JPS6349113B2 - - Google Patents
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- JPS6349113B2 JPS6349113B2 JP57199709A JP19970982A JPS6349113B2 JP S6349113 B2 JPS6349113 B2 JP S6349113B2 JP 57199709 A JP57199709 A JP 57199709A JP 19970982 A JP19970982 A JP 19970982A JP S6349113 B2 JPS6349113 B2 JP S6349113B2
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- sleeve
- valve body
- valve
- flow rate
- axial direction
- Prior art date
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Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 25
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
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- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000006903 response to temperature Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K39/00—Devices for relieving the pressure on the sealing faces
- F16K39/04—Devices for relieving the pressure on the sealing faces for sliding valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lift Valve (AREA)
- Sliding Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は流量調整弁に関し、更に詳しくは、弁
スプールの軸方向移動により被制御流体の流量調
整を行なう流量調整弁に関する。
スプールの軸方向移動により被制御流体の流量調
整を行なう流量調整弁に関する。
従来より、バルブボデー内に形成したシリンダ
室の一端部側を被制御流体の流入口とし、シリン
ダ室内に摺動可能に設けた弁スプールの軸方向移
動によりシリンダ室の側部に開口した流出路の開
度を調整するようにした流量調整弁が用いられて
いる。この種の流量調整弁においては、弁スプー
ルがバルブボデーの内面に接触して軸方向に移動
するため、バルブボデー内への弁スプールの組付
け時にバルブボデーと弁スプールとの軸心のずれ
が生じた場合や、被制御流体の温度変化によりバ
ルブボデーの内面等に変形が生じた場合等には弁
スプールやそれを駆動する駆動装置に無理な力が
加わり、弁スプールに円滑な動きをさせることが
困難になり、微妙な流量調整が困難になる。
室の一端部側を被制御流体の流入口とし、シリン
ダ室内に摺動可能に設けた弁スプールの軸方向移
動によりシリンダ室の側部に開口した流出路の開
度を調整するようにした流量調整弁が用いられて
いる。この種の流量調整弁においては、弁スプー
ルがバルブボデーの内面に接触して軸方向に移動
するため、バルブボデー内への弁スプールの組付
け時にバルブボデーと弁スプールとの軸心のずれ
が生じた場合や、被制御流体の温度変化によりバ
ルブボデーの内面等に変形が生じた場合等には弁
スプールやそれを駆動する駆動装置に無理な力が
加わり、弁スプールに円滑な動きをさせることが
困難になり、微妙な流量調整が困難になる。
特公昭49−46338号公報には、バルブボデー内
に半径方向に遊動可能に支持させたスリーブ内に
弁スプールを摺動可能に嵌合させた構造が開示さ
れている。この弁構造においては、バルブボデー
への弁スプールの組付け時にバルブボデーに対す
る弁スプールの軸心がずれた場合に、スリーブの
外周面とバルブボデーの内面との間で弁スプール
の軸心のずれを吸収することができる。
に半径方向に遊動可能に支持させたスリーブ内に
弁スプールを摺動可能に嵌合させた構造が開示さ
れている。この弁構造においては、バルブボデー
