JPS634915B2 - - Google Patents
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- JPS634915B2 JPS634915B2 JP10596885A JP10596885A JPS634915B2 JP S634915 B2 JPS634915 B2 JP S634915B2 JP 10596885 A JP10596885 A JP 10596885A JP 10596885 A JP10596885 A JP 10596885A JP S634915 B2 JPS634915 B2 JP S634915B2
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、LSI製造プロセスにおけるAl電極
配線の製造に好適なCVD装置に関するものであ
る。
配線の製造に好適なCVD装置に関するものであ
る。
(従来の技術)
従来のAl配線の形成方法はスパツタ法が中心
であつた。スパツタAl−Si膜は結晶粒が比較的
均一でかつ粒径やSi含有量の制御も容易であるこ
とから、従来の蒸着法に代わつてLSIに応用され
てきた。
であつた。スパツタAl−Si膜は結晶粒が比較的
均一でかつ粒径やSi含有量の制御も容易であるこ
とから、従来の蒸着法に代わつてLSIに応用され
てきた。
しかし、1MビツトDRAM以上の超LSIになる
と、縮少化により開孔部Wは1μm以下となり、
その段差HはRIE化により急峻でかつ大きくなつ
てくる。
と、縮少化により開孔部Wは1μm以下となり、
その段差HはRIE化により急峻でかつ大きくなつ
てくる。
このようなアスペクト比(H/W)が0.5以上
に大きい場合、スパツタ法ではいわゆる
「selfshadowing」のためAl−Si膜の段差被覆率
は極端に悪くなり、信頼性面で問題となる。
に大きい場合、スパツタ法ではいわゆる
「selfshadowing」のためAl−Si膜の段差被覆率
は極端に悪くなり、信頼性面で問題となる。
この問題を解決する方法として、基板バイアス
スパツタ法やCVD法が開発されてきた。前者は
基板にマイナスバイアスをDCまたはRF(高周波)
で印加しながら、カソード(ターゲツト)にもバ
イアスをかけるもので、エツチングと堆積を同時
に行なうことによりステツプカバレージ(段差被
覆率)を改善しようとするものである。
スパツタ法やCVD法が開発されてきた。前者は
基板にマイナスバイアスをDCまたはRF(高周波)
で印加しながら、カソード(ターゲツト)にもバ
イアスをかけるもので、エツチングと堆積を同時
に行なうことによりステツプカバレージ(段差被
覆率)を改善しようとするものである。
この方法は段差のある領域と平坦な領域のAl
膜厚差が大きくなる欠点やスループツトがかなり
悪いこともあり、実用化には至つていない。
膜厚差が大きくなる欠点やスループツトがかなり
悪いこともあり、実用化には至つていない。
一方、Al CVD法は上記self−shadowingがな
いためにステツプカバレージがすぐれているとい
うCVD特有の利点をメタルに応用しようという
もので、4〜5年前より開発され始めた。
いためにステツプカバレージがすぐれているとい
うCVD特有の利点をメタルに応用しようという
もので、4〜5年前より開発され始めた。
CVD Al膜の形成方法はたとえば、ソリツドス
テートテクノロジー1982(Solide State
Technol./December1982.P62)などに示されて
おり、低圧ホツトウオール型反応管にAlソース
としてトリイソブチルAl(TIBA)やトリメチル
Al(TMA)の蒸気を導入し、熱分解によりAl膜
を堆積する方法がよく用いられている。
テートテクノロジー1982(Solide State
Technol./December1982.P62)などに示されて
おり、低圧ホツトウオール型反応管にAlソース
としてトリイソブチルAl(TIBA)やトリメチル
Al(TMA)の蒸気を導入し、熱分解によりAl膜
を堆積する方法がよく用いられている。
この場合、Al膜は結晶核形成が低く、三次元
的に核が成長するので、表面凹凸が大きくなり、
反射率が低いという欠点がある。これを解決する
には、上記文献に説明されるようにTiCl4蒸気を
Al堆積前に導入して核形成を促進する方法が知
