JPS6348549Y2 - - Google Patents

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JPS6348549Y2
JPS6348549Y2 JP13755283U JP13755283U JPS6348549Y2 JP S6348549 Y2 JPS6348549 Y2 JP S6348549Y2 JP 13755283 U JP13755283 U JP 13755283U JP 13755283 U JP13755283 U JP 13755283U JP S6348549 Y2 JPS6348549 Y2 JP S6348549Y2
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JP
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water
storage tank
water storage
pressure
tank
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JP13755283U
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JPS6043593U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は非常時用水を貯えておくことができる
タンクに関する。更に詳しくはタンク内に貯えら
れている水と新たにタンク内に流入する水の温度
差によつて貯蔵水の交換を自然に行なうことがで
き、常に新鮮な水をタンク一杯に貯えておくこと
ができる非常時用水を貯えておくことができるタ
ンクに関する。
近時、地震等の災害に備えて非常用の食料や水
を備蓄することが広く行なわれるようになつてき
た。特に飲料水は生きていく為に必要不可欠のも
のであり、直接体内に補給すべき量は発汗しない
時で1人1日1.5は最低限必要とされている。
更にこの外に怪我をした場合の洗滌水や洗顔等の
生活用水等もある程度貯えておく必要がある。
所で上記備蓄水であるが、単に必要な量を備蓄
しておくだけでなく飲用に適する状態で備蓄して
おくことが重要である。
即ち、水道水中には有害な細菌の増殖を防止す
る為に次亜塩素酸が添加されている。しかしなが
らこの次亜塩素酸は蒸発しやすいので、飲料水と
して水道の水を貯蔵する場合、その貯蔵日数は次
亜塩素酸の殺菌効果のある期間に限定される。あ
る実験によれば密閉容器内に入れて冷暗所に置い
て貯蔵した場合でも3日以上経過した場合は上記
次亜塩素酸の減少が顕著に認められた。
上記実験から明らかな如く備蓄水は3日に1回
の割で新鮮な水と交換するのが望ましい。しかし
ながら3日に1回確実に交換するのは重労働であ
り、又ついうつかりして忘れたりすることが多い
ものである。そこで通常使用している風呂や洗濯
機等に給水する為の水道配管中に貯水用のタンク
を介設した考案が種々提案されるに至つた。上記
提案された貯水用タンクの場合は、それぞれの構
成に基いた利点を有するも次のような不具合を内
在しているものが多い、即ち、貯水用のタンク
に直接水道配管を接続しているので当該貯水タン
クの内部が高圧になつてしまう。上記水道水の圧
力は場所によつてはかなり高圧に設定されている
こともあり、この為に圧力容器安全規則等の適用
を受ける場合がある。又断水時に水使用機器側
から汚濁水が貯水用タンク内に逆流してしまう場
合がある。更には貯水タンク周面に発生する結
露水によつて設置場所の周面が汚損されることが
ある。
本考案は述上の点に鑑み成されたものでありそ
の要旨とする所は、架台上に載置固定されている
と共に断熱材によつて被覆された貯水用タンクの
一側に減圧弁を介して水道蛇口を接続し、更に上
記貯水用タンクの上部に水使用機器に連なる排出
用配管を配設し、該排出用配管中に圧力検出スイ
ツチ及び当該圧力検出スイツチによつて開閉せし
められる電磁弁を介設した非常時用水を貯えてお
くことができるタンクであつてその目的とする所
は、圧力容器安全規則等の適用を受けることの
ない低圧で貯水することができ、又タンク内へ
の逆流を防止し且つ常に満水状態を保持すること
ができ、更に貯水タンクの表面に発生しやすい
結露を防止し、設置場所の周囲を結露水で濡らし
たり汚すのを防止することができる非常時用水を
貯えることができるタンクを提供するにある。
次に添付図面に従い本考案の実施例を詳述す
る。
図中1は本体であり、架台2上に貯水用タンク
3を載置固定して構成されている。上記貯水用タ
ンク3は第3図に示す如く、ステンレスで形成さ
れた円筒形状の貯水槽4を断熱材5で被覆して構
成してあり、容量としては標準的には例えば200
程度とする。そして上記貯水用タンク3の一側
周面及び上部にそれぞれ配管接続用の短管6,7
を配設する。次いで上記短管6に逆止弁構造を有
する減圧弁8を介して水道蛇口9を接続する。本
実施例に於いては上記水道管9の接続をフレキシ
ブルチユーブ10を介して行なつている。そして