への弁スプールの組付け時にバルブボデーに対す
る弁スプールの軸心がずれた場合に、スリーブの
外周面とバルブボデーの内面との間で弁スプール
の軸心のずれを吸収することができる。
更に、上記公報に開示されている弁構造におい
ては、スリーブがその外周面とバルブボデーの内
面との間の隙間を埋めるゴム状弾性部材ににより
バルブボデーの内面に支持されており、且つ、ス
リーブの軸方向両端がバルブボデーに設けられた
クツシヨン部材に当接しているので、熱膨脹によ
るスリーブの軸方向の伸びをクツシヨン部材によ
り吸収することは可能である。
ては、スリーブがその外周面とバルブボデーの内
面との間の隙間を埋めるゴム状弾性部材ににより
バルブボデーの内面に支持されており、且つ、ス
リーブの軸方向両端がバルブボデーに設けられた
クツシヨン部材に当接しているので、熱膨脹によ
るスリーブの軸方向の伸びをクツシヨン部材によ
り吸収することは可能である。
しかしながら、上記公報に開示された弁構造の
場合、スリーブ内に供給される被制御流体の圧力
や外力や弁スプールの動きの影響等によりスリー
ブが軸方向のどちらにも微妙に動き得るので、こ
の弁構造を単なる流路切替え弁として用いた場合
には特に問題はないが、流量調整弁に適用した場
合には、スリーブの動き等に伴つて被制御流体流
出路の開度が変化し、流量が変動する。したがつ
て微妙な流量調整が困難になる。
場合、スリーブ内に供給される被制御流体の圧力
や外力や弁スプールの動きの影響等によりスリー
ブが軸方向のどちらにも微妙に動き得るので、こ
の弁構造を単なる流路切替え弁として用いた場合
には特に問題はないが、流量調整弁に適用した場
合には、スリーブの動き等に伴つて被制御流体流
出路の開度が変化し、流量が変動する。したがつ
て微妙な流量調整が困難になる。
したがつて、本発明は、バルブボデーに対する
弁スプールの軸心のずれを吸収して弁スプールの
円滑な動きを確保することができるとともに、被
制御流体の温度変化や外力等の影響による流量調
整精度の低下を防止することができる流量調整弁
を提供することを目的とする。
弁スプールの軸心のずれを吸収して弁スプールの
円滑な動きを確保することができるとともに、被
制御流体の温度変化や外力等の影響による流量調
整精度の低下を防止することができる流量調整弁
を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための手段として、本発明
は、円筒状の内面を有するバルブボデーと、該バ
ルブボデー内に軸方向及び半径方向に遊動可能に
設けられた円筒状のスリーブと、該スリーブの内
面に摺動可能に嵌合し且つ軸方向移動によつてス
リーブの内面に開口する被制御流体流出路の開度
を調整する弁スプールと、被制御流体流出路の軸
方向両側のスリーブの外周面とバルブボデーの内
面との間に設けられてスリーブの軸方向移動を許
容しつつスリーブの外周面とバルブボデーの内面
との間をシールする環状の弾性シール部材とを備
え、前記スリーブが前記バルブボデーに対し軸方
向一方側に押しつけられていることを特徴とする
流量調整弁を提供する。
は、円筒状の内面を有するバルブボデーと、該バ
ルブボデー内に軸方向及び半径方向に遊動可能に
設けられた円筒状のスリーブと、該スリーブの内
面に摺動可能に嵌合し且つ軸方向移動によつてス
リーブの内面に開口する被制御流体流出路の開度
を調整する弁スプールと、被制御流体流出路の軸
方向両側のスリーブの外周面とバルブボデーの内
面との間に設けられてスリーブの軸方向移動を許
容しつつスリーブの外周面とバルブボデーの内面
との間をシールする環状の弾性シール部材とを備
え、前記スリーブが前記バルブボデーに対し軸方
向一方側に押しつけられていることを特徴とする
流量調整弁を提供する。
本発明による流量調整弁においては、弁スプー
ルと嵌合するスリーブがバルブボデー内で半径方
向に遊動可能であるので、バルブボデーに対する
弁スプールの軸心のずれをスリーブの外周面とバ
ルブボデーの内面との間で吸収することができ
る。したがつて、組付け時にバルブボデーに対す
る弁スプールの軸心のずれが生じた場合であつて
も、弁スプールの円滑な動きを確保することがで
きる。
ルと嵌合するスリーブがバルブボデー内で半径方
向に遊動可能であるので、バルブボデーに対する
弁スプールの軸心のずれをスリーブの外周面とバ
ルブボデーの内面との間で吸収することができ
る。したがつて、組付け時にバルブボデーに対す
る弁スプールの軸心のずれが生じた場合であつて
も、弁スプールの円滑な動きを確保することがで
きる。
また、バルブボデー内に軸方向に遊動可能に設
けられたスリーブがバルブボデーに対し軸方向一
