JPS6346696B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6346696B2
JPS6346696B2 JP3493580A JP3493580A JPS6346696B2 JP S6346696 B2 JPS6346696 B2 JP S6346696B2 JP 3493580 A JP3493580 A JP 3493580A JP 3493580 A JP3493580 A JP 3493580A JP S6346696 B2 JPS6346696 B2 JP S6346696B2
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JP
Japan
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solution
contact lens
contact lenses
saline solution
container
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Application number
JP3493580A
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JPS56130713A (en
Inventor
Nagatoshi Tanaka
Kanbee Hotsuta
Taikichi Yanagihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOOMEE SANGYO KK
Original Assignee
TOOMEE SANGYO KK
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Publication date
Application filed by TOOMEE SANGYO KK filed Critical TOOMEE SANGYO KK
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Publication of JPS6346696B2 publication Critical patent/JPS6346696B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L12/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
    • A61L12/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena, e.g. electricity, ultrasonics or ultrafiltration
    • A61L12/023Electrolysis

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はコンタクトレンズの保存、洗滌後のリ
ンス等に使用されるコンタクトレンズ用保存液の
殺菌方法およびそのための装置に係る。 従来、市販されているコンタクトレンズは含水
性のものと非含水性のものとに大別されるが、特
に含水性コンタクトレンズにあつては、レンズを
眼から取りはずしたのち、再び眼に装用するまで
の間、所定の保存液内に浸漬保存することが不可
欠とされている。 これはレンズの含水率をつねに一定に保ち、レ
ンズの規格形状を安定させるとともにレンズを衛
生的に保存しまたレンズを眼に装用した際の眼組
織との親和性を向上させるといつた観点から含水
性コンタクトレンズの取り扱いにおいては特に重
要な意義をもち、また、非含水性コンタクトレン
ズであつてもレンズ表面の親水性を保持し、かつ
レンズ表面への汚れの固着を防止するといつた観
点から所定の保存液内に浸漬保存することがより
好ましいとされている。 上記のコンタクトレンズ用保存液の使用目的に
対応して通常のコンタクトレンズ用保存液、特に
含水性コンタクトレンズ用の保存液は涙液のPH、
浸透圧に等しい値に調製されており、その成分は
実質的に生理食塩水に等しい。 ところが含水性コンタクトレンズにあつては含
水性の材質であるが故に保存液中に防腐剤を添加
した場合、当該防腐剤が含水性コンタクトレンズ