上部に配設した短管7には排出用配管11を接続
し当該排出用配管11中に圧力検出スイツチ12
と、電磁弁13を介在せしめる。上記電磁弁13
は排出用配管11中の圧力が所定の設定圧力以下
に下がつたことを圧力検出スイツチ12が感知し
た時に当該圧力検出スイツチ12によつて閉動作
せしめられる。そしてこの排出用配管11と水使
用機器、例えば風呂14、洗濯機15、加圧ポン
プ16を介して接続したボイラー17等に給水す
る為の給水配管18をフレキシブルチユーブ19
を介して接続する。
次いで20は非常排出用配管であり、短管6と
7を配管接続し、該配管中に介在せしめられた2
個の安全弁21,22の中間から分岐せしめられ
ているものである。又23は逆止弁であり貯水用
タンク3からの逆流を防止しているものである。
更に24は貯水用タンク3の下部に設けられた非
常時用蛇口であり、断水時にタンク3内に貯水さ
れている水を排出する時に使用する為のものであ
る。尚図中25は配管折り曲げ用の90度エルボ、
26はT型ソケツト、27,28は非常食料、薬
品、非常用プロパン等を収納しておく為の収納庫
を示し、29は揚水ポンプを示している。
次に上記構成に基き使用例を説明する。
本考案の非常時用水を貯わえておくことができ
るタンクは述上の如く構成したので常時は本体1
側を何等操作することなしに風呂14や洗濯機1
5等の水使用機器側へ給水することができる。そ
して上記給水は貯水用タンク3の上部から行なわ
れるので、該タンク3内に貯水されていた水から
給水されることになる。
即ち、貯水用タンク3内に貯えられている水は
大気によつて温度が上昇する。そして温度が上昇
した水は第3図中矢示Uに示す如く貯水用タンク
3内の上部に位置するようになる。他方短管6か
ら貯水用タンク3内に送り込まれる新鮮な水道水
は、貯水されていた水に比して温度が低いので矢
示口に示した如く下部に位置することになる。上
記の如く貯水されていた水が上部に位置し、新し
く送り込まれた新鮮水が下部に位置し、水の排出
口を上部に設けたので傾向的に古い水から排出さ
れて新鮮な水が貯水用タンク3内に残るようにな
る。そして水道蛇口9を減圧弁8を介して貯水用
タンク3に接続したので、上記タンク3内の圧力
を例えば1Kg/cm2と設定することにより水道蛇口
9の給水圧力が高圧の場合でも貯水用タンク3内
の圧力を常に1Kg/cm2とすることができる。これ
は高圧で貯水するタンクに比してタンク製造が容
易となつてコストダウンを可能とし、又高圧タン
クの場合に適用される圧力容器安全規則等の厳し
い規制を免がれ、製造、据付及び使用時の規制が
緩やかになる等の利点を有する。そして上記の如
く使用中に断水した場合には貯水用タンク3内の
圧力が低下する。この時に水使用機器側の水使用
状態如何によつては汚濁水が貯水用タンク3内に
逆流する場合がある。それを防止する為の排出用
配管11中に介設した圧力検出スイツチ12が圧
力を検出しており、該圧力検出スイツチ12が異
常な圧力の低下を検出した場合には排出用配管1
1中に介設した電磁弁13を閉動作せしめる。こ
の電磁弁13の閉動作により水使用機器側からの
逆流が防止される。このように貯水用タンク3内
への逆流を防止できるので本体1の据付場所を自
由に選定することができる。例えば本体1を低い
場所(地下等)に設置して揚水ポンプ29を用い
て高い場所にある風呂14や洗濯機15等に給水
するのは、従来は断水時に水使用機器側から汚れ
た水が貯水用タンク3内に逆流することがあるの
で好ましくなかつたが本考案によれば逆流が全く
ないので自由に設置できる。
更に貯水用タンク3の上部から水使用機器に給
水するようにしてあるので、揚水ポンプ29やボ
イラー17に送水する為の加圧ポンプ16等の強
制送水手段を排出用配管11に介設した場合で
も、貯水用タンク3内への給水能力を越えて当該
タンク3内の水が汲みあげられることがない。そ
の為に常に貯水用タンク3内に一杯に水を貯水し
ておくことができる。又上記貯水用タンク3内へ
の給水能力をオーバーして内部の水を汲みあげよ
うとした場合には排出用配管11中に圧力の異常
低下が生じて電磁弁13が閉動作してこれを防止
する。そしてこのような断水時には貯水用タンク
3の下部に配設した非常時用蛇口24から給水す
ることができる。そして上記貯水用タンク3を貯
水槽4の表面を断熱材5で被覆して形成した為
に、結露を防止することができるので設置場所の
周囲を結露水で汚すことがない。
又本実施例に於いては架台2上に収納庫27,
28を設けたのでここに、非常時に必要な食料、
薬品、非常用プロパン、懐中電灯等を収納してお
くことができる。
更に本実施例に於いては水道蛇口9と本体1側
の接続及び本体1側と給水配管18の接続をフレ
キシブルチユーブ10,19を介して行なつたの
で地震等によつて本体1が揺動した場合でも上記
接続箇所が離接したりすることを防止できたが、
このフレキシブルチユーブ10,19を使用する
ことなしに直接接続しても本考案の目的及び効果
は達成される。
尚上記架台2は地震時に転倒したりしないよう
にする為に望ましくは耐震構造とする。