方側に押しつけられているので、スリーブは外力
や弁スプールの動きの影響で軸方向に遊動するこ
とはない。したがつて、スリーブの遊動による被
制御流体流出路の開度の変動を防止でき、安定し
た流量調整を行なうことができる。しかも、スリ
ーブは温度上昇により押しつけ方向の反対の方向
に伸びることができるので、弁スプールの円滑な
動きを損なうようなスリーブの熱膨脹変形を防止
することができる。
けられたスリーブがバルブボデーに対し軸方向一
方側に押しつけられているので、スリーブは外力
や弁スプールの動きの影響で軸方向に遊動するこ
とはない。したがつて、スリーブの遊動による被
制御流体流出路の開度の変動を防止でき、安定し
た流量調整を行なうことができる。しかも、スリ
ーブは温度上昇により押しつけ方向の反対の方向
に伸びることができるので、弁スプールの円滑な
動きを損なうようなスリーブの熱膨脹変形を防止
することができる。
更に、スリーブの被制御流体流出路は温度変化
のみに依存して軸方向に変位し、しかも、温度変
化に対して決まつた方向に変位するので、スリー
ブ及び弁スプールの形状、寸法、材質等を温度変
化による被制御流体の粘度変化に合わせて適宜に
設定することにより、簡単に、温度変化による流
量変動を防止できることとなる。
のみに依存して軸方向に変位し、しかも、温度変
化に対して決まつた方向に変位するので、スリー
ブ及び弁スプールの形状、寸法、材質等を温度変
化による被制御流体の粘度変化に合わせて適宜に
設定することにより、簡単に、温度変化による流
量変動を防止できることとなる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本発明の第1実施例を示すものであ
る。第1図を参照すると、流量調整弁はバルブボ
デー1と、該バルブボデー内に軸方向に遊動可能
に設けられた円筒状のスリーブ2と、該スリーブ
2の内面2Aに摺動可能に嵌合する弁スプール3
とを備えている。弁スプール3は駆動軸4を介し
て駆動装置5に連結されている。駆動装置5はバ
ルブボデー1に固定されており、駆動軸4は駆動
装置5のケーシング5Aに摺動可能に支持されて
いる。駆動装置5はモータ5Bの回転出力により
ボールねじ機構5Cを介して駆動軸4に軸方向駆
動力を与えるようになつている。
る。第1図を参照すると、流量調整弁はバルブボ
デー1と、該バルブボデー内に軸方向に遊動可能
に設けられた円筒状のスリーブ2と、該スリーブ
2の内面2Aに摺動可能に嵌合する弁スプール3
とを備えている。弁スプール3は駆動軸4を介し
て駆動装置5に連結されている。駆動装置5はバ
ルブボデー1に固定されており、駆動軸4は駆動
装置5のケーシング5Aに摺動可能に支持されて
いる。駆動装置5はモータ5Bの回転出力により
ボールねじ機構5Cを介して駆動軸4に軸方向駆
動力を与えるようになつている。
バルブボデー1は被制御流体の流入口6と流出
口7とを有しており、スリーブ2の内面2Aには
流出口7に連通する流出路8が周方向に形成され
ている。流量調整は弁スプール3の軸方向移動に
よつて流出路8の開度を調整することにより行な
われる。ここでは、弁スプール3によつて流出路
8を流入口6に対し閉じることもできるようにな
つている。すなわち、流量調整弁は開閉弁として
の機能も有している。
口7とを有しており、スリーブ2の内面2Aには
流出口7に連通する流出路8が周方向に形成され
ている。流量調整は弁スプール3の軸方向移動に
よつて流出路8の開度を調整することにより行な
われる。ここでは、弁スプール3によつて流出路
8を流入口6に対し閉じることもできるようにな
つている。すなわち、流量調整弁は開閉弁として
の機能も有している。
ここでは、スリーブ2の内面2Aは弁スプール
3と滑合するように高精度に仕上げられるが、円
筒状のスリーブ2の内面加工であるから旋盤加工
等により容易に高精度に加工することができる。
一方、バルブボデー1の内面1Aは高精度に加工
する必要がないので、加工を容易に行なうことが
できる。バルブボデー1の内面1Aとスリーブ2
の外周面との間には適度の隙間9を形成すること
ができ、この隙間9により、バルブボデー1に対
する弁スプール3の軸心のずれを吸収させること
ができる。したがつて、スリーブ2と弁スプール
3との軸心は正確に一致させることができ、これ
により弁スプール3を円滑にすばやく動かすこと
ができる。10,11及び12はそれぞれシール
部材である。
3と滑合するように高精度に仕上げられるが、円
筒状のスリーブ2の内面加工であるから旋盤加工
等により容易に高精度に加工することができる。
一方、バルブボデー1の内面1Aは高精度に加工
