JPS6344973B2 - - Google Patents
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- JPS6344973B2 JPS6344973B2 JP56078492A JP7849281A JPS6344973B2 JP S6344973 B2 JPS6344973 B2 JP S6344973B2 JP 56078492 A JP56078492 A JP 56078492A JP 7849281 A JP7849281 A JP 7849281A JP S6344973 B2 JPS6344973 B2 JP S6344973B2
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 6
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 7
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D35/00—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
- F16D35/02—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
- F16D35/021—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
- F16D35/022—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves the valve being actuated by a bimetallic strip
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P7/00—Controlling of coolant flow
- F01P7/02—Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air
- F01P7/04—Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio
- F01P7/042—Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio using fluid couplings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は自動車のラジエータ等を冷却するサ
ーモモジユレートフアン装置に関するものであ
る。
ーモモジユレートフアン装置に関するものであ
る。
一般に自動車のラジエータは冷却フアンによつ
て冷却する必要があるが、この冷却フアンをエン
ジンによつて直接駆動するようにすると、冷却フ
アンは常にかなりの速度で回転することとなり、
冬期あるいはエンジン始動直後には、ほとんどエ
ンジンを冷却する必要がないにもかかわらず、さ
らに冷却されることになる。そのため従来の冷却
フアンでは、第１図に示すように、フアン雰囲気
温度に応動するバイメタル１５によつて高温時に
は弁部２０を図示左方に移動させ、これによつて
開いたセパレータ８の作動流体供給孔８ｂを介し
て液体９をフアンケース２の流体貯蔵室７ｂから
作動室７ａに導入し、エンジンによつて駆動され
る駆動軸１およびドライブデイスク１７の回転力
を液体９を介してフアンケース２に伝達し、低温
時には逆に作動流体供給孔８ｂを介しての作動室
７ａへの液体９の導入を停止して作動流体還流孔
８ｃを介しての作動室７ａからの液体９の還流に
よつて作動室７ａ内の液体９の量を減少させてい
た。この場合フアンケース２に伝達される回転力
が作動室７ａの液体９の量つまり弁部２０による
作動流体供給孔８ｂの開閉状態に応じて変化する
ことを利用して冷却フアン６を雰囲気温度に応じ
て回転駆動するようにしていた。
て冷却する必要があるが、この冷却フアンをエン
ジンによつて直接駆動するようにすると、冷却フ
アンは常にかなりの速度で回転することとなり、
冬期あるいはエンジン始動直後には、ほとんどエ
ンジンを冷却する必要がないにもかかわらず、さ
らに冷却されることになる。そのため従来の冷却
フアンでは、第１図に示すように、フアン雰囲気
温度に応動するバイメタル１５によつて高温時に
