の原因となり易い。上記したような出っ
張り部104bの出っ張りを抑制するためには、第12
図に示すように、エツチング処理後に平ロールで仕上圧
延することも好ましいが、溝肉方向の横方向への浸食は
いぜんそのままである。
する場合には、表面側に出っ張り部104bが生じ易い
。このように出っ張り部104bが生じると、溝付きク
ラッチ板104が差動制限装置の中で摺接する際に、騒
音(チャタ音)の原因となり易い。上記したような出っ
張り部104bの出っ張りを抑制するためには、第12
図に示すように、エツチング処理後に平ロールで仕上圧
延することも好ましいが、溝肉方向の横方向への浸食は
いぜんそのままである。
更には上記した製造方法では、エツチング液を貯溜する
槽に鋼板を浸漬する関係上、槽の大きさのもす限により
、鋼板の大きさにも制限があり、精々500m1llX
500mm程度のものしかエツチング処理できず、溝
付きクラッチ板を鋼板から多数個取りするに限界があり
、生産性が低かった。
槽に鋼板を浸漬する関係上、槽の大きさのもす限により
、鋼板の大きさにも制限があり、精々500m1llX
500mm程度のものしかエツチング処理できず、溝
付きクラッチ板を鋼板から多数個取りするに限界があり
、生産性が低かった。
又、エツチング工程を行うために油を鋼板に付着させる
ことができず、そのため鋼板に錆が生じ易い不具合もあ
った。
ことができず、そのため鋼板に錆が生じ易い不具合もあ
った。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は上記した実情に鑑みなされたちのであり、その
目的は、表面の油膜形成、Iggの抑!1ノを効果的に
なし得、更には生産能率、鎖の問題を改善した溝付きク
ラッチ板の製造方法を提供するにある。
目的は、表面の油膜形成、Iggの抑!1ノを効果的に
なし得、更には生産能率、鎖の問題を改善した溝付きク
ラッチ板の製造方法を提供するにある。
[問題点を解決するための手段]
本発明に係る溝付きクラッチ板の製造方法は、外周部に
格子状突起部をもつロールで、帯鋼板を厚み方向に挟圧
して圧延することにより、該帯鋼板の少なくとも片面に
格子状溝を連続的に形成する溝形成圧延工程と、 外周面が平滑な平滑ロールで帯鋼板を挟持して仕上げ圧
延する仕上圧延工程と、 帯鋼板から打抜型で所定の形状のクラッチ板を打ち抜く
打抜工程と、を順次実施することを特徴とするとするも
のである。
格子状突起部をもつロールで、帯鋼板を厚み方向に挟圧
して圧延することにより、該帯鋼板の少なくとも片面に
格子状溝を連続的に形成する溝形成圧延工程と、 外周面が平滑な平滑ロールで帯鋼板を挟持して仕上げ圧
延する仕上圧延工程と、 帯鋼板から打抜型で所定の形状のクラッチ板を打ち抜く
打抜工程と、を順次実施することを特徴とするとするも
のである。
溝形成圧延工程で使用するロールの外周部に形成された
格子状突起部は、ロールの軸芯に対してほぼ45度方向
に傾斜してのびる第1突条部群と、第1突条部群にほぼ
直交する方向に交差してのびる第2突条部群と、から形
成することができる。
格子状突起部は、ロールの軸芯に対してほぼ45度方向
に傾斜してのびる第1突条部群と、第1突条部群にほぼ
直交する方向に交差してのびる第2突条部群と、から形
成することができる。
この場合、帯鋼板の長さ方向に対してほぼ45度に傾斜
する溝からなる格子状溝が形成される。
する溝からなる格子状溝が形成される。
場合によっては、溝形成圧延工程で使用するロールの格
子状突起部は、ロールの軸芯に対して45度よりも小さ
な角度あるいは大きな角度で傾斜してのびる第1突条部
群と、ii突条部群とほぼ交差してのびる第2突条部群
と、から形成することもできる。
子状突起部は、ロールの軸芯に対して45度よりも小さ
な角度あるいは大きな角度で傾斜してのびる第1突条部
群と、ii突条部群とほぼ交差してのびる第2突条部群
と、から形成することもできる。
