JPS6347588B2 - - Google Patents

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JPS6347588B2
JPS6347588B2 JP58031706A JP3170683A JPS6347588B2 JP S6347588 B2 JPS6347588 B2 JP S6347588B2 JP 58031706 A JP58031706 A JP 58031706A JP 3170683 A JP3170683 A JP 3170683A JP S6347588 B2 JPS6347588 B2 JP S6347588B2
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JP
Japan
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cylindrical member
carriage
jaw
hole
tool
Prior art date
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Application number
JP58031706A
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English (en)
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JPS59156672A (ja
Inventor
Ee Matsukiin Jon
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TAITAN TSUURU CO
Original Assignee
TAITAN TSUURU CO
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Publication date
Application filed by TAITAN TSUURU CO filed Critical TAITAN TSUURU CO
Priority to JP58031706A priority Critical patent/JPS59156672A/ja
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Publication of JPS6347588B2 publication Critical patent/JPS6347588B2/ja
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は工具間の駆動力を伝達するトルク伝達
用連結装置に係り、特に例えば自動スタツド植込
み装置とトルク制御装置とを連結するようなトル
ク伝達用連結装置に関する。
前記自動スタツド植込み装置とは、スタツドを
把持するとともに工作物に対してこれを螺入し、
スタツドの植込み後は該装置をスタツドから螺脱
する必要なく自動的に取はずすことができるもの
である。また、前記トルク制御装置とは、大トル
クの入力を有し、出力トルクが所定最大トルクに
なつたときに入出力間のトルク伝達を切離す手段
を備えたものである。
〔従来の技術〕
出願人は、従来のこの種のトルク制御装置が大
型であり、かつ各部に損傷が生じるおそれがあつ
たことに鑑み、従来よりも細かくかつ簡単な構造
で製作が容易なトルク制御装置を先に特許出願し
た(特開昭57−114321)。また、出願人は昭和58
年2月22日付で前記自動スタツド植込装置の改良
につき特許出願(特開昭59−152071)した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の主な目的は、二つの回転する工具、特
に出願人による前記トルク制御装置と自動スタツ
ド植込装置を連結するトルク伝達用連結装置を提
供し、該トルク伝達用連結装置は連結されてでき
た工具が偏狭な場所でも使用できるようにその寸
法が小さく、また安定した機能を発揮できるよう
に充分に強くかつ耐久性を有するようにすること
である。
本発明は更に、最少数の工具を使用するだけで
容易に分解することができるトルク伝達用連結装
置を提供することを目的とする。
本発明は更に、前記自動スタツド植込装置を該
装置の本体内の複数の場所で負荷を受けることが
できるようにするトルク伝達用連結装置を提供す
ることを目的とする。
本発明は更に、改良されたトルク制御装置と改
良された自動スタツド植込装置を組合せた連結装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、上側工具
と下側工具を連結し、下側工具はその本体内に回
転可能に配置されたキヤリツジを有するトルク伝
達用連結装置であつて、上側工具の出力側に回転
可能に連結されるとともに下側工具の本体に軸線
方向に固定されたアダプタハウジングと、該アダ
プタハウジングに対して脱着可能であつて軸線方
向にかつ回転可能に連結され、前記下側工具の本
体がアダプタハウジングに連結される部分内に配
置された被駆動ヘツドとが設けられ、被駆動ヘツ
ドとキヤリツジには該被駆動ヘツドと前記アダプ
タハウジングが回転方向に係合され得るような互
に合致し合う形状が形成され、上側工具の回転力
がアダプタハウジング、被駆動ヘツドおよびキヤ
リツジに伝達されるようにしたトルク伝達用連結
装置を提供するものである。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。
本発明に係るトルク制御装置は特開昭57−
114321号に開示された同出願人の特許出願に係る
トルク制御装置に近似している。
すなわトルク制御装置は重要な2つの部分、す
なわち円筒ベース710と円筒スリーブ712と
を有する。このスリーブ712は、後に詳述する
如く、ベース710の内部に軸方向に固定されか
つこのベース710に対して相対回転自在とされ
ている。係合装置714が本工具の上端に備えら
れ、トルク源に連結可能となつており、一方前記
ベース710の下端には一体的にアダプタハウジ
ング170が形成されている。このハウジング1
70は後述する如く本発明の連結装置の一部を構
成する。この係合装置は、もちろん特定の用途の
結合される工具とによつてそれぞれ選択される。
スリーブ712は、ベース710の側壁に形成
したベアリング溝728と支持ベアリング724
との係合により、ベース710内に軸方向に支持
され、かつこのベース710に対して相対回転自
在とされている。この支持ベアリング724は、
スリーブ712の側壁を貫通する孔726内に設
けられ、円板730によつて孔726内の場所に
保持される。円板730は、後に詳述する如く、
