JPS6344930B2 - - Google Patents

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JPS6344930B2
JPS6344930B2 JP6202981A JP6202981A JPS6344930B2 JP S6344930 B2 JPS6344930 B2 JP S6344930B2 JP 6202981 A JP6202981 A JP 6202981A JP 6202981 A JP6202981 A JP 6202981A JP S6344930 B2 JPS6344930 B2 JP S6344930B2
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JP
Japan
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water
temperature
control valve
cooling water
conduit
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JP6202981A
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JPS57176313A (en
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Tsutomu Hirayama
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS6344930B2 publication Critical patent/JPS6344930B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P7/16Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
    • F01P7/165Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control characterised by systems with two or more loops
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
    • F01P2003/027Cooling cylinders and cylinder heads in parallel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2025/00Measuring
    • F01P2025/08Temperature
    • F01P2025/30Engine incoming fluid temperature

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエンジンの冷却装置に係り、特に水冷
式の冷却装置に係る。
自動車等に用いられるエンジンは一般に、エン
ジンの過熱を防止するために冷却装置を備えてい
る。従来一般に、この冷却装置は、シリンダヘツ
ド及びシリンダブロツクに設けられたウオータジ
ヤケツトと、前記ウオータジヤケツトを通る冷却
水流を付勢するウオータポンプと、ラジエータ
と、前記ウオータジヤケツトの出口をその入口に
接続し途中に前記ラジエータを含む第一の還流通
路と、前記ウオータジヤケツトの出口をその入口
に接続し途中に前記ラジエータを含まない第二の
還流通路(バイパス通路)と、前記第一の還流通
路を選択的に遮断する制御弁とを有し、前記制御
弁は前記ウオータジヤケツトを流れる冷却水の温
度に応じて作動し、その温度が所定値以下の時に
は閉弁して前記第一の還流通路を遮断し、前記温
度が所定値以上の時には前記第一の還流通路の連
通を確立するようになつている。
ところで、ガソリンの如き液体燃料が用いられ
るエンジンに於ては、エンジンの冷間時、エンジ
ン燃焼室へ吸入される燃料が十分に気化されず、
これにより各気筒に於ける燃料供給量の不安定、
燃焼の不安定、また気筒間の燃焼のばらつきが生
じ、暖機完了後に比してエンジンの運転性が低下
する。このエンジン冷間時の運転性の低下を防ぐ
ために、従来一般にはエンジン冷間時にはチヨー
