JPS63471B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS63471B2
JPS63471B2 JP16705983A JP16705983A JPS63471B2 JP S63471 B2 JPS63471 B2 JP S63471B2 JP 16705983 A JP16705983 A JP 16705983A JP 16705983 A JP16705983 A JP 16705983A JP S63471 B2 JPS63471 B2 JP S63471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
tape
liquid paraffin
liquid
spray liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16705983A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6058479A (ja
Inventor
Yoshio Kono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PURANINGU KK
Original Assignee
PURANINGU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PURANINGU KK filed Critical PURANINGU KK
Priority to JP16705983A priority Critical patent/JPS6058479A/ja
Publication of JPS6058479A publication Critical patent/JPS6058479A/ja
Publication of JPS63471B2 publication Critical patent/JPS63471B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粘着剤緩和用噴霧液、さらに詳しくは
ガムテープ等の粘着テープの接着面側に吹き付け
ることによつて粘着テープに設けられた粘着剤の
粘着力を緩和するとともに上記接着面を円滑化
し、それによつて粘着テープを被接着物に対して
接離自在としうる粘着剤緩和用噴霧液に関するも
のである。
一般にガムテープ等の粘着テープをダンボール
箱等の被接着物に接着した後これを被接着物から
剥離すると、被接着物の表面が剥がれたり破けた
りするおそれがあり、しかも一旦接着した粘着テ
ープを被接着物から剥離した場合には、粘着テー
プの接着力がかなり低下し、よつて上記のような
粘着テープを被接着物に対して繰り返して接着、
剥離することは従来においては決して出来なかつ
たものである。
そこで上記粘着テープを被接着物に対して接離
自在とするために、該粘着テープと被接着部との
接着面を円滑にする物質、たとえばシリコン樹脂
を粘着テープの接着面側に付着することも試みら
れているが、この場合には次のような問題が生じ
ていた。
すなわち上記粘着テープは通常トルエンや酢酸
エチル等を溶媒としてアクリル樹脂系や合成ゴム
系の粘着剤を付着させてなるものであるが、シリ
コン樹脂自体は上記のような溶媒に溶解しないた
め、シリコン樹脂を仮に粘着テープの接着面側に
付着したとしてもシリコン樹脂が粘着剤と混和せ
ず、よつて粘着テープを被接着物に一旦接着した
後剥離するとシリコン樹脂のみが被接着物側に付
着して粘着テープから除去されてしまうという問
題点があつた。
そしてシリコン樹脂は上記トルエンや酢酸エチ
ル以外あらゆる有機溶媒に対しても十分溶解しな
いため、シリコン樹脂を上記粘着剤に混和させる
ことができず、よつて上述のような問題点を解決
することができなかつた。
この結果、紙やダンボール箱等の被接着物に対
して接離自在な粘着テープが未だ開発されないま
ま現在に至つているのである。
本発明は上述のような問題をすべて解決するこ
とを課題として発明されたもので、その目的とす
るところは、粘着テープの接着面に吹き付けるこ
とによつて該接着面に設けられた粘着剤とほぼ完
全に混和し、しかも粘着テープと被接着物との接
着面を円滑化し、よつて粘着テープを被接着物に
対して接離自在にしうる全く新規且つ有用な粘着
剤緩和用噴霧液を提供するにある。
本発明は上述のような目的を達成するために、
流動パラフインが上記シリコン樹脂と同様に粘着
テープと被接着物との接着面を円滑化する性質を
有する点に着目して構成されたもので、その構成
上の特徴は、流動パラフインに少なくとも該流動
パラフインを溶解しうる1・1・1−トリクロエ
タン等の溶媒を混合せしめて噴霧可能にしてなる
にある。
そしてこのような構成からなる粘着剤緩和用噴
霧液をたとえば粘着テープの接着面に吹き付ける
と、該噴霧液に含まれている1・1・1−トリク
ロルエタン等の溶媒は流動パラフインのみならず
粘着テープに設けられたアクリル樹脂系等の粘着
剤をも溶解し、よつてこの粘着剤、流動パラフイ
ン、及び溶媒が完全に混和することとなるのであ
る。そして溶媒が揮発した後においても混和した
粘着剤と流動パラフインとは決して分離すること
がないのである。
本発明は上述のような特徴を有する粘着剤緩和