また、溝形成圧延工程で使用するロールの格子状突起部
は、ロールの軸芯に対してほぼ平行にのびる第1突条部
群と、第1突条部群とほぼ直交する方向つまり円周方向
にのびて第1突条部群に交着する第2突条部群と、かう
形成することもできる。
は、ロールの軸芯に対してほぼ平行にのびる第1突条部
群と、第1突条部群とほぼ直交する方向つまり円周方向
にのびて第1突条部群に交着する第2突条部群と、かう
形成することもできる。
この場合、帯鋼板の長さ方向および幅方向にほぼ平行に
そう溝からなる格子状溝が形成される。
そう溝からなる格子状溝が形成される。
溝形成圧延工程においては、帯鋼板にロールの格子状突
起部が押しこまれて格子状溝が形成されるので、格子状
溝は、深さが深くなるにつれて対向距離が小さくなる内
側面をもち、かつ、格子状溝の開口の周縁部は、所定の
範囲の曲率をもつ円弧部で形成される。
起部が押しこまれて格子状溝が形成されるので、格子状
溝は、深さが深くなるにつれて対向距離が小さくなる内
側面をもち、かつ、格子状溝の開口の周縁部は、所定の
範囲の曲率をもつ円弧部で形成される。
帯鋼板の片面に格子状溝を形成する場合には、格子状突
起部をもつ突起付きロールと平ロールを配設し、突起付
きロールと平ロールとの間に帯鋼板を通して行なう。又
帯鋼板の両面に格子状溝を形成する場合には、格子状突
起部をもつ2個1対の突起付きロール間に帯鋼板を通し
て行なう。
起部をもつ突起付きロールと平ロールを配設し、突起付
きロールと平ロールとの間に帯鋼板を通して行なう。又
帯鋼板の両面に格子状溝を形成する場合には、格子状突
起部をもつ2個1対の突起付きロール間に帯鋼板を通し
て行なう。
ロールの格子状突起部の高さ寸法や幅寸法は、形成せん
とする格子状溝の大きさに応じて、あるいは帯鋼板の材
質などに応じて適宜設定されるが、一般的には高さ寸法
は0.2〜1.5mm、幅寸法は1.2〜1.5mmと
することができる。
とする格子状溝の大きさに応じて、あるいは帯鋼板の材
質などに応じて適宜設定されるが、一般的には高さ寸法
は0.2〜1.5mm、幅寸法は1.2〜1.5mmと
することができる。
なお溝形成圧延工程では、一般に冷間状態で行なう。そ
の理由は、帯鋼板の表面にスケール膜が生じるとスケー
ル膜ち圧延されて帯鋼板に傷を発生させ易いからである
。又特殊な例では、帯鋼板を200〜400℃程度とし
た温間状態でも溝形成圧延工程を行うことができる。
の理由は、帯鋼板の表面にスケール膜が生じるとスケー
ル膜ち圧延されて帯鋼板に傷を発生させ易いからである
。又特殊な例では、帯鋼板を200〜400℃程度とし
た温間状態でも溝形成圧延工程を行うことができる。
ロールは、鍛鋼ロール、チルドロール、サンドロール、
グレンロール、中央きロール、複合ロール、鋳鋼ロール
などを用いることができるが、その耐摩耗性を考慮する
と、鍛鋼ロールであることが好ましい。又ロールの格子
状突起部付近は、熱処理して強靭かつ硬化しておくこと
が好ましい。
グレンロール、中央きロール、複合ロール、鋳鋼ロール
などを用いることができるが、その耐摩耗性を考慮する
と、鍛鋼ロールであることが好ましい。又ロールの格子
状突起部付近は、熱処理して強靭かつ硬化しておくこと
が好ましい。
又帯鋼板の板厚を$り罪しつつ溝形成圧延工程を行うこ
とが好ましい。板厚の測定には、圧延加重計(ロードセ
ル)と圧延ロール間度計を組合わせたゲージメータ方式
を採用することができる。更にはX線厚み計やガンマ線
厚み計を併用してもよい。
とが好ましい。板厚の測定には、圧延加重計(ロードセ
ル)と圧延ロール間度計を組合わせたゲージメータ方式
を採用することができる。更にはX線厚み計やガンマ線
厚み計を併用してもよい。
本発明に係る製造方法で用いる帯鋼板は、組成が炭素が
0.80〜0.90重a%程度、クロム力0.10〜0
.25fflffi%程度、マンガン0゜20〜0.4
0重5%程度、シリコン0.10〜0.30重品%程度
