JPS6349117A

JPS6349117A - 電気掃除機

Info

Publication number: JPS6349117A
Application number: JP19322886A
Authority: JP
Inventors: 和馬周防; 公軌加藤
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1986-08-19
Filing date: 1986-08-19
Publication date: 1988-03-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、主に床を移動させて使用する電気掃除機に関
するものである。

従来の技術従来の床を移動させて使用する電気掃除機は、第４図に
示すように、接続パイプ１を介して本体２にホース３を
接続し、このホース３を引張ることにより床面上を移動
させていた。前記本体２の前部には、接続パイプ１と連
結させるためのフロントカバー４を設けており、このフ
ロントカバー４は本体２の前部底面を形成している。そ
して、前記本体２がしきい等の突出部５を有した床面を
移動する場合には、まず、この突出部５にフロントカバ
ー４が当接する。その次に、フロントカバー４と本体２
の底面が突出部６をすべり、前輪６の前輪カバー７が突
出部６に乗り上げて、前輪ローラー８が突出部５に接触
して、移動していくものであった。なお、本体２ならび
にフロントカバー４は成形のしやすさやコストの点から
ＡＢＳ樹脂やポリスチレン樹脂等で形成されている。

発明が解決しようとする問題点しかし、床面のしきい等の突出部６を乗り越える時に、
本体２ならびにフロントカバー４の底面が突出部６と擦
れあう。そのため、本体２ならびにフロントカバー４の
底面と突出部６が、互いの摩擦力により削られたり、傷
付けられたりしていた。また、本体２の移動速度が速い
ときには、突出部５とフロントカバー４が衝突しあい、
損傷することもあった。この問題点を解決するために本
体２ならびにフロントカバー４を、従来使用していたＡ
ＢＳ樹脂やポリスチレン樹脂よりも摩擦係数の小さい材
質で形成することも考えられるが、コストや成形のしや
すさの面からＡＢＳ樹脂やポリスチレン樹脂に勝る材質
がない。そこで本発明は、床面のしきい等の突出部を乗
り越える際に傷等が発生しない電気掃除機を低コストに
提供することを目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段この目的を達成するために本発明の電気掃除機は、本体
を形成する材質よシも摩擦係数の小さい材質からなる保
護部を、少なくとも本体前部底面に取付けた構成にした
ものである。

作　　用そのため、まず、先に保護部が床面のしきい等の突出部
と当接する。そして、保護部が床面のしきい等の突出部
を乗り越えても、本体を形成する材質よりも摩擦係数の
小さい材質で保護部を形成しているので、本体がしきい
等の突出部を乗り越えて擦れる時よりも発生する摩擦力
が小さく、保護部と突出部に与える損傷をおさえること
ができるのである。

実施例以下に本発明の電気掃除機の一実施例について第１図か
ら第３図を参照して説明する。

第２図に示すように本体９の前後底面には移動用の前車
輪１ｏと後車輪１１をそれぞれ設けている。また、本体
９の前部には、本体９の前面を形成するフロントカバー
１４を設けている。このフロントカバー１４には、接続
パイプ１３を介してホース１２が連結されている。そし
て、前記フロントカバー１４の底面には、本体９やフロ
ントカバー１４の材質よシも摩擦係数の小さい材質例え
ば四フッ化エチレン樹脂からなる保護部１５が配置され
ている。この保護部１５は第１図に示すように、ゆるや
かな曲面形状に形成しており、本体９およびフロントカ
バー１４に対してウレタンフオーム等よりなる緩衝材１
ｅを介して取付けられている。また、前記保護部１５の
後方には、前車輪１０のローラー１７を保持する前輪カ
バー１８が配置されている。なお、本体９ならびにフロ
ントカバー１４を形成する材質に、価格が安く、加工し
やすいＡＢＳ樹脂やポリスチレン樹脂を使用している。