用処理液なるため、次のような顕著な効果を有す
るに至つた。
すなわち上記構成からなる噴霧液を粘着テープ
等に吹き付けると、処理液中に流動パラフインが
上述のように1・1・1−トリクロルエタン等の
溶媒の存在により粘着テープに設けられた粘着剤
と完全に混和するため、粘着テープを被接着物に
接着しその後剥離しても流動パラフインのみが被
接着物側に付着して粘着テープから除去されるこ
ともなく、しかも流動パラフインの存在によつて
粘着テープと被接着物との接着面が円滑化される
ため、粘着テープの剥離がスムーズに行なえ且つ
その剥離によつて決して被接着物が破損すること
もないのである。
この結果、粘着テープが被接着物に対して接離
自在になるという従来なし得なかつた画期的な効
果を有するに至つた。
しかも流動パラフインの存在によつて上記接着
面が円滑化される結果、粘着剤自体も被接着物側
に極端に付着することがなく、よつて粘着テープ
の接着、剥離を繰り返し行なつても決して接着効
果が激減することもないのである。
さらに従来の粘着テープの接着面に上記噴霧液
を吹き付けるだけで接離自在な粘着テープが得ら
れるため、その作業が著しく容易である他、コス
ト面においても非常に経済的であるという大なる
実益がある。
以下、本発明の実施態様について説明すると、
先ず一実施例としての粘着剤緩和用噴霧液は、次
のような成分で構成される。
流動パラフイン 47% 1・1・1−トリクロルエタン 47% 合成ゴム系接着剤 2.3% トルエン 2.3% 香 料 1.4% すなわちこのような流動パラフイン、1・1・
1−トリクロルエタン等を混合せしめたものをノ
ズル付き容器等にDME等の噴霧剤とともに収納
して噴霧可能にしたものである。
尚、上記トルエンは合成ゴム系接着剤の溶解を
容易にするために添加されたものである。
そして上述のような構成からなる噴霧液を、ア
クリル樹脂系粘着剤を設けたガムテープの接着面
に吹き付けると、該粘着剤が噴霧液中の1・1・
1−トリクロルエタンに溶解し、ガムテープの粘
着剤と、噴霧液の流動パラフイン、1・1・1−
トリクロルエタンとが完全に混和することとな
る。その後溶媒である1・1・1−トリクロルエ
タンは揮発するが、噴霧液中の流動パラフイン
は、ガムテープ側の粘着剤と混和して分離不能な
状態となるのである。
よつてこのように噴霧液を吹き付けて流動パラ
フインを付着させたガムテープを被接着物である
ダンボール箱に接着しても流動パラフインが噴霧
液中及びガムテープ側の粘着剤と混和して分離不
能なるため、流動パラフインのみが被接着物であ
るダンボール側に付着することはなく、よつてガ
ムテープをダンボール箱から剥離しても決して流
動パラフインがガムテープから除去されることは
ないのである。
しかもガムテープとダンボール箱との接着面は
流動パラフインによつて円滑化されるため、ガム
テープの剥離の際決してダンボール箱の表面が剥
がれたり、破損したりするようなこともないので
ある。この結果、上記噴霧液の吹き付けによつて
ダンボール箱等被接着物に対して接離自在なガム
テープが得られることとなつた。
尚、この場合において、噴霧液の吹き付け量を
多くすると、ガムテープ側に付着される流動パラ
フインの膜厚が大となつてガムテープの粘着力が
減少するおそれがあるが、該実施例においては噴
霧液中に接着剤が含まれているため、吹き付け量
の増加に伴なつてガムテープの粘着力が激減する
ようなことも決してないのである。すなわち該実
施例においては第1図に示すように噴霧液の吹き
付けによつて粘着剤層1の形成されたガムテープ
2側に新たに形成される表面層には流動パラフイ
ンの粒子3とともに常に噴霧液中の接着剤層1a
が存在するため、ガムテープの粘着力は決して低
下しないのである。
尚、噴霧液中の流動パラフイン、1・1・1−
トリクロルエタン等の混合比率は決して上記実施
例に限定されるものではなく任意に変更自在であ
る。
さらに該実施例においては噴霧液中の接着剤の
存在によつて、噴霧液の吹き付け量の増加に伴な
うガムテープの粘着力低下を防止しうるという好
ましい効果を得たが、接着剤は必ずしも噴霧液中
に含まれる必要はなく、またトルエンや香料も必
ずしも含まれる必要はない。要は少なくとも流動
パラフインと1・1・1−トリクロルエタンとが
噴霧液中に含まれていればよいのである。従つて
流動パラフインと1・1・1−トリクロルエタン
とからのみ噴霧液が構成されていてもよい。そし
てこの場合には、噴霧液をガムテープに吹き付け
ると、噴霧液中の流動パラフインの粒子3が第2
図に示すように点状に散布されることとなる。そ
してこの流動パラフインの粒子3間に露出するガ
ムテープ2側の粘着剤層1によつて粘着力が保持
されることとなる。ただしこの場合には噴霧液の
吹き付け量が多くなる程流動パラフインの粒子3
が密に散布され、さらには流動パラフインの膜厚
が大となつて粘着テープの粘着力が著しく低下す
るため、噴霧液の吹き付け量は予め制限する必要
がある。
さらに流動パラフインを溶解させる溶媒として
は、該実施例の1・1・1−トリクロルエタンに
限らず、たとえばトルエン等を使用することも可
能である。要は流動パラフインを溶解させうる有
機溶媒であればよく、その種類は一切問うもので
はない。
さらに粘着テープ側に設けられる粘着剤も該実
施例のアクリル樹脂系粘着剤に限らず、合成ゴム
系粘着剤やその他天然ゴム系、天然樹脂系等のも
