JPS6345061Y2 - - Google Patents

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JPS6345061Y2
JPS6345061Y2 JP3288380U JP3288380U JPS6345061Y2 JP S6345061 Y2 JPS6345061 Y2 JP S6345061Y2 JP 3288380 U JP3288380 U JP 3288380U JP 3288380 U JP3288380 U JP 3288380U JP S6345061 Y2 JPS6345061 Y2 JP S6345061Y2
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pulse
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【考案の詳細な説明】 本考案はPLL方式デイジタル周波数シンセサ
イザに関するものである。
第1図は従来のPLL方式デイジタル周波数シ
ンセサイザの例を示すブロツク図である。位相比
較器12は端子INAに水晶発振器11より得ら
れる基準周波数Aを入力し、一方端子INBに、出
力周波数Oを分周器15により分周比No(No:
正整数)で分周した帰還周波数O/Noを入力し
て両者の位相比較を行ない、両者の位相差に応じ
た位相差電圧Vdを端子OUTより出力する。この
位相差電圧Vdはローパスフイルタ13を介して
電圧制御発振器14に入力される。入力電圧Vd
により発振器14の発振周波数を制御し、周波数
Oを出力する。すなわち、比較器12に入力され
る2入力信号の位相差が0となるように位相差電
圧Vdにより発振器14の発振周波数を制御する。
従つて出力周波数Oと発振器11よりの基準周波
A及び分周器15の分周比Noとの間にはO
NoAなる関係が成立し、分周比Noを適当な値に
変えることにより、出力周波数Oを可変してい
た。しかし、前述の様な方式は分周比Noが大き
くなる場合には出力波形に位相ジツタを持ち易
く、この為純度の高い安定した出力周波数Oを得
ることは難しくなる。
このことについて以下に具体例を挙げて説明す
る。今、65.142KHzなる周波数Oを得たいとする
ならば、分周比No=65142とし、さらに比較器1
2のINAに入力される基準周波数をA=1Hzと
する。つまり、1秒間に65142回振動する出力を、
1秒間に1回の位相比較し制御することになる。
発振器14の発振はRC発振である為、発振周波
数の温度特性は余り良くない。たとえば、前述し
た理由により温度変化に伴う前記発振周波数の変
化が短時間に大きく生ずるような場合には、前述
した1秒間に1回の位相比較では出力周波数O
変化に制御が追いつかない。従つて出力周波数O
は絶えず広範囲に変化する為位相ジツタを大きく
持ち、純度の高い周波数スペクトルは得難くな
る。また、比較器12による位相比較の結果、位
相差電圧Vdは位相比較周波数Aの周波数を持つ。
フイルタ13は周波数が低くなり過ぎるとSN比
が悪くなると言う性質があり、このことによつて
も出力周波数の位相ジツタは大きくなる。一方、
位相比較周波をある一定値よりも小さくならない
ようにすると、たとえばA=1KHzにすると出力
周波数は1KHzの整数倍の値しか取れないと言う
欠点があつた。
本考案は有理数の分周比を持つ分周回路を用い
ることにより、分周比を余り大きくすることな
く、すなわち、位相比較周波数(基準周波数)を
余り低くすることなく出力周波数を得ることを目
的にしたものである。
本考案による実施例を第2図に示す。第1図と
同一部分は同一符号で示し、その説明は省略す
る。15′は電圧制御発振器14の端子OUTから
の出力を入力とする分周回路である。3はプログ
ラマブルデイバイダ(以下PDと記す)で、プロ
グラム入力端子P1,…,Poに、ハイレベル、ロ
ーレベルの2n通りの2進入力を加えることにより
0から2n−1までの分周比Kを設定する。この分
周比KはPD3を単独に用いた場合の分周比であ
り、K=0の時は分周を行なわず出力は出ない。
こうして設定された分周比Kにより、PD3への
入力パルス列に対し1/Kに分周する。すなわち