ものが好ましい。具体的には、JIS−8K5とするこ
とができる。又帯鋼板は、厚み寸法1.0〜3.0mm
、幅寸法が50〜100m1lであることが好ましい。
0.80〜0.90重a%程度、クロム力0.10〜0
.25fflffi%程度、マンガン0゜20〜0.4
0重5%程度、シリコン0.10〜0.30重品%程度
ものが好ましい。具体的には、JIS−8K5とするこ
とができる。又帯鋼板は、厚み寸法1.0〜3.0mm
、幅寸法が50〜100m1lであることが好ましい。
仕上圧延工程は、外周面が平滑な平滑ロールで該帯鋼板
を挟持し、これにより格子状溝形成侵の帯鋼板の表面を
平滑にする工程である。仕上圧延した帯鋼板の表面は、
極力平滑であることが皐ましい。
を挟持し、これにより格子状溝形成侵の帯鋼板の表面を
平滑にする工程である。仕上圧延した帯鋼板の表面は、
極力平滑であることが皐ましい。
なお、仕上圧延工程を終了したならば、打抜型で所定の
形状に打も抜(打抜き工程を行なう。打抜いた後に、打
抜きで生じたパリを除去したり、その表面にモリブデン
被膜やリンlS!2m被膜を形成するコーティング処理
することが好ましい。このようにモリブデンコーティン
グ、リンl!!塩被膜コーティングを行なえば、差Qル
リ限装置に組込む際、なじみ性が向上する。
形状に打も抜(打抜き工程を行なう。打抜いた後に、打
抜きで生じたパリを除去したり、その表面にモリブデン
被膜やリンlS!2m被膜を形成するコーティング処理
することが好ましい。このようにモリブデンコーティン
グ、リンl!!塩被膜コーティングを行なえば、差Qル
リ限装置に組込む際、なじみ性が向上する。
ところで本発明の製造方法にかかる溝付きクラッチ板の
拡大断面図を第4図、第5図に示す。第4図は溝圧延形
成工程を実施した後の状態を示し、第5図は仕上圧延工
程を実施した後の状態を示す。
拡大断面図を第4図、第5図に示す。第4図は溝圧延形
成工程を実施した後の状態を示し、第5図は仕上圧延工
程を実施した後の状態を示す。
第4図、第5図に示すように、溝圧延形成工程を実施し
た後の状態、仕上圧延工程を実施した後の状態では、格
子状溝の奥方に向うに従って溝幅寸法りが小さくなるテ
ーパ而で、格子状溝の内面は形成されている。
た後の状態、仕上圧延工程を実施した後の状態では、格
子状溝の奥方に向うに従って溝幅寸法りが小さくなるテ
ーパ而で、格子状溝の内面は形成されている。
ここで、仕上圧延工程を実施した状態の格子状溝の表面
側の幅寸法L(第5図参照)は0.2〜1.51程度が
好ましい。又、格子状溝の間口の周縁部の部位200(
第5図参照)の曲率Rは、0.05〜0.101111
程度であることが好ましく、又格子状溝の深さ寸法h(
第5図参照)は0.08〜0.5mm程度が好ましい。
側の幅寸法L(第5図参照)は0.2〜1.51程度が
好ましい。又、格子状溝の間口の周縁部の部位200(
第5図参照)の曲率Rは、0.05〜0.101111
程度であることが好ましく、又格子状溝の深さ寸法h(
第5図参照)は0.08〜0.5mm程度が好ましい。
尚、第4図、第5図、第11図、第12図は、夫々、(
縦方向の倍率/横方向の倍率)は、(10/1)である
。従って、第4図、第5図、第11図、第12図では、
縦方向は横方向よりも10倍拡大されている。
縦方向の倍率/横方向の倍率)は、(10/1)である
。従って、第4図、第5図、第11図、第12図では、
縦方向は横方向よりも10倍拡大されている。
[発明の効果〕
本発明に係る製造方法によれば、エツチング処理をして
クラッチ板を製造しないので、エツチング処理をしてク
ラッチ板を製造する場合とは異なり、格子状溝を形成す
る溝の内側面は、奥方に向うに従って溝幅寸法が第5図
に示すように小さくなる傾向にあり、溝の内面は奥方に
向うにつれて対向距離が小となるテーバ而になる。その
ため格子状溝に一口大り貯溜された潤滑油はそれだ【プ
テーパ面にそって表面側に流れ易くなり、溝付きクラッ
チ板の表面側で油膜を形成し易くなり、従って騒音(チ