そして、前記保護部１６の材質には、ＡＢＳ樹脂やポリ
スチレン樹脂よりも摩擦係数の小さい四フッ化エチレン
樹脂を使用している。この四フフ化エチレン樹脂の動摩
擦係数は、ＡＢＳ樹脂やポリスチレン樹脂の０．２０か
ら０．４５という値に対して、０．１０の値を示し、１
／４から１／２程度小さい。そのため、発生する摩擦力
も小さくなる。

次に、本実施例の電気掃除機の動作を説明する。

第３図に示すように、掃除中にホース１２を引張り、矢
印入方向へ本体９を移動させる。この時、床面上のしき
い等の突出部１９を乗り越える際に、まず、保護部１５
が突出部１９に衝突する。そして、保護部１６の外面が
突出部１９をすベシながら移動し、保護部１５が突出部
１９を通過すると、前輪カバー１８が突出部１９に乗り
上げて、前輪ローラー１７が移動して、突出部１９を乗
り越える。なお、保護部１５が突出部１９をすペシなが
ら移動するとき、保護部１６が本体９よりも摩擦係数が
小さい四フッ化エチレン樹脂等の材質で形成されている
ので、突出部１９との間に発生する摩擦力を、従来より
も小さくできる。

このように本実施例では、本体９を形成する材質よりも
摩擦係数の小さい材質で形成した保護部１５を緩衝材１
６を介して本体９の前部底面に取付けたことによシ、床
面の突出部１９を保護部１５がなめらかにすべυながら
移動し、突出部１９が摩擦のためにけずられたりするこ
とを防止できる。

さらに、保護部１５を緩衝材１６を介して本体９に取り
付けているため、突出部１９に衝突時の衝撃を緩衝材１
６が吸収し、本体９ならびにフロントカバー１４と突出
部１９が衝突によって損傷することを防止する。このた
め、本体９を床面で移動させる際に、しきい等の突出部
１９を傷つけずに移動させることができるので、特別な
注意をはらうととなく使用でき、使い勝手がよいのであ
る。

また、本体９ならびにフロントカバー１４には、コスト
と成形のしやすさの面で勝れているＡＢＳ樹脂やポリス
チレン樹脂を使用でき、保護部１６のみが四フッ化エチ
レン樹脂を使用するので、コストを安くでき、また成−
形しやすいのである。

発明の効果以上のように本発明は、本体を形成する材質よりも摩擦
係数の小さい材質からなる保護部を、すくなくとも本体
前部底面に取付けたことにより、床面のしきい等を乗り
越えさせる時に、最初にしきい等に保護部が接触し、保
護部がすべる様にして移動し、しきい等と保護部との間
に発生する摩擦力が小さいため、しきい等や保護部に傷
が付きにくいのである。そのため、本体を移動させる際
に、しきい等に注意する必要がなく、安心して使用でき
、また、本体の寿命を伸ばせるのである。

さらに、保護部のみが摩擦係数の小さな材質を使用する
ため、本体にはコストが安く形成しやすい材料を使用す
ることができるので、コストを安くでき作りやすくする
ことができるのである。

このように本発明は、コストが安くて作シやすく、使い
勝手がよくて器機の寿命を伸ばせる等の優れた効果を有
する電気掃除機を得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電気掃除機の一実施例を示す要部断面
図、第２図は同側面図、第３図は同使用状態を示す要部
断面図、第４図は従来の電気掃除機を示す要部を破断し
た図である。９・・・・・・本体、１．０甲・・４・前車輪、１１・
・・・・・後車輪、１４・・・・・・フロントカバー、
１６・・・・・・保護部、１６・・・・・・緩衝材。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）本体底面部に移動用の車輪を有し、この本体移動
時に床面のしきい等の突出部と接する保護部を少なくと
も本体前部底面に取り付け、前記保護部は本体を形成す
る材質よりも摩擦係数の小さい材質からなる構成の電気
掃除機。
（２）保護部が、緩衝材を介して本体に取付けられた特
許請求の範囲第１項記載の電気掃除機。