材質内に吸収され、これが一定期間経過のうちに
レンズ内に蓄積されて眼障害を惹起する一因とな
るため保存液に防腐剤を使用することは望ましく
ない。 このためたとえ製造所において無菌的に容器内
に充填された保存液であつてもコンタクトレンズ
の使用者が一旦これを開栓したのちはつねに細菌
に汚染される虞れがあり、現状においてはこれを
防止する積極的な手段は何ら見い出されていな
い。 そこで従来は保存液の容器の容量を小さくし、
開栓後は短期間のうちに容器内の保存液を使いき
つてしまうようにするなどの消極的手段を用いて
開栓後における保存液の細菌による汚染を防止し
てきた。 しかしながらこういつた措置はコンタクトレン
ズを用していくうえで特に使用頻度の高い保存液
の供給コストを高め使用者の経済的負担を大きく
するのみならず、使用者がメーカーの意に反して
開栓後定められた保存液の用法、用量を遵守せ
ず、長期間にわたつて使用したがために容器内に
細菌が繁殖するといつた危険性を招来し、けつし
て望ましい手段であるとはいえない。細菌に汚染
されたコンタクトレンズを装用することは、稀で
はあるが眼組織が細菌感染によつて重篤な障害を
受ける危険性を招来し、極めて危険である。 本発明の目的は上記従来技術の問題点を解消
し、簡便にコンタクトレンズ保存液の殺菌を行な
うことができ、しかも殺菌成分が保存液内に残留
せず、眼組織に対しても極めて安全なコンタクト
レンズ用保存液の殺菌方法およびそのための装置
を提供するにある。 しかして本発明者らは上記の目的を達成するた
めに鋭意研究を続けた結果、含水性コンタクトレ
ンズの保存液の成分が実質的に生理食塩水に等し
いことに着目し、当該保存液を電気分解すること
によつて生起する陽極側の酸化現象を利用するこ
とが上記の目的に対して極めて有効であることを
見い出し本発明を完成させるに至つた。 すなわち、保存液を満たした保存液容器内に一
対の電極を浸漬し、当該電極を介して保存液中に
電流を流すと、これによつて生理食塩水中の塩素
イオンが陽極酸化によつて塩素分子となり、この
塩素分子が生理食塩水中に生成される水酸化ナト
リウムと反応して次亜塩素酸ナトリウムが生成さ
れる。この一連の反応を反応式で示すとつぎのと
おりである。 Na+Cl-+H2O→Na+OH-+1/2H2↑+1/2Cl2↑ Cl2+2NaOH→NaClO+NaCl+H2O このようにして生成された次亜塩素酸ナトリウ
ムはウイルス、一般無胞子細菌、抗酸性細菌、細
菌胞子、糸状菌、藻類、原虫類等ほとんどすべて
の微生物の殺菌に有効であり通常約0.5〜5.0ppm
の低濃度において約30〜180秒の極めて短時間の
うちに殺菌を完了させることができるうえ、さら
に次亜塩素酸ナトリウムはその強力な殺菌特性に
かかわらず眼組織に対する毒性が極めて微弱で、
しかも分解されやすい性質をもつているため短時
間のうちに眼組織にとつて無害の塩化ナトリウム
と酸素とに分解されるものであり、コンタクトレ
ンズ用保存液の消毒剤として極めて好適なもので
ある。 そこで通常の含水性コンタクトレンズの使用手
順は、含水性コンタクトレンズを終日眼に装用し
たのち、レンズを眼から取りはずし、所定の洗滌
液にてレンズを洗滌し、ついでレンズに残留する
洗滌液成分を含水性コンタクトレンズ保存液にて
すすぎ洗いすることによつて除去し、しかるのち
に当該保存液を満たした所定の含水性コンタクト
レンズ保存容器内にレンズを浸漬保存して翌朝の
使用に備えるものであり、含水性コンタクトレン
ズを眼から取りはずしたのち再び眼に装用するま
でに使用する保存液の必要量は約10〜30mlであ
る。 しかして本発明においては、含水性コンタクト
レンズ用保存液の使用にあたつて保存液を大容量
容器から専用の小容量容器内に所定の量だけ注入
し、ついで前記のとおり容器内に浸漬した1対の
電極を介して保存液中に電流を通ずることによつ
て保存液中に殺菌成分である次亜塩素酸ナトリウ
ムを生成せしめ、しかる後に当該保存液を含水性
コンタクトレンズの保存、リンス等に使用するこ
とにより極めて衛生的な保存液の取り扱いが可能
となる。 さらに次亜塩素酸塩を含んだ保存液中に含水性
コンタクトレンズを浸漬保存することによつて、
同時に含水性コンタクトレンズの殺菌、消毒をも
極めて短時間のうちに行なうことができ、これに
よつて含水性コンタクトレンズの使用者は従来の
