JPS6348210A - 易溶性顆粒 - Google Patents

易溶性顆粒

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JPS6348210A
JPS6348210A JP61193642A JP19364286A JPS6348210A JP S6348210 A JPS6348210 A JP S6348210A JP 61193642 A JP61193642 A JP 61193642A JP 19364286 A JP19364286 A JP 19364286A JP S6348210 A JPS6348210 A JP S6348210A
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JP
Japan
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calcium
acid
powder
easily soluble
granules
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Pending
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JP61193642A
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English (en)
Inventor
Sashiro Mogi
茂木 佐四郎
Isaku Shichijo
七條 伊作
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Freund Corp
Original Assignee
Freund Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カルシウムを有効成分とする健康食品・医薬
品に係り、詳しくは有効成分が体内に吸収され易いよう
に加工された、カルシウム含有易溶性顆粒に関する。
〔従来の技術〕
カルシウムは人体にとって必要不可欠の物質であって、
特に妊産婦や成長期にある子供は大量に摂取する必要の
あることが知られている。また、成長停止後も骨格の新
陳代謝、神経鎮静などのために継続的に補給する必要が
あり、さらに老年においてみられる骨粗眩症の予防にも
有効であることが知られている。
カルシウムは本来、日常の食生活によって補給すべきも
のであるが、その不足を補うために従来より各種のカル
シウム含有健康食品・経口医薬品が市販されている。
例えば健康食品として、いわゆるイオン化カルシウムと
称されているものがある。これは、牡蛎殻などの貝類を
原料とする天然力ルンウム含有物、あるいはその焼成物
や水溶液を電解して製造したものである。
また、医薬品としては乳酸カル/ラムや、リン酸二水素
力ルンウム(あるいはリン酸水素カルシウム)を含有す
るもの、さらにカルシウムイオン水として水溶液になっ
たものなどが市販されている。
〔発胡が解決しようとする問題点〕
ところが、前記イオン化カルシウムは、その化学的組成
や体内での吸収性が必ずしも明瞭ではなく、また電解す
るという余分な工程を必要とすることから、単に製造コ
ストが高くなるだけであるという問題点がある。
他方、前記乳酸カルシウムは経口服用した場合、味が良
くないことから継続的な服用になじまず、かつ体内での
吸収性も高いとは言えないという問題点がある。
また、前記リン酸二水素カルシウムは、カルシウムに対
してモル比で二倍(リン酸水素カルシウムの場合は等モ
ル)のリンが含有されているために、有効性の点で問題
がある。
さらに、カルシウムイオン水の場合も味覚に乏しいとい
う問題点がある。
本発明の目的は、以上のような従来のカルシウム含有健
康食品・医薬品の問題点に着目してなされたものであっ
て、服用し易く、かつ体内においてカルシウムが有効に
吸収されうる易溶性顆粒を提供することにある。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は、塩基性カルシウム化合物の粉末と有機酸の粉
末とを主成分とする混合物を造粒してなる易溶性顆粒と
するという手段を採用したものである。
〔作用〕
上記易溶性顆粒は塩基性力ルンウム化合物と酸とを反応
させて得られる塩に比べて溶解性が高い。
したがって、元来は水に不溶ないしは難溶である塩基性
カルシウム化合物であっても、体内に服用されると速や
かに有機酸と反応してカルシウムイオンが生ずる。しか
も、有機酸特有の味覚によってカルシウムの苦味がマス
クされるため、容易に服用することができる。
以下、具体例により、この易溶性顆粒の組成お−3〜 よび製造方法を説明する。