のであつてもよい。
さらに上記流動パラフイン、1・1・1−トリ
クロルエタン等の溶媒とともに噴霧容器等に収納
される噴霧剤としては該実施例のDMEの他、フ
ロンガスやLPガスを使用することも可能である。
さらに上記噴霧液の用途も該実施例のようなガ
ムテープに限らず通常の文具用粘着テープでもよ
い他、たとえばワツペン等テープ以外のものに使
用することも可能である。従つて被接着物も該実
施例のダンボール箱に限らず、紙、タツク紙その
他のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例としての噴霧液の噴霧状態を
示す概略拡大断面図。第2図は他実施例の噴霧状
態の概略拡大断面図。 1……粘着剤層、2……ガムテープ、3……流
動パラフインの粒子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流動パラフインに、少なくとも該流動パラフ
    インを溶解しうる1・1・1−トリクロルエタン
    等の溶媒を混合せしめて噴霧可能にしてなること
    を特徴とする粘着剤緩和用噴霧液。
JP16705983A 1983-09-10 1983-09-10 粘着剤緩和用噴霧液 Granted JPS6058479A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16705983A JPS6058479A (ja) 1983-09-10 1983-09-10 粘着剤緩和用噴霧液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16705983A JPS6058479A (ja) 1983-09-10 1983-09-10 粘着剤緩和用噴霧液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6058479A JPS6058479A (ja) 1985-04-04
JPS63471B2 true JPS63471B2 (ja) 1988-01-07

Family

ID=15842634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16705983A Granted JPS6058479A (ja) 1983-09-10 1983-09-10 粘着剤緩和用噴霧液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6058479A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2610689B1 (fr) * 1987-02-10 1990-04-27 Procal Procede pour traiter des joints d'etancheite notamment des bagues d'etancheite a levres
JP4729628B2 (ja) * 2009-02-06 2011-07-20 北海道旅客鉄道株式会社 列車及び鉄道列車搬入搬出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6058479A (ja) 1985-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0721346Y2 (ja) 剥がすと香りの出る印刷物
MXPA01008543A (es) Cinta laminada de papel-pelicula plastica sensible a la presion.
JPS63471B2 (ja)
JPS6230232B2 (ja)
JPS6230231B2 (ja)
US2027435A (en) Art of sticking bodies
JPH0572946U (ja) 再剥離可能な粘着テープ又はシート
US20060153887A1 (en) Cosmetic article and process for obtaining a cosmetic article in a unit dose
JPS6045063B2 (ja) マスキング材及びマスキング法
JPS6386786A (ja) ダンボ−ル箱封かん用粘着テ−プ
JPS61115981A (ja) 感圧接着シ−ト
JP2004109375A (ja) 再剥離再貼付ラベル
JPH06322325A (ja) 粘着テープ
JPH0423640Y2 (ja)
JP2524086B2 (ja) マニキュアフィルムの製造方法
JPS61283677A (ja) 反復粘着自在な筆記用紙
JP2021031537A (ja) 粘着シート、医薬品包装材及び催吐成分貼り付け方法
US2337242A (en) Decalcomania
JP2000343030A (ja) 非木質基材面に被覆層を形成する方法および紙貼り方法並びに建具材
KR200199126Y1 (ko) 매직 접착 필름
JPS6136385A (ja) 壁紙等用の剥離性を有する接着剤
JPS60172668A (ja) 包装用テ−プ
JPH0143736Y2 (ja)
JPH08168425A (ja) 絵画画面に接触する部分に離型性能の 優れた素材を有した額縁
JPH07211482A (ja) 静電気を防止する粘着物