煮沸消毒の煩わしさから解放される。しかも保存
液中に生成した殺菌成分である次亜塩素酸ナトリ
ウムは約5.0ppm以下の低濃度においては通常約
30分〜6時間の極めて短時間のうちに塩化ナトリ
ウムと酸素とに分解され眼組織に対して実質的に
無害の濃度にまで自然消長するため、翌朝含水性
コンタクトレンズを眼に装用する際には極めて衛
生的かつ無害の状態で、コンタクトレンズ保存容
器の中からレンズを取り出すことが可能になる。 また、有効量の次亜塩素酸ナトリウムの生成に
ともなうコンタクトレンズ用保存液中の食塩濃度
の減少は約0.00001%オーダーと極めて僅かであ
り、保存液としての機能に何ら影響を及ぼすもの
ではない。 なお、コンタクトレンズ用保存液の消毒に必要
な次亜塩素酸ナトリウムの生成量(濃度)は使用
する電流の強さ、通電時間等を変えることにより
任意に設定しうるが、前記のとおり次亜塩素酸ナ
トリウムの自然消長を利用する観点からは約0.4
〜5.0ppmの低濃度に設定することが特に好まし
い。 次に、本発明の一実施例の構成を図面によつて
説明する。 コンタクトレンズの保存、洗滌後のリンス等に
対するコンタクトレンズ用保存液の1回分使用
量、約10〜30mlの量に対応した容量のポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリサ
ルフオン等の合成樹脂或はガラス製小形容器1の
上部開口部2には前記合成樹脂で形成された蓋体
3が着脱可能に取付けられ、かつ、蓋体3の裏面
には真鍮製導電体4にイオン化傾向の高い白金、
金等をメツキ或は蒸着処理した一対の電極5が、
小形容器1に容れた0.9%生理食塩水のコンタク
トレンズ用保存液6に浸漬し得る位置まで突出し
た状態で蓋体3とともに一体に埋込成形され、蓋
体3の表面には前記電極5を形成する導電体4の
上部ヘツド7が外部回路との接続用として露出し
ている。 次に、このように形成された小形容器1内保存
液6に電極5を介して電気分解用電流を流す直流
電源装置8の合成樹脂製ケース9の上面には、同
ケース9内にソケツト10を介して取換え可能に
収納された電池11の電源を入・切する切換式電
源スイツチ12と、保存液6の殺菌開始時に押す
押釦式起動スイツチ13と、電源スイツチ12を
オンにしたときに点灯する電源入確認用LED1
4と、起動スイツチ13を押すことによる容器1
内保存液6の電気分解中点灯する殺菌中表示用
LED15とのそれぞれが取付けられ、また、ケ
ース9の前面には容器1を前面から差込んで容器
1の上下、左右、後方移動を規制した状態で支持
する上・下各側支持体16,17とガイドレール
18がケース9と一体に形成され、上側支持体1
6の裏面には上下方向に弾性変位可能な燐青銅板
製一対の電極19が取付けられ、小形容器1とガ
イドレール18に沿つて上下支持体16,17間
に差込んでケース9の規定位置に位置させると
(図示状態)、蓋体3表面のヘツド7が上側支持体
16裏面の電極19と圧接し、保存液6に浸漬し
た蓋体3裏面の電極5は上側支持体16の電極1
9に接続される。 次に、第5図はケース9のカバー20位置に収
納された電気制御装置21の電気回路図であつ
て、電源スイツチ12を介しての電池11には、
起動スイツチ13オンによるトリガ信号によつて
可変抵抗VR1の抵抗値で定まる一定時間、出力
を「0」から「1」に反転させて各トランジスタ
Tr1、Tr2をオンにする単安定マルチバイブレ
ータのタイマ22に接続され、トランジスタTr
2と電源スイツチ12を介しての電池11には、
オペアンプA1、ツエナーダイオードZD1、ト
ランジスタTr3、抵抗R1および可変抵抗VR2
からなる吸込型定電流回路23のトランジスタ
Tr3と可変抵抗VR2を介して電極5が接続さ
れ、また、定電流回路23には、電極5間を流れ
る電流による電圧降下が可変抵抗VR3で設定し
た規定電圧以下になつたときにオペアンプA2の
出力を「0」から「1」に反転させて殺菌中表示
用LED15を消灯させる下限電流設定回路24
が接続されている他、各回路22,23,24に
は回路構成用抵抗R2〜R9、コンデンサC1,
C2が適宜接続されている。 次に、本実施例の作用について説明する。 まず、本実施例の基本的構成、作用は第6図に
示すように、コンタクトレンズの保存、洗滌後の
リンス等に対する1回分の使用量、例えば14mlを