ャタ音)の抑制に有効である。
クラッチ板を製造しないので、エツチング処理をしてク
ラッチ板を製造する場合とは異なり、格子状溝を形成す
る溝の内側面は、奥方に向うに従って溝幅寸法が第5図
に示すように小さくなる傾向にあり、溝の内面は奥方に
向うにつれて対向距離が小となるテーバ而になる。その
ため格子状溝に一口大り貯溜された潤滑油はそれだ【プ
テーパ面にそって表面側に流れ易くなり、溝付きクラッ
チ板の表面側で油膜を形成し易くなり、従って騒音(チ
ャタ音)の抑制に有効である。
本発明に係る製造方法では、エツチング処理を行なわな
いので、格子状溝の表面側に出っ張り部が生じない。従
って、溝付きクラッチ板が差動υ1限装置の内で摺接し
ても、騒音(チャタ音)の原因となりにくい。
いので、格子状溝の表面側に出っ張り部が生じない。従
って、溝付きクラッチ板が差動υ1限装置の内で摺接し
ても、騒音(チャタ音)の原因となりにくい。
本発明に係る製造方法では、エツチング液を貯溜する糟
の大きさに制限を受けることなく、帯鋼板の圧延実施を
することができ、従りて打抜工程では一枚の連続した細
長い帯鋼板から打抜き型でクラッチ板を次々と打抜くこ
とができるので、従来に比較して生産能率の向上に有利
である。
の大きさに制限を受けることなく、帯鋼板の圧延実施を
することができ、従りて打抜工程では一枚の連続した細
長い帯鋼板から打抜き型でクラッチ板を次々と打抜くこ
とができるので、従来に比較して生産能率の向上に有利
である。
又、圧延の際に油を使用すれば、鋼板に自然に油が付く
ため、鋼板の錆防止に有利である。
ため、鋼板の錆防止に有利である。
[実施例1
第1図〜第6図は本発明の1実施例を示す。この実施例
は、既述したトルク比例式差動制限装置の溝付きクラッ
チ板の製造方法に適用した場合である。
は、既述したトルク比例式差動制限装置の溝付きクラッ
チ板の製造方法に適用した場合である。
まず、溝形成圧延工程では、外周部に格子状突起部11
をもつ2個一対のロール1(ロール径195IDm、ロ
ール胴長140n+m)で、肉厚1.0ないし4.OI
I1m程度の帯鋼板2を厚み方向に挟圧して冷間圧延す
る。ここで、ロール1の格子状突起部11は、第2図に
示ずように、ロール10軸芯1oに対してほぼ45度方
向1こ傾斜してのびる第1突条部群12と、第1突条部
群12とほぼ直交する方向に交差してのびる第2突条部
詳13と、からなる。なお、第2図に示す矢印14は、
ロール1の軸芯10と平行である。
をもつ2個一対のロール1(ロール径195IDm、ロ
ール胴長140n+m)で、肉厚1.0ないし4.OI
I1m程度の帯鋼板2を厚み方向に挟圧して冷間圧延す
る。ここで、ロール1の格子状突起部11は、第2図に
示ずように、ロール10軸芯1oに対してほぼ45度方
向1こ傾斜してのびる第1突条部群12と、第1突条部
群12とほぼ直交する方向に交差してのびる第2突条部
詳13と、からなる。なお、第2図に示す矢印14は、
ロール1の軸芯10と平行である。
溝形成圧延工程では、第1図および第6図に示すように
帯鋼板2の長さ方向15に対してほぼ45度に傾斜する
格子状溝20が、帯鋼板2の両面に連続して列設される
。なお、溝形成圧延工程では、圧延トルクが10Q t
−111m程度であり、角速度が1.7ラジアン/秒程
度であり、接触角が4度程度である。
帯鋼板2の長さ方向15に対してほぼ45度に傾斜する
格子状溝20が、帯鋼板2の両面に連続して列設される
。なお、溝形成圧延工程では、圧延トルクが10Q t
−111m程度であり、角速度が1.7ラジアン/秒程
度であり、接触角が4度程度である。
ここで、ロール1に形成されている格子状¥起部11は
、ピッチP(第2図参照)が1.5ないし8.0mmで
あり、その格子状突起部11の幅寸法M(第3図参照)
は0.3ないし1.0ilIlであり、高さQ(第3図
参照)は0.08ないし0゜51である。なお、ロール