する必要がないので、加工を容易に行なうことが
できる。バルブボデー1の内面1Aとスリーブ2
の外周面との間には適度の隙間9を形成すること
ができ、この隙間9により、バルブボデー1に対
する弁スプール3の軸心のずれを吸収させること
ができる。したがつて、スリーブ2と弁スプール
3との軸心は正確に一致させることができ、これ
により弁スプール3を円滑にすばやく動かすこと
ができる。10,11及び12はそれぞれシール
部材である。
スリーブ2とバルブボデー1との間には軸方向
の隙間tが確保されているため、スリーブ2の軸
方向の熱膨張はこの隙間tにより吸収される。一
方、この隙間tのために、スリーブ2はバルブボ
デー1に対し軸方向に動き得るが、本発明によれ
ば、スリーブ2は、ここではばね13によつて、
バルブボデー1に対し軸方向一方側に常時押しつ
けられているため、スリーブ2が外力によつて軸
方向に移動するようなことはない。したがつて、
流出路8の開度が外力の影響で変動するようなこ
とはない。
の隙間tが確保されているため、スリーブ2の軸
方向の熱膨張はこの隙間tにより吸収される。一
方、この隙間tのために、スリーブ2はバルブボ
デー1に対し軸方向に動き得るが、本発明によれ
ば、スリーブ2は、ここではばね13によつて、
バルブボデー1に対し軸方向一方側に常時押しつ
けられているため、スリーブ2が外力によつて軸
方向に移動するようなことはない。したがつて、
流出路8の開度が外力の影響で変動するようなこ
とはない。
スリーブ2をバルブボデー1に対し軸方向一方
側に押しつける態様としては、スリーブ2をケー
シング5A若しくはバルブボデー1の基準面Aに
押しつける態様と基準面Bに押しつける態様とが
あるが、ここでは、スリーブ2はバルブボデー1
の基準面Aに押しつけられている。すなわち、こ
こでは、スリーブ2の熱膨張による伸びの方向が
基準位置Cからの弁スプール3や駆動軸4の伸び
の方向に対し同方向となるようにセツトされてい
る。
側に押しつける態様としては、スリーブ2をケー
シング5A若しくはバルブボデー1の基準面Aに
押しつける態様と基準面Bに押しつける態様とが
あるが、ここでは、スリーブ2はバルブボデー1
の基準面Aに押しつけられている。すなわち、こ
こでは、スリーブ2の熱膨張による伸びの方向が
基準位置Cからの弁スプール3や駆動軸4の伸び
の方向に対し同方向となるようにセツトされてい
る。
上記構成において、被制御流体の温度が高いと
スリーブ2は熱膨張によつて基準面Bの方向に延
びる。一方、弁スプール3や駆動軸4は熱膨張に
よつてスリーブ2と同方向に伸びるため、流出路
8の開度の変化は極めて少なくなる。理論的には
全部品の温度と熱膨張係数とが同一であれば流出
路8の開度は全く変化しないことになる。したが
つて、温度分布の差による寸法L4+L3と寸法L1
+L2との差を考慮して、その寸法差分だけスリ
ーブ2、弁スプール3及び駆動軸4の熱膨張係数
に差をもたせれば、流出路8の開度を一定値にす
ることができることとなる。この場合、被制御流
体の温度変化による流量の変化要因は油の粘度指
数のみとなるので、駆動装置5による弁スプール
3の駆動量を被制御流体の温度による粘度指数の
変化に応じて修正すれば、流量を安定させること
ができるようになる。
スリーブ2は熱膨張によつて基準面Bの方向に延
びる。一方、弁スプール3や駆動軸4は熱膨張に
よつてスリーブ2と同方向に伸びるため、流出路
8の開度の変化は極めて少なくなる。理論的には
全部品の温度と熱膨張係数とが同一であれば流出
路8の開度は全く変化しないことになる。したが
つて、温度分布の差による寸法L4+L3と寸法L1
+L2との差を考慮して、その寸法差分だけスリ
ーブ2、弁スプール3及び駆動軸4の熱膨張係数
に差をもたせれば、流出路8の開度を一定値にす
ることができることとなる。この場合、被制御流
体の温度変化による流量の変化要因は油の粘度指
数のみとなるので、駆動装置5による弁スプール
3の駆動量を被制御流体の温度による粘度指数の
変化に応じて修正すれば、流量を安定させること
ができるようになる。
第2図は本発明の第2実施例を示すものであ
る。図において第1図と共通の参照符号を付した
ものは上記第1実施例と同様の構成要素である。
る。図において第1図と共通の参照符号を付した
ものは上記第1実施例と同様の構成要素である。
本実施例において、スリーブ2は上記第1実施
例と同様に基準面Aに押しつけられているが、被
制御流体の圧力を利用してスリーブ2を基準面A
に押しつけるようにした点が上記第1実施例と異
なつている。すなわち、基準面Bと対向するスリ
ーブ2の端面2Bに被制御流体の圧力Fを作用さ