ク装置等によつて暖機完了後に比して燃料供給量
を増量することが行なわれている。このエンジン
冷間時の燃料増量が行なわれれば、冷間時の運転
性の低下は回避されるが、しかし燃料消費量の増
加、排気ガス中のHC、CO成分の増加という弊害
が生じる。
また、燃料の気化を促進するために気化器方式
のエンジンに於ては、排気熱又は電気式ヒータ等
により吸気マニホールドのライザ部を加熱するこ
とが行なわれている。しかし、燃料がライザ部を
通過する際に気化されても吸気ポートの壁面温度
が低いと、その燃料が吸気ポートを通過する際に
冷されて再びその一部が液化するという問題があ
る。また、燃料噴射式エンジンに於ては、一般に
燃料を吸気バルブ近くに噴射する構造になつてい
るため、その燃料の気化に排気熱又は電気ヒータ
等を十分に活用することが困難である。
上述の如き問題点を解決するためには、エンジ
ン始動後、吸気ポートの壁面温度を急速に上昇さ
せることが有効であり、そのためには吸気ポート
の壁面温度を支配するシリンダヘツドのウオータ
ジヤケツトの冷却水の温度を急速に上昇させる必
要がある。
しかし、現在一般に用いられている上述の如き
冷却装置に於ては、シリンダヘツドのウオータジ
ヤケツトとシリンダブロツクのウオータジヤケツ
トの温度が常にほぼ等温に維持され、エンジン冷
間時にエンジンのシリンダヘツドから冷却水に伝
えられる熱量が熱容量の大きいシリンダブロツク
に多量に消費されるため、エンジン始動後に於け
る冷却水温度の急速上昇を図ることができない。
シリンダヘツドのウオータジヤケツトを含む冷
却水還流通路とシリンダブロツクのウオータジヤ
ケツトを含む冷却水還流通路とを互に独立させ、
エンジン冷間時にシリンダヘツドより冷却水に伝
えらる熱量がシリンダブロツクにて消費されない
ようにし、エンジンに始動後のシリンダブロツク
のウオータジヤケツトの冷却水温度が急速に上昇
するよう構成された冷却装置が考えられている。
しかし、この冷却装置にあつては、シリンダブロ
ツクのウオータジヤケツトの冷却水温度の上昇が
従来のものに比して大幅に遅れ、このためその冷
却水温度に大きな影響を受けるエンジン潤滑油の
温度の上昇が遅れ、摩擦損失による燃料消費量の
増大を招くことになる。
本発明は従来の冷却装置に於ける上述の如き不
具合に鑑み、シリンダヘツドのウオータジヤケツ
トを流れる冷却水温度をエンジン始動後に急速に
上昇でき、しかもシリンダブロツクのウオータジ
ヤケツトの冷却水温度の上昇を大幅に遅延させる
ことがない改良されたエンジンの冷却装置を提供
することを目的としている。
かかる目的は、本発明によれば、シリンダヘツ
ドに設けられた第一のウオータジヤケツトと、シ
リンダブロツクに設けられた第二のウオータジヤ
ケツトと、前記第一及び第二のウオータジヤケツ
トを通る冷却水流を各々付勢する第一及び第二の
ウオータポンプと、ラジエータと、前記第一及び
第二のウオータジヤケツトの出口をそれらの入口
に接続し途中に前記ラジエータを含む第一の還流
通路と、前記第一及び第二のウオータジヤケツト
の出口をそれらの入口に接続し途中に前記ラジエ
ータを含まない第二の還流通路と、前記第一のウ
オータジヤケツトの出口をそれの入口に接続し途
中に前記ラジエータを含まない第三の還流通路
と、前記第二のウオータジヤケツトの出口をその
入口に接続し途中に前記ラジエータを含まない第
四の還流通路と、前記第二の還流通路に於ける前
記第一のウオータジヤケツトを通る流路部分を遮
断し前記記第三の還流通路と前記第四の還流通路
の連通を各々独立して確立する第一の制御弁と、
前記第一の還流通路を流れる冷却水の流量を制御
する第二の制御弁とを有しており、前記第一の制
御弁は前記第一のウオータジヤケツトを貫流する
冷却水の温度が第一の所定値以下のとき閉弁し、
前記第二の制御弁は前記温度が前記第一の所定値
より高い第二の所定値以上のとき開弁するよう構
成されていることを特徴とするエンジンの冷却装
置によつて達成される。
以下に添付の図を参照して本発明を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本発明によるエンジンの冷却装置の一
つの実施例を示す線図である。第1図に於て、1
はエンジンを示しており、このエンジン1は主に
各気筒の燃焼室の頭部を郭定するシリンダヘツド
2と、前記燃焼室の周壁を郭定するシリンダブロ
ツク3とを有している。シリンダヘツド2とシリ