この実施例ではスプリング732のスプリングシ
ユーとして機能する。したがつて、スリーブ71
2の軸方向の動きは、支持ベアリング724がベ
アリング溝728に係合することによつて防止さ
れるが、一方、相対回転は阻止されない。孔72
6と支持ベアリング724の大きさおよび数は、
製作される装置の大きさおよびその装置の意図さ
れる用途に応じてもちろん変化する。
トルクは、トルク伝動ベアリング720を介し
てベース710およびスリーブ712間に伝達さ
れる。これらの伝動ベアリング720は、ベース
710の略ぼ球面凹部718内に配置され、スリ
ーブ712における底部の開口722内に延在す
る。この凹部718のへこみ深さとスリーブ71
2の底部の厚さとの和はトルク伝動ベアリング7
20の直径と等しいかもしくは実質的に同一とさ
れるべきである。
圧縮スプリング732からの軸方向付勢力はス
プリングシユー(内板)730を介して、トルク
伝動ベアリング720に伝達される。この付勢力
によつて、トルク伝動ベアリング720が略ぼ球
面凹部718に押圧されることになる。上述の如
く、この実施例ではスプリングシユー730は、
支持ベアリング724に対する保持円板として機
能するが、薄肉で中空の円筒状リテーナまたは薄
肉スプリングシユーを用いても好適な結果が得ら
れる。
圧縮スプリング732からの付勢力を変化させ
ることは好都合である。本発明では、この力はア
ジヤスタ734によつて好適に変化され、このア
ジヤスタ734の外周に形成された雄ねじは、ス
リーブ712の内周に形成された雌ねじに螺合可
能とされている。アジヤスタ734は、スプリン
グ力を調整するために容易に回転可能とされてお
り、更にこの調整は、ねじが形成された穴738
に細長部材(設定ねじ)736を挿入し、これを
動かすことによりなされる。これは、ねじが形成
された穴738を多数設けること、およびスリー
ブ712の側壁に窓733を設けることにより、
容易に達成される。離脱可能な設定ねじ736
は、ねじが形成された穴738に螺合し窓733
を貫通して延在されて、偶発的な回転に対しアジ
ヤスタ734を不動とする。
スリーブ712およびベース710間に過剰な
トルクが存在する場合には、トルク伝動ベアリン
グ720はスプリング732の付勢力に抗して上
方向に押し上げられる。この作用によつてトルク
伝動ベアリング720が略ぼ球面凹部18からす
べり抜け、したがつて、スリーブ712はベース
710に対して回転する。この回転によつて、適
切な値のトルクがすでに作用したことが示され、
かつ過大なトルクの作用が阻止される。
自動スタツド植込装置に係る部分の構造及びそ
の作用は昭和58年2月22日付で特許出願した自動
スタツド植込装置と近似している。
本発明に係わる自動スタツド植込装置は本体1
0と、被駆動ヘツド30と、キヤリツジ40と、
キヤリツジ中の二組のボール(2つの上側ロツク
ボール44と2つの下側ロツクボール46)と、
一組のジヨー50と、プランジヤ60とにより構
成されている。
本体10は円筒状部材であり、そのほぼ外側面
にわたつて均一なねじを設けるのがよい。この本
体の内周側は異なつた断面径を有する円筒状の空
洞を有している。図面に示した実施例において
は、その最小径の部分は前記キヤリツジの棚14
と本体の底縁部との間を延在する。この最小径の
部分にはその中間位置において本体10の前記内
部空洞の一部として環状拡大部120が設けら
れ、その環状拡大部120の機能は以下に詳しく
説明する。この環状拡大部120の上縁には、傾
斜されたカム面100が設けられている。
前記本体の内部空洞の最小径部の上縁は、前述
のようにキヤリツジ棚14で終端するが、ここに
おいて内部空洞の径は急激に増加され、やや大径
の円筒断面形状となる。このやや大径の断面はま
た前記キヤリツジ棚14より上方にある頭部棚1
2において急激に終端し、ここにおいて前記内部
空洞は再び拡大されてもう一つの円筒状断面とな
る。なお、代替手段として前記やや大径の円筒断
面形状はそのまま本体10の上縁にまで延在さ
せ、頭部棚12を設けてなくても良い。
被駆動ヘツド30は本体の内部空洞の上部内に
配置されている。この被駆動ヘツド30は本体1
0の上側部分と該被駆動ヘツド30の下側部分と
の間にわずかな間隙を残すような円筒状の外周面
を有している。この被駆動ヘツド30は上下工具
の連結具の一部を成し、以下に詳述するように本
体10内で回転可能に保持されている。
キヤリツジ40は全体的に円筒状に形成され、
その大部分の外周は本体の内部空洞の最小径の部
分内で摺動及び回転ができるような寸法となつて
いる。このキヤリツジの最上端部はその断面形が
急激に増加されてキヤリツジ頭部41を形成す
る。このキヤリツジ頭部の径は、該キヤリツジ頭
部が前記頭部棚12が形成されている場合には該
頭部棚を越えて移動しうる程度に十分に小さく、
しかしキヤリツジ棚14を越えて通過することが
できない程度に大きくなつている。このキヤリツ
ジ頭部41の軸方向長さは、本体の内部空洞の中
間径部分、即ち前記頭部棚12とキヤリツジ棚1
4との間の部分の軸方向長さよりもかなり短くな
るようになつている。
従つて、キヤリツジ40は本体の内部空洞内で
その軸方向の動きが制限されるようになつてい
る。即ち軸方向の動きの上限はキヤリツジ頭部4
1が被駆動ヘツド30の底部に接触する位置によ
つて決定され、またその下限はキヤリツジ頭部4
1がキヤリツジ棚14に接触する位置で決定され
ている。またキヤリツジの外周及び本体の内部空
洞の表面は共に円筒状であるため、キヤリツジ4
0は自由に本体10内で回転できるようになつて
いる。
キヤリツジ40の内部に全体的に円筒状の空洞
38となつており、この空洞はその底部において
キヤリツジの外周と連通されている。この実施例
では、キヤリツジの壁面が4つの貫通孔、即ち2
つの直径方向に対向した上側キヤリツジ孔45と
2つの直径方向へ対向した下側キヤリツジ孔47
とが穿設されている。この上側キヤリツジ孔の軸
方向における位置は、キヤリツジ頭部がキヤリツ
ジ棚14に接触している時には、該上側キヤリツ
ジ孔が前記環状拡大部120と相合致し合い、キ
ヤリツジ頭部41が被駆動ヘツド30の底部と接
触するときには前記環状拡大部120とはずれた
位置すなわち合致しない位置になるようにされて
いる。下側キヤリツジ孔47はその軸方向位置に
おいて、本体の内部空洞の最小径部分と常に合致
するようにキヤリツジ40に沿つて設けられてい
る。
キヤリツジ40の最下端部分は本体10の底部
を越えて下方に延在し、特別な開口形状で終端す
るようになつている。この開口は閉部102と保
持部104とを有しており、これらの機能は以下
に詳しく説明する。
このキヤリツジ40はジヨー50の組体を包囲
するものである。これらのジヨーは第3図におい
ては断面で示されているが、各ジヨー50は特開
昭58−4366号に示したジヨーと同様に全体として