まず、塩基性カルシウム化合物としては酸化カルシウム
、水酸化カルシウム、炭酸カルシウムが例示できる。こ
れらの塩基性カルシウム化合物を多量に含有する原料と
しては、牡蛎、帆立貝、サザエ、蛤、アザリ、シジミな
ど、各種貝類の殻や卵殻などが代表的なものである。
とりわけ、これらの動物起源の原料中にはカルシウム以
外にも各種の微量金属など、人体に有用な成分が含有さ
れているという利点もある。
上述した原料は、そのまま粉末化して使用することがで
きる。あるいはこれらを焼成して酸化カルシウムにした
り、水を加えたり二酸化炭素と反応させて水酸化カルシ
ウムや炭酸カルシウムとした後、粉末化して使用するこ
ともできる。
次に、有機酸としてはリンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マ
ロン酸、フマル酸、コハク酸、アスコルビン酸、グルコ
ン酸、り′ルクミン酸、アスパラギン酸、乳酸が例示で
きる。なお、これらの有機酸は二種以上を混合して使用
することも可能である。
これらの有機酸が配合されることにより、その特有の味
覚によってカルシウムの苦味をマスクすることができる
が、とりわけクエン酸やリンゴ酸などのように天然果実
中に含有される有機酸を使用すると、服用の際に清涼感
がもたらされ、−層膜用し易い顆粒が得られる。また、
乳酸などのように常温で液体の有機酸の場合には、デン
プン、デキストリン、セルロース、ケイ酸などの粉末に
吸着させて使用すればよい。
易溶性顆粒を製造するには、前述した塩基性カルシウム
イオンの粉末と有機酸の粉末との混合物中に周知の結合
剤を適宜量(好ましくは、顆粒中のカルシウム含有量が
2重量%以下にならない範囲)添加して造粒ずればよい
。造粒法としては流動造粒法、転動造粒法、または転動
流動造粒法のいずれかによるのが好ましく、押出造粒法
や圧縮造粒法により得られる錠剤などは、同様の組成物
であっても溶解性に問題がある。
顆粒中の塩基性カルシウム化合物と有機酸との配合比は
、有機酸が当量もしくはそれ以上(その正塩が水に不溶
ないしは難溶である有機酸の場合には、可溶性の酸性塩
となる量もしくはそれ以上)であることが好ましいが、
有機酸が当量以下であっても差し支えない。また、顆粒
中の塩基性カルシウム化合物と有機酸とが製造工程中に
おいて一部反応していても差し支えない。さらに、この
顆粒中に各種ビタミン類その他の栄養分、香料、着色剤
、界面活性剤、矯味料、増量剤、発泡剤などを添加した
り、顆粒表面に塗布したりすることも任意であって、こ
れらの添加物を加えることにより、−層膜用し易い顆粒
が得られる。
次に、以上のようにして得られるカルシウム含有易溶性
顆粒の服用量であるが、例えば医薬用と・して市販され
ている従来品の場合、カルシウム不足の必要補給量から
、−回の服用量をカルシウム換算で30〜40mgとし
ている。本発明の易溶性顆粒の場合には塩基性カルシウ
ム化合物の溶解性が良好であることから、顆粒中のカル
シウム含有量を高くすることが可能であり、具体的には
約2重量%以上であっても良好な溶解性を示す。したか
って、−回の服用量は2gJ21下で充分であり、容易
に継続して服用することができるという利点もある。ま
た、服用法としては顆粒を直接経口服用してもよく、あ
るいは水に溶かして飲料水として服用することもできる
なお、この発明は上述した具体例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能で
ある。例えば、塩基性カルシウム化合物の原料としては
、動物起θのもの以外にも、植物起源や鉱物起源のもの
、あるいはこれらを二種以上混合したものを使用しても
よい。また、塩基性力ルンウム化合物も前述した酸化カ
ルシウム、水酸化力ルンウムおよび炭酸カルシウムに限
定されるものではない。
〔実施例1〕 牡蛎殻を1100℃で焼成した後、粉砕して粗製の酸化
カルシウム粉末(カルシウム含有量−約55%)を得た
。この粗製酸化カルシウム粉末0゜8kg、Jンゴ酸粉
末2.0 kg (カルシウムに対するモル比−1,0
5>、粉末麦芽糖1.2 kgおよびデキスドリン]、
、 Okgからなる混合物をフロイント産業株式会社製
の流動層造粒装置rFL−5」 (商品名)に仕込み、
プルラン1.5%およびアスパルテーム0.05%を含
有する水溶液を噴霧しつつ35℃で流動造粒し、次いで
45℃で流動乾燥して白色無定形の顆粒を得た。
この顆粒を水中に投入すると直ちに溶解して透明な水溶
液となった。また、この顆粒をそのまま口中に含むと、
酸味の強い清涼感ある甘味を呈し、美味であった。
〔実施例2〕 牡蛎殻の微砕粉0.5 kg (カルシウム含有量−約
38%)、酒石酸−1,8kg (カルシウムに対する
モル比−2,4)、粉糖2.4kg、レモンパウダー0
