JPS6344831A - 防虫用結束帯体 - Google Patents

防虫用結束帯体

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JPS6344831A
JPS6344831A JP18821986A JP18821986A JPS6344831A JP S6344831 A JPS6344831 A JP S6344831A JP 18821986 A JP18821986 A JP 18821986A JP 18821986 A JP18821986 A JP 18821986A JP S6344831 A JPS6344831 A JP S6344831A
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JP
Japan
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pest control
binding band
main body
control agent
insect repellent
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JP18821986A
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English (en)
Inventor
保夫 敷波
畑 邦広
三好 護
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童1」沖J伊υiL 本発明は、トマト、ナス、キラリ、菊などの植物を農園
芸用支柱に結び付けたり、害虫の寄り付きやすい食品を
詰めた袋の口を縛ったりするような場合に使用され、害
虫防除効果を発揮する新規な防虫用結束帯体に関する。
逆 の 術 びその川 嘉 周知のように、アブラムシは殆ど全ての植物に寄生する
が、特にトマト、ナス、キラリ、菊、梅などにはアブラ
ムシが大量に寄生しやすいため、放置すれば大きな被害
を受ける場合がある。そこで、従来よりホリドール、ス
ミチオン、マラソン等の薬液を噴霧機などで散布してア
ブラムシを防除することが一般に行われている。
しかしながら、上記のように薬液を散布する場合は、葉
の裏まで万態なく薬液がかかりにくく、作業が面倒で時
間を要し、また風によって薬液が周囲に飛散するので無
駄も多いといった問題がある。しかも雨が降れば薬剤が
流失してアブラムシの防除効果が低下するため、かなり
頻繁に薬液散布作業を繰り返して行わなければ実効があ
がりにくいといった問題もある。
発明の目的 本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、植物の幹
や茎に巻き付けたり、植物の茎を農園芸用支柱に結び付
けたりするだけで、長期間にわたってアブラムシその他
の害虫を防除することができ、また食品を詰めた袋の口
を縛るだけで、コナダニその他の害虫の侵入を阻止でき
る便利な防虫用結束帯体を提供することを目的としてい
る。
目的を達成するための手段 −に記目的を達成するため、本発明の防虫用結束・(1
)体は、塩素化ポリエチレンと熱可塑性エラストマーと
害虫防除剤との混合物を帯状に成形した本体に、1hり
曲げ自在な金属線を埋設したことを要旨とするものであ
る。
衾班q作朋 以」二のような構成の防虫用結束帯体は、その本体が塩
素化ポリエチレンと熱可塑性エラストマーと害虫防除剤
との混合物を帯状に成形したものであるため、含有され
ている害虫防除剤が、塩素化ポリエチレンと熱可塑性エ
ラストマーとのブレンド樹脂相内の拡散、及び樹脂相聞
界面を通しての移動によって本体表面に到達し、長期間
に渡って徐々に放出される。そのため、この結束帯体を
用いてアブラムシの寄生しやすい植物を農園芸用支柱に
結び付けたり、或いはこの結束帯体をアブラムシの寄生
しやすい樹木の根元近くに巻き付けて打くと、蟻は放出
される害虫防除剤を嫌い、この結束帯体を越えて七へ昇
らなくなる。周知のように、蟻はアブラムシと共生し、
植物の新芽や葉など寄生に適したところにアブラムシを
運び上げ、その代償としてアブラムシから蜜を得ている
ので、上記のように蟻の上昇移動が結束帯体によって阻