は弁部２０を図示左方に移動させ、これによつて
開いたセパレータ８の作動流体供給孔８ｂを介し
て液体９をフアンケース２の流体貯蔵室７ｂから
作動室７ａに導入し、エンジンによつて駆動され
る駆動軸１およびドライブデイスク１７の回転力
を液体９を介してフアンケース２に伝達し、低温
時には逆に作動流体供給孔８ｂを介しての作動室
７ａへの液体９の導入を停止して作動流体還流孔
８ｃを介しての作動室７ａからの液体９の還流に
よつて作動室７ａ内の液体９の量を減少させてい
た。この場合フアンケース２に伝達される回転力
が作動室７ａの液体９の量つまり弁部２０による
作動流体供給孔８ｂの開閉状態に応じて変化する
ことを利用して冷却フアン６を雰囲気温度に応じ
て回転駆動するようにしていた。
しかるにこのような従来のサーモモジユレート
フアン装置では、流体貯蔵室７ｂから作動室７ａ
へ液体９を供給する作動流体供給孔８ｂは高温時
にフアンケース２へ十分な回転力が伝達される程
度の量の液体９が作動室７ａへ供給できるよう十
分に大径である必要があるので、弁部２０が開く
と、液体９が急激に作動室７ａに導入され、フア
ンケース２に急激に駆動力が伝達されるため、フ
アン６の回転速度が高くなり、その冷却風により
雰囲気温度が低下し、再び弁部２０が作動流体供
給孔８ｂを閉じフアン６の回転速度を低下させ
る。その後雰囲気温度が上昇し再び上記作動をく
り返す、いわゆるサージング現象が発生し、構成
各部に衝撃が加わつてそれらの耐久性が低下する
とともに、騒音が急激に大きくなる等の欠点があ
つた。
フアン装置では、流体貯蔵室７ｂから作動室７ａ
へ液体９を供給する作動流体供給孔８ｂは高温時
にフアンケース２へ十分な回転力が伝達される程
度の量の液体９が作動室７ａへ供給できるよう十
分に大径である必要があるので、弁部２０が開く
と、液体９が急激に作動室７ａに導入され、フア
ンケース２に急激に駆動力が伝達されるため、フ
アン６の回転速度が高くなり、その冷却風により
雰囲気温度が低下し、再び弁部２０が作動流体供
給孔８ｂを閉じフアン６の回転速度を低下させ
る。その後雰囲気温度が上昇し再び上記作動をく
り返す、いわゆるサージング現象が発生し、構成
各部に衝撃が加わつてそれらの耐久性が低下する
とともに、騒音が急激に大きくなる等の欠点があ
つた。
この欠点を解決するものとして実公昭49−
40228号公報の流体継手を採用することが考えら
れる。すなわち、これはフアンブレードを有する
被動部材と蓋板とにより形成される液体室を、弁
板により作動室と流体貯蔵室とに画成し、この弁
板に両室を互に連通する弁口を複数個設けるとと
もに、該弁口を開閉する栓部材を設け、感温素子
に連動して回動するスライダにより栓部材を軸方
向に変位させて開閉するようにした流体継手であ
る。
40228号公報の流体継手を採用することが考えら
れる。すなわち、これはフアンブレードを有する
被動部材と蓋板とにより形成される液体室を、弁
板により作動室と流体貯蔵室とに画成し、この弁
板に両室を互に連通する弁口を複数個設けるとと
もに、該弁口を開閉する栓部材を設け、感温素子
に連動して回動するスライダにより栓部材を軸方
向に変位させて開閉するようにした流体継手であ
る。
しかしながら、この流体継手はスライダが栓部
材の傾斜面を押圧しながら回動するため、傾斜面
が摩耗して耐久性を低下させ、また栓部材に傾斜
を加工したり、栓部材を弁板に個別に溶接したり
しなければならず、製造コストが高くなるなどの
種々の欠点がある。
材の傾斜面を押圧しながら回動するため、傾斜面
が摩耗して耐久性を低下させ、また栓部材に傾斜
を加工したり、栓部材を弁板に個別に溶接したり
しなければならず、製造コストが高くなるなどの
種々の欠点がある。
本発明は上記２つの従来技術の欠点を同時に除
去するためになされたもので、温度に応じて作動
室内に供給する作動流体の両を徐々に変化させる
ことによつてサージング現象の発生を防止し、フ
アン回転数の急増による騒音の急激な増大をなく
すとともに、構成各部の摩耗等による耐久性の著
しい低下のない安価なサーモモジユレートフアン
装置を提供することを目的としている。
去するためになされたもので、温度に応じて作動
室内に供給する作動流体の両を徐々に変化させる
ことによつてサージング現象の発生を防止し、フ
アン回転数の急増による騒音の急激な増大をなく
すとともに、構成各部の摩耗等による耐久性の著