ンダブロツク3には各々ウオータジヤケツト4,
5が個別に設けられており、これらウオータジヤ
ケツトを冷却水が互に独立した流れをもつて個別
に貫流するようになつている。
ウオータジヤケツト4の入口6はウオータポン
プ10の吐出ポートに、またウオータジヤケツト
5の入口7はもう一つのウオータポンプ11の吐
出ポートに各々接続されている。ウオータジヤケ
ツト4及び5の出口8,9は各々導管12,13
及び14を経て制御弁15の一方のポートに接続
されている。制御弁15はその他方のポートにて
導管16を経てラジエータ17の入口に接続され
ている。ラジエータ17はその出口にて導管20
を経てもう一つの制御弁22の一方のポートに接
続されている。制御弁22はその他方のポートに
て導管18を経てウオータポンプ10の吸入ポー
トに接続されている。また導管20は導管19を
経てウオータポンプ11の吸入ポートに接続され
ている。また導管14と18及び導管13と20
とは各々これらより小径のバイパス導管21,2
3により互に接続されている。尚、バイパス導管
21はバイパス導管23よりより一層小径の導管
により構成されている。
ウオータポンプ10,11は各々エンジン1に
より駆動されるようになつている。
28は車内暖房用のヒータコアを示しており、
このヒータコアはその入口にて導管26を経て導
管14に、また出口にて導管29を経て導管14
に各々接続されている。導管26の途中には開閉
弁27が設けられており、この開閉弁27はヒー
タコア使用時のみ開弁され、導管14を流れる冷
却水の一部がヒータコア28へ流れるようにして
いる。
40は制御弁15及び22の作動を制御するた
めの制御装置である。この制御装置は導管18に
設けられた水温センサ24が発生する温度信号を
入力される。水温センサ24は導管18を流れる
冷却水の温度、換言すればウオータジヤケツト4
に流入する冷却水温度を検出するようになつてい
る。制御装置40はマイクロコンピユータであつ
て良く、水温センサ24により検出された冷却水
の温度が第一の所定値、例えば80℃以下の時には
制御弁22へ閉弁信号を、前記温度が前記第一の
所定値以上の時には制御弁22へ開弁信号を各々
出力し、また前記温度が前記第一の所定値より高
い第二の所定値、例えば85℃以下の時には制御弁
15へ閉弁信号を、前記温度が前記第二の所定値
以上の時には制御弁15へ開弁信号を各々出力す
るようになつている。
次に、上述の如き構成からなる冷却装置の作用
について説明する。
先ず、エンジン1の始動後に於て、水温センサ
24が検出する温度が第一の所定値以下、即ちエ
ンジン暖機中(エンジン冷間時)について説明す
る。この時には制御装置40が発生する指令信号
により制御弁15と22は共に閉弁している。従
つてこの時にはウオータポンプ10により送られ
る冷却水は入口6よりウオータジヤケツト4へ流
入し、該ウオータジヤケツト4を貫流し、その際
にエンジン1より受熱し、出口8より導管12へ
流出し、導管14、バイパス導管21及び導管1
8を経てその全量がウオータポンプ10に戻る。
一方、ウオータポンプ11により送られる冷却
水は入口7よりウオータジヤケツト5へ流入し、
該ウオータジヤケツトを貫流してその出口9より
導管13へ流出し、これよりバイパス導管23、
導管20,19を経てウオータポンプ11に戻
る。即ち、水温センサ24が第一の所定値以上の
温度を検出するまでは、ウオータジヤケツト4を
貫流する冷却水とウオータジヤケツト5を貫流す
る冷却水とが全く混流せずに独立した還流通路を
経て循環する。
シリンダヘツドに於ける冷却水受熱量はシリン
ダブロツクに於けるそれよりスロツトルバルブ全
開運転時等の高負荷運転時に於ても一般に大き
く、アイドリング等の低負荷運転時に於てはシリ
ンダブロツクに於ける冷却水受熱量の数倍もの大
きさに達する。またシリンダヘツドの受熱量はシ
リンダブロツクのそれに比して通常数分の1の大
きさである。このため上述の如くシリンダヘツド
のウオータジヤケツトを貫流する冷却水とシリン
ダブロツクを貫流する冷却水が互に独立した還流
通路を経て循環すると、その両冷却水が一つの共
通の還流通路を経て循環する時に比してシリンダ
ヘツドの水温は数倍の速さで上昇する。これによ
り吸気ポートの壁面温度もそれにつれて速く上昇
し、吸気ポートを経てエンジン燃料室に吸入され
る燃料の気化が促進される。これによりエンジン