1の材質はJIS−3KD11である。
、ピッチP(第2図参照)が1.5ないし8.0mmで
あり、その格子状突起部11の幅寸法M(第3図参照)
は0.3ないし1.0ilIlであり、高さQ(第3図
参照)は0.08ないし0゜51である。なお、ロール
1の材質はJIS−3KD11である。
以上のように溝形成圧延工程を終了したならば、第1図
に示すように、外周面が平滑な2個1対の平滑ロール4
を用い、この2個1対の平滑ロール4で帯鋼板2を挟持
して、帯鋼板2の表面を仕上げ圧延する。この場合、押
圧力は5〜1Qton程麿とする。このように仕上げ圧
延すれば、格子状溝2oを除く帯鋼板2の表面の平坦度
は、帯鋼板2の長さ1.0ないし5.0mのとき板厚変
動が±0.005mm程度と極めて向上する。
に示すように、外周面が平滑な2個1対の平滑ロール4
を用い、この2個1対の平滑ロール4で帯鋼板2を挟持
して、帯鋼板2の表面を仕上げ圧延する。この場合、押
圧力は5〜1Qton程麿とする。このように仕上げ圧
延すれば、格子状溝2oを除く帯鋼板2の表面の平坦度
は、帯鋼板2の長さ1.0ないし5.0mのとき板厚変
動が±0.005mm程度と極めて向上する。
上記したような本実施例の製造方法にかかる帯鋼板2の
溝付近の拡大断面図を第4図及び第5図に示す。第4図
は溝形成圧延工程を実施した後の断面図であり、第5図
は溝形成圧延工程と仕上圧延工程とを実施した後の断面
図である。第4図に示すように溝形成圧延工程を実施し
ただけ表面は若干丸味を帯びており、溝の深さh2は0
.12IllIlである。
溝付近の拡大断面図を第4図及び第5図に示す。第4図
は溝形成圧延工程を実施した後の断面図であり、第5図
は溝形成圧延工程と仕上圧延工程とを実施した後の断面
図である。第4図に示すように溝形成圧延工程を実施し
ただけ表面は若干丸味を帯びており、溝の深さh2は0
.12IllIlである。
第5図に示すように、溝形成圧延工程と仕上圧延工程と
を実施した後の格子状溝20の表面側の部位200の曲
率半径Rは0.O3nmであり、その深さhは0.11
111Ill程度であり、開口側の溝幅Ll;to、4
5m1mであり、溝間距離Uは1.5mm程度であった
。
を実施した後の格子状溝20の表面側の部位200の曲
率半径Rは0.O3nmであり、その深さhは0.11
111Ill程度であり、開口側の溝幅Ll;to、4
5m1mであり、溝間距離Uは1.5mm程度であった
。
上記したように格子状溝2oを形成したmrf4板2を
、適宜打抜型としてのプレス型で差動制限装置の溝付き
クラッチ板5(第7図に示す)として打ち抜き、その後
パリ取り処理を行ない、更にモリブデンコーティング処
理し、それを第9図に示す差vJv+限装置に組込んだ
。
、適宜打抜型としてのプレス型で差動制限装置の溝付き
クラッチ板5(第7図に示す)として打ち抜き、その後
パリ取り処理を行ない、更にモリブデンコーティング処
理し、それを第9図に示す差vJv+限装置に組込んだ
。
そして実機テストをした。この実機テストでは、エツチ
ング処理で溝を形成したクラッチ板に生じ易かった騒音
(チVり音)は有効に防止された。
ング処理で溝を形成したクラッチ板に生じ易かった騒音
(チVり音)は有効に防止された。
又クラッチ板の表面にも良好な油膜が形成されたため、
クラッチ板の寿命が向上した。
クラッチ板の寿命が向上した。
この実施例では、ロール1の格子状突起部11は、ロー
ル1の軸芯に対してほぼ45度方向に傾斜しているので
、格子状突起部11が帯鋼板2におしこまれる際にむら
なくおしこまれる。よって、格子状@20の凹形状の均
一化を図りうる。
ル1の軸芯に対してほぼ45度方向に傾斜しているので
、格子状突起部11が帯鋼板2におしこまれる際にむら
なくおしこまれる。よって、格子状@20の凹形状の均
一化を図りうる。
本発明の他の実施例を第10図示す。溝形成圧延工程で
は、外周部に格子状突起部71をもつ2個一対のロール