られている。
的に核が成長するので、表面凹凸が大きくなり、
反射率が低いという欠点がある。これを解決する
には、上記文献に説明されるようにTiCl4蒸気を
Al堆積前に導入して核形成を促進する方法が知
られている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上述のTiCl4蒸気を用いた方法
でも未だ結晶核形成は十分ではなく、反射率も〜
20%以下と低い。
でも未だ結晶核形成は十分ではなく、反射率も〜
20%以下と低い。
さらに、TiCl4ガスは腐食性があるので、装置
構成材料が制限される点、排気処理が複雑になる
点、さらにAl膜と下地の界面にわずかにClが残
り、Al腐食の可能性がある点などの欠点があつ
た。
構成材料が制限される点、排気処理が複雑になる
点、さらにAl膜と下地の界面にわずかにClが残
り、Al腐食の可能性がある点などの欠点があつ
た。
この発明は、前記従来技術が持つている問題点
のうち、結晶核形成が不十分で反射率が低い点
と、装置構成材料が制限される点と、排気処理が
複雑になる点と、Al腐食の可能性がある点につ
いて解決したCVD装置を提供するものである。
のうち、結晶核形成が不十分で反射率が低い点
と、装置構成材料が制限される点と、排気処理が
複雑になる点と、Al腐食の可能性がある点につ
いて解決したCVD装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、CVD装置において、真空反応管
内に配設したウエハを加熱するコールドウオール
型電気炉と、AlまたはTiをウエハに蒸着する蒸
着源とを設けたものである。
内に配設したウエハを加熱するコールドウオール
型電気炉と、AlまたはTiをウエハに蒸着する蒸
着源とを設けたものである。
(作用)
この発明によれば、以上のようにCVD装置を
構成したので、コールドウオール型電気炉で加熱
されたAlまたはTiを蒸着してウエハに堆積させ
た後、Alソースを導入し、ウエハ上にのみAlを
堆積させるように働き、したがつて、前記問題点
を解決できる。
構成したので、コールドウオール型電気炉で加熱
されたAlまたはTiを蒸着してウエハに堆積させ
た後、Alソースを導入し、ウエハ上にのみAlを
堆積させるように働き、したがつて、前記問題点
を解決できる。
(実施例)
以下、この発明のCVD装置の実施例について
図面に基づき説明する。第1図はその一実施例の
構成を示す図である。この第1図において、真空
反応管として石英管ベルジヤ1内に抵抗加熱用タ
ンタルボート2が配設されている。この抵抗加熱
用タンタルボート2にはAlインゴツト3が装填
されている。
図面に基づき説明する。第1図はその一実施例の
構成を示す図である。この第1図において、真空
反応管として石英管ベルジヤ1内に抵抗加熱用タ
ンタルボート2が配設されている。この抵抗加熱
用タンタルボート2にはAlインゴツト3が装填
されている。
抵抗加熱用タンタルボート2はスライダツク型
電源4が接続されている。このスライダツク型電
源4により、抵抗加熱用タンタルボート2に通電
加熱して、Alインゴツト3を蒸発させるように
なつている。
電源4が接続されている。このスライダツク型電
源4により、抵抗加熱用タンタルボート2に通電
加熱して、Alインゴツト3を蒸発させるように
なつている。
また、石英管ベルジヤ1内には、コールドウオ
ール電気炉としてのヒータブロツク5が配置され
ている。ヒータブロツク5上には、回転石英サセ
プタ6が配置されている。回転石英サセプタ6上
にウエハ8が載置されるようになつている。ヒー
タブロツク5はウエハ7のみを加熱するものであ
る。
ール電気炉としてのヒータブロツク5が配置され
ている。ヒータブロツク5上には、回転石英サセ
プタ6が配置されている。回転石英サセプタ6上
にウエハ8が載置されるようになつている。ヒー
タブロツク5はウエハ7のみを加熱するものであ
る。
また、ヒータブロツク5上にはガスノズル8が
突出されている。ガスノズル8の下部はガス管9
に連結されている。このガス管9は石英管ベンジ
ヤ1を貫通して、バルブ10a,10bを介して
CVD Alソース(TIBAまたはTMA)11に連
結されている。
突出されている。ガスノズル8の下部はガス管9
に連結されている。このガス管9は石英管ベンジ
ヤ1を貫通して、バルブ10a,10bを介して
