JPS634537Y2 - - Google Patents

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JPS634537Y2
JPS634537Y2 JP7710384U JP7710384U JPS634537Y2 JP S634537 Y2 JPS634537 Y2 JP S634537Y2 JP 7710384 U JP7710384 U JP 7710384U JP 7710384 U JP7710384 U JP 7710384U JP S634537 Y2 JPS634537 Y2 JP S634537Y2
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JP
Japan
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tank
coating
liquid
defoaming
plastic
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JP7710384U
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JPS60189367U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、プラスチツクレンズや
CRTデイスプレイ用のプラスチツクプレート
(以下、これらをプラスチツク板と総称する)表
面に、デイツプコートにより被膜を形成する際用
いられるコーテイング装置の改良に関する。
(従来の技術) プラスチツク板表面に、デイツプコートにより
被膜を形成するに際しては、コーテイングムラ防
止のために、コーテイング槽内の液を撹拌して、
濃度分布を均一に維持し続ける必要があり、その
ための手段として、通常、コーテイング槽内の液
を撹拌翼により撹拌する方法、あるいは、槽内の
液を循環することにより撹拌する方法があつた。
そして、特に槽内の液を循環する後者の方法
は、好ましく採用されているが、下記に第2図を
用いて説明するような問題があつた。
第2図は、この従来の液循環式のコーテイング
装置の全体構成図である。
被コーテイング物が、デイツピイングされるコ
ーテイング槽1には、図示しないコーテイング液
供給管から供給されたコーテイング液2が満たさ
れている。この状態で撹拌ポンプ5の稼動を開始
すると、コーテイング槽1内に満たされた液は、
撹拌ポンプ5の送液力によつて液の一部がオーバ
ーフローし、オーバーフローした液は、集液樋
3、および、液受け槽4を経て、撹拌ポンプ5で
撹拌され、循環パイプ6中を通つて、コーテイン
グ槽1の底部から噴出せしめられコーテイング槽
1内に循環される。
この第2図に示す装置は、コーテイング槽1内
における液の撹拌効率は良いが、循環液中の比較
的大きな気泡が撹拌ポンプ5内で微細に粉砕、撹
拌されてコーテイング槽1内へ循環供給されるた
め、微細な気泡が槽内に散在し、この微細な気泡
がコーテイング中の被コーテイング物に付着した
まま引き上げられ、気泡を有するコーテイング膜
を形成することがあつた。そして、この種気泡
は、前記したCRTデイスプレイ用、あるいは、
プラスチツクレンズ用等、視覚を利用する分野に
用いるプラスチツク板において、特に重大な欠点
として位置づけられており、気泡の有無は、製品
の歩留りに大きな影響を与えていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、プラスチツク板における上記のよう
な従来技術の欠点を、自然脱泡を効率よく行なう
ことにより解消し、実質的に気泡の発生のないプ
ラスチツク板のコーテイング装置を提供せんとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本考案は、次のと
おりの構成を有する。
すなわち、デイツピングによりプラスチツク板
にコーテイングするためのコーテイング槽を有す
る液循環式のプラスチツク板のコーテイング装置
において、該コーテイング槽に脱泡槽が隣接さ
れ、かつ、該コーテイング槽と該脱泡槽とは槽底
部近傍に設けたスリツトを介して流体的に連通さ
れ、該脱泡槽には該脱泡槽内の上部液中にコーテ
イング液を噴出するノズルが開口されていること
を特徴とするプラスチツク板のコーテイング装置
である。
(実施例と作用) 次に本考案を、実施例を用いて、図面を参照し
ながら説明する。
第1図は、本考案に係るプラスチツク板のコー
テイング装置の一実施例を示す断面図である。
この第1図に示す装置のコーテイング槽は、第
2図に示す従来のコーテイング槽1中に仕切板を
設けることによつて2分した形で形成されてお
り、仕切板19を挾んで、紙面右側にコーテイン
グ槽11、紙面左側に脱泡槽21をを有する。
そして、脱泡槽21とコーテイング槽11と
は、仕切板19の下端部を、これら両槽の底部か
らほぼ3〜10mm浮すことによつて形成されたスリ
ツト19aを介して流体的に一体化されている。
また、脱泡槽21は、後述するようにコーテイ
ング槽11に対して数mmだけ水頭圧を有するよう
構成してあり、かつ、脱泡槽21内を上部から下
部に向う液の流路が極端に狭まるよう仕切り板1
9と対向する壁面に傾斜面を設け、脱泡槽21の
中央部から下部にかけて細く絞られた形状として
いる。
ノズル17は、脱泡槽21の上記傾斜面を貫通
して設けられ、脱泡槽21内の上部に設けられた
樋18に連通している。樋18には、その仕切板
19に対する側面の第1図紙面に垂直な方向ほぼ
全域に亘つてスリツト18aが開口されている。
(作用) 次に、このように構成される本考案に係るプラ
スチツク板のコーテイング装置におけるコーテイ
ング液の循環作用について説明する。
前記第1図において、撹拌ポンプ15によつて
