JPS6348241A - 3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンの製造方法 - Google Patents

3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンの製造方法

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JPS6348241A
JPS6348241A JP61193539A JP19353986A JPS6348241A JP S6348241 A JPS6348241 A JP S6348241A JP 61193539 A JP61193539 A JP 61193539A JP 19353986 A JP19353986 A JP 19353986A JP S6348241 A JPS6348241 A JP S6348241A
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JP
Japan
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isophorone
trimethylcyclohexanone
isopropanol
reaction
catalytic reduction
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JP61193539A
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Yoshiyuki Hirako
平子 慶之
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は3,3.5−トリメチルシクロヘキサノンを製
造する改良法に係る。特に本発明はイソプロパノールと
イソホロンの混合物を水素移動反応させることにより3
.3.5−i−リメチルシクロヘキサノンを製造する方
法に係る。更に詳細に述べるならばイソプロパノールを
イソホロンに対して1モル倍以上含むイソプロパノール
とイソホロンの混合物をラネーニッケル触媒存在下で水
素ガスを用いず、水素移動反応によりイソホロンの部分
水添を行なわせることによって3.3.5−トリメチル
シクロヘキサノンを製造する方法に係る。
3.3.57トリメチルシクロヘキサノンはラッカー、
ワニス等の被覆、仕上げ材製造に必要な合成樹脂組成物
を配合する為の溶剤として用いられており、これは3.
3; 5−トリメチルシクロヘキサノンが高沸点でおる
こと、ゲル化することなしにビニル樹脂等の合成樹脂を
高含有量で溶解する能力をもつこと、貯蔵安定性に優れ
ていることなどの理由によるものである。又、一方、不
飽和ポリエステル樹脂用の硬化用触媒、エラストマーの
加硫剤等の用途にも使用され、工業的に有用な物質であ
る。
(従来技術) イソホロンから3.3.5−トリメチルシクロヘキサノ
ンを製造する方法は古くより周知の水素ガスを用いる接
触水添法がある。かくして米国特許2,264,625
号にはイソホロンの接触水添法が記載されているが、か
かる反応においては充分な注意が必要である。
何故ならば過度に水添するとカルボニル基の水添が起き
アルコールであるシス−及びトランス−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサノールが副生してしまうし、又、
水添が不充分であると大量の未反応インホロンを残す結
果になるからである。
なお、この副反応は以下の化学反応式の如く進行する。
接触水添法の副反応 イソホロン      3.3. s−トリメチルシク
ロヘキサノール(シス、ト ランスの異性体が存在〉 二通りの場合は何れも望ましくない。何故ならば第1に
アルコールまで過度に水添すると3,3゜5−トリメチ
ルシクロヘキサノンから分別するのに極めて困難なトラ
ンス−3,3,5−トリメチルシクロヘキサノールを生
成するからである。即ち3,3.5−トリメチルシクロ
ヘキサノンの沸点は189℃でありトランス−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサノールの沸点は190℃で
ある。第2に未反応のイソホロンを大量に残す結果に□
なる。不充分な水添はイソホロンの回収リサイクル量が
増加し、製造設備も複雑になり、決して経済的な方法で
はない。
(発明が解決しようとする問題点) バッチ式方法によって3.3.5−トリメチルシクロヘ
キサノンを製造する方法が米国特許2゜560.361
号に示されている。この特許では、イソホロンと3.3
.5−トリメチルシクロヘキサノールの等モル混合物を
接触水添触媒の存在下でトランス−水添反応を行なわし
め、目的とする3、3.5−トリメチルシクロヘキサノ
ンを得るものであるが、反応は遅く僅か74%の変換を
達成するのに12時間もかかる。又触媒ラネーニッケル
を10重量%という大量に使用しなければならない。し
かも一方の原料である3、3.5−トリメチルシクロヘ
キサノールを予めイソホロンの水添によって製造しなけ
ればならないので全く実際的な方法とは言い難い。なお
、この反応は以下の化学反応式の通りに進行する。
USP2,560,361の反応 イソホロン 3.3.5− トリメチ  3.3.5−
トリメチルシクロへキサ  ルシクロヘキサ ノール     ン そこで本発明者は、これらの問題を解決し優れた3、3