PD3の端子INより入力されるパルスをK−1,
K−2,…,1,0と順次カウントしてゆき、
“0”の瞬間に1個のパルスを端子OUTより出力
する。このとき出力されるパルス幅は入力パルス
幅に等しい。PEはプリセツト端子で、端子PEへ
パルスが入力されると、それまでのカウントをク
リアし、始めに戻つてK−1,K−2,……とカ
ウントをやり直す。4はビツトレイトマルチプラ
ヤ(以下BMと記す)で、プログラム入力端子
P′1,…,P′oにより0から2n−1まで2n通りの整
数値Mが設定され、M=0の時はBM4の端子
OUTからのパルス出力はない。これによりBM4
の端子INより入力されるN個のパルスのうちな
るべく等間隔に入力パルス幅と同じパルス幅でM
個のパルスをBM4の端子OUTより出力する。
ここでN(N:正整数)の値は半固定値である。
Nを可変とすることは実用上難しいので、この分
周回路においてはMの桁数に合わせてNを決め
る。すなわちMの桁数をmとするとN=10mとな
る。
いま、M=13とするとm=2となり、Nの値は
100となる。すなわちBMの端子INへの100個の
入力パルスに対してBMの端子OUTより13個の
割で出力されることになる。そしてその時の出力
パルス列は、入力パルス列に対して8個目で1個
パルスを出力する場合と7個目で1個パルスを出
力する場合があり、前者、後者の回数の比は9:
4となる。このようにして、なるべく出力パルス
間隔の片寄りをなくすようにパルスが出力され
る。5は1ビツトデイレイ(以下1BDと記す)
であり、端子CKと出力端子2とを接続すること
により、1BDの端子INより入力されたパルスを
出力端子2より入力されるパルスの1ビツト分遅
らせて1BDの端子OUTより出力する。6はオア
ゲートである。
分周比として3+5/10=3.5を得るには、K= 3,M=5,N=10とすればよい。この時のPD
3及びBM4の独立した動作は各々第3図A,B
に示す。独立した動作であるからPD3の端子PE
への入力はないものとして示している。又、同図
Cは第2図の分周回路15′の動作を示すタイム
チヤートである。31はPDの端子INに入力され
る入力パルス、32はPDの端子OUTより出力さ
れる出力パルス、41はBMの端子INより入力
される入力パルス、42はBMの端子OUTより
出力される出力パルス、31は第2図の分周回路
に入力される入力パルス、32は出力される出力
パルス、33はPDのプリセツト端子PEに入力さ
れる入力パルスである。
端子2より入力されるパルス列はPD3により
1/3に分周される。分周後の出力は、直にオアゲ
ート6を通してPD3の端子PEに帰還される。一
方、BM4はその入力の10個のパルスのうち5個
のパルスを出力し、それが1ビツト遅れでPD3
の端子PEに帰還される。従つてPD3の端子PE
に帰還されるパルスは、第3図Cの33に示され
るごとく、1個単独の場合と2個連続の場合の2
通りがある。PD3の端子PEにパルスが入力され
ると、それまでのカウントをクリアして再び2,
1,0と順次カウントをやり直す。この為PD3
の端子OUTに現われるパルスは、端子2に3個
目のパルスが入つた瞬間現われる場合と、4個目
のパルスで現われる場合の2通りある。つまり1
ビツト遅れのパルスがPD3の端子PEに入力され
た場合、すなわち2個連続してPD3の端子PEに
入力された場合が前述の4個目に1個現われる場
合に対応し、ビツト遅れのないパルスすなわち単
独1個のパルスがPD3の端子PEに入力された場
合が前述した3個目に1個現われる場合に対応す
る。又、この2通りの現われ方はBM4の端子
OUTより出力されるパルスの有無に従う。従つ
て、第3図のタイムチヤートから明らかなよう
に、BM4よりパルスが出力されると、その後4
個目の入力パルスで出力端子1にパルスが1個出
力され、BM4よりの出力が無い場合その後3個
目の入力パルスで出力端子1にパルスが1個出力
される。つまり、BM4の端子INに10個のパル
スが入力される周期がこの分周回路の1周期とな
る。この1周期の間に端子2に入力されるパルス
の個数は4×5+3×(10−5)=35個であり、出
力端子1より出力されるパルスの個数は10個であ
る。従つて、K=3,M=5,N=10の場合の分
周比は35/10=3.5となる。