止されると、アブラムシが運び上げられることがなくな
り、アブラムシの寄生による害が防止されるのである。
しかも、結束帯体の本体内の害虫防除剤は、従来の散布
薬液のように降雨によって流失することがなく、本体か
ら害虫防除剤を全て放出し尽くすまでの長期間にわたり
害虫防除効果を持続して発揮するので、頻繁に結束帯体
を交換する必要がない。従って、この結束帯体を使用す
れば、従来のように薬液散布をかなり頻繁に繰り返して
行わねばならない煩わしさから開放される。その上、こ
の結束帯体の本体には折り曲げ自在な金属線が埋設され
ているので、結束帯体の端部を指で嵯り合わせるだけで
解けないように巻き付けることができ、巻き付は作業も
極めて楽である。
また、この結束帯体を用いてコナダニその他の害虫が寄
付きやすい食料品を入れた袋の口を縛ってお&Jば、放
出される害虫防除剤を嫌って害虫が結束帯体を越えて縛
り口の小さな隙間から袋内に侵入しなくなるので、食料
品を安全に保管することもできる。
犬施桝 以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
第1図は本発明の防虫用結束帯体の一実施例を示す斜視
図、第2図は同実施例の拡大横断面図であって、図示の
、J−うに、この防虫用結束帯体Aは帯状に成形した本
体1の中心線に沿って折り曲げ自在な金属線2を埋設し
た構造とされている。
この本体1は、塩素化ポリエチレンと熱可塑性エラスト
マーと害虫防除剤との混合物を押出成形により帯状に成
形したものであって、含有されている害虫防除剤が、塩
素化ポリエチレンと熱可塑性エラストマーとのブレンド
樹脂相内の拡散、及び樹脂相聞界面を通しての移動によ
って本体1表面に到達し、長期間に渡って徐々に放出さ
れるようになっている。
この害虫防除剤の徐放メカニズムは次のように考えられ
る。即ち、本体1を構成する樹脂成分の塩素化ポリエチ
レンは、塩素含有量が30〜45%(重量%、以下同様
)で化学構造的にはエチレン、塩化ビニル、■、2−ジ
クロルエチレンの三元共重合体と見られ、原料のポリエ
チレンの結晶化度に相応して結晶相とゴム相から構成さ
れており、該結晶相は擬似ラメラの硬質相である。そし
て化学的にはポリエチレンとポリ塩化ビニルの中間的性
質を示す以下の構造を有している。
このエチレン、塩化ビニル、1,2−ジクロルエチレン
の三種のユニットは、害虫防除剤(例えば後述するアミ
F系忌避剤)との相溶性をsp値で比べると大きな差が
あり、これらユニット間の相溶性の差によってミクロな
徐放システムが構成される。一方、塩素化ポリエチレン
とブレンドされる熱可塑性エラストマーは、その分子構
造(特にポリマーの側鎖や共重合成分)に起因する化学
的性質によって害虫防除剤との親和性の程度が左右され
、またエラストマーの種類(ブロック共重合体、グラフ
ト共重合体、ランダム共重合体、単独共重合体、ブレン
ド体、化学修飾体等)によっては非拘束成分のゴム相に
対して種々の拘束部分(凍結相、水素結合、結晶相、イ
オン架橋等)が存在するので、この物理的構造が害虫防
除剤の保持と放出を多様にコントロールすると考えられ
る。
一般にゴム相は分子がランダムな状態にあるため害虫防
除剤の保持成分となり、拘束部分は分子が緻密にそろっ
た集合体を形成しているので害虫防除剤の放出をコント
ロールする成分として作用すると考えられる。そして、
塩素化ポリエチレンと熱可塑性エラストマーとのブレン
ドによって生じるポリマー間の界面ば、害虫防除剤が移
行する微細な通路を形成すると考えられる。
上記の塩素化ポリエチレンとしては、拘束部分である結
晶相が少なくゴム相の多いもの、換言すれば結晶化度の
比較的低いものが特に好適に使用される。このような結
晶化度の比較的低いパウダー状の塩素化ポリエチレンと
害虫防除剤(例えば後述するアミド系忌避剤)を混合す
ると、塩素化ポリエチレンが害虫防除剤を極めて速やか
に吸収し、成形に通した顆粒状を呈するからである。
また、上記の熱可塑性エラストマーとしては、ホリオレ
フィン系(例えばエチレン−プロピレンポリマー)、ポ
リスチレンブタジェン系(例えばスチレン−ブタジェン
共重合体)、ポリ塩化ビニル系(例えば軟質ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニル−ニトリルラバーブレンド体、塩
