JPS6344690Y2 - - Google Patents

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JPS6344690Y2
JPS6344690Y2 JP1982202553U JP20255382U JPS6344690Y2 JP S6344690 Y2 JPS6344690 Y2 JP S6344690Y2 JP 1982202553 U JP1982202553 U JP 1982202553U JP 20255382 U JP20255382 U JP 20255382U JP S6344690 Y2 JPS6344690 Y2 JP S6344690Y2
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JP
Japan
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guide sheet
heat exchanger
prevention means
adhesion prevention
thin plates
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JP1982202553U
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JPS59108061U (ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、2流体間で熱交換を行なわせる場合
に使用される熱交換器に関するものである。
例えば、ヘリウム冷凍液化装置等においては第
1図に示すように、図示しない圧縮機からジユー
ル・トムソン弁aへ送給する高圧のヘリウムガス
と、前記ジユール・トムソン弁aにより液化し
きれなかつたデユワーb内の低温、低圧のリター
ンヘリウムガスとの間で熱交換を行なわせるた
めに多くの熱交換器cが使用されている。ところ
が、従来の熱交換器cは、第2図に示すように第
1のガスが流通する伝熱材製のガス案内パイプ
dを第2のガスが流通するガス案内管路e内に
挿通させ、このガス案内パイプdの外周に熱交換
を促進するための多数枚のプレートf…やフイン
等を固着したものが一般的である。そのため、組
立てに当つては、前記ガス案内パイプdにフイン
やプレートf…を固着するための多くの部分溶接
作業や接合作業が必要となり、製作に多大な手間
を要するという問題がある。
また、他の形式の熱交換器として、例えば、特
開昭50−84952号公報に示されるように、複数本
のパイプを並列に接続して内部に第1の流体が流
通し得る帯板状のシートを構成し、そのシートを
螺旋状に巻回して第2の流体を流通する案内管路
内に収容するようにしたものが知られている。と
ころが、このような構成のものは、多数本のパイ
プを所定の長さに切りそろえるとともに、それら
のパイプを帯板状に並べて相互に接合する必要が
ある。そのため、このものも製作に手間がかかる
という課題を有している。
他の分野で使用される熱交換器についても事情
は同じであり、製作が容易でコストダウンを図る
ことができる熱交換器の出現が望まれている。
本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、伝熱材製の対をなす薄板を密着防止手段
を介して重合させるとともに、それら薄板の側縁
部同士を接合して、内部に第1の流体を流通させ
得るプレート状の案内シートを構成し、その案内
シートを所要の形状に変形させてガス案内管路内
に配設してなるものにすることによつて、前述し
た要望にこたえることができるようにした熱交換
器を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を第3図〜第11図を
参照して説明する。
第1図は本考案に係る熱交換器1の全体を示す
斜視図、第2図は、同熱交換器1の拡大した側面
図である。この熱交換器1は、内部に第1の流体
が貫流する流路2dを有してなる案内シート2
を断面うず巻形に巻回し、この巻回した案内シー
ト2を第2の流体が流通する案内管路3内に配
設したものである。案内シート2は、第5図、第
6図に示すように、熱伝導の良好な材料により作
られた対をなす薄板4,5を密着防止手段たる発
泡金属6を介して重合させ、その両側縁部4a,
5aを溶接により気密に接合させて袋状となした
もので、内方に流路2dが形成されている。そし
て一端側に前記両薄板4,5間へ第1の流体を
導入するための入口2aが設けてあるとともに、
他端側に前記両薄板4,5間から前記流体を導
出させるための出口2bが設けてある。発泡金属
6は、無数の連続気泡を有したもので、前記両薄
板4,5間に層状に充填されている。このように
してなるプレート状の案内シート2を、まず、第
7図および第8図に示すように2つ折りにし、し
かる後に、第9図、第10図に示すように折曲部
2cが芯になるようにして巻回する。そして、こ
のようにして巻いた棒状の案内シート2を、第1
1図に示すように円筒体状の案内管路3の内部に
挿入する。なお、この案内管路3の周壁には、長
孔3a,3bが穿設してある。しかして、これら
の長孔3a,3bを通して前記案内シート2の入
口2a部および出口2b部を外部に導出させ、そ
の導出部にできる隙間を溶接継手7や接着剤等に
より密閉することによつて本熱交換器が完成す
る。
このような構成のものであれば、案内シート2
の入口2aから該シート2内に導入された第1の
流体は、発泡金属6により形成された薄板45
間の空間を通つて出口2b方向へ導びかれ、該出
口2bから該案内シート2外へ導出される。一
方、案内管路3内に導入された第2の流体は、
前記案内シート2の外面に接触しつつ流通し逐次
案内管路3外へ導出される。そのため、前記第1
の流体と第2の流体とが前記薄板4,5を介
して熱交換を行なうことになる。
しかして、かかる熱交換器によれば、案内シー
ト2を適当に変形させて第2の流体に対する接
触面積を大きく設定しておきさえすれば、効率の
高い熱交換を行なわせることができる。しかも前
記案内シート2は、薄板4,5を発泡金属6を介
して重合させたものであるため、該案内シート2
を変形させても前記薄板4,5が密着して第1の
流体の流れが阻外されるという不都合は生じな
い。しかも、このようなものであれば、所定形状
に裁断した薄板4,5を発泡金属6を介して重合
させ、その両側縁部4a,5a同士を接合するだ
けで案内シート2を構成することができる。その
ため、ガス案内パイプに多数のフインやプレート
を接合したり、多数本のパイプを切りそろえて相
互に接合する場合に比べて、製作に要する工数を
少なくすることが可能である。
なお、密着防止手段は、前記実施例のものに限
られないのは勿論であり、例えば、第12図〜第
15図に示すようなものであつてもよい。すなわ
ち、第12図、第13図に示す案内シート12
は、一方の薄板15の内面に入口12aから出口
12bに向かう複数本の突条16…をエツチング
によつて形成し、これらの突条16…を、該薄板