せ、且つ、基準面Aと対向するスリーブ2の端面
2C側は通路14を介して大気に開放せしめてい
る。15はスリーブ2の内部と大気との間をシー
ルするためのシール部材である。
例と同様に基準面Aに押しつけられているが、被
制御流体の圧力を利用してスリーブ2を基準面A
に押しつけるようにした点が上記第1実施例と異
なつている。すなわち、基準面Bと対向するスリ
ーブ2の端面2Bに被制御流体の圧力Fを作用さ
せ、且つ、基準面Aと対向するスリーブ2の端面
2C側は通路14を介して大気に開放せしめてい
る。15はスリーブ2の内部と大気との間をシー
ルするためのシール部材である。
本実施例においても上記第1実施例と同様の作
用効果が得られるが、スリーブ2を軸方向一方側
に押しつけるためのばねが不要となるので部品数
の低減を図ることができるという利点がある。
用効果が得られるが、スリーブ2を軸方向一方側
に押しつけるためのばねが不要となるので部品数
の低減を図ることができるという利点がある。
第3図は本発明の第3実施例を示すものであ
る。図において第1図と共通の参照符号を付した
ものは上記第1実施例と同様の構成要素である。
る。図において第1図と共通の参照符号を付した
ものは上記第1実施例と同様の構成要素である。
本実施例においては、スリーブ2は、上記第1
及び第2実施例と異なり、基準面Bにばね13に
よつて押しつけられている。
及び第2実施例と異なり、基準面Bにばね13に
よつて押しつけられている。
したがつて、本実施例の場合、外力によるスリ
ーブ2の変動を防止できる点は上記第1及び第2
実施例と同様であるが、熱膨張によるスリーブ2
の伸び方向は弁スプール3及び駆動軸4の熱膨張
による伸び方向と逆の方向になる。したがつて、
被制御流体の温度が上昇すると、スリーブ2、弁
スプール3、駆動軸4等の熱膨張により、流出路
8の開度が減少することとなるが、被制御流体の
温度が上昇すると被制御流体の粘度が低下して流
量増加の傾向が生じるので、流出路8の開度の減
少はむしろ好都合となる。すなわち、被制御流体
の粘度低下による流量増分だけ流出路8の開度を
減少させることができるように、スリーブ2、弁
スプール3、駆動軸4等の熱膨張係数を選定すれ
ば、被制御流体の温度変化による流量の変動をな
くすことができるようになる。流量調整弁の温度
変化要因としては被制御流体の温度変化が最も支
配的であるから、本実施例の構成によれば、駆動
装置に温度変化に応じた制御を行なわせることな
く、流量を安定化させることができるようにな
る。
ーブ2の変動を防止できる点は上記第1及び第2
実施例と同様であるが、熱膨張によるスリーブ2
の伸び方向は弁スプール3及び駆動軸4の熱膨張
による伸び方向と逆の方向になる。したがつて、
被制御流体の温度が上昇すると、スリーブ2、弁
スプール3、駆動軸4等の熱膨張により、流出路
8の開度が減少することとなるが、被制御流体の
温度が上昇すると被制御流体の粘度が低下して流
量増加の傾向が生じるので、流出路8の開度の減
少はむしろ好都合となる。すなわち、被制御流体
の粘度低下による流量増分だけ流出路8の開度を
減少させることができるように、スリーブ2、弁
スプール3、駆動軸4等の熱膨張係数を選定すれ
ば、被制御流体の温度変化による流量の変動をな
くすことができるようになる。流量調整弁の温度
変化要因としては被制御流体の温度変化が最も支
配的であるから、本実施例の構成によれば、駆動
装置に温度変化に応じた制御を行なわせることな
く、流量を安定化させることができるようにな
る。
第4図は本発明の第4実施例を示すもので、図
において第1図及び第3図と共通の参照符号を付
したものは上記第1及び第3実施例と同様の構成
要素である。
において第1図及び第3図と共通の参照符号を付
したものは上記第1及び第3実施例と同様の構成
要素である。
本実施例において、スリーブ2が基準面Bに押
しつけられている点は上記第3実施例と同様であ
るが、被制御流体の圧力を利用してスリーブ2を
基準面Bに押しつけるようにした点が上記第3実
施例と異なつている。すなわち、本実施例におい
ては、基準面Aと対向するスリーブ2の端面2C
に被制御流体の圧力Fを作用させ、且つ、基準面
Bと対向するスリーブ2の端面2B側は通路14
を介してタンク又は大気に開放せしめている。1
5はスリーブ2の内部と大気との間をシールする
ためのシール部材である。
しつけられている点は上記第3実施例と同様であ
るが、被制御流体の圧力を利用してスリーブ2を
基準面Bに押しつけるようにした点が上記第3実
施例と異なつている。すなわち、本実施例におい
ては、基準面Aと対向するスリーブ2の端面2C
に被制御流体の圧力Fを作用させ、且つ、基準面
