JPS6344822Y2 - - Google Patents

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JPS6344822Y2
JPS6344822Y2 JP9105784U JP9105784U JPS6344822Y2 JP S6344822 Y2 JPS6344822 Y2 JP S6344822Y2 JP 9105784 U JP9105784 U JP 9105784U JP 9105784 U JP9105784 U JP 9105784U JP S6344822 Y2 JPS6344822 Y2 JP S6344822Y2
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JP
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image
pigment
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silver
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JP9105784U
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JPS616855U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (A) 産業上の利用分野 本考案は、銀錯塩拡散転写法(DTR法)によ
つて版下原稿を作成するのに好適な受像材料に関
する。
(B) 従来技術及びその問題点 今日、多種多様な平版印刷版が知られ、実用化
されている。例えば、ジアゾニウム化合物などを
用いたプレセンシタイズド版(いわゆるPS版)、
酸化亜鉛や有機光導電体を用いた電子写真平版印
刷板、ハロゲン化銀乳剤を用いた銀塩写真平版印
刷版などが代表的なものとして拳げられる。とり
わけ、後の二者のように、高い感光度を有する平
版印刷版は、印刷すべき原稿のカメラ撮影から処
理まで自動製版機により、簡便、迅速に製版する
ことができるので、所謂ダイレクト製版法に適し
た平版印刷版として目覚しく普及してきた。
ダイレクト製版法においては、種々の材料を用
いて反射画像の版下原稿を作成し、この版下原稿
を感光性平版印刷版にカメラ撮影している。
そのような版下原稿を作成する材料の1つとし
てDTR法による受像紙が用いられている。
ところで、印刷すべき原稿として写真(連続調
画像)の中に文字や罫線(線画像)が入つたもの
が望まれる場合、写真もしくはそれを網点画像に
変換した連続線画像と線画像とを別々の版下原稿
として作成し、組み合わせて版下原稿を構成して
いた。
その際の線画像を作成する方法としては、例え
ばリスフイルムでネガ像を作成し、このリスフイ
ルムを例えば白色顔料を含む光硬化性感光樹脂層
を有するフイルム材料に密着露光し、未硬化部を
水で除去して白色画像を作成する等の方法があ
り、この白色画像裏面に接着剤を塗つて前記連続
調画像の所望位置に貼付していた。しかし、この
方法は、リスフイルム及び感光性樹脂フイルムを
必要とするから高価であり、さらに作業時間が長
い等の難点がある。
しかも、従来までの版下作成用材料は、本質的
にそれが目的とする1つの画像形成機能しか有し
ておらず、その他の用途、目的で使用できないか
ら、各種の材料を揃えておく必要があつた。
(C) 考案の目的 本考案の目的は、廉価で、簡便迅速な処理によ
つて数種の画像を形成することができる多目的用
途の受像材料を提供することである。
(D) 考案の構成 本考案は、透明な基体の一方の面に物理現像核
を含む顔料層を有し、他方の面に顔料を実質的に
含まない物理現像核層を有することを特徴とする
受像材料である。
以下、図面により本考案の受像材料とその使用
法について説明する。
(E) 実施例 第1図は、本考案の受像材料の一例を示す断面
図であり、第2図は第1図の受像材料を用いて顔
料文字からなる版下を作成するプロセスを示して
いる。
基体1は、写真材料の支持体として知られてい
る透明なものであれば任意に使用でき、たとえば
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンな
どのポリオレフイン、酢酸セルロース、硝酸セル
ロース、などのセルロースエステルフイルム、ポ
リエチレンテレタレートのようなポリエステルフ
イルムなどである。厚みは任意であるが、一般に
約50〜約200ミクロン程度である。
基体1の両面は、親水化処理、たとえばコロナ
放電処理、下引処理などを施すことが好ましい。
顔料層2には、銀錯塩拡散転写法のための物理
現像核、たとえば金、銀、白金、パラジウム、カ
ドミウム、亜鉛、ニツケル、コバルト、鉛、銅の
如き金属の硫化物あるいはセレナイド、さらには
貴金属の微粒子を含有している。この顔料層2に
用いられる親水性コロイドバインダーは、好まし
くはゼラチンおよび同類物質のようなたんぱく質
様物質であり、その1部または全部をその他の写
真用バインダー、例えばコロイドアルブミン、カ
ゼイン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロースの如きセルロース誘導体、寒
天、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体などの糖誘導
体、合成親水性コロイド、例えばポリビニルアル
コール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアク
リル酸共重合体、ポリアクリルアミド等で置換え
ることができる。
このバインダーは、約0.1〜約10g/m2の範囲
で用いられる。
顔料層2に用いられる顔料は、二酸化チタン、
硫酸バリウム、酸化亜鉛などの白色顔料が好まし
い。
しかし、本考案の受像材料を貼付すべき連続調
画像の部分は、反射濃度として約0.5〜約1.5の黒
色あるいはカラーのものが多いから、顔料がその
画像をマスクして、かつその顔料像が反射濃度と
して約0.3以下となるものであれば淡いカラー着
色した顔料を使用してもよい。顔料の量は、概し
て約1〜約20g/m2、好ましくは約2〜約10g/
m2であり、前記バインダーよりも多い方がよい。
顔料層2と基体1の間には中間層を設けること
もできる。
基体1の他面には、顔料を実質的に含有しない
物理現像核層3を設けている。物理現像核および
親水性コロイドバインダーについては前述したよ
うなものが用いられる。バインダーの量は、顔料
層2とのカールバランス等を考慮して決定される
が一般には約1〜約10g/m2の範囲である。核層
3には通常知られている種々の添加剤を含有する
ことができる。
次いで第2図を用いてプロセスを説明する。
文字原稿(オリジナル)をDTR法に用いるネ
ガ材料で撮影する。この場合にネガ材料をハロゲ
ン化銀乳剤層4としては、直接ポジ用ハロゲン化
銀乳剤を用いる。このネガ材料のハロゲン化銀乳
剤層4と本考案の受像材料の顔料層2とを合わせ
て周知のDTR法により処理すると、顔料層2に
はオリジナルとは反対の銀画像が形成される。次
いでこの受像材料を公知のエツチングブリーチ
液、たとえば下記処方のもので処理すれば、その
銀像の部分は除去されてオリジナルに対応した顔
料文字が出来上る。
エツチングブリーチ液 〔A液(500m2)塩化第二銅 2.5g 〃 クエン酸 2.5g B液 3%H2O2水溶液 500ml (A液とB液を混合して1とする。)〕 物理現像核層3に接着剤をつけて連続調画像上
に貼り付ければ核層3は透明であるから顔料文字
を含む版下原稿が出来上る。オリジナルに対して
ネガ型の顔料画像を作成する場合には、ネガ型の
ハロゲン化銀乳剤を使用すると同様の処理で可能
である。
一方、各種のネガ材料と核層3とを密着して
DTR法を実施すれば、背景が顔料からなり、基
体1の光沢面上に銀画像を形成することができ
る。
最初に核層3に銀画像を形成して利用し、不要
になれば、その銀像をブリーチ若しくは前記のエ
ツチングブリーチにより除去し、しかる後、顔料
文字を同様にして作成できるので、1つの受像材
料を極めて有効に使用できる。
また、顔料文字を作成した後、核層3を着色す
れば、カラー印刷用の版下原稿としても利用でき
る。
(F) 考案の効果 本考案の受像材料は、直接ポジ用ハロゲン化銀
乳剤層を有するネガ材料と組み合わせて用いるこ
とにより、リスフイルム等を用いる必要がなく、
安価であり、簡便な処理で能率よく、連続調画像
上に貼付できる反射線画像の版下原稿を作成で
き、かつ必要に応じて顔料を背景とする銀像も作
成でき、しかも1つの受像材料に異なる画像を作
成できる等の多目的な機能をもつており、極めて
有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の受像材料の一例を示す断面図
であり、第2図は第1図の受像材料を用いて版下
を作成するプロセスを示している。 1……基体、2……顔料層、3……物理現像核
層、4……ハロゲン化銀乳剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明な基体の一方に面に物理現像核を含む顔料
    層を有し、他方の面に顔料を実質的に含まない物
    理現像核層を有することを特徴とする受像材料。
JP9105784U 1984-06-19 1984-06-19 受像材料 Granted JPS616855U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9105784U JPS616855U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 受像材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9105784U JPS616855U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 受像材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS616855U JPS616855U (ja) 1986-01-16
JPS6344822Y2 true JPS6344822Y2 (ja) 1988-11-21

Family

ID=30646612

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JP9105784U Granted JPS616855U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 受像材料

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JP (1) JPS616855U (ja)

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JPS616855U (ja) 1986-01-16

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