しい低下のない安価なサーモモジユレートフアン
装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、駆動手段
によつて駆動される駆動軸と、該駆動軸に回転自
在に取付けられフアンブレードが固定され内部に
空間が形成されたフアンケースと、該フアンケー
ス内の空間を上記駆動軸方向に隣り合う２室に仕
切るセパレータと、該セパレータによつて上記フ
アンケース内の空間を仕切つて形成された１つの
作動室と流体貯蔵室と、該流体貯蔵室に貯蔵され
る作動流体と、上記駆動軸に固定されて上記１つ
の作動室内に配置され該作動室内に供給される作
動流体の量に応じて上記駆動軸の回転力を上記フ
アンケースに伝達する１つのドライブデイスク
と、上記セパレータに穿設され上記２室を連通し
て上記１つの作動室へ作動流体を供給する作動流
体供給孔と、該作動流体供給孔をその開口方向に
移動して開閉する複数の弁部と、ばね性を有し相
互に重ね合わせて設けられ上記複数の弁部を支持
する複数の支持部と、該複数の支持部に対する押
圧力を温度に応じて変化させ上記各弁部を上記支
持部のばね力により上記作動流体供給孔の開口面
積が高温時ほど大きくなるよう上記各弁部を順次
開閉せしめる感温部材と、上記駆動軸の回転の中
心からの距離が上記作動流体供給孔より大となる
位置に穿設され上記１つの作動室内の作動流体を
上記流体貯蔵室へ還流する作動流体還流孔とを備
えたことを特徴としている。
によつて駆動される駆動軸と、該駆動軸に回転自
在に取付けられフアンブレードが固定され内部に
空間が形成されたフアンケースと、該フアンケー
ス内の空間を上記駆動軸方向に隣り合う２室に仕
切るセパレータと、該セパレータによつて上記フ
アンケース内の空間を仕切つて形成された１つの
作動室と流体貯蔵室と、該流体貯蔵室に貯蔵され
る作動流体と、上記駆動軸に固定されて上記１つ
の作動室内に配置され該作動室内に供給される作
動流体の量に応じて上記駆動軸の回転力を上記フ
アンケースに伝達する１つのドライブデイスク
と、上記セパレータに穿設され上記２室を連通し
て上記１つの作動室へ作動流体を供給する作動流
体供給孔と、該作動流体供給孔をその開口方向に
移動して開閉する複数の弁部と、ばね性を有し相
互に重ね合わせて設けられ上記複数の弁部を支持
する複数の支持部と、該複数の支持部に対する押
圧力を温度に応じて変化させ上記各弁部を上記支
持部のばね力により上記作動流体供給孔の開口面
積が高温時ほど大きくなるよう上記各弁部を順次
開閉せしめる感温部材と、上記駆動軸の回転の中
心からの距離が上記作動流体供給孔より大となる
位置に穿設され上記１つの作動室内の作動流体を
上記流体貯蔵室へ還流する作動流体還流孔とを備
えたことを特徴としている。
これにより、作動流体供給孔の開口面積が温度
に応じて徐々に変化するためサージング現象の発
生が防止され、複数の弁部を支持する複数の支持
部に対する押圧力を変化させて上記複数の弁部を
開閉しているため支持部や弁部の摩耗による耐久
性の低下が防止される。
に応じて徐々に変化するためサージング現象の発
生が防止され、複数の弁部を支持する複数の支持
部に対する押圧力を変化させて上記複数の弁部を
開閉しているため支持部や弁部の摩耗による耐久
性の低下が防止される。
以下本発明の一実施例を図について説明する。
第２図ないし第４図は本発明の一実施例による
サーモモジユレートフアン装置を示す。図におい
て、１はエンジン（図示せず）によつて駆動され
る駆動軸で、該駆動軸１の先端部にはケース本体
３とケースカバー４とからなるフアンケース２が
設けられており、上記ケース本体３はベアリング
５を介して上記駆動軸１に回転自在に取付けら
れ、又ケース本体３の外周にはフアン６がボルト
６ａによつて固定されている。
サーモモジユレートフアン装置を示す。図におい
て、１はエンジン（図示せず）によつて駆動され
る駆動軸で、該駆動軸１の先端部にはケース本体
３とケースカバー４とからなるフアンケース２が
設けられており、上記ケース本体３はベアリング
５を介して上記駆動軸１に回転自在に取付けら
れ、又ケース本体３の外周にはフアン６がボルト
６ａによつて固定されている。
そして上記ケース本体３とケースカバー４との
間には中央に開口８ａを有するセパレータ８が固
定され、該セパレータ８はフアンケース２内の空
間を作動室７ａと流体貯蔵室７ｂとに仕切つてお
り、上記流体貯蔵室７ｂ内にはオイル等の液体９
