JPS6345164A - 粉末成形用組成物 - Google Patents

粉末成形用組成物

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JPS6345164A
JPS6345164A JP61186948A JP18694886A JPS6345164A JP S6345164 A JPS6345164 A JP S6345164A JP 61186948 A JP61186948 A JP 61186948A JP 18694886 A JP18694886 A JP 18694886A JP S6345164 A JPS6345164 A JP S6345164A
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JP
Japan
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powder
composition
molding
paraffin
phthalate
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JP61186948A
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長谷 貞三
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粉末成形用組成%’Bこ係り、より詳しく述べ
ると、セラミックスあるいは金属の粉末を有機材料と混
合して成形した後の脱脂を容易化する有機材料に関する
〔従来の技術〕
セラミックス成形体は原料粉末を成形後焼結して得られ
るが、セラミックス粉末だけでは形成が容易ではないの
で、通常、セラミックス粉末に有機材料を添加して成る
組成物を成形した後、成形体から有機物を除去(脱脂と
いう)し、それから焼結する。しかし、粉末−溶媒系で
成形が困難な場合にはバインダーとしての樹脂材料、滑
材、可塑剤等を用いて熱間で場合して成形が行なわれる
本発明はこのような熱間で成形される場合の有機材料に
関するが、粉末はセラミックスに限らず金属の場合にも
適用される。
このような熱間での成形で用いられる有機材料、特にバ
インダーとしては、例えば、押出成形法では、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリブチルメ
タクリレートなど、射出成形法ではアタクチックポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリブテン、パラフィン、ステアリ
ン酸、ジブチルフタレートなどが挙げられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような熱間での成形に用いられる
有機材料(通常熱可望性樹脂)は熱分解温度が高い成分
が一般的であり、脱脂に要する最高温度が450〜60
0℃と高い。それ故、脱脂の昇温速度は、成形品の肉厚
に依存する面もあるが、一般に1〜b を要し、経済性が悪いという問題がある。
また、このような従来の有機材料は脱脂の際完全に熱分
解して消滅せず、僅かに(1〜5%位)炭素分を残留さ
せるので、次のような問題があった。
■、11203のような酸化物セラミックスでは還元反
応によりCOガスが生成し、焼結体内に気泡を生しろ。
■A I!203+ごgO,MgA/!=04.YzO
=などの酸化物を焼結助剤として添加した543N4で
は、成形体の焼結中焼結体内に気泡を生じる。
■鉄粉など金属粉末の成形体では、残留炭素の影響で焼
結体の機械的性質が脆くなる(靭性が低下する)傾向が
ある。
〔問題点を解決するための手段] 本発明者は、上記の如き従来技術の問題点を解決すべ(
、脱脂温度を350℃以下に低下することを目的に鋭意
研究する過程で特定の有機材料によりそれが可能である
ことを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、セラミックスあるいは金属の粉末
と室温で固体状の有機物質とから成り、かつ該有機物質
がジメチルテレフタレート、パラフィンおよびシンクロ
ヘキシルフタレートから成ることを特徴とする粉末成形
用組成物にある。
上記組成物においてシンクロヘキシルフタレートは成形
体の保形性、パラフィンは成形材料(組成¥yJ)の流
動性を担っている。そこでパラフィン/シンクロヘキシ
ルフタレートの比が小さすぎると流動性が悪くなり、複
雑な形状の成形が困難になり、一方上記比が大きすぎる
と成形体が軟らかすぎて変形し易くなる。ジメチルテレ
フタレートは脱脂を容易化する働きを有する。これはジ
メチルテレフタレートが成形体から揮敗し易く、200
℃までにその全量が消失して成形体に穴を開け、その後
のパラフィン、シンクロヘキシルフタレートから発せら
れるガスの通り道を形成して脱脂を容易ならしめるから
である。
本発明の好ましい態様では、特に射出成形法において、
パラフィンとシンクロヘキシルフタレートの重量比を1
〜4とし、且つジメチルテレフタレートと、パラフィン
およびシンクロヘキシルフタレートの混合物との重量比
を0.01〜0.2とする。
本発明による粉末成形用組成物は、典型的には、セラミ
ックスあるいは金属の粉末と有は材料とを加熱混練した
後ペレット化し、得られたペレットをプラスチックの押
出あるいは1↑出成形法と同様の手法で押出あるいは射
出成形する。こうして得られる一次成形体は350’C
以下の温度で脱脂できる。
〔実施例〕
鉄粉(平均粒径約0.6 p m) 84.2w t%
に表1に示した樹脂組成物15.8w t%を添加して
混練物Aを作成した。また、窒化ケイ素粉末(平均粒径
約0.9μrn) 83.8w t%に表1に示した樹
脂組成物16,2W t%を添加して混練物Bを作成し
た。
表1.樹脂の組成比(重量比) 上記混練物A、Bをそれぞれペレット化し、射出温度1
35℃で射出成形してφ20×長さi50(mm2)の
成形体とした。
り小さいと流動性が悪くなり、棒状試片の先・端部(ス
プルーと反対側)に顕著な充填不良が現われた。反対に
上記比が4より太き(なると成形体が飲らかく、脱型時
に棒状試片にたわみ変形が生じ易くなった。
表1の寛2〜更8の試料で:よ成形体として問題がなか
った。
次に、上記成形体を直径約0.2 m富のアルミナ球粉
末中に埋め込み、鉄粉はアルゴン、窒化ケイ素は窒素雰
囲気で最高温度350°Cまで66時間かけて脱脂した
重量比が0.01より小さいと脱脂体にふくれ、剥離お
よびひび割れを生し易くなり、0.2より大きい場合に
は主としてふくれが発生し易すがった。上記比が0.0
1〜0.2の範囲であれば良好な脱脂体が得られた。
脱脂体中の炭素量を定量したが、残留炭素は10ppm
程度のレベルで問題はなかった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、セラミックスあるいは金属の粉末を有
段材料と熱間で混練し成形して得られる一次成形体の脱
脂を約350°C以下で行なうことができるので脱脂に
要する時間を大幅に短縮できる。
また、脱脂体中の残留炭素の量も少なくなるので残留炭
素の存在による焼成時の気泡の発生、焼結体の脆化など
の不都合が解消される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セラミックスあるいは金属の粉末と室温で固体状の
    有機物質とから成り、かつ該有機物質がジメチルテレフ
    タレート、パラフィンおよびシンクロヘキシルフタレー
    トから成ることを特徴とする粉末成形用組成物。 2、パラフィンとシンクロヘキシルフタレートの重量比
    が1〜4であり、且つジメチルテレフタレートと、パラ
    フィンおよびシンクロヘキシルフタレートの混合物との
    重量比が0.01〜0.2である特許請求の範囲第1項
    記載の粉末成形用組成物。
JP61186948A 1986-08-11 1986-08-11 粉末成形用組成物 Expired - Lifetime JPH0772100B2 (ja)

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JPS6345164A true JPS6345164A (ja) 1988-02-26
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