゜08kgおよびアスパルテーム0.01 kgからな
る混合物、また噴霧液としてシロップの50%水溶液を
使用し、実施例1と同様の方法で造粒・乾燥して淡黄色
の顆粒を得た。
この顆粒を水中に投入すると直ちに発泡して溶解し、清
涼飲料水状の飲み易い溶液になった。
−8〜 〔実施例3〕 粗製酸化カルシウム粉末を1.4 kg、またリンゴ酸
粉末を1.6kg(カルシウムに対するモル比−0゜4
8)とした以外は実施例1と同様の方法で造粒・乾燥し
て白色の顆粒を得た。
この顆粒を水中に投入すると直ちに溶解し、はぼ透明な
水溶液となった。また、この顆粒をそのまま口中に含む
と、清涼感ある甘味を呈し、美味であった。
〔比較例1〕 粗製酸化カルシウム粉末とリンゴ酸粉末とを水に溶解し
て反応させた後、乾燥・粉砕した以外は実施例1と同様
の原料・方法で造粒・乾燥を行い、白色の顆粒を得た。
この顆粒は水に溶解し難く、長時間後も溶解残渣が生じ
たままであった。
〔実施例4.1 鶏卵殻を1100℃で焼成した後、粉砕して粗製の酸化
力ルンウム粉末(カルシウム含有量−約50%)を得た
。この粗製酸化力ルンウム粉末1゜4kg、酒石酸粉末
5.6 kg (カルシウムに対するモル比= 1.5
 )および粉末麦芽糖8.0 kgからなる混合物をフ
ロイント産業株式会社製の転勤流動層造粒装置「スパイ
ラフロー5FC−15型」 (商品名)に仕込み、プル
ラン1.5%を含有する水溶液を噴霧しつつローター回
転数−15QRPM 、ランプブレーカ−回転数−10
0ORPM にて32℃で流動造粒し、次いで45℃で
流動乾燥した。その後、メントールの5%エタノール溶
液600−を噴霧して着香させ、白色の顆粒を得た。
この顆粒を水中に投入すると直ちに溶解して微濁水溶液
となり、清涼感のある飲み易い飲料となった。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明による易溶性顆粒は、塩基
性カルシウム化合物の粉末と有機酸の粉末とを主成分と
する混合物を造粒するという手段を採用することにより
、その主成分である塩基性カルシウム化合物と有機酸と
が体内で直ちに反応してカルシウムイオンが生ずるため
、カルシウムが有効に吸収される、という優れた効果を
得ることができる。また、有機酸特有の味覚によってカ
ルシウムの苦味がマスクされるため、服用し易いという
効果も得ることができる。
したがって、この易溶性顆粒は健康食品としても、また
医薬品としても利用することが可能であり、カルシウム
の補給、カルシウム不足に起因する諸症状の治療や予防
、他の疾病の治療の補助剤など、広範な用途に利用する
ことができる。
特許出願人   フロイント産業株式会社代理人 弁理
士   筒 井 大 相 同   弁理士     松  倉  秀  実手続補
正書(自制 1、事件の表示 昭和61年 特 許 願 第193642号2、発明の
名称 易溶性顆粒 名 称  フロイント産業株式会社 5、補正命令の日付 (自発) ヘ ン 7、補正の内容 (1)、願書の発明の名称のふりがなを別紙の通り補正
する。
(2)、明細書第4頁第15行の「体内に」を「水中あ
るいは口腔中で」に補正する。
(3)、同第5頁第19行の「乳酸が例示できる。」を
「乳酸などが例示できる。」に補正する。
(4)、同第7頁第11行の[−間服用し易い顆粒が得
られる。」を[−層有効で服用し易い顆粒が得られる。
」に補正する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、塩基性カルシウム化合物の粉末と有機酸の粉末
    とを主成分とする混合物を造粒してなる易溶性顆粒。
  2. (2)、前記塩基性カルシウム化合物が酸化カルシウム
    、水酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムからなる群よ
    り選択された少なくとも一種である特許請求の範囲第1
    項記載の易溶性顆粒。
  3. (3)、前記塩基性カルシウム化合物が動物起源のもの
    である特許請求の範囲第1項記載の易溶性顆粒。
  4. (4)、前記顆粒が流動造粒法、転動造粒法、または転
    動流動造粒法のいずれかによって造粒されたものである
    特許請求の範囲第1項記載の易溶性顆粒。
JP61193642A 1986-08-19 1986-08-19 易溶性顆粒 Pending JPS6348210A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0423968A (ja) * 1990-05-17 1992-01-28 Meiji Seika Kaisha Ltd 食品用組成物
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