が貯溜されている。またセパレータ８には上記作
動室７ａと流体貯蔵室７ｂとを連通する作動流体
供給孔８ｂが穿設されるとともに、支持部１０，
１１の図示下端が相互に重ねてこのセパレータ８
に固定されている。この支持部１０，１１はそれ
自身のばね性によつてそれぞれ矢印Ｄ，Ｅ方向に
移動しようとする力を有し、該支持部１０，１１
の図示上端には弁部１２，１３が形成されてい
る。そして下側（図示右側）即ち支持部１０側の
弁部１２には上記セパレータ８の作動流体供給孔
８ｂより小さい内径の作動流体供給孔１２ａが穿
設され、該弁部１２の先端は折り曲げられ、又上
側即ち支持部１１側の弁部１３は下側の弁部１２
の作動流体供給孔１２ａを開閉するようになつて
いる。さらにセパレータ８周縁の１箇所には還流
孔８ｃが穿設され、作動室７ａの内周面の上記還
流孔８ｃ近傍には堰１４が設けられている。そし
て上記作動室７ａには上記駆動軸１の先端に固定
されたドライブデイスク１７が配設され、このド
ライブデイスク１７には流通孔１７ａが形成され
ている。またフアンケース２のケースカバー４の
外周にはブラケツト１５ａを介してバイメタル１
５が取付けられ、該バイメタル１５にはケースカ
バー４の透孔４ａを挿通して上記上側支持部１１
と当接するピン１６が固定されている。
間には中央に開口８ａを有するセパレータ８が固
定され、該セパレータ８はフアンケース２内の空
間を作動室７ａと流体貯蔵室７ｂとに仕切つてお
り、上記流体貯蔵室７ｂ内にはオイル等の液体９
が貯溜されている。またセパレータ８には上記作
動室７ａと流体貯蔵室７ｂとを連通する作動流体
供給孔８ｂが穿設されるとともに、支持部１０，
１１の図示下端が相互に重ねてこのセパレータ８
に固定されている。この支持部１０，１１はそれ
自身のばね性によつてそれぞれ矢印Ｄ，Ｅ方向に
移動しようとする力を有し、該支持部１０，１１
の図示上端には弁部１２，１３が形成されてい
る。そして下側（図示右側）即ち支持部１０側の
弁部１２には上記セパレータ８の作動流体供給孔
８ｂより小さい内径の作動流体供給孔１２ａが穿
設され、該弁部１２の先端は折り曲げられ、又上
側即ち支持部１１側の弁部１３は下側の弁部１２
の作動流体供給孔１２ａを開閉するようになつて
いる。さらにセパレータ８周縁の１箇所には還流
孔８ｃが穿設され、作動室７ａの内周面の上記還
流孔８ｃ近傍には堰１４が設けられている。そし
て上記作動室７ａには上記駆動軸１の先端に固定
されたドライブデイスク１７が配設され、このド
ライブデイスク１７には流通孔１７ａが形成され
ている。またフアンケース２のケースカバー４の
外周にはブラケツト１５ａを介してバイメタル１
５が取付けられ、該バイメタル１５にはケースカ
バー４の透孔４ａを挿通して上記上側支持部１１
と当接するピン１６が固定されている。
次に第５図及び第６図を用いて上記装置の動作
について説明する。
について説明する。
エンジンの始動直後には、フアンの雰囲気温度
は低く、バイメタル１５は第５図ａに示すように
ほとんど変形せず、上側の支持部１１はピン１６
によつて押され、弁部１２，１３は作動流体供給
孔８ｂ，１２ａをそれぞれ閉塞している。この状
態ではドライブデイスク１７は駆動軸１の回転力
により回転するが、作動室７ａには流体貯蔵室７
ｂの流体９は導入されず、ドライブデイスク１７
の回転力は作動室７ａに残留している少量の液体
９によつてフアンケース２に伝達され、フアンケ
ース２は第６図に示すようにゆつくり回転し始
め、しばらくしてその回転速度（単位時間当りの
回転数＝以下「回転数」と略す）は一定のＡとな
る。
は低く、バイメタル１５は第５図ａに示すように
ほとんど変形せず、上側の支持部１１はピン１６
によつて押され、弁部１２，１３は作動流体供給
孔８ｂ，１２ａをそれぞれ閉塞している。この状
態ではドライブデイスク１７は駆動軸１の回転力
により回転するが、作動室７ａには流体貯蔵室７
ｂの流体９は導入されず、ドライブデイスク１７
の回転力は作動室７ａに残留している少量の液体
９によつてフアンケース２に伝達され、フアンケ
ース２は第６図に示すようにゆつくり回転し始
め、しばらくしてその回転速度（単位時間当りの
回転数＝以下「回転数」と略す）は一定のＡとな
る。
そしてエンジンが暖機され、フアン雰囲気温度
が上昇して第６部のT1になると、バイメタル１
５は変形して第５図ｂに示すような状態になる。
それに伴つてピン１６は図示方向に少し作動し、
