JPS634523Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS634523Y2
JPS634523Y2 JP1981178436U JP17843681U JPS634523Y2 JP S634523 Y2 JPS634523 Y2 JP S634523Y2 JP 1981178436 U JP1981178436 U JP 1981178436U JP 17843681 U JP17843681 U JP 17843681U JP S634523 Y2 JPS634523 Y2 JP S634523Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressed gas
liquid
nozzle
passage
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981178436U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5882869U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17843681U priority Critical patent/JPS5882869U/ja
Publication of JPS5882869U publication Critical patent/JPS5882869U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS634523Y2 publication Critical patent/JPS634523Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスプレー用ノズル装置、例えばヘアス
プレー用ノズル装置に関するものである。
例えば家庭や美容室で用いられるヘアスプレー
においては一般に、噴出すべき液体を収容した容
器上にノズルを取り付け、このノズルの可動式操
作部を指で押し下げることによつてノズル内の開
閉弁を開放し、これと同時に上記容器内に封入さ
れている圧縮ガスの圧力で液体を外方へ噴出せし
めるようにしている。この種のスプレーはいわゆ
るエアゾールタイプと称されるが、本考案者が検
討を加えたところ、解決すべき問題点を有してい
ることが分つた。
即ち、容器内には推進ガスとしてのフロンガス
によつて液体、例えば樹脂のアルコール溶液を加
圧下に保持し、上記開閉弁の操作時にフロンガス
と共に外方へ噴出させているが、大気中に放出さ
れたフロンガスはオゾンを分解させる等の点で望
ましくないとされている。しかもそうしたフロン
ガス以外のガスを用いても、容器内に封入する作
業が必要であり、また封入後は容器を堅固に密閉
しなければならない。また別の問題点として、上
記樹脂溶液の噴出操作後に、放置しておくと噴出
口の部分で樹脂が固化してしまい、噴出機能の劣
化、場合によつては噴出口の閉塞を引起してしま
う。
本考案者は鋭意検討を重ねた結果、上記の如き
問題点を解消した独得のノズル機構を考え出し、
本考案に到達したものである。
即ち、本考案は、噴出すべき液体を収容する容
器に取付けられるスプレー用ノズル装置におい
て、外部からの圧縮ガスを導びくための圧縮ガス
通路が装置本体に設けられ、前記圧縮ガス通路に
連通しかつ外側面に第1の切欠きと第2の切欠き
とを有する小筒状部材が前記圧縮ガス通路の前面
側に密接せしめられ、後面側が前記小筒状部材よ
りも大きくて前方へ向つて狭くなつている噴出路
を有するねじ込み部材が前記小筒状部材の位置ま
で前記装置本体にねじ込まれ、この状態で前記ね
じ込み部材の内壁面と前記第1の切欠き及び第2
の切欠きの領域での前記小筒状部材の外側面との
間に夫々第1の微小間隙と第2の微小間隙とが形
成され、前記小筒状部材の前面にある圧縮ガス吹
出し口の近接位置に液体吸引路が前記第1の微小
間隙を介して開口すると共に、前記圧縮ガス吹出
し口の近接位置に前記噴出路と外部とを連通させ
る連通路が前記第2の微小間隙を介して開口して
いるスプレー用ノズル装置に係るものである。こ
のノズル構造によつて、環境保全や作業性、取扱
い面での問題を解消できると共に、噴出機能を常
に良好に保持でき、かつノズルの組立てを確実か
つ容易にできる。
以下、本考案をヘアスプレーに適用した実施例
を図面について詳細に述べる。
まず第1図及び第2図について、本実施例によ
るノズル構造を説明する。
このノズル1は金属製の本体2を有し、この本
体内に、外部のコンプレツサからの圧縮空気を導
びくために中心部を中途まで貫通して延びるガス
通路3と、このガス通路の吹出し口4の近接位置
に開口した液体吸引路5と、上記吹出し口4から
の圧縮空気によつて上記開口外へ吸引された樹脂
溶液(例えばエチルアルコール溶液)6を圧縮空
気と共に前方へ噴出させるための噴出路7とが
夫々設けられている。ガス通路3の外側端には圧