容れた小形容器1内コンタクトレンズ用保存液
6、即ち生理食塩水6に対して、電池11、電源
スイツチ12、可変抵抗VRおよび電極5を介し
て可変抵抗VRの抵抗値によつて定まる規定の電
流を流して生理食塩水6を電気分解するととも
に、生理食塩水6中に電流値にほぼ比例した量の
次亜塩素酸ナトリウムを生成させてコンタクトレ
ンズ用保存液6の殺菌消毒を行い、かつ、電源ス
イツチ12オフによる電流遮断後の自然消長によ
つて、次亜塩素酸ナトリウムを眼組織に対してま
つたく無害の塩化ナトリウムと酸素に分解するも
のである。 即ち、コンタクトレンズ用保存液6の殺菌消毒
時における次亜塩素酸ナトリウムの生成量をほぼ
一定にして、殺菌消毒を確実かつ効率的に行うと
ともに、殺菌消毒作用完了後の自然消長時間を短
くするため、可変抵抗VR1を介してタイマ22
の出力を例えば60秒に設定し、可変抵抗VR2を
介して定電流回路23による電極5間の電流値を
例えば3mAに設定し、かつ、可変抵抗VR3を介
して下限電流設定回路24の下限電流値、即ち、
電池11の消耗によつて電源電圧が低下して定電
流回路23の出力電流が、有効な殺菌消毒に必要
な次亜塩素酸ナトリウムの生成量を得る限界程度
の電流値になつたときの電流値を、例えば2.5mA
に設定し、定電流回路23による出力電流が下限
電流値の2.5mA以下になつたときにオペアンプA
2の出力が「0」から「1」に反転するように設
定する。 この設定状態における電池11未消耗の正常状
態において、コンタクトレンズの保存、洗滌後の
リンス等に用される1回分の量の保存液6を小形
容器1に容れて蓋体3を嵌めると、蓋体3裏面の
電極5が保存液6に浸漬するとともに、この状態
で小形容器1をケース9の上・下支持体16,1
7とガイドレール18で定まる位置にセツトする
と、蓋体3裏面の電極5は上側支持体16裏面の
電極19に接続され、保存液6を殺菌消毒するた
めのセツトは完了する。 次に、このセツト完了状態において電源スイツ
チ12をオンにすると、タイマ22作動前の
「0」出力によつて電源入確認のLED14が点灯
して電源入を確認することができるとともに、こ
の状態で起動スイツチ13を押すとタイマ22の
出力が「0」から「1」に反転して各トランジス
タTr1,Tr2が導通し、電極5間にはツエナー
ダイオードZD1のツエナー電圧と可変抵抗VR2
の抵抗値で定まる一定の電流、この場合3mAの
電流が流れ、この負荷電流による電極5間の電圧
降下が大きいことからオペアンプA2の反転入力
の電圧の方が高く、オペアンプA2の出力は
「0」でLED15が点灯し、有効な殺菌消毒作用
中であることを確認することができ、この状態で
予め設定された60秒が経過すると、タイマ22の
出力が「1」から「0」に反転して各トランジス
タTr1,Tr2がオフするとともに、トランジス
タTr3を介しての定電流回路23の出力もオフ
して電極5間の電流は遮断しかつ保存液6の殺菌
消毒も終了し、更に、LED15消灯による殺菌
消毒完了の確認によつて電源スイツチ12を切
り、これによつてすべての殺菌消毒作用は完了
し、この完了状態で小形容器1内の殺菌消毒済保
存液6を用いてコンタクトレンズの洗滌後リンス
を行う。その際、たとえば第7図に示すように小
形容器25の先端部分にキヤツプ26付きノズル
27を螺合した後、キヤツプ26を取り外し、先
端ノズル孔28より小形容器25内の殺菌消毒保
存液6を射出させることにより、容易にコンタク
トレンズの洗滌後リンスを行なうことができ、ま
た、コンタクトレンズ保存容器内への殺菌消毒済
保存液6の注入を容易に行なうこともできる。 しかして前記殺菌消毒済保存液6を図示省略コ
ンタクトレンズ用保存容器に容れた後、洗滌・リ
ンス済コンタクトレンズを前記保存容器内保存液
6に浸漬密封すると、保存容器とともにコンタク
トレンズも殺菌消毒され、この状態で少なくとも
30分間経過すると保存容器内保存液6の次亜塩素
酸ナトリウムは眼組織にまつたく無害の塩化ナト
リウムと酸素とに分解し、その結果、少なくとも
30分経過後において保存容器内殺菌消毒済コンタ
クトレンズを無毒化状態で直ちに装用することが
できる。 次に、電池11消耗の異常状態において、保存
液6を容れた小形容器1を直流電源装置8のケー
ス9に挿入セツトし、電源スイツチ12と起動ス
イツチ13をオンにした状態における定電流回路