上側の支持部１１に対する押圧力は小さくなるた
め、上側の支持部１１はそのばね力によつて左方
に変形移動し、上側の弁部１３は下側の弁部１２
の作動流体供給孔１２ａを開く。このとき下側の
弁部１２はその支持部１０のばね力によつて作動
流体供給孔８ｂを閉じている。すると流体貯蔵室
７ｂの液体９はフアンケース２の回転によつて第
５図ｂに矢印Ｆで示すように、作動流体供給孔１
２ａ及び８ｂさらにはドライブデイスク１７の流
通孔１７ａを介して作動流体供給孔７ａの外周環
状空間に導入さ、ドライブデイスク１７の回転力
は導入された液体９によつてより多くフアンケー
ス２に伝達され、フアンケースの回転数は第６図
に示すＢまで増大する。ところでこのようにして
作動流体供給孔１２ａ，８ｂを介して作動室７ａ
に導入された液体９はドライブデイスク１７とそ
れより回転速度の遅いフアンケース２との回転速
度の差により、堰１４によつて案内された液体９
が還流孔８ｃを通つて作動室７ａ内の液体９の量
に応じて流体貯蔵室７ｂへ少しずつ戻るようにな
つている。
が上昇して第６部のT1になると、バイメタル１
５は変形して第５図ｂに示すような状態になる。
それに伴つてピン１６は図示方向に少し作動し、
上側の支持部１１に対する押圧力は小さくなるた
め、上側の支持部１１はそのばね力によつて左方
に変形移動し、上側の弁部１３は下側の弁部１２
の作動流体供給孔１２ａを開く。このとき下側の
弁部１２はその支持部１０のばね力によつて作動
流体供給孔８ｂを閉じている。すると流体貯蔵室
７ｂの液体９はフアンケース２の回転によつて第
５図ｂに矢印Ｆで示すように、作動流体供給孔１
２ａ及び８ｂさらにはドライブデイスク１７の流
通孔１７ａを介して作動流体供給孔７ａの外周環
状空間に導入さ、ドライブデイスク１７の回転力
は導入された液体９によつてより多くフアンケー
ス２に伝達され、フアンケースの回転数は第６図
に示すＢまで増大する。ところでこのようにして
作動流体供給孔１２ａ，８ｂを介して作動室７ａ
に導入された液体９はドライブデイスク１７とそ
れより回転速度の遅いフアンケース２との回転速
度の差により、堰１４によつて案内された液体９
が還流孔８ｃを通つて作動室７ａ内の液体９の量
に応じて流体貯蔵室７ｂへ少しずつ戻るようにな
つている。
そしてさらにフアン雰囲気温度が上昇してT2
になると、第５図ｃに示すように、バイメタル１
５はさらに大きく変形し、ピン１６も左方に大き
く移動し、上側の支持部１１はそのばね力により
さらに大きく変形移動する。すると上側の弁部１
３は下側の弁部１２の折曲部１２ｂと当たり、下
側の支持部１０のばね力に抗して該弁部１２を持
ち上げて作動流体供給孔８ｂを大きく開き、流体
貯蔵室７ｂの液体９は今度は第５図ｃに矢印G1，
G2で示すように作動流体供給孔１２ａ，８ｂを
通る経路および作動流体供給孔８ｂのみを通る経
路で作動室７ａに導入され、その導入量は第５図
ｂの作動流体供給孔１２ａ，８ｂを同時に通つて
導入される場合に比べて多くなり、フアンケース
２に伝達される回転力もさらに大きくなるため、
このフアンケース２の回転数はさらに増大して第
６図の回転数Ｃとなる。
になると、第５図ｃに示すように、バイメタル１
５はさらに大きく変形し、ピン１６も左方に大き
く移動し、上側の支持部１１はそのばね力により
さらに大きく変形移動する。すると上側の弁部１
３は下側の弁部１２の折曲部１２ｂと当たり、下
側の支持部１０のばね力に抗して該弁部１２を持
ち上げて作動流体供給孔８ｂを大きく開き、流体
貯蔵室７ｂの液体９は今度は第５図ｃに矢印G1，
G2で示すように作動流体供給孔１２ａ，８ｂを
通る経路および作動流体供給孔８ｂのみを通る経
路で作動室７ａに導入され、その導入量は第５図
ｂの作動流体供給孔１２ａ，８ｂを同時に通つて
導入される場合に比べて多くなり、フアンケース
２に伝達される回転力もさらに大きくなるため、
このフアンケース２の回転数はさらに増大して第
６図の回転数Ｃとなる。
またこのようにフアン６が回転数Ｃで回転して
いる際にフアン雰囲気温度が下がると支持部１
０，１１は上記と逆に作動流体供給孔の開口面積
を徐々に小さくするよう動作するため作動室７ａ
への液体９の供給量が減少し、結果的に還流孔８
ｃを介して流体貯蔵室７ｂへ還流される液体９の
量が相対的に多くなる。これにより作動室７ａの
内の液体９の量が減少してフアンケース２の回転
数はＢあるいはＡまで減少する。
いる際にフアン雰囲気温度が下がると支持部１