7(ロール径195mm、ロール胴長140mm)で、
帯鋼板2を厚み方向に挟圧して圧延することにより、帯
鋼板2の両面に格子状溝25を連続的に形成する。
は、外周部に格子状突起部71をもつ2個一対のロール
7(ロール径195mm、ロール胴長140mm)で、
帯鋼板2を厚み方向に挟圧して圧延することにより、帯
鋼板2の両面に格子状溝25を連続的に形成する。
ロール7の格子状突起部7oは、ロール7の軸芯70に
対してほぼ平行にのびる第1突条部群72と、第1突条
部群72とtよぼ直交する方向に交差してのびるつまり
、ロール7の円周方向にのびる第2突条部8Y73と、
からなる。
対してほぼ平行にのびる第1突条部群72と、第1突条
部群72とtよぼ直交する方向に交差してのびるつまり
、ロール7の円周方向にのびる第2突条部8Y73と、
からなる。
この実施例にかかる溝形成圧延工程では、第10図に示
すように、帯鋼板2の長さ方向にそう縦溝と帯鋼板2の
幅方向にそう横溝とからなる格子状溝25が、形成され
る。なお、ロール7では、圧延トルクが1Q Q t−
mm程度であり、角速度が1゜7ラジアン/秒程度であ
り、接触角が4度程度である。
すように、帯鋼板2の長さ方向にそう縦溝と帯鋼板2の
幅方向にそう横溝とからなる格子状溝25が、形成され
る。なお、ロール7では、圧延トルクが1Q Q t−
mm程度であり、角速度が1゜7ラジアン/秒程度であ
り、接触角が4度程度である。
更に、帯鋼板2が更に前進すると、前記実施例と同様に
第10図に示すように、外周面が平滑な2個1対の平滑
ロール4で帯鋼板2を挟圧して、帯鋼板2の表面を仕上
圧延する。この実施例で形成したクラッチ板においても
、クラッチ板の表面の油膜形成、騒音の抑制を効果的に
なし1q、更には生産能率、錆の問題も改善できる。
第10図に示すように、外周面が平滑な2個1対の平滑
ロール4で帯鋼板2を挟圧して、帯鋼板2の表面を仕上
圧延する。この実施例で形成したクラッチ板においても
、クラッチ板の表面の油膜形成、騒音の抑制を効果的に
なし1q、更には生産能率、錆の問題も改善できる。
第1図〜第7図は本発明の1実施例を示し、第1図は本
実施例に係る製造方法の工程を示す概略斜視図であり、
第2図は溝形成圧延工程で使用するロールの外周部の一
部の展開図であり、第3図は第2図にしめす×−X線に
沿う断面図であり、第4図は溝形成圧延工程を実施した
後の溝付近の拡大断面図であり、第5図は仕上圧延工程
を実施した後の溝付近の拡大断面図である。第6図は仕
上圧延工程実施した帯鋼板の平面図であり、第7図は打
抜き工程を実施した後のクラッチ板の平面図である。 第8図は他の実施例において仕上圧延工程を実施した帯
鋼板の平面図である。第9図<A)(B)は差131I
11限装置の断面図であり、第9図(A)は差動制限装
置の縦断面図、第9図(B)は差動小歯車付近の横断面
図である。 第10図は他の実施例にかかる製造工程の概略斜視図で
ある。第11図は従来のエツチング処理工程を用いて形
成した溝付きスリップ板の格子状溝付近の拡大断面図で
あり、第12図はエツチング処理工程の次に平滑ロール
で仕上圧延した後の格子状溝付近の拡大断面図である。 図中、1はロール、1oは軸芯、11は格子状突起部、
2は帯鋼板、20は格子状溝、25は格子状溝、4は平
滑ロール、7はロール、70は軸芯、71は格子状突起
部をそれぞれ示す。 特許出願人 愛知製鋼株式会社 代理人 弁理士 大川 宏 同 弁理士 丸山明夫 第8図
実施例に係る製造方法の工程を示す概略斜視図であり、
第2図は溝形成圧延工程で使用するロールの外周部の一
部の展開図であり、第3図は第2図にしめす×−X線に
沿う断面図であり、第4図は溝形成圧延工程を実施した
後の溝付近の拡大断面図であり、第5図は仕上圧延工程
を実施した後の溝付近の拡大断面図である。第6図は仕
上圧延工程実施した帯鋼板の平面図であり、第7図は打
抜き工程を実施した後のクラッチ板の平面図である。 第8図は他の実施例において仕上圧延工程を実施した帯
