JPS6347255A - 帯状体の連続供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、例えばカラーブラウン管用フラットマスクの
製造工程等に用いられる帯状体の連続供給装置に関する
。

（従来の技術） 一般に、カラーブラウン管用フラットマスクの製造に当
っては、鉄板による帯状体を連続的に供給し、これに感
光液塗布工程、露光工程、現像工程およびエツチング工
程を施してフラットマスクを製造している。

上述した各工程は、普通、独立分離されており、帯状体
は工程の特質に合せて水平方向、上下方向などに送られ
る。寸なわち、感光液塗布工程では、感光液を均一に塗
布できるように帯状体を水平状悪で前処理し、上方向に
引き上げて感光液を塗布する、いわゆる水平形走行が用
いられる。

また、エツチング工程でも、エツチング液が均一にかか
り、かつ、エツチング液の流れの影響が少ない水平形走
行が採られることが多い。

これに対し、現像工程では、現像水のたまりによるフラ
ットマスクのむらを極力少なくするため、帯状体の幅方
向を縦向きとして長さ方向に送るいわゆる縦形走行か、
帯状体の幅方向に水平向きとし、長さ方向を上下させて
送る、いわゆる波形走行が採られる。

ところで、帯状体はコイル状に巻回されており、供給に
際してはその一端を引出し、コイルを巻き房すようにし
て連続供給される。上記帯状体によるコイルは複＠個用
意されており、１つのコイルを形成していた帯状体が全
て巻戻されると、その［に、他のコイルを形成している
帯状体の先端を接続して帯状体の連続供給を維持してい
る。

この場合、上記接続作業は帯状体の供給中に行なわれる
ため供給中のコイルを早目に巻戻して弛ませておき、こ
の弛みが解消されるまでの間に接続作業を完了させてい
た。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、上述したように接続時間を稼ぐためには帯状体
をかなりの長さ弛ませる必要があり、帯状体が弛み部分
の自重によって正規の位胃からずり落たり、多くの弛み
によるしわが帯状体に生じたりする。このようにしわが
生じるとその部分は不良品として処理せざるを得なかっ
た。

本発明の目的は、帯状体のずれや弛みによるしわを生じ
ることなく帯状体の接続が可能で、能率よく連続供給を
行なうことができる帯状体の連続供給装置を提供するこ
とにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明による帯状体の連続供給装置は、帯状体を挟持し
その転動により帯状体を予定の送り速度に制御する送り
ローラを持つと共に、帯状体の送り方向に対し上記送り
ローラより後方に設置されこの送りローラで送られてい
る帯状体をより甲、い送り速度で送ることができる早送
りローラを持っている。また、この早送りローラと前記
送りローラとの間には蛇行用のガイドローラを設ける。

この蛇行用のガイドローラは、前記帯状体の送り方向両
側にそれぞれ進退可能に構成され、前記早送りローラに
よる早送りに連動して帯状体を蛇行させるべく前進し、
早送りローラの停止に伴い後退可能となるように構成さ
れている。さらに、前記帯状体の送り方向に対し前記早
送りローラより後方に接続設置を設ける。この接続設置
は早送りローラの停止を条件に蛇行ガイドされた帯状体
の後端と、他の帯状体の前端とを接続するものである。

（作用〉 本発明では、送りローラによる帯状体の送り動作により
、その帯状体の後端近くまで供給が行なわれると、送り
ローラによる送り動作を継続したまま早送りローラを動
作させ、送りローラとの間に帯状体を弛ませると共に蛇
行用ガイドローラを１）η進させ、弛ませた帯状体を蛇
行させて緊張状態を保つ。このようにして所定長さ分相
状体を蛇行させた後、早送りローラを停止させると共に
、この蛇行した帯状体の後端を接続装置上に固定する。

このとき、前記蛇行用ガイドローラを後退可能な状態と
し、送りローラによる送り作用により蛇行ガイドされた
帯状体が直線状になるまで後退させる。この蛇行した帯
状体が直線状になるまでの間に前記接続装置によって蛇
行ガイドされた帯状体の後端と、別の新しい帯状体とを
接続する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図および第２図において、１１は鉄板からなる帯状
体で、この帯状体１１はこれを巻回したコイル１１ａか
ら引出される。そして、この帯状体１１はその幅方向を
縦向きとして長さ方向に送る、いわゆる縦形走行を行な
うよう、コイル１１ａはその軸方向が縦向きとなるよう
にベース１２上のボビン０１３ａに回転自在に設けられ
る。また、コイル１１ａの近くには、帯状体１１を連続
供給するために別のコイル１１ｂを予備としてベース１
２上の他のボビン軸１３ｂに回転自在に設けている。

１４はベース１２上に設けた送りローラで、ニップロー
ラを用いており、前記コイル１１ａから引き出され、図
示しない帯状体巻取装置によって引っばられている帯状
体１１を挟持し、ブレーキを加えながら、その転動によ
り帯状体１１の送り速度を予定速度に制御する。

１５はベース１２上に設けた早送りローラで、同じくニ
ップローラを用いており、帯状体１１の送り方向（図示
横方向）に対し、前記送りローラ１４より後方（図示右
方）に設けられる。この早送りローラ１５は帯状体１１
を前記送りローラ１４より早い送り速度で送ることがで
きる。