略円筒形状となつている。各ジヨー50の平面方
向からの見た内側面は半円状の断面の溝51とな
つており、この溝はジヨーの長手方向に延在して
いる。この溝の下部はねじ部54となつており、
スタツドのねじと対応するようなねじとなつてい
る。ジヨーがスタツドに対して閉じられた場合に
は、ねじ部54はスタツドのねじを疵つけること
なく、該スタツドを把持することができるように
なつている。
前記のねじ部54よりも上部側の位置内にはプ
ランジヤ装置60が嵌込まれている。このプラン
ジヤ装置60はピボツドシリンダ65によつてジ
ヨーの溝51内に保持されている。このピボツド
シリンダ65は各ジヨー50の内側表面にそれぞ
れ設けられた一対のピボツド溝55に載置されて
いる。このピボツド溝55はジヨー50の幅方向
に横方向に即ち、該工具の長手軸と直角な方向に
延在している。ジヨー50はキヤリツジ40内に
保持されてピボツトシリンダ65がピボツト溝5
5によつて形成される保持面からすべり落ちない
ように、開くことが規制されているために、ピボ
ツトシリンダ65は確実にジヨー50の間の空間
内に保持されている。
ピボツトシリンダ65はプランジヤ装置60上
に摺動可能に取り付けられている。前記ピボツト
シリンダ65を越えて突出するシヤフトの端部に
はストツパ67が固定されている。このプランジ
ヤ装置60はピボツトシリンダ65を越えて更に
本工具の底部に向つて延在し、頭部としての円環
62となつて終端するようになつている。この円
環62はばね114によつてピボツトシリンダ6
5から離間する方向に付勢されている。
各ジヨーの内部溝は前記ねじ部54よりも上の
位置において半円環状の閉溝52、およびこれに
続いて該閉溝よりも小径の阻止表面130を有し
ている。円環62と阻止表面130とが接触する
ことによつて、スタツドが本工具の端部にばね1
14の付勢力に抗して挿入され得ると共に、円環
62を閉溝52内に押し込むまでは、ジヨー50
は互いに接近することを阻止される。
ジヨー50の底部の外表面は特殊な形状を呈し
ている。即ちジヨーの底部は閉部112と保持部
106とを有している。スタツドがジヨー50の
間に挿入されて円環62に当接し、該円環を閉溝
52内に押込んだ場合、ジヨー50はキヤリツジ
40の内部の上方に押込まれる。この場合ジヨー
の閉部112はキヤリツジの閉部102に当接
し、両者が互いに傾斜した表面を有するためにジ
ヨー50の底部は楔作用で互いに接近し、これに
よつて、ジヨーのねじ部54は確実にスタツドを
把持することになる。
スタツドが本工具の底部方向に引張られる場合
には、前記両閉部102,112がもはやジヨー
50の底部を押し付けなくなるまで、ねじ部54
とスタツドのねじとの間の把持機能によつてジヨ
ー50はキヤリツジ40から引き出される。そし
てスタツドのねじの傾斜した表面は、ねじ部54
のねじの傾斜した表面と協働してジヨー50の底
部を互いに離間するように作用し合う。これによ
つて円環62はばね114の付勢力よつて阻止表
面130に当接する。それぞれのジヨーの保持部
106間の距離によつて決定される直径は、この
時点でキヤリツジの保持部104の内側直径より
も大きくなる。従つてジヨー50は確実にキヤリ
ツジ40内に保持され、円環62は強制的に阻止
表面130との当接関係が解除されるまで、即ち
閉溝52内に押し込まれるまでは該ジヨーはキヤ
リツジ40から脱離できない。ここでジヨー50
の両閉部112間の距離は閉部102におけるキ
ヤリツジ40の小さな内部直径よりも大きくなつ
ている。ジヨー50が円環62と阻止表面130
との係合によつて互いに離間されているため、ジ
ヨー50はキヤリツジ40内に押し戻されること
は阻止されている。
ここで前記保持部104,106と閉部10
2,112はキヤリツジ40及びジヨー50に対
して一体的な部分として形成することがよく、そ
のようにすれば本工具の信頼性、強度及び寿命は
向上する。このことは各要素及びそのそれぞれの
形状を単一材料によつて形成すればより効果的と
なる。
各ジヨー50の外側表面には内側ロツク溝14
0が設けられている。これらの内側ロツク溝14
0は、一組の前記ジヨー50がプランジヤ装置6
0の回りに組付けられた場合にジヨー50の一部
に沿つて長手方向に長く延在するようになつてい
る。またこれらの内側ロツク溝140は、前記保
持部104が保持部106に係合したとき及び前
記閉部102が前記閉部112に係合したときの
両場合において、前記下側キヤリツジ孔47と合
致するように十分にジヨー50の長手軸線方向に
沿つて長く設けられている。
下側キヤリツジ孔47内には下側ロツクボール
46が配置され、この下側ロツクボール46は該
下側キヤリツジ孔47内に位置しながら前記内側
ロツク溝140にも突出するように十分に大きい
直径とされている。前記ロツク溝140は下側ロ
ツクボール46の直径よりも広くは形成されてい
ないため、組付けられたジヨー50はこれによつ
てキヤリツジ40とはその回転方向にロツクされ
ている。即ち、キヤリツジ40に作用する回転力
は下側ロツクボール46を介してジヨーの組体の
内側ロツク溝140に伝達されるようになつてい
る。ジヨーがその閉位置に至つた場合には前記ロ
ツク溝の底部は実質的に本工具の軸と平行とな
る。
更にジヨー50の外表面には前記内側ロツク溝
140よりも上方において凹部110が設けられ
ている。この凹所110は前記内側ロツク溝14
0と同様に長手方向に延びる溝形状としてもよ
く、またはジヨー50の外表面の小径断面部分の
形状をとることもできる。もし後者の形状が選択
された場合には、上側ロツクボール44はキヤリ
ツジ40に作用するトルクをジヨー50に伝達す
ることはできないが、しかしこの機能はすでに前
記下側ロツクボール46によつて達成されてお
り、従つて該凹所110はこのトルク伝達機能を
達成するためという目的のみについては必ずしも
必要ではない。
この凹所110のジヨー50上における長手方
向の位置は、前記保持部104,106が完全に
係合した場合には上側キヤリツジ孔45とは合致
せず、閉部102が完全に閉部112と圧接され
てスタツドを把持するときには上側キヤリツジ孔
45と合致するようになつている。
この上側キヤリツジ孔45内には上側ロツクボ
ール44が配置され、該上側ロツクボール44は
キヤリツジの壁の厚みよりも大きな直径を有して
いる。このように上側ロツクボール44は大きな
寸法をもつているため、該上側ロツクボール44
の一部は上側キヤリツジ孔45によつて提供され
てる空間以外の他の空間に保持されなければなら
ない。前記ジヨー50が開いた場合、即ち両保持
部104,106が完全に係合した場合、前記凹
所110は上側キヤリツジ孔45とは合致してお
らず、従つてロツクボール44は本体の環状拡大
部120内に保持されなければならない。両閉部