鋼板の平面図である。第9図<A)(B)は差131I
11限装置の断面図であり、第9図(A)は差動制限装
置の縦断面図、第9図(B)は差動小歯車付近の横断面
図である。 第10図は他の実施例にかかる製造工程の概略斜視図で
ある。第11図は従来のエツチング処理工程を用いて形
成した溝付きスリップ板の格子状溝付近の拡大断面図で
あり、第12図はエツチング処理工程の次に平滑ロール
で仕上圧延した後の格子状溝付近の拡大断面図である。 図中、1はロール、1oは軸芯、11は格子状突起部、
2は帯鋼板、20は格子状溝、25は格子状溝、4は平
滑ロール、7はロール、70は軸芯、71は格子状突起
部をそれぞれ示す。 特許出願人 愛知製鋼株式会社 代理人 弁理士 大川 宏 同 弁理士 丸山明夫 第8図
Claims (4)
- (1)外周部に格子状突起部をもつロールで、帯鋼板を
厚み方向に挟圧して圧延することにより、該帯鋼板の少
なくとも片面に格子状溝を連続的に形成する溝形成圧延
工程と、 外周面が平滑な平滑ロールで該帯鋼板を厚み方向に挟圧
して仕上げ圧延する仕上圧延工程と、該帯鋼板から打抜
型で所定の形状のクラッチ板を打ち抜く打抜工程と、を
順次実施することを特徴とする溝付きクラッチ板の製造
方法。 - (2)ロールの格子状突起部は、該ロールの軸芯に対し
てほぼ45度方向に傾斜してのびる第1突条部群と、該
第1突条部群とほぼ直交する方向に交差してのびる第2
突条部群と、からなり、溝形成圧延工程では、帯鋼板の
長さ方向に対してほぼ45度に傾斜する格子状溝を形成
する特許請求の範囲第1項記載の溝付きクラッチ板の製
造方法。 - (3)ロールの格子状突起部は、該ロールの軸芯に対し
てほぼ平行にのびる第1突条部群と、該第1突条部群と
ほぼ直交する方向に交差してのびる第2突条部群と、か
らなり、 溝形成圧延工程では、帯鋼板の長さ方向および幅方向に
そう格子状溝を形成する特許請求の範囲第1項記載の溝
付きクラッチ板の製造方法。 - (4)溝形成圧延工程で形成される格子状溝は、深さが
深くなるにつれて対向距離が小さくなる内側面をもち、
かつ、該格子状溝の開口の周縁部は、所定の範囲の曲率
をもつ円弧部で形成されている特許請求範囲第1項記載
の溝付きクラッチ板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19033586A JPS6349303A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 溝付きクラツチ板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19033586A JPS6349303A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 溝付きクラツチ板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6349303A true JPS6349303A (ja) | 1988-03-02 |
Family
ID=16256478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19033586A Pending JPS6349303A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 溝付きクラツチ板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6349303A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4934577A (en) * | 1987-12-28 | 1990-06-19 | Dai-Ichi Seiko Kabushiki Kaisha | Guide post for magnetic tapes |
