JPS6348055A - 媒体の画像読み取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 この発明は、紙幣等の画像を読み取って識別等を行う装
置等に用いられる媒体の画像読み取り装置に関する。

（ｂ１発明の概要 この発明に係る媒体の画像読み取り装置は、媒体の搬送
中にその媒体の画像を読み取るものであり、媒体の画像
を読み取るイメージセンサに対して媒体が傾斜して搬送
されたとき、イメージセンサの媒体に対する傾斜角を変
化させて、イメージセンサが媒体の画像を通常の角度で
読み取れるようにしたものである。

（Ｃ）従来の技術 従来、例えば紙幣鑑別装置において、媒体である紙幣を
搬送し、その紙幣の搬送路にイメージセンサが設けられ
ていて、紙幣の搬送中にその画像を読み取ることが行わ
れている。

＋ｄ１発明が解決しようとする問題点 このような従来の媒体の画像読み取り装置においては、
イメージセンサは媒体の搬送路の途中に固定されている
。ところが、媒体が搬送方向に対して傾斜した状態で搬
送されてくる場合がある。

特に、紙幣鑑別装置等のように複数種の媒体を同−Ｈ送
路に搬送させる場合、搬送路の幅を最大サイズの媒体に
合わせなければならず、全ての媒体に対して傾斜なく搬
送させることが困難である。

このようにイメージセンサが媒体を傾斜した状態で画像
の読み取りを行った場合、その画像データと鑑別用の比
較パターンデータとの比較を行う前に、画像情報に対し
て傾斜角を補正する処理が必要であった。ところが、画
像情報は一般的に大容量であり、これに対して回転補正
をすることは、処理時間を増大させ、高速処理が要求さ
れる画像認識装置においては不都合となっている。

この発明は、このような従来の問題点を解消して、イメ
ージセンサが媒体の画像を読み取る時点で媒体の傾斜角
による影響を補正して、高速処理を可能とした媒体の画
像読み取り装置を提供することが目的である。

＋ｅ１問題点を解決するための手段 この発明は、媒体を搬送する媒体搬送手段と、媒体の搬
送中に媒体の画像を読み取るイメージセンサを備えた媒
体の画像読み取り装置において、前記媒体搬送中に媒体
が傾斜して搬送される角度を検出する媒体の傾斜角検出
手段と、この検出手段の検出結果によって、前記イメー
ジセンサの傾斜角を変化させて、前記イメージセンサの
前記媒体に関する角度を一定に保つイメージセンサ傾斜
角制御手段と、を設けたことを特徴とする。

（ｆ１作用 以上の構成であれば、媒体の傾斜角検出手段は、搬送中
の媒体の傾斜角度を検出する。また、イメージセンサ傾
斜角制御手段は、媒体の傾斜角検出手段の検出結果によ
って、イメージセンサの媒体に対する角度が一定になる
ようにイメージセンサの傾斜角を変化させる。

従って、搬送中の媒体が傾斜していても、媒体の傾斜角
に応じてイメージセンサの傾斜角が合わせられる。

（ｇ）実施例 第４図は媒体の搬送路上における媒体とイメージセンサ
等との関係を表す図である。

搬送路には媒体の到来および通過を検出する光センサＳ
ｔ、３２が媒体の搬送方向に直角に交差する線上に配列
されている。また、イメージセンサ１５が前記光センサ
Ｓ１．Ｓ２より下流側に○を中心として回転自在に設け
られている。

図に示すように媒体が傾斜した状態で速度Ｖで搬送され
たとすれば、光センサＳ１はＳ２よりｔの時間だけ早く
媒体の到来を検出し、ｔ′の時間だけ早く媒体が通過し
たことを検出する。第５図（Ａ）はこの場合の光センサ
Ｓｌ、Ｓ２の検出タイミングを表す図である。逆に、媒
体が右方向に傾斜している場合は、第５図（Ｂ）に示す
ように光センサＳ２がＳｌよりｔの時間だけ早く媒体の
到来を検出し、ｔ′の時間だけ早く媒体の通過を検出す
る。このように２つの光センサの検出タイミングの時間
差によって媒体の傾斜角を検知することができる。すな
わち、媒体の傾斜角θｄは次の関係で表される。