冷間時のチヨーク時間を従来に比して短縮でき、
燃費、排気ガス性能を改善できるばかりでなく、
エンジン冷間時の運転性も改善できる。また、ウ
オータジヤケツト4の冷却水温度が速く上昇すれ
ば、ヒータ及びデフロスタの立上りが速くなり、
厳寒時に於ける快適性及び安全性を向上すること
ができる。また吸気マニホールドのライザ部を冷
却水によつて加熱するようになつているものに於
ては、エンジン始動後に於けるライザ部温度の上
昇が速くなり、エンジン冷間時に於ける燃料の気
化がより一層促進されるようになる。
エンジン1の運転に伴いウオータジヤケツト4
を貫流する冷却水温度は上昇し、それが第一の所
定値を越えると、制御装置40が発生する指令信
号により制御弁22のみ開弁される。この時には
ウオータポンプ10により送られる冷却水は入口
6よりウオータジヤケツト4へ流入し、ウオータ
ジヤケツト4を貫流したのち出口8より導管12
に流出し、その一部は前述したエンジン暖機時と
同様の経路を経てウオータポンプ10に戻るが、
バイパス導管21の導管がバイパス導管23のそ
れより小さいため、導管12へ流出した冷却水の
大部分はバイパス導管23、導管20、制御弁2
2、導管18を経てウオータポンプ10に戻る。
またウオータポンプ11により送られる冷却水は
入口7よりウオータジヤケツト5へ流入し、該ウ
オータジヤケツトを貫流したのち出口9より導管
13へ流出し、上述した暖機時と同じくバイパス
導管23、導管20,19を経てウオータポンプ
11に戻る。バイパス導管23及び導管20に於
てはウオータジヤケツト4からの冷却水とウオー
タジヤケツト5からの冷却水とが互に混り合つて
流れるため、ウオータジヤケツト5を貫流する冷
却水はウオータジヤケツト4を貫流した冷却水よ
り熱を与えられてその昇温速度を増大する。これ
によりシリンダブロツク側冷却水温度に強い影響
を受けるエンジン潤滑油の温度が上昇し、エンジ
ンの摩擦損失が低下するため燃費及び排気性能が
改善される。
尚、ウオータジヤケツト5の冷却水がウオータ
ジヤケツト4の冷却水と混ることによりウオータ
ジヤケツト4に流入する冷却水の温度が低下し、
この温度が再び前記第一の所定値以下になること
がある。この場合にはウオータジヤケツト4の冷
却水温度とウオータジヤケツト5の冷却水温度が
互に等しくなり且その温度が前記第一の所定値以
上になるまで制御弁22は開閉を繰返すことにな
る。こうして制御弁22はシリンダブロツク側冷
却水温度が第一の所定値に達するまで開閉を繰返
すことになるが、制御弁22の開度が制御される
ことにより水温センサ24の検出温度をほぼ第一
の所定値に維持した状態にてシリンダヘツド側の
冷却水とシリンダブロツク側の冷却水との熱交換
を維持させ、シリンダブロツク側の冷却水の温度
上昇を促進することは可能である。
次に水温センサ24が検出する温度が第二の所
定値を越えると、制御装置40が発生する指令信
号により制御弁15も開弁する。この時にはウオ
ータジヤケツト4,5を各々貫流して導管12,
13へ流出した冷却水の一部はバイパス導管23
へ流れるが、そのバイパス導管23の管径が導管
14等のそれより小さいため、その冷却水の大部
分は導管14、制御弁15を経てラジエータ17
に至り、該ラジエータを貫流する際に冷却され、
そのうちの一部は導管20、制御弁22、導管1
8を経てウオータポンプ10に戻り、また残りは
導管20,19を経てウオータポンプ11に戻
る。
このように冷却水の温度が第二の所定値を越え
て上昇すると、ラジエータ17にて冷却水の冷却
が行われることにより、ウオータジヤケツト4及
び5の冷却水温度はほぼ前記第二の所定値に維持
され、これによりエンジン1の過熱が防止され
る。
尚、この場合も制御弁15は開閉を繰返すこと
になるが、水温センサ24が検出する温度がほぼ
第二の所定値に維持されるよう制御弁15の開度
を制御することも可能である。
第2図乃至第6図は本発明による冷却装置の他
の実施例を示している。尚、第2図乃至第6図に
於て第1図に対応する部分は第1図に付した符号
と同一の符号により示されている。
第2図に示された実施例に於ては、バイパス導
管21の途中にもう一つの制御弁30が設けられ
ている。この制御弁30は制御装置40によつて
制御弁22とは相反する関係にて開閉制御される
ようになつている。即ち、制御弁30は制御弁2
2が閉弁しているとき開弁し、制御弁22が開弁
しているとき閉弁する。