化ビニル−ウレタン共重合体)、ポリウレタン系、ポリ
エステル系、エチレン−エチルアクリレート共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、シンジオタクチック1
.2−ポリブタジェン等、比較的融点の低いものが使用
され、特に融点が100′cにJ、下のものが好適であ
る。
また、上記の害虫防除剤としては、アミド系忌避剤、或
いは該忌避剤に殺虫剤や殺菌剤を配合したもの等が使用
される。アミド系忌避剤に殺虫剤等を配合するときは、
該忌避剤に熔解する殺虫剤等を選択使用するのが好まし
く、かかる溶解性の殺虫剤を配合する場合は、アミド系
忌避剤が殺虫剤のキャリアとしての働きをし、少量の殺
虫剤をコンスタントに本体1表面に滲出させることかで
きる。このように殺虫剤がアミド系忌避剤と共に滲出す
ると、該忌避剤の忌避効果により殆どの害虫が寄り付か
なくなり、たとえ極一部の害虫が寄り付いたとしても殺
虫剤により殺虫されるので、害虫防除効果が確実となる
アミド系忌避剤の具体例としては、N、 N−ジエチル
−m −トルアミド、N−ブチルアセトアニリド、N、
N−ジエチルサクシナメート等が挙げられ、これらは単
独で又は二種以上混合して使用される。
また、殺虫剤の具体例としては、3−アリル−2−メチ
ルシクロペンター2−エン−4−オン−1−イルーdA
−シス/トランスークリサンテマ−1−13−アリル−
2−メチルシクロベンター2−エン−4−オン−1−イ
ルーd−シス/トランスークリサンテマ−ト、d−3−
アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン
−1−イルーd−トランスークリサンテマート、3−ア
リル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−
1−イル−d−)ランスークリサンテマート、5−ベン
ジル−3−フリルメチル−d−シス/トランスークリサ
ンテマート、5−(2−プロパルギル)−3−フリルメ
チルクリサンテマート、3−フェノキシベンジル−2,
2−ジメチル−3−(2’、2’−ジクロロ)ビニルシ
クロプロパン力ルポキシレート、3−フェノキシベンジ
ル−d−シス/トランス−クリ号ンテマート、0.〇−
イソプロポキシフェニルメチルカーバメイト、0.0−
ジメチル−〇−(3−メチル−4−ニトロフェニル)チ
オノフォスフェート、03O−ジエチル−2−イソプロ
ピル−4−メチル−ピリミジル−6−チオフォスフェー
ト、N−(3,4゜5.6−チトラヒドロフタリミド)
−メチル−dβ−シス/トランスークリサンテマート、
0. 0−ジメチル−3−(1,2−ジカルボエトキシ
エチル)−ジメチルフォスフェート、α−イソプロピル
−4−クロロフェニルアセテート、0−(4−ブ1コモ
ー2.5−ジクロロフェニル)−0,0−ジメチルホス
ホロチオエート、0,0−ジメチル−〇−(p−二トロ
ーm−トルイル)フォスフオ「1千オエート等が挙げら
れる。
また、殺菌剤の具体例としては、2,4.4’−1・I
J /)ロワー2′−ハイドロキシジフエニルエーテル
、2. 3. 5. 6−チトラクロロー4−(メチル
スルフォニル)ピリジン、アルキルヘンシルメチルアン
モニウムクロライド、ヘンシルメチル−2−(1−(p
−1,1,3,3−テトラメチルブチルフェノキシ)工
1〜キシ〕エチルアンモニウムクロライド、4−イソプ
ロピルトロボロン、N、N−ジメチル−N−フェニル−
N−(フルオロジクロロメチルチオ)スルフォンアミド
、2−(4’−−チアゾリル)ヘンズイミダゾール、N
−(フルオロジクロロメチルチオ)フタールイミトー1
6−アセドギシー2,4=ジメチル−m−ジオキシエチ
レンビス(ジチオカルバミド酸)亜鉛、エチレンビス(
ジチオカルバミド酸)マンガン、亜鉛マンネブ錯化合物
、ビス(ジメチルジチオカルバミド酸)エチレンビス(
ジチオカルバミド酸)二亜鉛、ビス(ジメヂルチオ力ル
ハモイル)ジスルフィド、クロトン酸2,6−ジニI・
ロー4−オクチルフェニル反応異性体混合物、N −1
−Uクロロメチルチオテトラ上1−ロフタルイミド、2
.3−ジシアノ−1,4−ジチオアントラキノン、2.