θｄ＝　ｊ　ａ　ｎ−’　（ｔ　−ｖ／ｄ）ここでｄは
光センサＳ１とＳ２間の距離を表す。このようにして求
められた媒体の傾斜角θｄに応じて同図に示すようにイ
メージセンサ１５はＯを中心として回転駆動され、角度
θで固定される。この状態で媒体が通過する期間に画像
の読み取りが行われる。

媒体の傾斜角θｄとイメージセンサの傾斜角θとの関係
はイメージセンサの走査速度と媒体の搬送速度との関係
によって定められる。

第６図はイメージセンサの走査速度、媒体の搬送速度お
よびイメージセンサの傾斜角との関係を表す図である。

媒体が図中（１１に到達したとき、イメージセンサ１５
の走査がＰ点であるとすれば、その後、媒体がＶの速度
で搬送されるとともにイメージセンサの走査が続けられ
る。媒体が図中（２）の位置まで搬送されたとき、イメ
ージセンサはＱ点まで走査を行う。この場合、媒体はＢ
−Ｃの１ラインが読み取られたことになる。このように
イメージセンサが媒体に対して一θＣだけ傾斜していれ
ば、実質的に媒体を水平方向に走査して画像を読み取る
ことができる。

ここで、イメージセンサの画素クロック周波数をｆおよ
びイメージセンサの画素ピッチをｐとすれば、イメージ
センサの媒体搬送方向の走査速度成分はｆ−ｐ　　ｓｉ
ｎθ。で表される。この値を媒体の搬送速度Ｖと一致さ
せることにより、前述のように媒体を並行に走査するこ
とができる。従って、イメージセンサの媒体に対する傾
斜角θＣは次の関係から定められる。

θｃ＝ｓ　ｉ　ｎ−’　（ｖ／　（ｆ−ｐ）　１従って
、イメージセンサの搬送路に対する傾斜角θは次の式に
よって定められる。

θ＝θｄ−θＣ 第１図は上述のように媒体の傾斜角に応じてイメージセ
ンサの傾斜角を制御する回路をブロック図として表した
図である。

同図において媒体傾斜角検知回路１は前記光センサＳｌ
、３２の検出信号に基づいて媒体の搬送路に対する傾斜
角θｄを検知する回路であり、傾斜角補正回路２は媒体
の搬送速度とイメージセンサの走査速度によって定まる
イメージセンサの媒体の対する傾斜角θＣの補正を行う
回路であり、差動アンプ３に対してイメージセンサの搬
送路に対してとるべき傾斜角θに相当する信号を発生ず
る。

モータ６はイメージセンサ１５を０を中心として回転駆
動するモータであり、モータドライバ５によって駆動さ
れる。回転角度検出回路４はイメージセンサ１５の回転
角度を検出する回路であり、検出結果は差動アンプ３に
与えられる。差動アンプ３は回転角度検出回路４の出力
と傾斜角補正回路２から与えられた角度θに相当する信
号レベルと等しくなるようにモータドライバ５に対して
信号を発生する。このようなフィードバックループによ
ってイメージセンサ１５は角度θの傾斜角で固定される
。なお、イメージセンサコントローラ１４はイメージセ
ンサ１５に対して読み出しクロックパルスを与え、画像
データを順次読み出し、後述するＣＰＵへ画像データを
出力する回路である。