そして更に本実施例に於いてはより一層の安全
対策として貯水用タンク3への給水配管中に逆止
弁23を介設したので減圧弁中に配設されている
逆止弁が故障した場合でもタンク3内の水が給水
側に逆流することがない。そして又減圧弁8が故
障した時の貯水タンク3内の高圧化防止として、
2個の安全弁21,22を介して非常時排出用配
管20を設けたので、減圧弁8が故障した時は、
水道蛇口9から送給される高圧水は上記非常時排
出用配管20を通つて外部に流出される。その為
に減圧弁8が故障しても、貯水用タンク3内が高
圧化して破損されることはない。
以上詳述した如く本考案は、架台2上に載置固
定されていると共に断熱材5によつて表面を被覆
された貯水用タンク3の一側に減圧弁8を介して
水道配管9を接続し、更に上記貯水用タンク3の
上部に水使用機器に連なる排出用配管11を配設
し、該排出用配管11中に圧力検出スイツチ12
及び当該圧力検出スイツチ12によつて開閉せし
められる電磁弁13を介設した非常時用水を貯え
ておくことができるタンクなので、水道配管9
から貯水用タンク3内への給水を減圧弁8を介し
て行なうようにしたので、貯水用タンク3内の圧
力を水道配管9の送水圧力に関係なく常に所定の
低圧にすることができ、従つて圧力容器安全規則
等の高圧容器に対する適用を受けることがなく、
従つて簡便な容器を使用することができ、又設置
時や使用時に上記規則等の厳しい規制を受けるこ
とがなく安易に使用することができ、又断水時
に貯水タンク3内の圧力が低下した時は電磁弁1
3が閉動作するようにしたので、水使用機器側か
ら汚れた水が貯水タンク3内に逆流することがな
く、更に貯水タンク3の上部から水使用機器側
へ給水するようにしたので、例えば揚水ポンプ2
9等を使用した場合でも貯水タンク3内への給水
能力をオーバーしてタンク3内の水を汲みあげて
しまうことがないので常に満タンの状態で貯水す
ることができ、そして又貯水タンク3は表面を
断熱材5で被覆されているので結露水が附着しに
くく、従つて設置場所の周囲を結露水で濡らした
り汚したりすることの少ない非常時用水を貯えて
おくことができるタンクを提供する等種々の利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は配
管系統図を含む側面図、第2図は第1図中A−A
線に沿う断面図、第3図は貯水タンクの縦断面図
を示している。 1……本体、2……架台、3……貯水用タン
ク、5……断熱材、8……減圧弁、9……水道
管、11……排出用配管、12……圧力検出スイ
ツチ、13……電磁弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架台2上に載置固定されていると共に断熱材5
    によつて表面を被覆された貯水用タンク3の一側
    に減圧弁8を介して水道配管9を接続し、更に上
    記貯水用タンク3の上部に水使用機器に連なる排
    出用配管11を配設し、該排出用配管11中に圧
    力検出スイツチ12及び当該圧力検出スイツチ1
    2によつて開閉せしめられる電磁弁13を介設し
    たことを特徴とする非常時用水を貯えておくこと
    ができるタンク。
JP13755283U 1983-09-05 1983-09-05 非常時用水を貯えておくことができるタンク Granted JPS6043593U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13755283U JPS6043593U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 非常時用水を貯えておくことができるタンク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13755283U JPS6043593U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 非常時用水を貯えておくことができるタンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6043593U JPS6043593U (ja) 1985-03-27
JPS6348549Y2 true JPS6348549Y2 (ja) 1988-12-14

Family

ID=30308924

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13755283U Granted JPS6043593U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 非常時用水を貯えておくことができるタンク

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JPS6043593U (ja) 1985-03-27

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