4−ジクロロ−6−(p−クロロアニリン) −5−h
リアジン、5−n−ブチル−8′−p−ターシャルブチ
ルヘンシル、N−3−ビリジルジチオカルボンイミデ−
1・、11− (3’、5’−ジクロロフェニル)−]
、]2−ジメチルクロロブ]パンジカルボキシイミド、
ビス(クロロフェニル))−ジクロロエタノール、6′
−メチルキノギザリン−2,3−ジチオカーボネ−1・
、テトラクロロイソフタロニ)・リル、メチル〜1−(
ブチルカルバモイル)−2−ペンゾイミダヅールカーハ
メート、プラストサイジン−3−ヘンジルアミノヘンゼ
ンスルホネ−1−、ストレプトマイシン塩酸塩、カスガ
マイシン塩酸塩、シクロヘキシミド等] 1 が挙げられる。
前記のようなアミド系忌避剤、又は該忌避剤に殺虫剤や
殺菌剤を配合してなる害虫防除剤は、本体1内に1%以
」二含有させれば害虫防除効果を発揮するが、あまり少
ないと短期間で害虫防除剤が全て放出されるため防除効
果が早期に消滅するといった不都合があり、逆にあまり
多過ぎると植物の育成を阻害するといった不都合が生し
る。従って、実用的には害虫防除剤の含有量を5〜20
%程度とするのが望ましく、かかる範囲内では植物の育
成をlff1害することなく半年もしくはそれ以上の1
番期間にわたって満足な害虫防除効果を発揮することが
可能となる。
また前記の塩素化ポリエチレンの量は、害虫防除剤の含
有量に応じて決定すればよいが、上記のように害虫防除
剤を5〜20%含有させる場合には塩素化ポリエチレン
の量を10〜40%の範囲となし、熱可塑性エラストマ
ーはその残量とするのが適当である。尚、必要に応して
水酸化アルミニウム等の充填剤を本体1中に適量含有さ
せることも可能である。
一方、本体1に埋設される金属線2は折り曲げ自在な細
線であって、例えば0.2〜0.5mm程度の直径を有
するなまし鉄線等が好適に使用される。かかる太さのな
まし鉄線を本体1に埋設して結束帯体Aを製造すると、
後述のように栽培植物を農園芸用支柱に結び付けるよう
な場合、比較的小さな力で結束帯体Aの端部を解りない
よう緩り合わせることができるので結束作業が楽になり
、且つ大きなテンションが作用しても結束帯体Aの緩り
合わせた端部が簡単に解ける心配はないので好都合であ
る。このような金属線2は、本体1を押出成形する際に
押出ダイを通して同時供給する方法により埋設される。
なお、この実施例の結束帯体Aでは、金属線2を本体1
の中心線に沿って一本だけ埋設しているが、場合によっ
ては二本以上埋設するようにしてもよい。
1dJ二のような構成の防虫用結束帯体Aは、例えば第
3図に示すようにアブラムシの寄生しやすい梅等の樹木
3の根元近くに巻き付けたり、或いは第41i!!l及
び第5図に示すように該結束帯体Aの一端をナス等の栽
培植物4の茎に、他端を農園芸用支柱5にそれぞれ巻き
付けて栽培植物4を数個所で支えたりするのに使用され
る。その場合、この結束帯体Δの本体1には折り曲げ自
在な金属線2が埋設されているので、該結束帯体Aの端
部を指で嵯り合わせるだけの簡単な作業で解けないよう
に巻き付けることができる。
このように防虫用結束帯体Aを樹木3の根元や栽培植物
4の茎と農園芸用支柱5に巻き付けると、該結束帯体A
の本体1からは既述のように害虫防除剤が1余放される
ので、アブラムシと共生する蟻は害虫防除剤を嫌って寄
り付かなくなり、結束帯体Aを越えてアブラムシを運び
上げることがなくなる。従って、樹木3や栽培植物4は
アブラムシの寄生による害から保護されるのである。
しかも、この結束帯体Aの本体1内の害虫防除剤は、従
来の散布薬液のように降雨によって流失することがなく
、本体1から害虫防除剤を全て放出し尽くすまでの長期
間にわたり害虫防除効果を持続して発揮するので、頻繁
に結束帯体Aを交換する必要がない。従って、この結束
帯体Aを使用すれば、従来のように薬液散布をかなり頻
繁に行わねばならない煩わしさから開放される。
また、この防虫用結束帯体Aは、第6図に示すようにコ
ナダニその他の害虫が寄付きやすい食料品6を入れた袋
70口を縛るような場合にも好適に使用される。このよ