CVD Alソース(TIBAまたはTMA)11に連
結されている。
このCVD Alソース11はステンレスボンベ1
2(バブラ管)内に収納されている。このステン
レスボンベ12は恒温槽13内に収納されてい
る。このステンレスボンベ12内にはガス管14
とバルブ10cを通してArガスが導入されるよ
うになつている。
2(バブラ管)内に収納されている。このステン
レスボンベ12は恒温槽13内に収納されてい
る。このステンレスボンベ12内にはガス管14
とバルブ10cを通してArガスが導入されるよ
うになつている。
また、上記ヒータブロツク5は温度調節器15
により、加熱温度が調節されるようになつてい
る。なお、16は石英管ベルジヤ1に設けられた
高真空排気系である。
により、加熱温度が調節されるようになつてい
る。なお、16は石英管ベルジヤ1に設けられた
高真空排気系である。
次に、以上のように構成されたこの発明の
CVD装置の動作について説明する。まず、石英
管ベルジヤ1内の抵抗加熱用タンタルボート2に
Alインゴツト3を装填しかつ回転石英サセプタ
6にウエハ7を載置して温調器15によりウエハ
7の温度を〜280℃に加熱する。
CVD装置の動作について説明する。まず、石英
管ベルジヤ1内の抵抗加熱用タンタルボート2に
Alインゴツト3を装填しかつ回転石英サセプタ
6にウエハ7を載置して温調器15によりウエハ
7の温度を〜280℃に加熱する。
また、回転石英サセプタ6の中心真上に立てら
れているガスノズル8へは恒温槽13で40〜60℃
に保温されたステンレスボンベ12内のTIBAソ
ース11がArキヤリヤガスにより運ばれる態勢
にしておく。
れているガスノズル8へは恒温槽13で40〜60℃
に保温されたステンレスボンベ12内のTIBAソ
ース11がArキヤリヤガスにより運ばれる態勢
にしておく。
この状態でウエハ7へのAl原子の堆積手順に
ついて説明する。まず高真空排気系16によりベ
ース圧力を10-6Torr台にする。
ついて説明する。まず高真空排気系16によりベ
ース圧力を10-6Torr台にする。
次に回転石英サセプタ6の斜め上方に置かれて
いる抵抗加熱用タンタルボート2内のAlインゴ
ツト3にスライダツク型電源4により電力を
3KV.1A程度印加し、Al原子をウエハ7上に膜厚
200Å程度堆積させる。
いる抵抗加熱用タンタルボート2内のAlインゴ
ツト3にスライダツク型電源4により電力を
3KV.1A程度印加し、Al原子をウエハ7上に膜厚
200Å程度堆積させる。
続いて、Arガスを200c.c./minでステンレスボ
ンベ12内にバルブ10b,10a、ガス管9を
通して流し、バブリングさせTIBA蒸気を含んだ
Arガスを石英管ベルジヤ1内に導入し、反応圧
を0.5〜1Torrとする。
ンベ12内にバルブ10b,10a、ガス管9を
通して流し、バブリングさせTIBA蒸気を含んだ
Arガスを石英管ベルジヤ1内に導入し、反応圧
を0.5〜1Torrとする。
TIBAは〜260℃で熱分解するが、回転石英サ
セプタ6上のみ280℃に加熱されているので、
TIBAはウエハ7上でのみ熱分解を起こし、蒸着
された薄いAl層上にCVD Al膜を1μm堆積させ
る。
セプタ6上のみ280℃に加熱されているので、
TIBAはウエハ7上でのみ熱分解を起こし、蒸着
された薄いAl層上にCVD Al膜を1μm堆積させ
る。
第2図はこの発明のCVD装置の第2の実施例
の構成を示す図である。この第2図において、第
1図と同一部分には同一符号を付するにとどめ、
第1図とは異なる部分を重点的に述べる。
の構成を示す図である。この第2図において、第
1図と同一部分には同一符号を付するにとどめ、
第1図とは異なる部分を重点的に述べる。
この第2図では、第1図におけるヒータブロツ
ク5を主体とする抵抗加熱蒸着源の代わりに電子
ビーム蒸着源を備えたAl CVD装置である。
ク5を主体とする抵抗加熱蒸着源の代わりに電子
ビーム蒸着源を備えたAl CVD装置である。
この第2図において、石英管ベルジヤ3内に銅
ルツボ23が配置されている。銅ルツボ23内に
は水冷管24が貫通しており、この水冷管24内
に流通する冷却水で銅ルツボ23が冷却されるよ
うになつている。
ルツボ23が配置されている。銅ルツボ23内に
は水冷管24が貫通しており、この水冷管24内
に流通する冷却水で銅ルツボ23が冷却されるよ