102,112が係合してスタツドがジヨー50
により確実に把持された場合、凹所110は上側
キヤリツジ孔45と合致する。これによつて形成
された余分なスペースのため前記環状拡大部12
0の上縁にあるカム表面100は上側ロツクボー
ル44を凹所110に向けて内側に押し出し、完
全に環状拡大部120から追い出す。本工具に更
に下側に向つて力が作用するとキヤリツジは本体
の空洞内を上方に移動し、キヤリツジ頭部41が
被駆動ヘツド30の下側表面に接触するまで上方
に移動する。
キヤリツジ頭部41の上側表面と被駆動ヘツド
30の下側表面とにはそれぞれ互いに係合しうる
相補形状が設けられ、キヤリツジ頭部41が被駆
動ヘツド30に接触した場合に両者間に回転方向
の連結関係が形成されるようになつている。この
ための形状の具体的な例が第2図及び第3図に表
わされている。即ち、キヤリツジ頭部41にはそ
の直径方向を横切つて直立柱141が設けられ、
この直立柱141は第3図に示すように矩形断面
を有している。この直立柱141は被駆動ヘツド
30の下側表面に設けられた対応するスロツト1
34と合致するように形成されている。この直立
柱141がスロツト134に係合した場合、被駆
動ヘツド30とキヤリツジ40とは回転方向につ
いて係合され、これによつて被駆動ヘツド30に
作用するトルクはキヤリツジ40に伝達しうるよ
うになつている。
好ましくは、被駆動ヘツド30の底面は平担で
はなく、本工具の軸について対称に配置された2
つの面取溝210を備えたものがよい。各面取溝
210は第2図に示すように、被駆動ヘツドの最
下端部分から上方にキヤリツジ40及び直立柱1
41から離れるように傾いで延び、その方向にス
ロツト134の半径方向最外縁で終端するように
傾いた形状とするのがよい。この面取溝210は
その端の部分が第3図にも示されている。面取溝
210の傾斜方向は、被駆動ヘツドに回転入力が
与えられてキヤリツジがまだ回転し始めない時
に、直立柱141の頂部とこれと直接対向する被
駆動ヘツドの底部との距離が、該面取溝210が
直立柱141を通過するに従つて徐々に大きくな
るように決定される。
この作用について説明すれば、まだ回転しない
キヤリツジ頭部41及びその直立柱141が被駆
動ヘツド30に向つて進むとき、直立柱141の
頂部は面取溝210に接触し、これによつて円滑
にスロツト134の最下端をいくらか越えた位置
まで上方に進行する。直立柱はスロツト134に
向つて更に前進されて面取溝210がなくてもよ
いような位置まで前進され、この結果スロツト1
34と直立柱141との迅速な係合が容易に達成
される。更に、直立柱141が矩形断面であるた
め、面取溝210と協働してキヤリツジを引き出
した場合に、迅速にスロツト134と直立柱14
1がその係合を解除するようになつている。これ
によつて、直立柱141とスロツト134が離間
しながらも互いに回転しながら干渉する程度に十
分に接近し合うような状態の場合、被駆動ヘツド
30とキヤリツジ40の両方に作用し得るような
軸方向の衝撃を減少させることができる。
直立柱141の高さはキヤリツジ40が本体内
で軸方向に摺動しうる距離よりも小さくされてい
る。このことはキヤリツジ頭部41がキヤリツジ
棚14と係合関係にあるときには、キヤリツジ4
0と被駆動ヘツド30とは回転方向に係合してい
ないことを意味する。被駆動ヘツド30とキヤリ
ツジ40との間には解除ばね116が配置され、
この解除ばね116によつて両部材は回転方向に
係合しない位置に付勢されている。
直立柱141の高さと被駆動ヘツド30及びキ
ヤリツジ頭部41の間の軸方向の空間との関係
は、キヤリツジ頭部41がキヤリツジ棚14より
も上方にかなり離間している場合においても直立
柱141がスロツト134から解放されているよ
うになつている。このことは被駆動ヘツド30に
よつてキヤリツジ40に与えられる回転駆動力が
最初に解放されたときに、前記上側キヤリツジ孔
45が環状拡大部120と合致しないことを意味
する。この場合、上側キヤリツジ孔45と該拡大
部120とが合致していないために、ジヨー50
はその閉状態を維持しスタツドを確実に把持して
いる。従つて本工具はジヨーが閉位置にない限り
スタツドを植込むことがないようになつている。
次に自動スタツド植込装置の作用を説明する。
第3図に示すように、ジヨー50は開かれ、かつ
保持部104,06が完全に係合しており、これ
によつてキヤリツジ40からジヨーが脱け落ちる
のが防止されている。上側ロツクボール44は環
状拡大部120内にあつてキヤリツジが本体に対
して軸方向に動くのは防止されている。キヤリツ
ジ頭部41はキヤリツジ棚14に接触しており、
また直立柱141は従つてスロツト134とは係
合していない。本工具とスタツド(図示省略)が
互いに接近するにつれ、スタツドはプランジヤ装
置60と接触し、円環62を阻止表面130から
離間する方向に動かすと共に、閉溝52内に押込
む。本工具のスタツドに対する動きがさらに進む
ことによつて、閉部102,112が互いに作用
し合い、ジヨー50をしてスタツドを確実に把持
せしめる。
次に、凹所110は上側キヤリツジ孔と合致す
るようになり、上側ロツクボール44は環状拡大
部120から押出されると共に、該凹所110内
に押込まれる。この状態でキヤリツジは本体に対
して軸方向に動きことができ、キヤリツジは被駆
動ヘツド30に対して接近し始める。
次に、直立柱141がスロツト134と係合す
ると、被駆動ヘツド30に加えられている回転力
がキヤリツジ、下側ロツクボール46及びジヨー
50を駆動し、これによつて回転力がスタツドに
与えられ、スタツドの植込みが行われる。本工具
をスタツドから取り除く場合には、単に本工具を
スタツド及び工作物から上方に引き離せばよい。
これによつてジヨーはキヤリツジ40から離間す
る方向に引かれ、これによつて閉部102,11
2がその係合を解かれる。これらの部分が十分に
係合を解かれジヨー50が該ジヨーとスタツドと
のねじ部の作用によつて開らかれたとき、ばね1
14によつて円環62は阻止表面130と係合す
る。そこで保持部104と106は十分に係合
し、再びジヨー50が本工具から離脱するのが防
止される。このようにしてスタツドは自動的に本
工具から解放され、本工具は次の作業に回すこと
ができる。
以下は、スタツドを回転する直前の状態から工
具の操作についてを述べる。ジヨー50が開口さ
れ、保持部104と106が完全に係合され、こ
れによりジヨー50はキヤリツジ40から脱落し
ないようにされる。上側ロツクボール44は環状
拡大部120内に含まれ、これによりキヤリツジ
を本体10に対して軸方向に動かないようにされ
る。キヤリツジ頭部41はキヤリツジ棚14に接
触しており、従つて直立柱141はスロツト13
4と係合していない。工具をスタツドに近づける
につれ、スタツドはプランジヤ60に接触し、円