制御弁30が設けられたことにより、制御弁2
2が開いているときウオータジヤケツト4を貫流
した冷却水の全てがバイパス導管23を経て流れ
るようになり、ウオータジヤケツト4を貫流した
冷却水とウオータジヤケツト5を貫流した冷却水
とが良く混り合うようになる。
またこの実施例に於ては、ヒータコア28の出
口をバイパス導管23に接続する導管31が設け
られている。制御弁30が閉じられたとき等、導
管14を流れる冷却水の流量が減少したり或いは
零になつた時もウオータジヤケツトを貫流した冷
却水の一部が導管26、ヒータコア28、導管3
1を経て流れ、この時のヒータコアの作動が確保
される。
また、第3図に示された実施例に於ては、更に
バイパス導管23の途中に制御弁32が設けられ
ている。この制御弁32は制御装置40により制
御され、水温センサ24が検出する温度が前記第
二の所定値以上或いはその第二の所定値より所定
量高い第三の所定値以上を検出したとき閉弁し、
それ以外の時には開弁するようになつている。制
御弁32が閉弁している時には制御弁30は閉弁
し、また制御弁15は開弁しているから、ウオー
タジヤケツト4及び5を貫流した冷却水はその全
量が制御弁15を経てラジエータ17へ流れ、ラ
ジエータ17を貫流する冷却水の流量が増加す
る。これによりラジエータ17の冷却水冷却能力
が増大し、ラジエータの小型化を図ることが可能
になる。
また第4図に示された実施例に於ては、開閉弁
27に代えてヒータコア8の出口部に制御弁33
が設けられている。制御装置40は水温センサ2
4が発生する温度信号に加えてヒータオン・オフ
センサ34が発生する信号を入力されるようにな
つている。制御装置40は制御弁15,22、及
び30に対しては水温センサ24が発生する温度
信号に基いて上述した実施例と同様の態様にて制
御信号を出力するようになつており、制御弁33
に対しては水温センサ24が発生する信号とヒー
タオン・オフセンサ34が発生する信号とに応じ
て制御信号を出力するようになつている。即ち、
制御装置40はヒータオン・オフセンサ34によ
りヒータオフ信号を入力された時には制御弁33
に閉弁信号を、ヒータオン・オフセンサ30より
ヒータオン信号を与えられ且水温センサ24が第
一の所定値以上の温度を検出していない時にはヒ
ータコア28の出口を導管29に接続する信号
を、それ以外の時にはヒータコア28の出口を導
管29及び導管31に接続する信号を各々出力す
るようになつている。
ヒータオン・オフセンサ34がヒータオン信号
を出力している時、換言すれば車室内暖房が行わ
れている時、水温センサ24が検出する温度が第
一の所定値以下の時にはヒータコア28の出口が
導管29に接続され、また水温センサ24が検出
する温度が第一の所定値以上の時には、換言すれ
ば制御弁22が開弁して制御弁30が閉弁してい
る時にはヒータコア28の出口が導管29及び3
1に接続される。これによりヒータ使用中に於
て、水温センサが検出する温度が第一の所定値以
下のときウオータジヤケツト4を貫流してヒータ
コア28へ流れた冷却水が導管29を経て導管1
4へのみ流れ、これがウオータジヤケツト5を貫
流した冷却水と混合するのが防止され、暖機中に
於てシリンダヘツド4の冷却水が少しでもウオー
タジヤケツト5を貫流した冷却水と混合すること
が回避され、シリンダヘツド4の冷却水の温度上
昇が速くなる。
また第5図に示された実施例に於ては、制御弁
22が導管20に代えて導管19の途中に設けら
れている。バイパス導管23は制御弁22とウオ
ータポンプ11との間に於ける導管19と導管1
3とを接続するようになつている。また導管19
に水温センサ25が設けられ、この水温センサ2
5はウオータポンプ11に吸入される冷却水の温
度を検出し、それに応じた温度信号をコンピユー
タ40へ出力するようになつている。制御装置4
0は水温センサ24,25の各々が発生する温度
信号を入力され、水温センサ24或いは25の少
なくとも何れか一方が第一の所定値以上の温度を
検出したとき制御弁22へ開弁信号を出力するよ
うになつている。
上述の如く構成されていることにより、エンジ
ン冷間時に於て、ウオータジヤケツト4より流出
した冷却水がヒータ或いはライザ部加熱等により
熱を奪われて、その温度が低下している間に、ウ
オータジヤケツト5の冷却水の温度が上昇してエ
ンジンの過熱が生じることが防止される。
尚、各温度状態下に於ける冷却水の流れは第1