JP2004211728A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Nsk Warner Kk | 湿式多板クラッチ用のセパレータプレートならびにそれを備えた湿式多板クラッチ |
US6904677B2 (en) | 2003-04-10 | 2005-06-14 | Denso Corporation | Method of manufacturing tube and apparatus for manufacturing the same |
WO2006114167A1 (de) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Schaeffler Kg | Verfahren und vorrichtung zum erzeugen einer rändelung auf der oberfläche eines werkstückes |
JP2009103326A (ja) * | 2009-02-16 | 2009-05-14 | Gkn ドライブライン トルクテクノロジー株式会社 | 湿式摩擦クラッチ板の製造方法 |
KR100931206B1 (ko) * | 2007-12-21 | 2009-12-10 | 주식회사 포스코 | 강판 오일포켓 증가를 위한 조질 압연기 |
WO2013027834A1 (ja) * | 2011-08-24 | 2013-02-28 | 株式会社ジェイテクト | クラッチプレート |
FR3040453A1 (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-03 | Hoerbiger Antriebstechnik Hold | |
CN109351828A (zh) * | 2018-10-09 | 2019-02-19 | 苏州翔楼新材料股份有限公司 | 一种汽车变速箱摩擦片材料制备工艺 |
-
1986
- 1986-08-13 JP JP19033586A patent/JPS6349303A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4934577A (en) * | 1987-12-28 | 1990-06-19 | Dai-Ichi Seiko Kabushiki Kaisha | Guide post for magnetic tapes |
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US7096561B2 (en) * | 2002-12-27 | 2006-08-29 | Nsk-Warner K.K. | Separator plate for wet-type multiplate clutch and wet-type multiplate clutch provided with such separator plates |
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CN103748377A (zh) * | 2011-08-24 | 2014-04-23 | 株式会社捷太格特 | 离合器片 |
US9188168B2 (en) | 2011-08-24 | 2015-11-17 | Jtekt Corporation | Clutch plate |
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CN109351828A (zh) * | 2018-10-09 | 2019-02-19 | 苏州翔楼新材料股份有限公司 | 一种汽车变速箱摩擦片材料制备工艺 |
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