縮空気導入管8の接続されたL字状パイプ9が着
脱可能に密に差し込まれ、またその前方側は独得
の小パイプ9で構成されている。この小パイプ部
は第2図に明示する如き円筒状に形成されている
が、前端部分には断面円弧状の切欠き10,11
を有している。これらの切欠きによつて、噴出路
7を有するねじ込み部12の内壁面と小パイプ9
との間には、上記吹出し口4に隣接した微小間隙
13,14が上下に形成されることになる。従つ
て、上記液体吸引路5は間隙14を介して噴出路
7に通じている。また、上記切欠き10の側から
本体2を貫通して外部へ通じる連通路15が形成
されているが、この連通路も上記間隙13を介し
て噴出路7に通じている。ノズル本体2の後端部
には、容器16の内空間17と外部とを連通させ
るための連通路18が形成されており、この連通
路18は上記吸引路5と同様に本体2と一体の垂
直パイプ部19,20により下方へ導びかれ、容
器内空間17内に突入されている。パイプ部20
には液体6中に浸漬されたらせんパイプ21が、
パイプ部19には液体6には達しないが内空間1
7中に垂下したらせんパイプ22が夫々接続され
ている。
一方、ノズル本体2には、容器16の上面開口
部を塞ぐためのキヤツプ23が下側から固定さ
れ、互いに一体化されている。このキヤツプ23
は、金属製の外側円筒部24とプラスチツク製の
内側円筒部25とからなり、共に上記パイプ部1
9,20を挿通した後、円盤状シート26及び金
属ワツシヤー27を同様に挿通し、更にワツシヤ
ー27側から本体2に至るまでビス28を2箇所
で螺入せしめることによつて、本体2に対し堅固
に固定される。内側円筒部25の内周には雌ねじ
29が切つてあり、キヤツプ23を容器16の上
部の雄ねじ部30に回転させながらねじ込むこと
によつて、ノズル1全体を容器16に取付けられ
るようになつている。
次に、このノズル1の使用形態及びその取扱い
方法を説明する。
ノズル1を取付けた容器16は、例えば第3図
に示すようなワゴン31上に複数個分配置され、
そのスタンド32からは上記した圧縮空気導入管
8が引出されている。圧縮空気はワゴン下部に配
したコンプレツサ33から配管34を通して供給
される。そして使用すべき容器16のノズル1に
は個々に圧縮空気導入管8が接続され、仮想線の
如く手35で把持してスタンド32から取出すと
きに、コンプレツサ33を作動させるマイクロス
イツチ36が第4図の如くに設けられている。ス
タンド32に容器16を載置したときにマイクロ
スイツチ36の接点を導通させてコンプレツサ3
3を非動作状態に切換えるようにしてよい。
例えば美容室において使用する際、第1図の如
くに上記連通路15を指35で押えて閉じながら
第3図の如くに所定の容器16を取出すと、コン
プレツサ33からの圧縮空気が導入管8、パイプ
9を介して上記通路3内へ導入され、その吹出し
口4から噴出路7へ勢いよく吹出される。このと
き、連通路15の一端は指36で塞がれているた
めに、吹出し口4の近傍域は圧縮空気の作用で瞬
間的に減圧状態となり、これに伴なつてパイプ2
1を通して容器16内の液体6が吸引路5へ上昇
せしめられ、更に上記した微小間隙14を通して
噴出路7内へ強制的に吸引される。この吸引され
た液体は圧縮空気によつて噴出路7から霧状物3
7として噴出される。この噴出状態は、噴出路7
の断面が後方から前方に向けて狭くなつているこ
とから非常に良好であり、指35を図示の如くに
当てがつている間中継続することになる。
また、使用後は指35を離すと、連通路15が
外部に通じるから圧縮空気を上記のように送り込
んでも、吹出し口4の近傍域の圧力はもはや上記
したようには低くならず、液体6は吸引されるこ
とはない。しかし、圧縮空気は噴出路7に対して
は一定の圧力で噴出されるから、この圧力によつ
て噴出路7内に残留している液体(特に樹脂分)
は圧縮空気と共に噴出路7から前方へと放出され
る。この結果、噴出路7から残留樹脂分を除去し
てそこを常にクリーンな状態にすることができ
る。そして容器16をスタンド32に戻して上記
マイクロスイツチの作用でコンプレツサ33の動
作を停止させればよい。
従つて、本実施例によるノズル付きスプレー
は、使用者にとつて非常に扱い易く、また堆進ガ
スとして通常の圧縮空気を外部から供給できるか
ら環境保全面で好適であり、スプレー自体を作業
性良く製作できることになる。
また上記のように、ねじ込み部12と小パイプ
9との組み合せによつて、これらを予め作製して
おけば、高精度に上記各微小間隙13,14や噴
出路7を形成できるから、ノズルの性能を常に十
分かつ良好に発揮でき、かつその組み立ても容易
となり、確実に行なえると共に、上記組み合せの
選択により種々のノズル構造を容易に実現でき
る。
また、上記した連通路18によつて容器内空間
17が常に外部(大気圧)と通じているから、使
用時の温度や振動で容器内圧の上昇及び液体の蒸
発が生じても、それによる圧力は外部へ放出され