環62を阻止表面130から離して閉溝52に移
動させる。更に工具をスタツドに近づけることに
より、閉部102と112とを互に協働させ、ス
タツドの周りをジヨー50が固く閉じる。
それから、凹所110は上部キヤリツジ孔45
に合致し、カム表面100によつて上側ロツクボ
ール44を環状拡大部120から出して凹所11
0に押し入れる。そこで、キヤリツジは本体に対
して軸方向に自由に動くことができ、そのとき直
立柱141とスロツト134は未だ係合していな
いが、キヤリツジは被駆動ヘツド30に接し始め
る。
その工具はスタツドの方に接近を続け、また直
立柱141がスロツト134に係合したとき、被
駆動ヘツド30は伝達される回転はキヤリツジ4
0、下側ロツクボール46およびジヨー50を駆
動し、これによりスタツドに回転運動を伝達す
る。スタツドは工作物の中にねじ込まれ始める。
そのうちに本体は更に工作物に接近されなくな
る。しかし、直立柱141とスロツト134が係
合しているので、スタツドは更に工作物中にねじ
入れられ、キヤリツジを被駆動ヘツド30から下
方に引張るように作用する。キヤリツジ40が充
分に被駆動ヘツド30から離れて直立柱141と
スロツト134の係合が解かれ、スタツドに加え
られる回転運動は終り、スタツドの植込が完了す
る。
工具を取り去るためには、工具をスタツド及び
工作物から上方に単に引くだけでよい。これはジ
ヨー50とキヤリツジ40から一方向に引くこと
になり、これにより閉部102と112とが解放
される。この閉部が充分に解放され、ジヨー50
のねじ部54とスタツドとの間の協働作用により
ジヨー50が開いたとき、ばね114は円環62
を阻止表面130に押しやる。そして保持部10
4と106が充分に係合し、これにより再びジヨ
ー50が工具から脱落することが防がれる。
またジヨーとキヤリツジとの相対的に移動によ
り上部キヤリツジ孔45は環状拡大部120とを
合致させられ、凹部110の上側縁により上部ロ
ツクボー44は環状拡大部120に入れられる。
その結果、スタツドは工具から自動的に解放さ
れ、そして、工具は次のサイクルに直ちに使用さ
れる。
本発明に係る連結装置は、前記トルク制御装置
と自動スタツド植込装置との間に配置され、トル
ク制御装置のベース710と一体な部分と、自動
スタツド植込装置の本体10と一体な部分と、被
駆動ヘツド30と一体な部分とを備えている。
前記被駆動ヘツド30はその上面において該上
面から延出する柱体166を有し、その柱体16
6の外周にはねじが形成されている。これに対応
してトルク制御装置のベース710の下面には穴
164が設けられ、この穴164には前記柱体1
66のねじと対応するねじが形成されている。従
つて被駆動ヘツド30はベース710の底部に螺
合することができ、両軸方向および回転方向につ
いてベース710に固定される。
ベース710はまた一体的にアダプタハウジン
グ170を有している。このハウジング170は
ベース710の底部から下方に延びる周壁によつ
て形成してもよい。このハウジング170の内部
は好ましくは円筒状とするのが良く、その最下位
置において雌ねじ部162を有している。またハ
ウジング170の内部には、このねじ部162の
上端部に隣接して拡径部160が設けられ、この
拡径部160の径は前記ねじ部162における最
大径よりも大径とされている。
自動スタツド植込装置の本体10には、その上
端部において前記ねじ部162に対応する形状の
雄ねじ部152が形成されている。また本体10
には、この雄ねじ部152の下端部に隣接して縮
径部150が設けられ、この縮径部150の径は
該雄ねじ部152の最小径よりも小径とされてい
る。よつて、本体10をアダプタハウジング17
0に組付ける場合、前記雄ねじ部152は前記雌
ねじ部162と螺合し、本体10の上端部は単な
るねじ締め操作によつてアダプタハウジング17
0に導入することができる。
しかし、本体10の上端部がアダプタハウジン
グ170内に充分に入り込むと、ねじ部152は
拡径部160に相対向し、一方ねじ部162は縮
径部150に相対向する。従つて本体10はハウ
ジング170に対して回転自在となるとともに、
軸方向の動きについてはねじ部152の最下部と
ねじ部162の最上部との係合により規制される
こととなる。
従つて、自動スタツド植込装置は単純で容易に
分解可能な方法でトルク制御装置に確実に連結さ
れる。更に、本体10はアダプタハウジング17
0に対して回転自在であり、従つてまた被駆動ヘ
ツド30のスロツト134に対しても回転自在で
あるため、キヤリツジ40は本体がどの位置にあ
つても被駆動ヘツド30に係合設置することがで
きる。すなわち、キヤリツジ40が被駆動ヘツド
30と回転方向に係合されているとき、本体10
はなおも被駆動ヘツド30とキヤリツジ40の両
方に対して回転可能な状態を維持する。
このような本体10とアダプタハウジング17
0との回転可能な連結状態には両者間に遊びがあ
ることはさけられない。しかし、この遊びは、拡
径部160と雄ねじ部152との間隔とともに縮
径部150と雌ねじ部162との間隔を少なくす
ることによつて減少させることができる。本体1
0とアダプタハウジング170との連結関係は、
雄ねじ部152を本体10の最上端に設けるとと
もに雌ねじ部162をアダプタハウジング170
の最下端に設けることによりさらに確保される。
また、本工具が完全に組付けられた状態でのア
ダプタハウジング170に対する本体10の動き
は、雌ねじ部162の上端と雄ねじ部152の下
端との間隔をできるだけ少なくすることにより減
少させることができる。
次に作用について説明する。圧縮スプリング7
32が充分な張力をもつてアジヤスタ734に予
め組付けられ、トルク制御装置からの通常の操作
トルクがベース710および被駆動ヘツド植込装
置の通常の作動順序によりスタツドに伝達され、
工作物にねじ込まれる。例えばスタツドと工作物
が適正に配置されていない等のためこの通常の作
動順序が中断された場合、自動スタツド植込装置
に作用するトルクは非常に高くなる。これによる
反作用のトルクは被駆動ヘツド30およびベース
710に伝達され、これによつてスリーブ712
とベース710との回転に関する係合が解除され
る。従つて、過剰なトルクが自動スタツド植込装
置、スタツドおよび工作物に作用することを防止
でき、よつて誤操作によつて起こり得る工具への
損傷を最小限にくいとめることができる。
本発明の別の機能として、トルク制御装置をス
タツドが破損するトルクよりも小さいトルクで解
放できるように予め設定することもできる。この
ようにすれば、スタツドをめくら穴に植込むこと
もできる。すなわち、スタツドがめくら穴の底部
に接触すると、自動スタツド植込装置に作用する
トルクはかなり増大する。このトルクがトルク制
御装置に予め設定された値に達すると、トルク制