うになつている。
銅ルツボ23には、チタンインゴツト25が収
納されるようになつている。この銅ルツボ23に
はコールドウオール型電気炉としての電子源27
とマグネツト26が設けられており、電子源27
から放射される電子流29はマグネツト26で偏
向されて、チタンインゴツト25を照射するよう
になつている。
納されるようになつている。この銅ルツボ23に
はコールドウオール型電気炉としての電子源27
とマグネツト26が設けられており、電子源27
から放射される電子流29はマグネツト26で偏
向されて、チタンインゴツト25を照射するよう
になつている。
また、石英管ベルジヤ3内の上部には赤外線ラ
ンプヒータ28が配設されている。この赤外線ラ
ンプヒータ28の近傍にはプラネタリ治具21が
配設されている。プラネタリ治具21には、ウエ
ハ7が装填されるようになつている。
ンプヒータ28が配設されている。この赤外線ラ
ンプヒータ28の近傍にはプラネタリ治具21が
配設されている。プラネタリ治具21には、ウエ
ハ7が装填されるようになつている。
この石英管ベルジヤ3内において、プラネタリ
治具21と銅ルツボ23間にはシヤツタ22が介
在されている。なお、石英管ベルジヤ3内に導入
するTIBA蒸気を含んだArガスを導入する系統
は第1図と同様である。
治具21と銅ルツボ23間にはシヤツタ22が介
在されている。なお、石英管ベルジヤ3内に導入
するTIBA蒸気を含んだArガスを導入する系統
は第1図と同様である。
次に、この第2図の実施例の動作について説明
する。水冷された銅ルツボ23内にチタンインゴ
ツト25を入れて、電子源26よりの電子源29
をマグネツト27で収束偏向させてチタンインゴ
ツト25に照射する。
する。水冷された銅ルツボ23内にチタンインゴ
ツト25を入れて、電子源26よりの電子源29
をマグネツト27で収束偏向させてチタンインゴ
ツト25に照射する。
これにより、溶融したチタンインゴツト25の
チタン原子はシヤツタ22を開くと赤外線ランプ
28で280℃に加熱されたプラネタリ治具21上
のウエハ7に付着する。その厚さを〜200Å以下
に制御する。
チタン原子はシヤツタ22を開くと赤外線ランプ
28で280℃に加熱されたプラネタリ治具21上
のウエハ7に付着する。その厚さを〜200Å以下
に制御する。
続いて、上記実施例と同じ条件でCVD Al膜を
1μm堆積させる。
1μm堆積させる。
上記第1および第2の実施例の共通する構成部
材は、 (1) ウエハ7(回転サセプタ6やプラネタリ治具
23も含み)のみが加熱保持されていること、 (2) メタル蒸着源(ヒータブロツク5の抵抗また
は電子源26の電子ビーム加熱)を具備してい
ること、 (3) CVD Alソース(TIBAまたはTMA)ガス
を石英管ベルジヤ3内に導入していること、 であり、共通プロセス手順は(1)蒸着源よりAlま
たはTiを〜200Å以下の膜厚でウエハ上に堆積さ
せ、(2)TIBAまたはTMA蒸気をArキヤリヤガス
で毎分50c.c.〜500c.c.の速さ、反応圧0.5〜2Torr、
反応温度270〜300℃、反応時間20分〜60分の条件
でAl膜を1μm堆積させるものである。
材は、 (1) ウエハ7(回転サセプタ6やプラネタリ治具
23も含み)のみが加熱保持されていること、 (2) メタル蒸着源(ヒータブロツク5の抵抗また
は電子源26の電子ビーム加熱)を具備してい
ること、 (3) CVD Alソース(TIBAまたはTMA)ガス
を石英管ベルジヤ3内に導入していること、 であり、共通プロセス手順は(1)蒸着源よりAlま
たはTiを〜200Å以下の膜厚でウエハ上に堆積さ
せ、(2)TIBAまたはTMA蒸気をArキヤリヤガス
で毎分50c.c.〜500c.c.の速さ、反応圧0.5〜2Torr、
反応温度270〜300℃、反応時間20分〜60分の条件
でAl膜を1μm堆積させるものである。
(発明の効果)
以上、詳細に説明したようにこの発明によれ
ば、コールドウオール型熱分解を採用しているの
で、ソース効率が改善されることにより真空反応
管内の不要領域へのAlの堆積が抑制され、保守
が容易となる。
ば、コールドウオール型熱分解を採用しているの
で、ソース効率が改善されることにより真空反応
管内の不要領域へのAlの堆積が抑制され、保守
が容易となる。
またウエハ上に未分解Alソースが付着する確
