JPS6346054B2 - - Google Patents

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JPS6346054B2
JPS6346054B2 JP59052825A JP5282584A JPS6346054B2 JP S6346054 B2 JPS6346054 B2 JP S6346054B2 JP 59052825 A JP59052825 A JP 59052825A JP 5282584 A JP5282584 A JP 5282584A JP S6346054 B2 JPS6346054 B2 JP S6346054B2
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JP
Japan
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reaction
general formula
catalyst
unsaturated
raney
Prior art date
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Expired
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JP59052825A
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English (en)
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JPS60197634A (ja
Inventor
Yoichi Ninagawa
Sunao Kyo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
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Publication of JPS6346054B2 publication Critical patent/JPS6346054B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は不飽和アルコールの製造方法に関し、
詳しくは一般式() で示される不飽和アルデヒドをラネーニツケル及
びラネーコバルトの存在下に水素化することを特
徴とする一般式() で示される不飽和アルコールの製造方法に関す
る。 上記式中、R1及びR2は各々水素原子又はメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基などの低級アルキル基を表わし、nは
1〜4の整数を表わす。 従来、シトラールなどのα、β−位の炭素−炭
素二重結合の他にさらに少なくとも1個の炭素−
炭素二重結合を有する不飽和アルデヒドを原料と
して用い、そのカルボニル基及びこれと共役する
二重結合のみを選択的に水素化することによつ
て、シトロネロールなどの不飽和アルコールを製
造する方法として、例えば(1)水素化触媒として白
金、ニツケル及び鉄を含む多元系触媒を使用する
方法(特開昭52−46008号公報参照)、(2)パラジウ
ムとルテニウム、ロジウム、オスミウム、イリジ
ウム又は白金とから成る複合触媒及び三級アミン
の存在下に水素圧約20〜150バールで水素化する
方法(特開昭56−34644号公報参照)、(3)クロムで
活性化されたラネーニツケルを水素化触媒として
用いる方法(特開昭52−100405号公報参照)など
が知られている。上記(1)の方法では、シトラール
から収率95.8%でシトロネロールを得ようとすれ
ば触媒成分として高価な白金を原料のシトラール
に対して約1重量%も使用する必要があり、また
(2)の方法では高価な白金族の金属を使用する上
に、シトラールから収率90%以上でシトロネロー
ルを得るには水素圧30バール以上の高圧を必要と
し、いずれも工業的に採用するには難点がある。
また(3)の方法では約13時間もの長い反応時間でシ
トラールから収率94%でシトロネロールが得られ
たとされている。 本発明者らはシトラールなどの不飽和アルデヒ
ドを水素化することによりシトロネロールなどの
不飽和アルコールを経済的にかつ高収率で製造す
べく鋭意検討を重ねた結果、水素化触媒として容
易に入手できるラネーニツケルとラネーコバルト
とを併用することにより高収率で目的物が得られ
ることを見出し、本発明を完成するに至つた。 原料化合物として用いる一般式()で示され
る不飽和アルデヒドは、具体的にはシトラール
(3,7−ジメチル−2,6−オクタジエナー
ル)、フアルネサール(3,7,11−トリメチル
−2,6,10−ドデカトリエナール)、3,7,
11,15−テトラメチル−2,6,10,14−ヘキサ
デカテトラエナール、7−メチル−2,6−オク
タジエナール、3−エチル−7−メチル−2,6
−オクタジエナール、3−プロピル−7−2,6
−オクタジエナール、2,3,7−トリメチル−
2,6−オクタジエナールなどである。 本発明方法では水素化触媒としてラネーニツケ
ルとラネーコバルトとを併用する。ラネーニツケ
ルとしてはアドキンスらによるW−1からW−7
の調製法をはじめとする公知の方法によつて調製
されたものを用いることができるが、入手の容易
性、触媒活性の安定性などの観点から通常工業的
調製法と称される方法によつて調製されたものを
用いるのが好ましい(触媒工学講座10、触媒学会
編集「元素別触媒便覧」第482〜489頁参照)。工
業的調製法により得られたラネーニツケルとし
て、例えば川研フアインケミカル株式会社製の
NDT、NDHTなどのシリーズのものが挙げられ
る。またラネーコバルトについても公知の調製方
法により得られたものがいずれも用いられるが、
上記のラネーニツケルと同様に通常工業的調製法
と称される方法によつて調製されたものを用いる
のが好ましい(上記の「元素別触媒便覧」第528
〜530頁参照)。工業的調製法により得られたラネ