一般にPD3の端子OUTには端子2に入力され
るパルス列に対してK+1個目に1個パルスが現
われる場合とK個目に1個パルスが現われる場合
とがあり、その回数の比はM:(N−M)となる。
従つてこの分周回路の1周期の間にすなわち入力
端子1に(K+1)M+K(N−M)=NK+M個
のパルスが入力される間に出力端子1よりN個の
パルスが出力される。すなわち分周比は(NK+
M)/N=K+M/Nとなる。K,M,Nの値を適 当な値に設定することにより、本分周回路は任意
の分周比を持つことが可能である。
このようにしてK+M/Nなる分周比を持つ分周 回路15′を帰還回路とする周波数シンセサイザ
が構成される。
次に本考案による効果を具体例をもつて説明す
る。今、本考案による周波数シンセイザにより出
力周波数O=65.142KHzを得たいとする。この時
分周回路の分周比K+M/NにおいてK=65,M= 142,N=103として分周比を65.142とすると、前
記位相比較器の端子INAに入力される周波数A
は1KHzとなり、前述した従来の位相比較回数の
103倍の位相比較を行なう。また前述した従来形
の周波数シンセサイザにおいては、出力周波数O
の最下位桁のオーダにより分周比と基準周波数A
は一意的に決まる。しかし本考案による周波数シ
ンセサイザにおいて分周比K+M/Nと基準周波数 の組み合わせは幾通りも可能である。たとえば、
前述のごとく出力周波数O=65.142KHzとすると
(分周比、基準周波数)の組みは(65.142,1K
Hz),(6.5142,10KHz)……となる。従つて従来
形のように分周比を大きくして位相比較回数を下
げ、出力周波数Oに位相ジツタを大きく持つこと
はないし、前記ローパスフイルタ通過の際のSN
比悪化の問題も解決される。またシンセサイザ設
計の際の基準周波数の選び方にも柔軟に対処でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すブロツク図、第2図は本
考案の実施例を示すブロツク図、第3図は第2図
の分周回路の動作を示す波形図である。 11……水晶発振器、12……位相比較器、1
4……電圧制御発振器、15,15′……分周器、
3……プログラマブルデイバイダ、4……ビツト
レイトマルチプライヤ、5……1ビツトデイレ
イ、13……ローパスフイルタ、2……出力端
子、CK……クロツク端子、PE……プリセツト端
子、P1,…,Po,P1′,…,Po′……プログラミ
ング入力端子、1……オアゲート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水晶発振器の出力を位相比較器の一方の入力と
    し、その出力によつてローパスフイルタを経て電
    圧制御発振器の周波数を制御し、この出力を分周
    して該位相比較器の他方の入力とするPLL方式
    デイジタル周波数シンセサイザにおいて、該分周
    回路を、分周すべき入力パルス列を入力とし外部
    からのプログラムにより整数の分周比Kを設定で
    きるプログラマブルデイバイダと、この出力を入
    力としM/N(M,Nは整数)で与えられる分周
    比をを持つビツトレイトマルチプライヤと、この
    出力を前記入力パルス列の1クロツク分だけ遅延
    させる1ビツトデイレイと、この出力ならびに前
    記プログラマブルデイバイダの出力を入力とする
    オアゲートとを有し、この出力を前記プログラマ
    ブルデイバイダのプリセツト端子に与えることに
    よつてK+M/Mで与えられる分周比によつて分
    周された出力パルス列を前記プログラマブルデイ
    バイダの出力に得るようにしたことを特徴とする
    PLL方式デイジタル周波数シンセサイザ。
JP3288380U 1980-03-13 1980-03-13 Expired JPS6345061Y2 (ja)

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JPS56134843U JPS56134843U (ja) 1981-10-13
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