ることになる。このため、液体6が外部へリーク
したり吹出すことがなく、安全である。これに関
連して、上記のパイプ21,22が共にらせん状
になつていることも効果的である。つまり、取扱
い時に容器16が倒れたりした場合、パイプ2
1,22を通して液体6が外部へ漏れ出ようとし
ても、そのらせんパイプ部によつて空気量(圧)
をかせいでいる上に流動抵抗等をもたせているた
めに、液体がスムーズに流動せずにその流れが不
均一となる。この結果、パイプ21,22を通し
てすぐには液体が外部へ漏出することはないか
ら、液漏れ自体を効果的に防止できる。
第5図は別の実施例によるノズル構造を示すも
である。
この例では、上記のキヤツプ23がモールド樹
脂で一体成形されており、樹脂製の外側円筒部4
4と内側円筒部45とを一体に有したものとなつ
ている。従つて、キヤツプの製作、本体への取付
けが容易となる。
第6図は更に別の実施例によるノズル構造を示
すものである。
この例では、本体を2aと2bとに分け、この
うち2bは第1図の位置に設ける一方、2aを一
定距離前方へ離れた位置に設け、これら2a−2
b間を各パイプで連結している。即ち、中心部を
延びる一体のパイプ50によつて本体部分2bか
らの圧縮空気を他方の本体部分2aへ導びき、通
路3の先端の吹出し口4から吹出すようにしてい
る。また、本体部分2aと2bとには、上記した
吸引路5の一部をなす吸引路5a,5b及び連通
路15の一部をなす連通路15a,15bが夫々
設けられている。各吸引路5a−5b間及び各連
通路15a−15b間は、別に装着された可撓性
パイプ51,52によつて互いに接続されてい
る。
従つてこの構造によれば、各パイプ50〜52
によつて液体の噴出部が前方の任意の位置に設け
られるので、第1図のノズルに比べてスプレーを
行ない易くなり、特に噴出部のみをスプレー箇所
に近づけることができ、取扱い上便利である。
以上、本考案を例示したが、上述の実施例は本
考案の技術的思想に基いて更に変形が可能であ
る。
例えばノズルを構成する各部の構造や形状は
種々変更してよく、また各通路の配置も様々であ
つてよい。また、本考案のノズル装置は他の種類
の液体にも勿論適用でき、使用する圧縮ガスも圧
縮空気以外でも無害なガスであればよく、更に化
粧用以外のスプレーにも応用することができる。
本考案は上述した如く、外部への連通路を指等
で閉じた状態で外部から推進用の圧縮ガスを導入
すれば、そのガスによる吸引作用で液体を容易に
噴出させ得るので、フロンガス等を容器内に封入
する必要がなく、通常の圧縮空気を簡便に用いる
ことができ、環境保全や作業性、取扱い等の面で
非常に有利となる。こうした顕著な効果が得られ
るのは、圧縮ガス通路に密接した小筒状部材と噴
出路のあるねじ込み部材との組合せにより、それ
らの間に第1の微小間隙を形成し、この位置での
噴出路が前方へ狭くなつた空間となつていてこの
空間が圧縮ガスで十二分に減圧状態となるためで
ある。
しかも、液体の噴出後に、上記外部への連通路
を開放すれば、小筒状部材とねじ込み部材との間
の第2の微小間隙を介して連通路により噴出路が
大気と通じるので、液体はもはや吸引されないが
噴出路に残留している液体(特に樹脂分)が圧縮
ガスによつて噴出路から前方へ放出されるので、
そこでの樹脂分の固化を防止して噴出機能を良好
に保持することができる。
また、ねじ込み部材と小筒状部材との組み合せ
によつて、これらを予め作製しておけば、高精度
に上記各微小間隙や噴出路を形成できるから、ノ
ズルの性能を常に十分かつ良好に発揮でき、かつ
その組み立ても容易となり、確実に行なえる上
に、上記組み合せの選択により種々のノズル構造
を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて、第
1図はノズルを取付けたスプレーの要部断面図、
第2図は同ノズルの液体吸引・噴出部を構成する
部材の分離斜視図、第3図はスプレー使用状態を
示す斜視図、第4図はスプレーをスタンド上に載
置した状態の一部断面図、第5図は別のノズルの
断面図、第6図は更に別のノズルの断面図であ
る。 なお、図面に用いられている符号において、
2,2a,2b……ノズル本体、3……圧縮空気
(ガス)通路、4……吹出し口、5,5a,5b
……吸引路、6……液体、7……噴出路、9……
小パイプ、10,11……切欠き、13,14…
…微小間隙、15,15a,15b,18……連
通路、16……容器、21,22……らせんパイ
プ、23……キヤツプ、28……ビス、32……
スタンド、33……コンプレツサ、34……圧縮
空気供給用の配管、35……指、36……マイク
ロスイツチ、37……噴出した霧状物、50,5
1,52……パイプ、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 噴出すべき液体を収容する容器に取付けられる
    スプレー用ノズル装置において、外部からの圧縮
    ガスを導びくための圧縮ガス通路が装置本体に設