率が小さいので、C、Hなどの不純物の少ない良
好なAl膜が形成できる。
率が小さいので、C、Hなどの不純物の少ない良
好なAl膜が形成できる。
さらに、同一高真空内で、CVD Alの触媒とな
り得るAlまたはTiを蒸着法によつて堆積するこ
とにより、CVD Alの結晶核生成を促進でき、反
射率を改善することができる。この点をデータ等
に基づき以下具体的に示す。結晶核生成密度の評
価法としては、Al膜形成初期段階のSEM観察と
シート抵抗のAl膜厚依存性がある。第3図a,
bはAl膜形成初期段階のSEM観察結果を示すが、
第3図aのTi蒸着(本発明)は、第3図bの
TiCl4蒸気導入(従来)に比較してはるかに核の
数が多く、緻密であることが分る。また、第4図
はシート抵抗のAl膜厚存在性を示すが、この第
4図においてシート抵抗が急激に減少する膜厚、
すなわち島状核が合体して面状膜となり“薄膜効
果”がなくなる膜厚は、Ti蒸着の本発明(曲線
a)では、曲線bの従来例(ただし、この従来例
は、単にTIBAガスやTMAガスを熱分解してAl
膜を堆積させる方法)より、薄いAl膜の段階で
起ることがわかる。これらから本発明によれば、
CVD Alの結晶核生成が従来に比較し促進されて
いることが分る。なお、第3図および第4図では
Al蒸気の場合は示していないが、Ti蒸着と同様
の結果が得られている。
り得るAlまたはTiを蒸着法によつて堆積するこ
とにより、CVD Alの結晶核生成を促進でき、反
射率を改善することができる。この点をデータ等
に基づき以下具体的に示す。結晶核生成密度の評
価法としては、Al膜形成初期段階のSEM観察と
シート抵抗のAl膜厚依存性がある。第3図a,
bはAl膜形成初期段階のSEM観察結果を示すが、
第3図aのTi蒸着(本発明)は、第3図bの
TiCl4蒸気導入(従来)に比較してはるかに核の
数が多く、緻密であることが分る。また、第4図
はシート抵抗のAl膜厚存在性を示すが、この第
4図においてシート抵抗が急激に減少する膜厚、
すなわち島状核が合体して面状膜となり“薄膜効
果”がなくなる膜厚は、Ti蒸着の本発明(曲線
a)では、曲線bの従来例(ただし、この従来例
は、単にTIBAガスやTMAガスを熱分解してAl
膜を堆積させる方法)より、薄いAl膜の段階で
起ることがわかる。これらから本発明によれば、
CVD Alの結晶核生成が従来に比較し促進されて
いることが分る。なお、第3図および第4図では
Al蒸気の場合は示していないが、Ti蒸着と同様
の結果が得られている。
また、第5図は反射率を示す。この第5図のよ
うに、本発明の分光反射特性(曲線a)は、
TiCl4蒸気導入の従来の分光反射特性(曲線b)
より水銀ランプのg−line(λ=436nm)で優れ
ていることが分る。
うに、本発明の分光反射特性(曲線a)は、
TiCl4蒸気導入の従来の分光反射特性(曲線b)
より水銀ランプのg−line(λ=436nm)で優れ
ていることが分る。
加えて、腐食性ガスを使用しないので、装置材
料の制限がなく、排気処理も従来に比べて簡便と
なる。
料の制限がなく、排気処理も従来に比べて簡便と
なる。
また蒸着ソースAlとTiの交換も容易なので、
Tiを下敷にすると不都合なデバイスにはAlを下
敷に、また超LSIなどの浅接合用電極配線に有効
なSi/Ti/Al構成にしたときはTiをバリヤメタ
ルとして使うなどのケースバイケースに下敷を選
択することができる。
Tiを下敷にすると不都合なデバイスにはAlを下
敷に、また超LSIなどの浅接合用電極配線に有効
なSi/Ti/Al構成にしたときはTiをバリヤメタ
ルとして使うなどのケースバイケースに下敷を選
択することができる。
第1図はこの発明のCVD装置の一実施例の構
成を示す図、第2図はこの発明のCVD装置の他
の実施例の構成を示す図、第3図a,bは本発明
と従来とのAl形成初期段階でのSEM観察結果を
示す平面図、第4図は本発明と従来とのシート抵
抗Al膜厚依存性を示す特性図、第5図は本発明
と従来との分光反射特性を示す特性図である。 1……石英管ベルジヤ、2……抵抗加熱用タン
タルボート、3……Alインゴツト、4……スラ
イダツク型電源、5……ヒータブロツク、7……
ウエハ、11……CVD Alソース、21……プラ
ネタリ治具、22……シヤツタ、23……銅ルツ
ボ、25……Tiインゴツト、26……マグネツ