撹拌されたコーテイング液12は、ノズル17に
よつて上向きに樋18へ供給される。撹拌ポンプ
15の送液力によつて樋18へ上向きに供給され
た液は、樋18内を樋18の長手幅方向(紙面に
垂直な方向)へ広がり、スリツト18aから脱泡
槽21の上部は流れ出る。このスリツト18aか
ら流れ出た部分の脱泡槽21の流路は広く、した
がつて、その部分の液の流速は極端に遅く、液中
の気泡は、この流れの遅い液流に巻き込まれるこ
となく上方へ移動して液面で自然消滅する。そし
て、このようにして脱泡された実質的に気泡を含
まない液は、脱泡槽21内をゆつくり中央部へと
流れ、中央部傾斜面の狭隘な流路で幾分速度を速
めつつ脱泡槽21とコーテイング槽11との上記
水頭圧の差により、仕切板19下端のスリツト1
9a中をさらに速度を速めながらコーテイング槽
11側へ移動し、コーテイング槽11をオーバー
フローして、集液樋13を介して液受け槽14へ
戻り、以下同様の循環を繰り返えす。
このように、液が循環されてオーバーフローさ
れることによつて、コーテイング槽11内の液全
体の撹拌が好ましく行なわれる。
なお、図示しないが、コーテイング槽11の壁
面をコーテイング液12がオーバーフローしない
ように設け、この状態のコーテイング槽11の液
面下から配管により液を抜き出して循環するよう
にしても、上記オーバーフローさせて循環させる
態様と同様の撹拌効果が得られる。
第1図において、液受け槽14に設けたフイル
タ20は、循環液の消泡および異物除去機能を有
する。
なお、また、第1図に示した実施例において
は、脱泡槽21の中央部に傾斜面を設けて流路を
狭くした態様を示したが、この態様の場合には、
狭隘部分で流速が早められることによつて、コー
テイング槽11内における液の撹拌効果は上がる
が、一方では、脱泡槽21に生じた気泡を巻込む
作用が強くなることから、撹拌ポンプ15の送液
力、あるいは、スリツト19aの間隙を考慮し
て、水頭圧が十分得られる場合には、上記流路の
狭隘部分は必ずしも設ける必要はない。
(考案の効果) 本考案は、上記構成、作用を有するため、自然
脱泡が効率よく行なわれ、濃度分布ムラがないこ
とは勿論、CRTデイスプレイ用、あるいは、プ
ラスチツクレンズ用等、視覚を利用する分野に用
いるプラスチツク板においては、特に問題視され
る気泡を発生させないコーテイング液の循環を可
能にしたプラスチツク板のコーテイング装置を提
供できるものであり、したがつて、本考案の装置
によれば、実質的に気泡のない品質の安定したコ
ーテイング膜を有するプラスチツク板を歩留り良
く得ることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るプラスチツク板のコー
テイング装置の全体構成図、第2図は、従来のコ
ーテイング装置の全体構成図である。 図面中の符号の説明、1,11……コーテイン
グ槽、2,12……コーテイング液、3,13…
…集液樋、4,14……液受け槽、5,15……
撹拌ポンプ、6,16……循環パイプ、17……
ノズル、18……樋、18a……スリツト、19
……仕切板、19a……スリツト、20……消泡
板およびフイルタ、21……脱泡槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイツピングによりプラスチツク板にコーテイ
    ングするためのコーテイング槽を有する液循環式
    のプラスチツク板のコーテイング装置において、
    該コーテイング槽に脱泡槽が隣接され、かつ、該
    コーテイング槽と該脱泡槽とは槽底部近傍に設け
    たスリツトを介して流体的に連通され、該脱泡槽
    には該脱泡槽内の上部液中にコーテイング液を噴
    出するノズルが開口されていることを特徴とする
    プラスチツク板のコーテイング装置。
JP7710384U 1984-05-28 1984-05-28 プラスチツク板のコ−テイング装置 Granted JPS60189367U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7710384U JPS60189367U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 プラスチツク板のコ−テイング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7710384U JPS60189367U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 プラスチツク板のコ−テイング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60189367U JPS60189367U (ja) 1985-12-14
JPS634537Y2 true JPS634537Y2 (ja) 1988-02-05

Family

ID=30619859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7710384U Granted JPS60189367U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 プラスチツク板のコ−テイング装置

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JP (1) JPS60189367U (ja)

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JPS60189367U (ja) 1985-12-14

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