図に示された実施例と実質的に同一である。
また第6図に示された実施例に於ては、水温セ
ンサ24,25が各々導管18,19に代えて導
管12,13に設けられ、ウオータジヤケツト
4,5より流出する冷却水の温度を検出するよう
になつている。制御装置40は制御弁15及び2
2には第5図に示されたそれと同様に制御信号を
出力し、それに加えて電動式のウオータポンプ1
0,11の駆動速度を制御するようになつてい
る。即ち、制御装置40は水温センサ24又は2
5が検出する水温が第一の所定値以下の時にはウ
オータポンプ10及び11を吐出流量が例えば10
リツトル/分程度になる低速度にて駆動し、水温
センサ24又は25が第一の所定値以上の温度を
検出し且水温センサ24が第二の所定値以下の温
度を検出している時には吐出流量が例えば30リツ
トル/分程度になる中速度にてウオータポンプ1
0及び11を駆動し、水温センサ24が第二の所
定値以上の温度を検出している時には吐出流量が
50リツトル/分程度になる高速度にてウオータポ
ンプ10及び11を駆動するようになつている。
この実施例に於ては、ウオータポンプ10及び1
1の回転速度が冷却水温度に応じて最小必要限の
速度に制御され、エンジン1のポンプ損失が低減
する。
尚、上述した実施例に於ては、各制御弁をコン
ピユータによつて制御しているが、これら各制御
弁は所定の冷却水の温度に感応するサーモワツク
スタイプの感温弁により構成されていても良いこ
とは勿論のことである。
以上の説明から本発明の冷却装置によれば、エ
ンジン始動後に於けるシリンダヘツドのウオータ
ジヤケツトの冷却水温度を従来のものに比して急
速に上昇でき、それによりエンジンに吸入される
気体燃料の気化を促進でき、またシリンダブロツ
クの暖機を大幅に遅延させることがないという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図及び
第6図は各々本発明によるエンジンの冷却装置の
実施例を示す線図である。 1……エンジン、2……シリンダヘツド、3…
…シリンダブロツク、4,5……ウオータジヤケ
ツト、6,7……入口、8,9……出口、10,
11……ウオータポンプ、12,13,14……
導管、15……制御弁、16……導管、17……
ラジエータ、18,19,20……導管、21…
…バイパス導管、22……制御弁、23……バイ
パス導管、24……水温センサ、26……導管、
27……制御弁、28……ヒータコア、29……
導管、30……制御弁、31……導管、32……
制御弁、33……制御弁、34……ヒータオン・
オフセンサ、40……制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダヘツドに設けられた第一のウオータ
    ジヤケツトと、シリンダブロツクに設けられた第
    二のウオータジヤケツトと、前記第一及び第二の
    ウオータジヤケツトを通る冷却水流を各々付勢す
    る第一及び第二のウオータポンプと、ラジエータ
    と、前記第一及び第二のウオータジヤケツトの出
    口をそれらの入口に接続し途中に前記ラジエータ
    を含む第一の還流通路と、前記第一及び第二のウ
    オータジヤケツトの出口をそれらの入口に接続し
    途中に前記ラジエータを含まない第二の還流通路
    と、前記第一のウオータジヤケツトの出口をそれ
    の入口に接続し途中に前記ラジエータを含まない
    第三の還流通路と、前記第二のウオータジヤケツ
    トの出口をその入口に接続し途中に前記ラジエー
    タを含まない第四の還流通路と、前記第二の還流
    通路に於ける前記第一のウオータジヤケツトを通
    る流路部分を遮断し前記記第三の還流通路と前記
    第四の還流通路の連通を各々独立して確立する第
    一の制御弁と、前記第一の還流通路を流れる冷却
    水の流量を制御する第二の制御弁とを有してお
    り、前記第一の制御弁は前記第一のウオータジヤ
    ケツトを貫流する冷却水の温度が第一の所定値以
    下のとき閉弁し、前記第二の制御弁は前記温度が
    前記第一の所定値より高い第二の所定値以上のと
    き開弁するよう構成されていることを特徴とする
    エンジンの冷却装置。
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