０，１１は上記と逆に作動流体供給孔の開口面積
を徐々に小さくするよう動作するため作動室７ａ
への液体９の供給量が減少し、結果的に還流孔８
ｃを介して流体貯蔵室７ｂへ還流される液体９の
量が相対的に多くなる。これにより作動室７ａの
内の液体９の量が減少してフアンケース２の回転
数はＢあるいはＡまで減少する。
従つて従来のフアン装置では、フアン雰囲気温
度が上昇すると、フアン６の回転数は第６図に１
点鎖線で示すように、ＡからＣまで急激に上昇し
ていたのに対し、本装置ではフアン６の回転数は
温度の変化に応じて第６図の実線で示すように
Ａ、Ｂ、Ｃと徐々に変化するので、従来のような
サージング減少は発生せず、装置の構成各部に加
わる衝撃や騒音が軽減される上、弁部１２，１３
やその支持部１０，１１に摺動部が設けられてい
ないので、それらの摩耗がなく装置の耐久性が向
上されるものである。
度が上昇すると、フアン６の回転数は第６図に１
点鎖線で示すように、ＡからＣまで急激に上昇し
ていたのに対し、本装置ではフアン６の回転数は
温度の変化に応じて第６図の実線で示すように
Ａ、Ｂ、Ｃと徐々に変化するので、従来のような
サージング減少は発生せず、装置の構成各部に加
わる衝撃や騒音が軽減される上、弁部１２，１３
やその支持部１０，１１に摺動部が設けられてい
ないので、それらの摩耗がなく装置の耐久性が向
上されるものである。
第７図及び第８図は本発明の第２の実施例を示
し、第２図ないし第４図と同一符号は同一のもの
を示す。ただし本実施例では、セパレータ８には
内径の異なる２つの作動流体供給孔８ｂ，８ｄが
穿設され、また上側の支持部１１の先端には小径
の作動流体供給孔８ｄを開閉する柱状の弁部１８
が設けられ、該支持部１１のほぼ中央には下側の
支持部１０と当接する突起１１ａが形成され、該
下側の支持部１０の先端は作動流体供給孔８ｂを
開閉する弁部１９となつている。
し、第２図ないし第４図と同一符号は同一のもの
を示す。ただし本実施例では、セパレータ８には
内径の異なる２つの作動流体供給孔８ｂ，８ｄが
穿設され、また上側の支持部１１の先端には小径
の作動流体供給孔８ｄを開閉する柱状の弁部１８
が設けられ、該支持部１１のほぼ中央には下側の
支持部１０と当接する突起１１ａが形成され、該
下側の支持部１０の先端は作動流体供給孔８ｂを
開閉する弁部１９となつている。
本実施例の装置において、フアン雰囲気温度が
上昇し、バイメタル１５が変形し始めると、まず
上側の支持部１１がそのばね力により第７図の左
方に変形移動し、弁部１８はセパレータ８の小径
の作動流体供給孔８ｄを開く。この時点では支持
部１１の突起１１ａはまだ支持部１０と当接して
いるが、さらに温度が上昇し、バイメタル１５が
より大きく変形すると、上側の支持部１１はさら
に大きく変形移動して突起１１ａが下側の支持部
１０への押圧力を減少すると、該支持部１０はそ
のばね性によつて左方に変形移動してその弁部１
９は大径の作動流体供給孔８ｂを開く。本実施例
装置はこのように弁部１８，１９がフアン雰囲気
の温度に応じて順次開き、それに応じて流体貯蔵
室７ｂから作動室７ａに導入される液体９の量が
徐々に増大し、フアンケース２の回転数も徐々に
増大するものである。
上昇し、バイメタル１５が変形し始めると、まず
上側の支持部１１がそのばね力により第７図の左
方に変形移動し、弁部１８はセパレータ８の小径
の作動流体供給孔８ｄを開く。この時点では支持
部１１の突起１１ａはまだ支持部１０と当接して
いるが、さらに温度が上昇し、バイメタル１５が
より大きく変形すると、上側の支持部１１はさら
に大きく変形移動して突起１１ａが下側の支持部
１０への押圧力を減少すると、該支持部１０はそ
のばね性によつて左方に変形移動してその弁部１
９は大径の作動流体供給孔８ｂを開く。本実施例
装置はこのように弁部１８，１９がフアン雰囲気
の温度に応じて順次開き、それに応じて流体貯蔵
室７ｂから作動室７ａに導入される液体９の量が
徐々に増大し、フアンケース２の回転数も徐々に
増大するものである。
なお上記２つの実施例では作動流体供給孔及び
弁部をそれぞれ２つ設けたが、これらは多く設け
てもよいものである。また上記実施例では弁部と
支持部を一体に形成したが、弁部と支持部とは別
体に設け、弁部を支持部によつて支持させるよう
にしてもよい。
弁部をそれぞれ２つ設けたが、これらは多く設け
てもよいものである。また上記実施例では弁部と