Bと対向するスリーブ2の端面2B側は通路14
を介してタンク又は大気に開放せしめている。1
5はスリーブ2の内部と大気との間をシールする
ためのシール部材である。
本実施例においても上記第3実施例と同様の作
用効果が得られるが、第2実施例の場合と同様に
スリーブ2を軸方向一方側に押しつけるためのば
ねが不要となるので、部品数の低減を図ることが
できる。
用効果が得られるが、第2実施例の場合と同様に
スリーブ2を軸方向一方側に押しつけるためのば
ねが不要となるので、部品数の低減を図ることが
できる。
以上各実施例につき説明したが、駆動装置は第
1図に示される構成のものに限定されず、また、
スリーブを軸方向一方側に押しつける手段は上記
図示実施例以外の態様であつてもよい。
1図に示される構成のものに限定されず、また、
スリーブを軸方向一方側に押しつける手段は上記
図示実施例以外の態様であつてもよい。
以上説明したように、本発明による流量調整弁
は、円筒状の内面を有するバルブボデーと、該バ
ルブボデー内に軸方向及び半径方向に遊動可能に
設けられた円筒状のスリーブと、スリーブの内周
面に摺動可能に嵌合し且つ軸方向移動によつてス
リーブの内周面に開口する被制御流体流出路の開
度を調整する弁スプールと、被制御流体流出路の
軸方向両側のスリーブの外周面とバルブボデーの
内面との間に設けられてスリーブの軸方向移動を
許容しつつスリーブの外周面とバルブボデーの内
面との間をシールする環状の弾性シール部材とを
備え、前記スリーブが前記バルブボデーに対し軸
方向一方側に押しつけられていることを特徴とす
るものであるから、弁スリーブに対する摺動面の
高精度加工を容易に行なうことができるととも
に、バルブボデーに対する弁スリーブの軸心のず
れを吸収して弁スリーブの動きを円滑に行なわせ
ることができるようになる。しかも、外力や温度
変化に伴なう流量調整精度の低下を容易に防止す
ることができるようになるという効果を奏する。
したがつて、特に限定はされないが、ダイカスト
マシンの溶湯射出装置における射出速度切換え用
の油圧駆動回路に適用すれば優れた効果を発揮す
る。
は、円筒状の内面を有するバルブボデーと、該バ
ルブボデー内に軸方向及び半径方向に遊動可能に
設けられた円筒状のスリーブと、スリーブの内周
面に摺動可能に嵌合し且つ軸方向移動によつてス
リーブの内周面に開口する被制御流体流出路の開
度を調整する弁スプールと、被制御流体流出路の
軸方向両側のスリーブの外周面とバルブボデーの
内面との間に設けられてスリーブの軸方向移動を
許容しつつスリーブの外周面とバルブボデーの内
面との間をシールする環状の弾性シール部材とを
備え、前記スリーブが前記バルブボデーに対し軸
方向一方側に押しつけられていることを特徴とす
るものであるから、弁スリーブに対する摺動面の
高精度加工を容易に行なうことができるととも
に、バルブボデーに対する弁スリーブの軸心のず
れを吸収して弁スリーブの動きを円滑に行なわせ
ることができるようになる。しかも、外力や温度
変化に伴なう流量調整精度の低下を容易に防止す
ることができるようになるという効果を奏する。
したがつて、特に限定はされないが、ダイカスト
マシンの溶湯射出装置における射出速度切換え用
の油圧駆動回路に適用すれば優れた効果を発揮す
る。
第1図は本発明の第1実施例を示す流量調整弁
の要部縦断面側面図、第2図ないし第4図は本発
明の第2ないし第4実施例をそれぞれ示す流量調
整弁の要部縦断面側面図である。 1……バルブボデー、2……スリーブ、3……
弁スプール、7……流出路。
の要部縦断面側面図、第2図ないし第4図は本発
明の第2ないし第4実施例をそれぞれ示す流量調
整弁の要部縦断面側面図である。 1……バルブボデー、2……スリーブ、3……
弁スプール、7……流出路。
Claims (1)
- 1 円筒状の内面を有するバルブボデーと、該バ
ルブボデー内に軸方向及び半径方向に遊動可能に
設けられた円筒状のスリーブと、該スリーブの内
面に摺動可能に嵌合し且つ軸方向移動によつてス
リーブの内面に開口する被制御流体流出路の開度
を調整する弁スプールと、被制御流体流出路の軸
方向両側のスリーブの外周面とバルブボデーの内
面との間に設けられてスリーブの軸方向移動を許
容しつつスリーブの外周面とバルブボデーの内面
との間をシールする環状の弾性シール部材とを備
え、前記スリーブが前記バルブボデーに対し軸方
向一方側に押しつけられていることを特徴とする
流量調整弁。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19970982A JPS5989870A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | 流量調整弁 |