御装置の出力側は入力側から解放され、自動スタ
ツド植込装置が回転しないことによつてスタツド
が所望量植込まれたことが判明する。
その他の機能も当業者によつて容易に理解でき
るであろう。
〔発明の効果〕
本発明のトルク伝達用連結装置は、上側工具と
下側工具との間にアダプタハウジングを設けるの
で、上側工具と下側工具を確実に連結でき、工具
を小型化でき狭い工作場所でも容易に使用できる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトルク伝達用連結装置の
組付けられた状態を示す正面図、第2図は同一部
切欠分解図、第3図は第1図の−線に沿う断
面図である。 10……自動スタツド植込装置の本体、30…
…被駆動ヘツド、40……キヤリツジ、50……
ジヨー、60……プランジヤ装置、116……ば
ね、120……環状拡大部、134……スロツ
ト、141……直立柱、150……縮径部、15
2……雄ねじ部、160……拡径部、162……
雌ねじ部、166……柱材、170……アダプタ
ハウジング、710……ベース、712……スリ
ーブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上側工具と下側工具とが連結され、上側工具
    の回転出力が下側工具に伝えられ、該下側工具の
    本体10内にキヤリツジ40が回転可能に配置さ
    れ、 (i) 該上側工具にそれと共に回転可能なアダプタ
    ハウジング170が取り付けられ、該アダプタ
    ハウジングにソケツトが形成され、該下側工具
    がアダプタハウジングのソケツトの内表面で固
    定され、該下側工具の本体10と該アダプタハ
    ウジング170とが相対的に回転可能にされ、 (ii) 該アダプタハウジング170にそれと共に回
    転可能にされる被駆動ヘツド30が軸方向に固
    定され、しかし分解時に被駆動ヘツド30はア
    ダプタハウジングから脱着され、被駆動ヘツド
    は該下側工具の本体10がアダプタハウジング
    に固定されている該ソケツト内に配置され、該
    被駆動ヘツド30とキヤリツジ40とを選択的
    に回してかみ合せるための被駆動ヘツドのかみ
    合せ形状部134とキヤリツジのかみ合せ形状
    部141とが設けられ、 (iii) 上側工具からの回転出力がアダプタハウジン
    グ170を介して被駆動ヘツド30及びキヤリ
    ツジ40に伝達されるように構成されたトルク
    伝達用連結装置において、 (iv) 該下側工具の本体10の最上部に形成された
    外側ねじ部152と、該外側ねじ部152の下
    縁に隣接して形成されて該外側ねじ部152の
    最小径よりも小さい直径を有する外側縮径部1
    50と、該アダプタハウジング170のその最
    下部に形成された内側ねじ部162と、該内側
    ねじ部162の上縁に隣接して形成されて該内
    側ねじ部162の最大径よりも大きい直径を有
    する内側拡径部160とを有し、該下側工具が
    アダプタハウジング170に入れられるとき、
    該アダプタハウジング170の内側ねじ部16
    2と該本体10の外側ねじ部152が螺合さ
    れ、下側工具の本体10の最上端がアダプタハ
    ウジング170のソケツトの底面に当接したと
    き、該アダプタハウジング170の内側ねじ部
    162は完全に該本体10の縮径部150に対
    向されると共に、該本体10の外側ねじ部15
    2は完全に該アダプタハウジング170の内側
    拡径部160に対向されて、下側工具の該本体
    10は該アダプタハウジング170に対して軸
    線方向の移動が防止されるが、本体10はアダ
    プタハウジング170とキヤリツジ40の両方
    に対して回転自在にされる自由回転手段が設け
    られたことを特徴とするトルク伝達用連結装
    置。 2 該被披動ヘツド30と該キヤリツジ40との
    間の該かみ合せ形状部134,141は、該被駆
    動ヘツド30に形成されたスロツト134とキヤ
    リツジ40の上面に形成された矩形断面の直立柱
    141とからなり、該キヤリツジは被駆動ヘツド
    に対して軸線方向に移動可能とされて該直立柱が
    スロツトに係脱可能とされ、かつ直立柱が相対的
    に被駆動ヘツドに対して回転されながらスロツト
    に係合する際に、該直立柱が被駆動ヘツドの最下
    点を越えてスロツトに接近することを許容するよ
    うに被駆動ヘツドの下面に面取溝210が形成さ
    れた特許請求の範囲第1項記載のトルク伝達用連
    結装置。 3 該下側工具は自動スタツド植込装置であり、
    該自動スタツド植込装置は空洞と内側表面を有す
    る本体10と、 該本体10内に配置されると共に長軸を有しそ
    の長手方向軸線に沿つて延びる空洞を有するキヤ
    リツジ40と、 前記該キヤリツジの空洞内に部分的に挿入さ
    れ、該キヤリツジとは実質的に回転不能とされ、
    該キヤリツジの軸線に沿つて同時に一体的に摺動
    しうる一対の対向したジヨー50と、該ジヨーを
    開き及び閉じるように該ジヨーをキヤリツジに対
    して少なくとも二つの位置の開き位置及び閉じ位
    置に軸方向に確実に移動させる手段と、 該一対のジヨー50に、ジヨーが閉じ位置にあ
    る場合はスタツドを互いに回転不能の状態で把持
    すると共に、前記ジヨーが開き位置にあるときに
    はスタツドを解放する把持手段54が設けられ、 該スタツドが把持手段54に把持されていない
    とき、該ジヨーを開き位置から閉じ位置に動くの
    を積局的に防ぐ防止手段と、 通常操作で開き位置のときジヨー50がキヤリ
    ツジ40から離脱するのを防止する保持手段が設
    けられ、該保持手段がジヨー50の表面に一体的
    に形成された保持部106及びキヤリツジ40の
    空洞の表面に一体的に形成された保持部104を
    有して、ジヨーが通常操作の開き位置にある場合
    には該両保持部104,106は互いに係合して
    ジヨー50が該キヤリツジ40から離脱するのが
    防止され、ジヨー50が閉じ位置にある場合には
    該両保持部104,106は係合せずにジヨー5
    0がキヤリツジ40から離脱可能にされ、ジヨー
    50が該保持部104,106のみにより開き位
    置でキヤリツジ40内に保持され、ジヨー50が
    キヤリツジ40から操作中に離脱するのを防止さ
    れる保持手段が備えられ、 該キヤリツジ40は該本体10の軸方向に移動
    可能にされ、 該上側工具は該トルク伝達用連結手段を介して
    キヤリツジ40に回転を伝達し、更にジヨー50