23の出力電流が、有効な殺菌消毒を保証し得な
い2.5mA以下になつた場合、電極5間電圧降下が
少ないことからオペアンプA2の入力電圧は非反
転側の方が高く、従つてオペアンプA2の出力は
「1」でLED15が点灯せず、これによつて保存
液6の殺菌消毒が有効に行われないことを確認す
ることができる。 次に、この直流電源装置8を用いての試験例を
示す。 試験例 供試菌株として (1) Escherichia Coli 0:55 K:59 (2) Staphylococcus aureus 209P (3) Pseudomonas aeruginosa ATCC 9027 をそれぞれ普通寒天斜面上に37℃で24時間培養し
たのち0.9%滅菌生理食塩水を用いてそれぞれ
103cells/mlの菌液を調製し、ついで当該菌液を
各々小型容器1中に14mlずつ注入し蓋体3にて密
閉したのち、電極5を介して3mAの電流を60秒
間通電し1ppmの次亜塩素酸ナトリウムを生成さ
せた。 その10分後に上記3種の試験液を1.0mlずつ採
取しこれを第9改正日本薬局方「一般試験法34無
菌試験法」に基づき無菌試験用チオグリコレート
培地(15ml)中に接種して菌の存在の有無を試験
した。結果を表(1)に示す。
【表】 なお、本実施例においてはコンタクトレンズ用
保存液6のみを殺菌消毒したが、小形容器1内保
存液6中にコンタクトレンズを浸漬させることに
よつて、保存液6とともにコンタクトレンズをも
殺菌消毒することができ、また、本実施例におけ
る蓋体3を第8図のようにコード29付蓋体30
として蓋体30裏面に突出した電極31を直流電
源装置8に直接接続することによつて、上・下支
持体16,17、ガイドレール18、電極19を
省くことができる他、このコード29付蓋体30
を小形容器1,25以外の任意容器に取付けるこ
とによつて、容器の大きさに対応した入れ歯、手
術用メス、ピンセツト等の医療用器具をも殺菌消
毒することができる。 また、第9図は本発明の別実施例の電気回路図
であつて、この場合は、電源スイツチ32オンに
よるICのNE555を用いたワンシヨツト回路33
からの出力によつて、定電流回路34から電極3
5間に一定電流、例えば3mAがワンシヨツト回
路33の抵抗R12、コンデンサC5で定まる一
定時間、例えば60秒間流れるとともに、規定電流
3mAが流れたときの抵抗R16電圧による比較
回路36からの出力によつて有効な殺菌消毒確認
用LED37が点灯し、かつ、電池38消耗によ
る電極35間電流減少によつて抵抗R16電圧が
抵抗R19電圧より低くなつたときの比較回路3
6出力反転によつてLED37を消灯させ、これ
によつて回路構成を特に簡単にした他は、作用、
効果とも第5図の電気回路とほぼ同様である。 次に、本発明の効果について説明する。 本発明はコンタクトレンズ用保存容器のコンタ
クトレンズ保存液内にコンタクトレンズを浸漬し
てコンタクトレンズを保存するに際して、コンタ
クトレンズ用保存容器に容れる前のコンタクトレ
ンズ保存用食塩水に電流を流して食塩水中に次亜
塩素酸塩を生成させることにある。 これによつて本発明は次の効果を得ることがで
きる。 (1) 従来、コンタクトレンズ用保存液の殺菌効果
を保持するため、保存液は1週間程度の使用量
を容れた小形容器でしか購入できなかつたのに
対して、本発明の場合は、保存液使用時に必要
な量だけ殺菌することができるため、コンタク
トレンズ用保存液を例えば1箇月分の使用量を
容れた大形容器で相当割安に購入することがで
きる。 (2) コンタクトレンズ用保存液を使用直前におい
て殺菌するため、保存液およびコンタクトレン
ズに対する殺菌効果を確実にすることができ
る。 (3) 大形容器から小分けした小形容器の生理食塩
水中にコンタクトレンズ等を浸漬させることに
よつて、保存液とともにコンタクトレンズ等を
も合わせて殺菌消毒することができる。 (4) 極めて短時間のうちに消毒を完了することが
できる。 (5) 次亜塩素酸ナトリウムの自然消長または白金
黒等の触媒或はチオ硫酸ナトリウム等の還元剤
を用いての人為的な消長によりコンタクトレン
ズに有害成分が吸着せず、眼組織に対して極め
て安全である。 (6) 構造が単純であり装置を小形軽量化できると
ともに、携帯にも便利である。 (7) コンタクトレンズの保存液である生理的食塩
水を電気分解することにより殺菌成分である次