AU92003/82A AU540631B2 (en) | 1982-01-05 | 1982-12-31 | Flow adjusting valve for die casting machine |
GB8300015A GB2112908B (en) | 1982-01-05 | 1983-01-04 | Flow adjusting valve for die casting machine |
US06/455,512 US4586539A (en) | 1982-01-05 | 1983-01-04 | Flow adjusting valve and die casting machine incorporating the same |
KR1019830000013A KR850001634B1 (ko) | 1982-01-05 | 1983-01-05 | 유량 조절 밸브 |
DE19833300212 DE3300212A1 (de) | 1982-01-05 | 1983-01-05 | Durchflusssteuerventil und ein solches aufweisende spritzgussmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19970982A JPS5989870A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | 流量調整弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5989870A JPS5989870A (ja) | 1984-05-24 |
JPS6349113B2 true JPS6349113B2 (ja) | 1988-10-03 |
Family
ID=16412300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19970982A Granted JPS5989870A (ja) | 1982-01-05 | 1982-11-16 | 流量調整弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5989870A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995030094A1 (fr) * | 1994-05-02 | 1995-11-09 | Ube Industries, Ltd. | Procede et appareil de commande de vitesse pour verins hydrauliques |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4740292B2 (ja) * | 2008-07-18 | 2011-08-03 | 川崎重工業株式会社 | シートブロックおよび弁装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946338A (ja) * | 1972-07-03 | 1974-05-02 | ||
JPS5035189A (ja) * | 1973-06-18 | 1975-04-03 |
-
1982
- 1982-11-16 JP JP19970982A patent/JPS5989870A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946338A (ja) * | 1972-07-03 | 1974-05-02 | ||
JPS5035189A (ja) * | 1973-06-18 | 1975-04-03 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995030094A1 (fr) * | 1994-05-02 | 1995-11-09 | Ube Industries, Ltd. | Procede et appareil de commande de vitesse pour verins hydrauliques |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5989870A (ja) | 1984-05-24 |
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