15とこれに重合させる薄板14とが密着するの
を防ぐための密着防止手段としたものである。ま
た、第14図、第15図に示す案内シート22
は、一方の薄板25の内面に入口22aから出口
22bに向かう複数本の突条26…をプレスによ
つて形成しこれらの突条26…を、該薄板25と
これに重合させる薄板24との密着を防ぐ密着防
止手段としたものである。密着防止手段のさらに
他の実施例としては、両薄板の内面にエツチング
やプレス等により突条を形成したものや、エツチ
ングやプレス等により突条を形成した格別な中板
を前記両薄板間に介在させたもの等も考えられ
る。
また、案内シートの形状や変形の態様も、図示
実施例のものに限定されるものではなく、本考案
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。第16図、第17図は、その変形例の一つで
ある。すなわち、この案内シート32は、一端側
に前記入口2aと同様な入口32aを有するとと
もに他端側にパイプ状の出口32bを有してなる
ものであり、この出口32b部分を芯にしてうず
巻状に巻回したものである。
取り扱う流体としては、ガス以外に気液2相の
流体とかあるいは液体のみの場合もあり、これら
の熱交換器としてもこの考案は適用できる。
本考案は、以上のような構成であるから、次の
ような効果が得られる。
まず、案内シート内を流れる第1の流体と該案
内シート外を流れる第2の流体との間で熱交換を
行なわせ得るようにしているので、案内シートを
適当に変形させて案内管路内に配設することによ
つて大きな熱交換面積を確保することができる。
そのため、小形で効率の高い熱交換器を提供でき
るものである。
また、前記案内シートは、薄板を密着防止手段
を介して重合させたものであるため、該案内シー
トを変形させても薄板が密着して第1の流体の流
れが阻止されるという不都合が生じない。そのた
め、前記案内シートを比較的自由な形状に変形さ
せて熱交換の最適化を図ることができる。
しかも、前記案内シートは、対をなす薄板を密
着防止手段を介して重合させ、その側縁部を適宜
接合させるだけで出来上るため、ガス案内パイプ
の外周に多数のフインやプレートを固着する場合
や、多数のパイプを切りそろえて並列に接合する
場合に比べてはるかに製作が容易である。そのた
め安価な熱交換器を提供できるものである。
特に、前記実施例のように密着防止手段とし
て、発泡金属あるいはエツチングやプレスによる
突条を採用すれば、大量生産が容易になるため、
大幅なコストダウンを図ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す回路説明図、第2図は同
従来例を示す概略断面図である。第3図〜第11
図は本考案の一実施例を示し、第3図は斜視図、
第4図は拡大した側面図、第5図は変形前のガス
案内シートを示す一部分解した正面図、第6図は
第5図におけるA−A線断面図、第7図は変形途
中のガス案内シートを示す正面図、第8図は第7
図におけるB矢視図、第9図は変形途中のガス案
内シートを示す正面図、第10図は第9図におけ
るC矢視図、第11図は組立過程を示す斜視図で
ある。第12図は本考案の他の実施例を示す一部
分解した正面図、第13図は第12図におけるD
−D線断面図、第14図は本考案のさらに他の実
施例を示す一部分解した正面図、第15図は第1
4図におけるE−E線断面図、第16図は本考案
のさらに他の実施例を示す斜視図、第17図は第
16図におけるF−F線断面図である。 1……熱交換器、2,12,22,32……案
内シート、3……案内管路、4,5,14,1
5,24,25……薄板、4a,5a……側縁
部、6……密着防止手段(発泡金属)、16……
密着防止手段(エツチングによる突条)、26…
…密着防止手段(プレスによる突条)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 伝熱材製の対をなす薄板を密着防止手段を介
    して重合させるとともに、それら薄板の側縁部
    同士を接合して内部に第1の流体が流通する流
    路を形成してなる案内シートを具備し、この案
    内シートを所要の形状に変形させて第2の流体
    が流通する案内管路内に配設したことを特徴と
    する熱交換器。 (2) 前記密着防止手段が、発泡金属であることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の熱交換器。 (3) 前記密着防止手段が、前記薄板の内面にエツ
    チングにより形成した複数本の突条であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の熱交換器。 (4) 前記密着防止手段が、前記薄板の内面にプレ
    スにより形成した複数本の突条であることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    熱交換器。
JP20255382U 1982-12-30 1982-12-30 熱交換器 Granted JPS59108061U (ja)

Priority Applications (1)

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JP20255382U JPS59108061U (ja) 1982-12-30 1982-12-30 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20255382U JPS59108061U (ja) 1982-12-30 1982-12-30 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59108061U JPS59108061U (ja) 1984-07-20
JPS6344690Y2 true JPS6344690Y2 (ja) 1988-11-21

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ID=30428021

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JP20255382U Granted JPS59108061U (ja) 1982-12-30 1982-12-30 熱交換器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084952A (ja) * 1973-12-03 1975-07-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084952A (ja) * 1973-12-03 1975-07-09

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JPS59108061U (ja) 1984-07-20

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