１６は複数個の蛇行用ガイドローラで、前記送りローラ
１４と早送りローラ１５との間で、かつ帯状体１１の両
側に左右交互に千鳥状に配置され、かつそれぞれ帯状体
１１に向って、その送り方向と直交する方向にベース１
２上に設けた進退装置１７で進退可能に構成される。こ
の蛇行用ガイローラ１Ｇは前記早送りローラ１５の早送
り動作に連動して前進し、早送りローラ１５と送りロー
ラ１４との送り速度差によって弛んだ帯状体１１を蛇行
するようにガイドする。また、この蛇行用ガイドローラ
１６は、早送りローラ１５の停止により後退可能となる
ように構成されている。

１８はベース１２上に設けられた接続装置で、帯状体１
１の後端と別のコイル１１ｂに巻回された新たな帯状体
１１の前端とを接続する。この接続装置１８としては、
帯状体１１の後端と別の帯状体１１の藺端を重ねた状態
でこの間を接続する電動スティブラーやかしめ機構等を
用いる。

１９は位置検出器で、送りローラ１４の出口側に設けら
れ、帯状体１１の上部エツジの位置を検出し、予め設定
した走行基準位置に対するずれ母を求める。

２０はベース１２の下部に設けた帯状体上下動装置で、
上記位置検出器１９からの測定値を基に、ベース１２と
ともに帯状体１１を上下動さゼ、その走行位置を基準位
置に一致させるものである。

上記構成において、コイル１１ａから引出された帯状体
１１は図示しない巻取り装置によって引つばられ、図示
左方に送られる。この送り動作時、早送りローラ１５は
帯状体１１に対して解放状態にあり、その送り動作には
何ら影響を与えない。これに対し、送りローラ１４は帯
状体１１を挟持しかつ帯状体１１の送り動作に対しブレ
ーキ力を与えながら転動し、送り速度を一定速度に制御
する。このようにして、帯状体１１は前述した所定の処
理工程に連続供給される。そしてコイル１１ａとして巻
回された帯状体１１が残り少なくなると、前記早送りロ
ーラ１５が駆動され、帯状体１１を挟持し、その転動に
より、前記送りローラ１４によって制御された送りロー
ラ速度より高速で帯状体１１を送り出す。このため早送
りローラ１５と送りローラ１４との間で帯状体１１に弛
みが生じる。しかし、早送りローラ１５の動作に連動し
て蛇行用ガイドロー５１６が前進するので、帯状体１１
は第３図で示す如くガイドローラ１６により蛇行する如
くガイドされる。このため帯状体１１はガイドローラ１
６により張力を保った状態で所定長さまで蓄積されるこ
とになり、従来のように自重でずれ落ちたり、弛みに伴
うしわの発生を防止できる。このようにして所定長さの
蓄積が終了すると、早送りローラ１５は早送り動作を停
止し、蛇行ガイドされた帯状体１１の後端は接続装置１
８上に固定される。そして、別のコイル１１ｂとして巻
回された新たな帯状体１１のｔｆＪ端を上記後端に重ね
、電動スティブラーやかしめ機構でこれらの間を一体に
接続する。

上述した接続作業時にも、送りローラ１４により一定速
度に制御されながら帯状体１１の供給は継続する。ここ
で、前記ガイドロー５１６は、重犯早送りローラ１５の
停止に伴って後退可能になっており、前記帯状体１１の
供給を許容すべく後退し、蛇行状に蓄積された帯状体１
１を繰り出す。このため、接続装置１８における固定状
態での前述した接続作業に何ら影響を与えることはなく
、帯状体１１の供給を継続させることができる。そして
、接続作業が終る頃には、ガイドローラ１６により蛇行
状に蓄積されていた帯状体１１は全て操り出され、帯状
体１１は第１図で示す如く直線状となる。これ以降はコ
イル１１ｂとして巻回されている帯状体１１が引出され
、帯状体１１の連続供給が維持される。すなわち、１つ
のコイル１１ａとして巻回されていた帯状体１１を供給
し終っても、その後端には別のコイル１１ｂとして巻回
された帯状体１１が接続されているので、帯状体１１は
途切れることなり３Ｍ！続供給される。

なお、帯状体１１の上部エツジの位置を常時検出芯１９
で検出し、予め設定した走行基準位置とのずれ伍を求め
ているので、このずれ量に応じて第２図で示した帯状体
上下動装置２０を動作させ、帯状体１１を上下動させる
ことにより、常にほぼ一定の走行位置が得られる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、帯状体を連続供給するに
際し、帯状体の供給を停止することなく、帯状体を接続
でき、しかも接続作業に当って従来生じた帯状体のずれ
落ちやしわの発生を防止できる。したがって以後の処理
工程における製品品位の向上および不良の減少が達成さ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による帯状体の連続供給装置の一実施例
を示す平面図、第２図は第１図の側面図、第３図は第１
図の蛇行ガイド状態を示す平面図である。 １１・・帯状体、１４・送りローラ、１５・・早送りロ
ーラ、１６・・蛇行用ガイドローラ、１８・・接続装置
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）帯状体を挟持しその転動により帯状体を予定の送
   り速度に制御する送りローラと、帯状体の送り方向に対
   し上記送りローラより後方に設置されこの送りローラで
   送られている帯状体をより早い送り速度で送り可能な早
   送りローラと、 この早送りローラと前記送りローラとの間に配設されか
   つ前記帯状体の送り方向両側にそれぞれ進退可能に設け
   られ前記早送りローラによる早送りに連動して帯状体を
   蛇行させるべく前進し、早送りローラの停止に伴い後退
   可能となる蛇行用ガイドローラと、 前記帯状体の送り方向に対し前記早送りローラより後方
   に設置され、この早送りローラの停止を条件に、蛇行ガ
   イドされた帯状体の後端と他の帯状体の前端とを接続す
   る接続装置と、 を備えたことを特徴とする帯状体の連続供給装置。