JPS634549A - 密閉形鉛蓄電池の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、密閉形鉛蓄電池の製造方法に係り、特１；電
池の軽量化と薄形化に好適な電槽体の形成方法に関する
。

従来の技術 電池極板群を２枚のシート状合成樹脂体で１ばさみ、極
板群の周囲に沿ってこの２枚のシート状合成樹脂体を熱
溶着して′電槽体とする技術は、例えば時間昭５９−２
０７５５８号公報に記載のように、０．３　ｍ厚のシー
ト状ポリエチレ／でト；さみ、熱溶右部の一部に故意に
未溶看部を残し、この未溶者部を安全弁とすることが知
られている。

発明が解決しようとする問題点 上記従来例では、未＃肴部分を安全弁として良好■：作
用させるために電槽体のシート状合成樹脂体の肉厚を薄
くすることが必要で、このため、電池内部刀１らガス発
生があった場合、電槽が膨らみ、極板間の密看圧が減じ
て光放電特性が悪化する問題点があった。また、使用に
あたっては電槽の肉厚が薄いため外部からの予期せざる
力による傷から保護下る必要があり、あわこのため電池
の単位重量あたりもしくは単位容量あたりの実効のエネ
ルギー密度が低下する問題があった。

本発明は、極板間の！着圧が高く光放電特注が良好で、
またエネルギー密度のせれた密閉形鉛蓄電池の製造方法
を提供することにある。

問題点を解決するための手段 上記問題点は、電槽体を形成するための２枚のシート状
合成樹脂体の一部に、予め極板群の収納部、安全弁の取
り付は部および極柱の取り出し部となる凹凸部を真空成
形もしくはプレス成形によって設（すてｚくことにより
解決される。

作用 電池内に発生したガスにより電池の内圧が上昇したとき
、シート状合成樹脂体に設けた極板群の収納部などの凹
凸部が、とくに極板群の面方向に対して垂直となる面の
部分と、これに接子る角部が電槽の膨みに対して抵抗部
となる。

あわせて、安全弁の溝造を上記極板群の収納部とともに
形成した安全弁取り付は部にゴム栓なかぶせたゴム栓方
式とすることによりシート状合成樹脂体の肉厚をエネル
ギー密度に支障のない範囲で厚くすることができ、電槽
体が強固となって電池の膨みを軽減できる。これらによ
って極板間のＥ着圧を常時高く保持でき、充放電特性が
良好となる。また、電槽体の肉厚が厚く外傷による破損
の心配がないため電池をそのまま使用でき、実効のエネ
ルギー密度の優れた電池とすることができる。−万、シ
ート状合成樹脂体の肉厚が厚くなると極柱取り出し部の
熱溶着性が悪くなるが、シート状合成樹脂体に予め極柱
断面形状に合わせて凹部を形成して３（ことにより極柱
取り出し部の熱溶着性が良好となり、気密性の優れた電
池とすることができる。

以下図ｒｆＪを参照してこの発明の実施例について説明
する。

実施例１ 第１図Ｅおいて、化成済みの正極板（縦６３ｗｘ横３０
　ｍ　Ｘ厚１．５ｍ）１枚と負極板（縦６３り×横３０
雪×淳０．８　ｔａｎ　）　２枚とリテーナ（縦６５　
ｗｘ　Ｘ横３２　ｔｍ　Ｘ　ＥＥ看時厚１．５６）２枚
からなる極板群１を、厚さ０．５ｍのポリプロピレンと
塩化ビニリデンの積層シートからなる２枚のシート状合
成樹脂体２および２′で極柱７を一部外に出してはさみ
、これを極板群の周囲に沿って熱プレス装置で熱溶着し
て電槽体とした。熱溶着ｆａ３の幅は２ｒｔｎとした。

このとき、−刀のシート状合成樹脂体２には予め真空成
形によって極板群の収納部４、安全弁の取り付は部５、
および極柱の取り出し部６となる凹凸部を投Ｉすておい
た。安全弁の取り付は部の形状は筒状とし、ここでは図
示しないが、電槽体形成後に上記筒状頂部面に貫通孔な
設け、この大刀１ら比重１．３２　の希硫酸からなる電
解液を注入して極板群１に合法した後、第２図に示すよ
う（：筒状の安全弁取り付は都５にゴム栓８をかぶせ、
これを合成樹脂製のゴム栓押え用カバー９で覆い、その
周囲をシート状合成樹脂体２からなる゛電槽部Ｉ：溶着
して固定し、安全弁を形成した。