    けられ、前記圧縮ガス通路に連通しかつ外側面に
    第1の切欠きと第2の切欠きとを有する小筒状部
    材が前記圧縮ガス通路の前面側に密接せしめら
    れ、後面側が前記小筒状部材よりも大きくて前方
    へ向つて狭くなつている噴出路を有するねじ込み
    部材が前記小筒状部材の位置まで前記装置本体に
    ねじ込まれ、この状態で前記ねじ込み部材の内壁
    面と前記第1の切欠き及び第2の切欠きの領域で
    の前記小筒状部材の外側面との間に夫々第1の微
    小間隙と第2の微小間隙とが形成され、前記小筒
    状部材の前面にある圧縮ガス吹出し口の近接位置
    に液体吸引路が前記第1の微小間隙を介して開口
    すると共に、前記圧縮ガス吹出し口の近接位置に
    前記噴出路と外部とを連通させる連通路が前記第
    2の微小間隙を介して開口しているスプレー用ノ
    ズル装置。
JP17843681U 1981-11-30 1981-11-30 スプレ−用ノズル装置 Granted JPS5882869U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17843681U JPS5882869U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 スプレ−用ノズル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17843681U JPS5882869U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 スプレ−用ノズル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5882869U JPS5882869U (ja) 1983-06-04
JPS634523Y2 true JPS634523Y2 (ja) 1988-02-05

Family

ID=29973229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17843681U Granted JPS5882869U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 スプレ−用ノズル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5882869U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS582449Y2 (ja) * 1976-12-29 1983-01-17 大日化学工業株式会社 スプレイ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5882869U (ja) 1983-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4020978A (en) Manually-operated dispenser
US7510102B2 (en) Clog resistant actuator and overcap
KR20010041314A (ko) 액체용 분무기 및 노즐 인서트
JP3285949B2 (ja) 噴霧分与装置
US4024992A (en) Air atomizer bottle sprayer with screw cap
JPH08511182A (ja) フォームエアゾール用小出しヘッド
TWI394688B (zh) Spit the foam with the nozzle of the nozzle
US4239407A (en) Hard to reach places spray can
JP3449962B2 (ja) ディスペンサーヘッド具有容器
JP2007105365A (ja) 鼻腔用噴射器
JPS634523Y2 (ja)
US6622931B2 (en) Cleanable dispensing head and dispenser including the same
KR101119551B1 (ko) 탄성 변형이 가능한 병에 장착되는 일체식 소형 분무기
KR870008626A (ko) 분무 캡 조립체
JP4018896B2 (ja) 噴出器
JPH0671199A (ja) スプレーポンプ用のプシュボタン
JPH0341812Y2 (ja)
JPH0335410Y2 (ja)
JPH0415316Y2 (ja)
JPH11262700A (ja) スプレー装置
JPH11115961A (ja) ノズルキャップ
JPS591715Y2 (ja) エアゾ−ル用釦
JP2006123913A (ja) 噴出器
JPH0335385Y2 (ja)
JP2588608Y2 (ja) 電動スプレー