ーコバルトとして、例えば川研フアインケミカル
株式会社製のODHT、OFTなどのシリーズのも
のが挙げられる。ラネ−ニツケルとラネ−コバル
トとの使用割合は前者1重量部に対して後者0.2
〜10重量部であり、好ましくは前者1重量部に対
して後者1〜3重量部である。触媒の好適な使用
量は後述する助触媒及び溶媒の有無、水素圧、反
応温度などの諸条件によつて変化するが、通常、
一般式()で示される不飽和アルデヒドに対し
てニツケルとコバルトの合計量が約0.1〜10重量
%となるような範囲から選ばれる。 本発明の水素化反応では助触媒として第3級ア
ミンを併用するのが好ましい。第3級アミンは生
成した一般式)で示される不飽和アルコールが
さらに水素化されるのを抑制する作用を有する。
第3級アミンとしては、例えばトリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、
ピリジン、キノリンなどが使用できる。これらの
第3級アミンの使用量は一般式()で示される
不飽和アルデヒドに対して約0.05〜0.5重量%の
範囲が適当である。水素化反応は溶媒の存在下又
は不存在下に実施することができるが、反応速度
を高めるためにメタノール、エタノール、メチル
セロソルブなどの極性溶媒中で行なうのが好まし
い。溶媒の使用量は特に制限されないが、一般式
()で示される不飽和アルデヒドの1重量部に
対して約0.3〜2重量部の溶媒を用いるのが適当
である。反応は約20〜150℃、好ましくは約50〜
90℃の温度範囲内で実施される。反応温度が20℃
よりも大幅に低くなると一般式()で示される
不飽和アルコールを収率好く得るには反応時間が
非常に長くなり、また150℃よりも大幅に高くな
ると生成した一般式()で示される不飽和アル
コールがさらに水素化された不飽和アルコールが
副生し易くなり、該不飽和アルコールへの選択率
が低下する。また水素分圧は約1〜20Kg/cm2、好
ましくは約3〜10Kg/cm2の範囲である。この範囲
より水素分圧が低くなると目的とする不飽和アル
コールを収率好く得るには反応時間が非常に長く
なり、また上記範囲よりも高い水素分圧のときは
飽和アルコールが副生し易くなり、目的とする不
飽和アルコールへの選択率が低くなる。水素は窒
素、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスで希釈
されていてもよい。 本発明の水素化反応は回分式、連続式のいずれ
でも実施することができる。 反応終了後、反応混合液から過、遠心分離又
はデカンテーシヨンにより触媒を分離したのち、
その残液を蒸留することにより一般式()で示
される不飽和アルコールを容易に分離することが
できる。 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 シトラール30g、メタノール30g及びトリエチ
ルアミン0.06gをステンレス製オートクレーブ入
れ、ついでラネーニツケル(川研フアインケミカ
ル株式会社製、NDT−65)0.9g及びラネーコバ
ルト(川研フアインケミカル株式会社製、
ODHT−66)0.9gを加え、水素加圧下に激しく
撹拌して7時間反応させた。反応中、温度を70℃
に、全圧を8Kg/cm2に保つた。反応混合液から触
媒を分離したのち、その残液をガスクロマトグラ
フイーにより定量した。シトラールの転化率は
100%であり、生成物の収率は下記のとおりであ
つた。 シトロネロール 97.2% ネロール 0.6% ゲラニオール 1.2% テトラヒドロゲラニオール 0.6% 実施例 2〜7 実施例1と同様の操作で、反応条件を種々変化
させて、シトラールの水素化反応を実施した。そ
の結果を第1表に示す。なお、ラネーニツケル及
びラネーコバルトは実施例1で使用したものと同
じものを用いた。
【表】
【表】 実施例 8 フアルネサール30g、メタノール30g及びトリ
エチルアミン0.06gをステンレス製のオートクレ
ーブに入れ、ついでラネーニツケル(前述のとお
り)0.9g及びラネーコバルト(前述のとおり)
0.9gを加え、水素加圧下に激しく撹拌して7時
間反応させた。反応中、温度を70℃に、全圧を8
Kg/cm2に保つた。反応混合液から触媒を分離した
のち、その残液をガスクロマトグラフイーにより
定量した。フアルネサールの転化率は100%であ
り、3,7,11−トリメチル−6,10−ドデカジ
エン−1−オールが収率94.8%で生成していた。 実施例 9 7−メチル−2,6−オクタジエナール30g、
メタノール30g及びトリエチルアミン0.06gをス
テンレス製のオートクレーブに入れ、ついでラネ
ーニツケル(前述のとおり)0.9g及びラネーコ
バルト(前述のとおり)0.9gを加え、水素加圧
下に激しく撹拌して6時間反応させた。反応中、
温度を70℃に、全圧を8Kg/cm2に保つた。反応混
合液から触媒を分離したのち、その残液をガスク
ロマトグラフイーにより定量した。7−メチル−
2,6−オクタジエナールの転化率は100%であ
り、7−メチル−6−オクテン−1−オールが収
率97.2%で生成していた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1及びR2は各々水素原子又は低級アル
    キル基を表わし、nは1〜4の整数を表わす。) で示される不飽和アルデヒドをラネーニツケル及
    びラネーコバルトの存在下に水素化することを特
    徴とする一般式 (式中、R1、R2及びnは前記定義のとおりであ
    る。) で示される不飽和アルコールの製造方法。 2 水素化反応を第3級アミンの存在下で行なう
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP59052825A 1984-03-19 1984-03-19 不飽和アルコ−ルの製造方法 Granted JPS60197634A (ja)

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