    を回転し、これによりスタツドを工作物に植込む
    ことを 特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のトルク
    伝達用連結装置。 4 該ジヨー50が閉じ位置にされ、該キヤリツ
    ジ40が該本体10に対して軸方向に移動可能に
    された場合、本体10に対してキヤリツジ40を
    軸方向に移動させることにより被駆動ヘツド30
    と直立柱141の該かみ合せ形状部分134,1
    41をかみ合せ又は解放させ、及びジヨー50が
    開き位置のときキヤリツジ40を本体10に対し
    て移動しないようにする手段が設けられたことを
    特徴とする特許請求の範囲第3項に記載のトルク
    伝達用連結装置。 5 該キヤリツジ40の移動を阻止するために、
    少なくとも一つの上側ロツクボール44と、該本
    体10の内側表面に設けられた拡大部120と、
    キヤリツジの壁を貫通して設けられた上側孔45
    と、該ジヨー50の一部に設けられた凹所110
    とを備え、上側ロツクボール44はキヤリツジの
    壁の厚さよりも大きな直径を有すると共に上側孔
    45に担持され、ジヨーが開き位置にある場合に
    拡大部120と上側孔45は合致するが、凹所1
    10はこれらに合致せず、これによつて上側ロツ
    クボール44は拡大部120内に突出してキヤリ
    ツジ40と本体10との相対的な動きが防止され
    る手段が設けられた特許請求の範囲第4項記載の
    トルク伝達用連結装置。 6 該ジヨー50が閉じ位置にある場合に、凹所
    110はキヤリツジ40の上側孔45と合致し、
    上側ロツクボール44は拡大部120から脱け出
    してキヤリツジが本体10に対して軸方向に移動
    可能になる特許請求の範囲第5項記載のトルク伝
    達用連結装置。 7 上側工具はトルク制御装置であり、該トルク
    制御装置は、 開口端部、閉塞端部および側壁を備える実質的
    に円筒状の第1円筒部材710と、 閉塞端部および側壁を備え、この閉塞端部が前
    記第1円筒部材710の内部に適合する実質的に
    円筒状の第2円筒部材712と、 前記第1円筒部材710と第2円筒部材712
    との間に介在されたトルクの過負荷に対し対応す
    るクラツチ手段と、 前記第1円筒部材の内部に前記第2円筒部材を
    固定する手段であつて、この固定手段は、前記第
    2円筒部材の側壁を貫通する穴726と、この穴
    内に導入され前記第2円筒部材の側壁厚さより大
    きい直径を有するボールベアリング724と、前
    記第1円筒部材における側壁の内面に前記穴に対
    応して形成される環状のベアリング溝728と、
    前記穴内の前記ボールベアリングを保持するため
    に前記第2円筒部材内部に設けられるボールベア
    リング保持手段730とを備え、 前記第1円筒部材が前記第2円筒部材に対して
    軸方向に確実に固定されかつ相対回転自在とされ
    るようにこの第1円筒部材を前記第2円筒部材に
    連結すること を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のトルク
    伝達用連結装置。 8 上側工具はトルク制御装置であり、該トルク
    制御装置は、 開口端部、閉塞端部および側壁を備える実質的
    に円筒状の第1円筒部材710であり、この第1
    円筒部材の閉塞端外部から延在する第1の係合手
    段と、 開口端部、閉塞端部および側壁を備え、この閉
    塞端部が前記第1円筒部材の内部に適合する実質
    的に円筒状の第2円筒部材712と、 この第2円筒部材の開口端部から延在する第2
    の係合手段と、 前記第1円筒部材と第2円筒部材との間に介在
    されトルクの過負荷に対し対応するクラツチ手段
    と、 前記第1円筒部材の内部に前記第2円筒部材を
    固定する手段であつて、この固定手段は、前記第
    2円筒部材の側壁を貫通する穴726と、この穴
    内に導入され前記第2円筒部材の側壁厚さより直
    径を大とするボールベアリング724と、前記第
    1円筒部材における側壁の内面に前記穴に対応し
    て形成される環状のベアリング溝728と、前記
    穴内の前記ボールベアリングを保持するために前
    記第2円筒部材内部に設けられるボールベアリン
    グ保持手段730とを備え、前記第1円筒部材が
    前記第2円筒部材に対して軸方向に確実に固定さ
    れかつ相対的に回転自在とされるようにこの第1
    円筒部材を前記第2円筒部材に連結する ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のト
    ルク伝達用連結装置。 9 上側工具はトルク制御装置であり、該トルク
    制御装置は、 開口端部、閉塞端部および側壁を備える実質的
    に円筒状の第1円筒部材170と、 この第1円筒部材の閉塞端外部から延在する第
    1の係合手段と、 開口端部、該塞端部および側壁を備えこの閉塞
    端部が前記第1円筒部材の内部に適合する実質的
    に円筒状の第2円筒部材712と、この第2円筒
    部材の開口端部から延在する第2の係合手段と、 前記第1円筒部材における閉塞端部内面に形成
    される球面凹部718、この凹部に対応して前記
    第2円筒部材の開塞端部に貫通して形成される開
    口722、前記球面凹部と開口との内に設けられ
    るトルク伝動ベアリング720、前記第2円筒部
    材の内部に配設され、前記トルク伝動ベアリング
    を付勢するスプリング732、 およびこのスプリングの付勢力を変化させるた
    めの調整手段734から成りトルクの過負荷に対
    し敏感に反応する可調整の手段と、 前記第1円筒部材の内部に前記第2円筒部材を
    固定する手段とを有し、この固定手段は、前記第
    2円筒部材の側壁を貫通する穴726と、この穴
    内に導入され前記第2の円筒部材の側壁厚さより
    も直径を大とするボールベアリング724と、 前記第1円筒部材における側壁の内面に前記穴
    に対応して形成される環状のベアリング溝728
    と、前記穴内の前記ボールベアリングを保持させ
    るために前記第2円筒部材内部に設けられるボー
    ルベアリング保持手段730とを備え、前記第1
    円筒部材が前記第2円筒部材に対して軸方向に確
    実に固定されかつ相対回転自在とされるようにこ