支持部を一体に形成したが、弁部と支持部とは別
体に設け、弁部を支持部によつて支持させるよう
にしてもよい。
以上のように本発明に係るサーモモジユレート
フアン装置は、フアンケースの作動室と流体貯蔵
室とを連通する作動流体供給孔を設け、この作動
流体供給孔を閉塞する複数の弁部をフアン雰囲気
温度に応じて順次開き、流体貯蔵室から作動室に
導入する液体の量をフアン雰囲気温度の上昇に応
じて徐々に増大するようにしたので、サージング
現象の発生を防止でき、その結果構成各部分が受
ける衝撃を低減してその耐久性を向上でき、しか
も騒音も軽減できる等の効果がある。
フアン装置は、フアンケースの作動室と流体貯蔵
室とを連通する作動流体供給孔を設け、この作動
流体供給孔を閉塞する複数の弁部をフアン雰囲気
温度に応じて順次開き、流体貯蔵室から作動室に
導入する液体の量をフアン雰囲気温度の上昇に応
じて徐々に増大するようにしたので、サージング
現象の発生を防止でき、その結果構成各部分が受
ける衝撃を低減してその耐久性を向上でき、しか
も騒音も軽減できる等の効果がある。
また、本発明は従来のようにスライダが回動し
ながら栓部材の開閉を行うものではなく、感温部
材が単に弁部の押圧力を制御するのみであるか
ら、従来のような弁摩耗による耐久性の低下を招
来することもなく、弁部の加工もプレス加工によ
り容易に行うことができるので製造コストも低い
という効果がある。
ながら栓部材の開閉を行うものではなく、感温部
材が単に弁部の押圧力を制御するのみであるか
ら、従来のような弁摩耗による耐久性の低下を招
来することもなく、弁部の加工もプレス加工によ
り容易に行うことができるので製造コストも低い
という効果がある。
第１図は従来のサーモモジユレートフアン装置
の要部断面側面図、第２図は本発明の一実施例に
よるサーモモジユレートフアン装置の要部断面側
面図、第３図は上記装置の一部正面図、第４図
ａ，ｂはそれぞれ上記装置の下側、上側の支持部
の平面図、第５図ａ，ｂ，ｃはともに上記装置の
動作を説明するための要部断面側面図、第６図は
上記装置のフアン雰囲気温度に対するフアン回転
数の特性図、第７図は本発明の第２の実施例によ
るサーモモジユレートフアン装置の要部断面側面
図、第８図は第７図の一部平面図である。 １……駆動軸、２……フアンケース、６……フ
アン、７ａ……作動室、７ｂ……流体貯蔵室、８
……セパレータ、８ｂ，８ｄ……作動流体供給
孔、９……液体、１０，１１……支持部、１２，
１３……弁部、１２ａ……作動流体供給孔、１５
……バイメタル（感温部材）、１７……ドライブ
デイスク、１８，１９……弁部。
の要部断面側面図、第２図は本発明の一実施例に
よるサーモモジユレートフアン装置の要部断面側
面図、第３図は上記装置の一部正面図、第４図
ａ，ｂはそれぞれ上記装置の下側、上側の支持部
の平面図、第５図ａ，ｂ，ｃはともに上記装置の
動作を説明するための要部断面側面図、第６図は
上記装置のフアン雰囲気温度に対するフアン回転
数の特性図、第７図は本発明の第２の実施例によ
るサーモモジユレートフアン装置の要部断面側面
図、第８図は第７図の一部平面図である。 １……駆動軸、２……フアンケース、６……フ
アン、７ａ……作動室、７ｂ……流体貯蔵室、８
……セパレータ、８ｂ，８ｄ……作動流体供給
孔、９……液体、１０，１１……支持部、１２，
１３……弁部、１２ａ……作動流体供給孔、１５
……バイメタル（感温部材）、１７……ドライブ
デイスク、１８，１９……弁部。
Claims (1)
- １ 駆動手段によつて駆動される駆動軸と、該駆
動軸に回転自在に取付けられフアンブレードが固
定され内部に空間が形成されたフアンケースと、
該フアンケース内の空間を上記駆動軸方向に隣り
合う２室に仕切るセパレータと、該セパレータに
よつて上記フアンケース内の空間を仕切つて形成
された１つの作動室と流体貯蔵室と、該流体貯蔵
室に貯蔵される作動流体と、上記駆動軸に固定さ
れて上記１つの作動室内に配置され該作動室内に
供給される作動流体の量に応じて上記駆動軸の回
転力を上記フアンケースに伝達する１つのドライ
ブデイスクと、上記セパレータに穿設され上記２
室を連通して上記１つの作動室へ作動流体を供給
する作動流体供給孔と、該作動流体供給孔をその
開口方向に移動して開閉する複数の弁部と、ばね
性を有し相互に重ね合わせて設けられ上記複数の
弁部を支持する複数の支持部と、該複数の支持部