本発明からなる電池を試験した結果、１０時間率容量９
００　ｍＡｈ、２．４５　Ｖ／セル定電圧光電及び０．
３丈定電流放電のくり返し充放電寿命１５０回以上を得
た。

シート状合成、閏）ＪＦ＋体２．２′にポリプロビレ／
と塩化ビニリデンの熱可塑性樹脂シートの積層体を用い
ることにより、上記極板群の収納部などのＸ空成形が容
易で、あわせて電槽体が薄肉であっても電槽体として強
固で耐透湿性と耐酸素透過性に優れたものとすることが
できる。強酸に対する耐腐食性も非常に良好である。シ
ート状合成樹脂体に設けた極板群収納部４などを形成す
る凹凸部は、とくに極板群の面方向に対して番＠な血と
、これに接する角部とが゛電池のガス発生時の゛電槽の
膨れに対する抵抗部として作用する。この作用はシート
状合成樹脂体の肉厚が淳いほど顕著になる。シート状合
成樹脂体に予め極柱断面形状に合わせた極柱取り出し都
６の凹部を形成して８くことζ二より、熱溶看時に極柱
部とシート状合成樹脂体の接触面を増加し、熱溶胃性を
良、好に下る。安全弁構造をゴム栓刀式と下ることでシ
ート状合成樹脂体の肉庫を厚くとることができ、Ｅｌｌ
が強固となり、電槽の膨れを阻止し、あわせて電槽の外
傷による破損の心配もなくなって電池をそのまま使うこ
とができろ。

以上によれば電池のガス発生時の電槽の、彰れを阻止で
きるため、極板間に高いで着圧を保持でき、これにより
光放電特性の優れた密閉形゛逼油とすることができた。

また、良好な耐透湿性と耐ＩＷ素透過性を有するため、
電解液の粍光、及び極板の酸化を防ぐことができ一長寿
命の電池を得ることができた。さらに、安全弁の気習性
及び極柱取り出し部の耐ろう液性に優れ、電池の安全上
の借頼性を高めることができた。−万、電槽体の作製が
容易でｉ産性に優れるため、コストの低減がはかれた。

な８、極板群収納部などの凹凸部の成形は真窒成形法だ
けに限らずプレス成形法、その他の成形法によっても可
能である。また、合成樹脂体の溶着も熱溶着法に限らず
超音波溶接法、その他の合成樹脂の溶接法によっても可
能である。

実施例２ 電池の基本構成は実施例１と同様とし、本実施例ではシ
ート状合成樹脂体の熱溶着前に極柱部に液状のエポキシ
腐脂を被覆、硬化後、さらにホットメルト接着材を被覆
した。

これによりシート状合成樹脂体とホットメルト樹月旨界
面、ホ・ソトメルト樹月旨とエボキ・ン」月旨界面、お
よびエポキシ樹脂と極柱界面の接着性が各々非常に良好
となり、実施例１のように極柱部に直接シート状合成樹
脂体を炉；溶着下るのに比べ極柱取り出し部での電解液
のろう液を皆無とすることができた。

発明の効果 本発明によれば、電池内部のガス発生に伴なう電槽の膨
れを阻止できるので光放電特性が良好となる。また、電
槽体が強固であるので、補強用ケースが不要となり、実
効のエネルギー密度が優れたちのになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実′Ｐｓ例における密閉形鉛蓄電池
の斜視図、第２図は同実施例にＥける安全弁部の構成を
示す断ｌｆｉ図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）正極板、負極板およびリテーナから成る極板群を
   耐酸性でしかも熱可塑性を有する２枚のシート状合成樹
   脂体ではさみ、上記極板群の周囲に沿って上記２枚のシ
   ート状合成樹脂体を溶着して電槽体とする密閉形鉛蓄電
   池の製造方法において、上記２枚のシート状合成樹脂体
   の一方に極板群収納部、安全弁取り付け部および極柱取
   り出し部となる凹凸部を真空成形もしくはプレス成形で
   設けたことを特徴とする密閉形鉛蓄電池の製造方法。
2. （２）極柱部にエポキシ樹脂を被覆し、さらにホットメ
   ルト接着材を被覆したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。