    の第1円筒部材を前記第2円筒部材に連結する ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    トルク伝達用連結装置。 10 上側工具は、トルク制御装置であり、該ト
    ルク制御装置は、 開口端部、閉塞端部および側壁を備える実質的
    に円筒状の第1円筒部材170と、 この第1円筒部材の閉塞端外部から延在する第
    1の係合手段と、 開口端部、閉塞端部および側壁を備えこの閉塞
    端部が前記第1円筒部材の内部に適合する実質的
    円筒状の第2円筒部材712と、 この第2円筒部材の開口端部から延在する第2
    の係合手段と、 前記第1円筒部材における閉塞端部内面に形成
    される半球面凹部718、この凹部に対応して前
    記第2円筒部材の閉塞端部に貫通して形成される
    開口722、前記球面凹部と開口との内に設けら
    れるトルク伝動ベアリング720と、前記第2円
    筒部材の内部に配設された前記トルク伝動ベアリ
    ングを付勢するスプリング732、 前記第2円筒部材内であつて前記スプリングと
    前記トルク伝動ベアリングとの間に配設される実
    質的に円板形状のスプリングシユー730、およ
    びこのスプリングの付勢力を変化させるための調
    整手段734から成りトルクの過負荷に対し敏感
    に反応する可調整の手段と、 前記第1円筒部材の内部に前記第2円筒部材を
    固定する手段とを有し、この固定手段は、前記第
    2円筒部材の側壁を貫通する穴726と、この穴
    内に導入され前記第2円筒部材の側壁厚さより直
    径を大とするボールベアリング724と、前記第
    1円筒部材における側壁の内面に前記穴に対応し
    て形成される環状のベアリング溝728と、前記
    穴内の前記ボールベアリングを保持するためにボ
    ールベアリング保持手段として作動する前記スプ
    リングシユー730とを備え、前記第1円筒部材
    が前記第2円筒部材に対して軸方向に確実に固定
    されかつ相対回転自在とされるようにこの第1円
    筒部材を前記第2円筒部材に連結する ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のト
    ルク伝達用連結装置。 11 前記第2円筒部材712は内周に雌ねじが
    形成され、前記調整手段734は、前記第2円筒
    部材の内部に配設されるように外周に雄ねじが形
    成されナツトから成る特許請求の範囲第9項記載
    のトルク伝達用連結装置。 12 前記第2円筒部材712は内周に雌ねじが
    形成され、前記調整手段734は、前記第2円筒
    部材の内部に配設されるように外周に雄ねじが形
    成されたナツトから成る特許請求の範囲第10項
    記載のトルク伝達用連結装置。 13 該上側工具と該下側工具との連結装置にお
    いて、該下側工具は、 内側表面と長軸を有する中空体に形成された該
    工具の本体10と、 該本体10内に配置され、該本体の軸方向に対
    して移動でき、かつ空洞を有する該キヤリツジ4
    0と、 少くとも一部が該キヤリツジ40の空洞内に配
    置され、キヤリツジに対して軸方向に移動でき、
    開き位置と閉じ位置をとる複数のジヨー50と、 該キヤリツジ40が本体10に対して上方位置
    にあるとき係合可能の、および該キヤリツジ40
    が下方位置にあるとき係合不可能の被駆動ヘツド
    30と、 該ジヨー50が閉じ位置のとき、該キヤリツジ
    40を可動にするが、該ジヨー50が開き位置の
    とき該キヤリツジ40を下方位置から上方位置に
    移動させない防止手段が設けられ、該防止手段が
    キヤリツジ壁の厚さより大きい直径の上側ロツク
    ボール44、該上側ロツクボールを部分的に含む
    キヤリツジ壁に貫通された上側孔45、該本体1
    0の内表面の環状拡大部120及び該ジヨーの凹
    部110からなり、該キヤリツジが下方位置にあ
    るとき環状拡大部120が上側孔45に合致し、
    該ジヨーが開き位置のとき、凹部110が上側孔
    45に合致せず、そのために上側ロツクボール4
    4が環状拡大部120に突出しなければならず、
    それによりキヤリツジ40が本体10に対して軸
    方向に動くのを防止され、しかし、ジヨー50が
    閉じ位置のとき、該凹部110が該上側孔45に
    合致し、上側ロツクボール44が環状拡張部12
    0から出され、それによりキヤリツジ40が本体
    10に対して自由に移動できるようなキヤリツジ
    40と、 該キヤリツジ40を下方位置に付勢する弾性付
    勢手段116が設けられ、それによりキヤリツジ
    40の本体10に対する移動以上にジヨー50の
    キヤリツジ40に対する移動を有利にし、 ジヨー50が閉じ位置にないとき、ジヨーがス
    タツドの周りで駆動されないようにする手段で、
    該ジヨーの駆動の防止手段が、キヤリツジ40と
    被駆動ヘツド30の何れかの一つに設けられた直
    立柱141と、およびキヤリツジ40と被駆動ヘ
    ツド30の何れかに設けられたかみ合せスロツト
    134とを含み、直立柱141の高さがキヤリツ
    ジ40の上方位置と下方位置間の軸方向距離より
    も小さくされ、これにより上方ロツクボール44
    が拡大部120から出された後、直立柱141が
    スロツト134に結合するようにされる構造にさ
    れ、 該上側工具と該下側工具とが連結され、該上側
    工具の駆動力が下側工具に伝達されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載のトルク伝達
    用連結装置。 14 被駆動ヘツド30とキヤリツジ40間に付
    勢手段としてスプリング116を含むことを特徴
    とする特許請求の範囲第13項に記載のトルク伝
    達用連結装置。 15 該スロツト134と該直立柱141の両方
    が該キヤリツジと該ヘツドの直径方向にわたつて
    延び、該直立柱は矩形断面を有し、該スロツトを
    有する部材の面に面取溝210が形成されること
    を特徴とする特許請求の範囲第13項に記載のト
    ルク伝達用連結装置。
JP58031706A 1983-02-25 1983-02-25 トルク伝達用連結装置 Granted JPS59156672A (ja)

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JPS59156672A JPS59156672A (ja) 1984-09-05
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