に対する押圧力を温度に応じて変化させ上記各弁
部を上記支持部のばね力により上記作動流体供給
孔の開口面積が高温時ほど大となるよう上記各弁
部を順次開閉せしめる感温部材と、上記駆動軸の
回転の中心からの距離が上記作動流体供給孔より
大となる位置に穿設され上記１つの作動室内の作
動流体を上記流体貯蔵室へ還流する作動流体還流
孔とを備えたことを特徴とするサーモモジユレー
トフアン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7849281A JPS57193715A (en) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | Thermomodulate fan |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7849281A JPS57193715A (en) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | Thermomodulate fan |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57193715A JPS57193715A (en) | 1982-11-29 |
| JPS6344973B2 true JPS6344973B2 (ja) | 1988-09-07 |
Family
ID=13663468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7849281A Granted JPS57193715A (en) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | Thermomodulate fan |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57193715A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2541886Y2 (ja) * | 1990-02-17 | 1997-07-23 | 臼井国際産業株式会社 | 感温作動型流体式ファン・カップリング装置 |
| JP2584630Y2 (ja) * | 1992-08-28 | 1998-11-05 | 臼井国際産業株式会社 | 感温作動型流体式ファン・カップリング装置 |
| JP2019056475A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 臼井国際産業株式会社 | ファンクラッチ |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5338836A (en) * | 1976-09-21 | 1978-04-10 | Aisin Seiki Co Ltd | Fluid coupling for engine cooling fan |
| JPS56127826A (en) * | 1980-03-11 | 1981-10-06 | Usui Internatl Ind Co Ltd | Temperature sensitive operating fluid coupling |
-
1981
- 1981-05-22 JP JP7849281A patent/JPS57193715A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5338836A (en) * | 1976-09-21 | 1978-04-10 | Aisin Seiki Co Ltd | Fluid coupling for engine cooling fan |
| JPS56127826A (en) * | 1980-03-11 | 1981-10-06 | Usui Internatl Ind Co Ltd | Temperature sensitive operating fluid coupling |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57193715A (en) | 1982-11-29 |
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