.5−トリメチルシクロヘキサノンの製造法を検討し、
遂に本発明を成すに到った。
(発明の構成) 即ち本発明はイソホロンから3.3.5−トリメチルシ
クロヘキサノンを製造する方法において、イソプロパノ
ールとイソホロン及び接触還元触媒を用いて水素移動反
応させることを特徴とする3゜3.5−トリメチルシク
ロヘキサノンの製造方法である。
この場合イソホロン転化率は94%以上、3゜3.5−
トリメチルシクロヘキサノン選択率97%以上3.3.
5−トリメチルシクロヘキサノール副生率は例えばtr
ans体0.3%cis体2,2%である。
かくして得られた反応粗液からは通常の分離精製法例え
ば触媒を濾過したのち濾液を蒸留することによって容易
に高純度な、3..3.5−トリメチルシクロヘキサノ
ンが得られる。本発明の反応は以下の化学反応式の通り
に進行する。
本発明の化学反応 OH インプロパツール イソホロン ○ アセトン   3.3.5− トリメチルシクロヘキサ
ノン 以下に本発明の実施態様を更に詳しく述べる。
イソホロン及びイソプロパノールは工業用品位のもので
よく本発明を実施するに当って特別精製等の処理を要す
ることはない。イソプロパノールの使用はイソホロンと
の間にトランス−水添反応を行なわせるのに必要欠くべ
からざる量即ちイソホロンに対して1モル倍おれば充分
でありそれ以下ではイソホロン転化率が低下する。一方
1モル倍を超えるインプロパツールの使用は本来不要で
あるが、1〜1.5モル倍程度の少過剰量は使用しても
何ら影響を及ぼさない。更に1.5モル倍を超える過剰
量を使用することは3,3.5−トリメチルシクロヘキ
サノールの副生率を高める恐れがおること又、何より仕
込液中のインホロン濃度が低下することにより製造能力
に制限を受は好ましいものではない。
触媒として用いる、ラネーニッケルはイソホロン及びイ
ソプロパノールの合計重量に対して0.5〜1ON量%
でよく好ましくは1〜3重量%である。0.5重量%以
下の量では反応時間が長くなってしまうし、10重量%
以上の量では3.3.5−トリメチルシクロヘキサノー
ルの副生が増加するし、触媒量が多いことによる装置上
の制約を受けることがあり好ましくない。
反応温度は、一般の二重結合の水添反応に比較して高い
150〜250’Cの範囲で設定する。好ましくは、1
70〜190’Cの反応温度である。
それより低い温度では、反応速度の低下と副生ずる3、
3.5−トリメチルシクロヘキサノールのtranS/
CiS比が大きくなる。一方それ以上の温度では、副生
3,3.5−トリメチルシクロヘキサノールの増大、及
び何よりも高温を維持する為の設備的条件が不利となる
。反応圧力は、水素ガスを供給しないので設定した反応
温度で原料及び生成物が示す蒸気圧力の圧力のみであっ
て例えば等モルのイソプロパノールとインホロンを仕込
んだ場合では、175°Cの反応条件下で約10KG程
度を示すにすぎない。従って反応装置の耐圧設計値を通
常の接触水添装置より下げることも可能となる。
反応時間は、使用する触媒量、温度、等によって異なる
が、凡ね3〜5時間でよい。必まり短時間ではイソホロ
ン転化率が低く、あまり長時間ではやはり副生3,3.
5−トリメチルシクロヘキサノールが漸増する。
次に本発明のより詳細な説明をする為実施例を挙げる。
実施例 電磁撹拌器付11オートクレーブに346gのイソホロ
ン150gのイソプロパノール及び109のラネーニッ
ケルを入れ窒素置換後撹拌しつつ175°Cに加熱する
。175°Cに達してから4時間後、反応粗液をサンプ
リングしガスクロマトグラフィーで組成分析を行なった
ところ次の結果を得た。
アセトン18.32%、イソプロパノール0.10%、
3.3.5−トリメチルシクロヘキサノン75.38%
、3.3.5−トリメチルシクロヘキサノール1.94
%(trans体/ cis体=0.13)、イソホロ
ン4.18%、であった。
イソホロン転化率  94.9% 3.3.5−トリメチルシクロヘキサノン選択率  9
7.5% 次にこの反応粗液より吸引濾過により触媒を除去し濾液
を40φの30段多孔板塔を用いて精留しく減圧100
TOrr R/D=3〜5)製品留分(塔頂温度114
〜116°C)として266gの3.3.5−トリメチ
ルシクロヘキサノン純度99、38%を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)イソホロンから3,3,5−トリメチルシクロヘキ
    サノンを製造する方法において、イソプロパノールとイ
    ソホロン及び接触還元触媒を用いて水素移動反応させる
    ことを特徴とする 3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンの製造方法。 2)接触還元触媒がラネーニッケルであることを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の製造方法。
JP61193539A 1986-08-19 1986-08-19 3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンの製造方法 Expired - Lifetime JPH075503B2 (ja)

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JPH075503B2 JPH075503B2 (ja) 1995-01-25

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