うに袋マの口を縛っておく点、害虫が該結束帯体Aを越
えて縛り口の小さな隙間から袋7内に侵入しなくなるの
で、食料品を安全に保管できる。
尚、第4〜5図のように栽培植物4を農園芸用支柱に結
び付けたり、第6図のように袋7の口を縛るような用途
の場合は、結束帯体Aの本体1の中寸法を3〜5mm程
度、厚み寸法を(金属線2の埋設されてない部分の厚み
)’0.05〜0. 3mm程度とするのが好ましいが
、第3図のように樹木3に巻き付ける用途の場合は、巾
寸法を8〜20mm程度、厚み寸法を0,1〜0.5m
m程度とするのが好ましい。
次に実験例を挙げる。
(実験例1〉 塩素化ポリエチレン〔商品名ダイソラソクH−135、
大阪曹達(株)〕に害虫防除剤を添加し、バーチカルグ
ラニユレータで混合して程良い顆粒状となし、これを熱
可塑性エラストマーに混ぜて、押出ダイから直径0.3
mmのなまし鉄線と共に押出し、下記第1表に示す組成
の5種類の防虫用結束帯体a−e(中寸法4. m m
 、厚み寸法0.2mm)を作製した。
1に れらの防虫用結束帯体a−eについて経時的な薬剤残存
率を測定した結果を下記第2表に示す。なお、残存率は
害虫防除剤をアセトン抽出しガスクロマトグラフィーに
より定量し実験開始時の定量値に対する百分率を算出し
て求めた。
第2表 第2表より、いずれの防虫用結束帯体も害虫防除剤が長
期にわたってコントロールされて徐放されることが判る
(実験例2) 第7図に示すように高さ15cmの木の丸太8の」二に
砂糖9を載せ、上から5cmの所に前記実験例1で作製
した防虫用結束帯体Cを巻き付け、野外の蟻の巣の近く
に二昼夜設置して蟻の行動を観察した。設置してしばら
くすると丸太8の根元に蟻が群がり始めたが、防虫用結
束帯体Cを越えて砂糖を取りにいった蟻は二昼夜の間に
一匹も見られなかった。
光皿傅泣朱 以」二の説明から明らかなように、本発明の防虫用結束
41シ体は、その本体から害虫防除剤を長期にわたって
徐放するので、この結束帯体を用いてアブラムシの寄生
しやすい植物を農園芸用支柱に結び付けたり、樹木の根
元近くに巻き付けることによって、蟻がアブラムシを運
び上げるのを阻止し、アブラムシの寄生による害から植
物や樹木を保護することができる。しかも、結束帯体の
本体内に含有された害虫防除剤は、従来の散布薬液のよ
うに降雨によって流失することがなく、本体から害虫防
除剤を全て放出し尽くすまでの長期間にわたり害虫防除
効果を持続して発揮するので、頻繁に結束帯体を交換す
る必要はなく、従って、従来のように薬液散布をかなり
頻繁に繰り返して行わねばならない煩わしさから開放さ
れる。その上、この結束帯体の本体には折り曲げ自在な
金属線が埋設されているので、結束帯体の端部を指で緩
り合わせるだけで解けないように巻き付けることができ
、巻き付は作業も極めて楽になる。
また、この結束帯体を用いてコナダニその他の害虫が寄
付きやすい食料品を入れた袋の口を縛っておけば、放出
される害虫防除剤を嫌って害虫が結束帯体を越えて縛り
口の小さな隙間から袋内に侵入しなくなるので、食料品
を安全に保管することもできる等、多くの効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る防虫用結束帯体の一実施例を示す
斜視図、第2図は同実施例の横断面図、第3図、第4図
及び第6図はそれぞれ本発明防虫用結束帯体の使用例を
示す図、第5図は第4図の円で囲んだ部分の拡大図、第
7図は実験で用いた丸太の説明図である。 第1図 Δ 第4図 第7図 第3図 筑 6 M ンr憫”。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩素化ポリエチレンと熱可塑性エラストマーと害
    虫防除剤との混合物を帯状に成形した本体に折り曲げ自
    在な金属線を埋設して成る防虫用結束帯体。
JP18821986A 1986-08-11 1986-08-11 防虫用結束帯体 Pending JPS6344831A (ja)

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