第２図は媒体を搬送するとともに媒体の画像を読み取り
、画像処理を行う制御回路のブロック図を表す。

全体の制御はｃｐｕｔｏのプログラム処理によって行わ
れ、その制御プログラムはＲＯＭＩＩに予め書き込まれ
ている。ＲＡＭ１２は画像の認識等、制御プログラムの
実行に際してワーキングエリアとして用いられるメモリ
である。Ｉ１０ポートド３は各種入出力装置が接続され
、ＣＰＵｌ０と入出力回路との間でデータの入出力を行
う回路である。

イメージセンサ１５はＣＣＤ等のラインセンサから構成
され、イメージセンサコントローラ１４はこのイメージ
センサ１５に対して読み出しクロックパルスを発生し、
画像信号を順次読み出し、ＣＰＵｌ０に対して画像デー
タの転送を行う。搬送装置１７は媒体を所定の速度で搬
送する装置であり、搬送コントローラ１６はその制御を
行う回路である。センサ１９は媒体の搬送に必要な他の
センサであり、センサコントローラ１８によって制御さ
れる。

第３図は第２図に示した制御部の処理手順を表すフロチ
ャートである。

まず、媒体が搬送路に対する投入口へ投入される。投入
された媒体は搬送装置によって搬送される（ｎ２）。こ
の媒体の搬送によって前記光センサｓｌ、ｓ２の検出信
号に基づいて媒体の傾斜角が計測され（ｎ３）、イメー
ジセンサの傾斜角が制御される（ｎ４）。尚ステップｎ
３．ｎ４は第１図に示した制御回路によって行われる。

その後、イメージセンサに媒体が到達するタイミングで
あるか否か判別しくｎ５）、到達するタイミングであれ
ば、イメージセンサの走査を行うとともに、画像信号を
読み出しこれをＲＡ　Ｍの所定エリアに記憶する（ｎ６
）。この処理は媒体がイメージセンサを通過するまで行
われる（ｎ７−ｎ６）。媒体の全画像が読み取られた後
、ＲＯＭに予め書き込まれている認識用の比較パターン
と比較判別を行う（ｎ８）。一致するものとみなされれ
ば、一致処理、例えば媒体をそのまま所定のボックスへ
搬送する（ｎｌＯ）。不一致であれば不一致処理、例え
ば媒体を特定のボックスへ搬送するとともに異常状態を
知らせる（ｎｌｌ）。

（ｈ１発明の効果 以上のようにこの発明によれば、媒体が媒体の搬送路に
対して傾斜した状態で搬送されても、その傾斜角に応じ
てイメージセンサを事前に傾斜させるため、イメージセ
ンサは常に恭半奪正常な角度で媒体の画像を読み取るこ
とができる。このため、読み取った画像情報に対して画
像の回転変換等の画像処理が不要となり、画像を読み取
った後、直ちに画像の認識等の処理に移ることができる

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例に係るイメージセンサの回転
制御回路のブロック図、第２図は媒体の搬送制御および
画像の読み取り処理等を行う制御装置のブロック図、第
３図は同制御装置の処理手順を表すフロチャート、第４
図は媒体の傾斜角とイメージセンサの回転制御との関係
を表す図、第５図（Ａ）、　　（Ｂ）は第４図に示した
光センサの検出信号のタイミングを表す図、第６図はイ
メージセンサの走査とイメージセンサの媒体に対して成
す角度との関係を表す図である。 １−媒体傾斜角検知回路、２−傾斜角補正回路６−モー
タ、１５−イメージセンサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）媒体を搬送する媒体搬送手段と、媒体の搬送中に
   媒体の画像を読み取るイメージセンサを備えた媒体の画
   像読み取り装置において、 前記媒体搬送中に媒体が傾斜して搬送される角度を検出
   する媒体の傾斜角検出手段と、この検出手段の検出結果
   によって、前記イメージセンサの傾斜角を変化させて、
   前記イメージセンサの前記媒体に関する角度を一定に保
   つイメージセンサ傾斜角制御手段と、を設けたことを特
   徴とする媒体の画像読み取り装置。