ト、27……電子源、28……赤外線ランプ。
成を示す図、第2図はこの発明のCVD装置の他
の実施例の構成を示す図、第3図a,bは本発明
と従来とのAl形成初期段階でのSEM観察結果を
示す平面図、第4図は本発明と従来とのシート抵
抗Al膜厚依存性を示す特性図、第5図は本発明
と従来との分光反射特性を示す特性図である。 1……石英管ベルジヤ、2……抵抗加熱用タン
タルボート、3……Alインゴツト、4……スラ
イダツク型電源、5……ヒータブロツク、7……
ウエハ、11……CVD Alソース、21……プラ
ネタリ治具、22……シヤツタ、23……銅ルツ
ボ、25……Tiインゴツト、26……マグネツ
ト、27……電子源、28……赤外線ランプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) 真空反応管内に配設されウエハを加熱す
るコールドウオール型の電気炉と、 (b) 上記真空反応管内に配置され上記ウエハに
AlまたはTiを蒸着して堆積させる蒸着源と、 (c) 上記ウエハに上記AlまたはTiを堆積した状
態でArキヤリアガスにより上記真空反応管内
にCVDAlソースを導入する手段とからなる
CVD装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10596885A JPS61264175A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | Cvd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10596885A JPS61264175A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | Cvd装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61264175A JPS61264175A (ja) | 1986-11-22 |
JPS634915B2 true JPS634915B2 (ja) | 1988-02-01 |
Family
ID=14421578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10596885A Granted JPS61264175A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | Cvd装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61264175A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0373247A (ja) * | 1989-08-10 | 1991-03-28 | Mitsubishi Materials Corp | ワーク配列装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2559703B2 (ja) * | 1986-04-11 | 1996-12-04 | 富士通株式会社 | 配線膜のエピタキシヤル成長方法 |
JP2776826B2 (ja) * | 1988-04-15 | 1998-07-16 | 株式会社日立製作所 | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2765295B2 (ja) * | 1991-10-01 | 1998-06-11 | 日本電気株式会社 | アルミ薄膜の形成方法 |
-
1985
- 1985-05-20 JP JP10596885A patent/JPS61264175A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0373247A (ja) * | 1989-08-10 | 1991-03-28 | Mitsubishi Materials Corp | ワーク配列装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61264175A (ja) | 1986-11-22 |
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