亜塩素酸ナトリウムを生成させながら消毒を行
なうものであるから、別に殺菌性の薬液等を使
用する必要がなく、コンタクトレンズ使用者に
対する経済的負担が極めて少なくすることがで
きる。 (8) 含水性コンタクトレンズはもとよりポリメチ
ルメタクリレートやシリコーンラバー等からな
る非含水性コンタクトレンズ、白内障手術後に
移植される人工水晶体レンズ、さらには手術用
メス、ピンセツト、注射器、入れ歯、カテーテ
ル等の医療用器具の消毒においても有効に適用
することができる。 (9) 次亜塩素酸ナトリウムの作用によりコンタク
トレンズの殺菌消毒と同時にレンズ表面に付着
した涙液成分中の蛋白質を除去することができ
レンズ表面への蛋白質の固着を未然に防止でき
るとともにレンズ表面に固着した蛋白質を除去
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の一部破断正面図、
第2図はその一部破断側面図、第3図はその平面
図、第4図はその蓋体3の斜視図、第5図はその
電気回路図、第6図はその基本概念を示す説明
図、第7図は本発明の別実施例の小形容器25の
破断正面図、第8図は本発明の別実施例の蓋体3
0の斜視図、第9図は本発明の別実施例の電気回
路図である。 1,25…小形容器、3,30…蓋体、5,3
1…電極、6…保存液、8…直流電源装置、1
1,38…電池。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンタクトレンズ用保存容器に容れる前のコ
    ンタクトレンズ保存用食塩水に電流を流して食塩
    水中に次亜塩酸塩を生成させることを特徴とする
    コンタクトレンズ用保存液の殺菌方法。 2 コンタクトレンズの保存、洗滌後のリンス等
    に対する1回の使用量に対応した量のコンタクト
    レンズ保存用食塩水を大容量容器から小容量容器
    に小分けするとともに、この小容量容器内におい
    てコンタクトレンズ保存用食塩水に電流を流して
    次亜塩素酸塩を生成させることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のコンタクトレンズ用保存
    液の殺菌方法。 3 コンタクトレンズの保存、洗滌後のリンス等
    に対する1回の使用量に対応した量のコンタクト
    レンズ保存用食塩水を容れる小容量容器を設け、
    かつ、同小容量容器に対して同容器内のコンタク
    トレンズ保存用食塩水に浸漬する電極を設け、更
    に、同電極を介してコンタクトレンズ保存用食塩
    水に電流を流して次亜塩素酸塩を生成させるため
    の直流電源装置を設けることを特徴とするコンタ
    クトレンズ用保存液の殺菌装置。 4 小容量容器の蓋体に対して、小容量容器内の
    コンタクトレンズ保存用食塩水に浸漬可能な電極
    を取付けることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載のコンタクトレンズ用保存液の殺菌装置。 5 直流電源装置に対して、食塩水に対する通電
    時間が予め設定した一定時間に達したときに通電
    を遮するタイマ装置を設けることを特徴とする特
    許請求の範囲第3項又は第4項記載のコンタクト
    レンズ用保存液の殺菌装置。 6 直流電源装置に対して、食塩水に対する通電
    電流を予め設定された一定電流値に保持する定電
    流装置を設けることを特徴とする特許請求の範囲
    第3項又は第4項記載のコンタクトレンズ用保存
    液の殺菌装置。 7 直流電源装置に対して、食塩水に対する通電
    電流を予め設定された一定電流値に保持した状態
    でかつ予め設定された一定時間通電する定電流装
    置とタイマ装置を設けることを特徴とする特許請
    求の範囲第3項又は第4項記載のコンタクトレン
    ズ用保存液の殺菌装置。
JP3493580A 1980-03-18 1980-03-18 Method and device for sterilizing preserving liquid for contact lens Granted JPS56130713A (en)

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