JPS6344287B2 - - Google Patents

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JPS6344287B2
JPS6344287B2 JP56112471A JP11247181A JPS6344287B2 JP S6344287 B2 JPS6344287 B2 JP S6344287B2 JP 56112471 A JP56112471 A JP 56112471A JP 11247181 A JP11247181 A JP 11247181A JP S6344287 B2 JPS6344287 B2 JP S6344287B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
saw blade
amount
chips
cut surface
Prior art date
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Expired
Application number
JP56112471A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5814519A (ja
Inventor
Mikio Naruse
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP56112471A priority Critical patent/JPS5814519A/ja
Publication of JPS5814519A publication Critical patent/JPS5814519A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属化フイルム積層コンデンサの切
断方法に関する。
本発明にいう金属化フイルム積層コンデンサの
製造方法については、特公昭28−1021号公報等に
よつて公知である。この概要は、比較的に大きな
径の巻取ドラム上に、金属化フイルムを巻回し、
両側面にメタリコンにより、端面電極を形成した
円環状の母体コンデンサから、鋸刃で切断して単
位コンデンサを製造する製造方法である。このよ
うな製造方法によつて作られる金属化フイルム積
層コンデンサの問題点は、鋸刃で切断した切断面
にある。この切断面の電気絶縁耐圧は、切断時に
鋸刃と切断面との間で発生する摩擦熱により、切
断面近傍の金属薄膜電極が島状に分離されたり、
酸化されることで保たれることが公知である。し
かしながら、鋸刃と切断面との間で発生する摩擦
熱の制御は、現実には困難であつた。
これは、金属化フイルム積層コンデンサを形成
する熱可塑性プラスチツクフイルム(誘電体)が
融けると、鋸刃の刃先に付着して構成刃先(被切
断物が刃先に付着して見かけの刃先が鈍くなる現
象)を生じ、摩擦熱が急増するが、切断面近傍の
金属薄膜電極の処理をする温度は、またにこの誘
電体が融け始める温度であるために、切断の条件
が狭いものとなつている。理論的に最も妥当と思
われる方法は、切断時に切断面の温度を検出し、
これを一定にするように切断の条件、すなわち鋸
刃の回転数と切込速度とを制御することである。
ところが切断面は鋸刃の刃先が当たつているとこ
ろであるから、この温度の測定は困難である。一
歩ゆずつて鋸刃の刃先の温度の測定を考えてみて
も、回転している鋸刃の、しかも刃先の温度を測
定する方法はかなり困難である。
本発明は、金属化フイルム積層コンデンサを常
に最適な切断の条件で切断できる簡易な方法を提
供することを目的としている。これによつて、切
断面の電気絶縁耐圧を切断面の全域にわたつて向
上させ、さらに切断の条件を固定して切断する方
法に比べて、より高い切込速度による生産性の向
上をはかることが目的である。
以下に本発明の詳細を述べる。
金属化フイルム積層コンデンサを切断条件を固
定して切断した際の切断面状態の一例を第1図に
示す。すなわち、金属薄膜電極が表面に形成され
た誘電体としてのプラスチツクフイルム1が積層
され、上下を保護フイルム2で保護された後に、
端面電極3が設けられる。正面に見えているのが
切断面であり、鋸刃は向かつて左側から入り、右
側に抜けた場合を示す。鋸刃の入り始めの部分
は、通常鋸刃の温度が低いので、他の部分に比べ
て黒味がかつており、電気絶縁耐圧も低い。中央
部は、最適な切断条件となるのが普通であり、こ
の領域を切断面全体に広げることが本発明の目的
である。また右側の部分では切断面が過熱された
結果、プラスチツクフイルムが融けて切断面にこ
びりつき、下部には、切断バリ4となつている。
この切断面が過熱された領域でも電気絶縁耐圧は
低下する。
第2図は、金属化フイルム積層コンデンサを切
断中の鋸刃の刃先5の状態を示す図である。切り
始めの時には鋸刃の刃先5の温度は低く、切粉6
も第2図イに示すように刃先5に少量しか付着し
ていない。
第2図ロは中央部を切断している時であり、切
粉6はやや融けて刃先5の側面にも回り込んでい
る。第2図ハは切り終わりに近く、切断面が過熱
されている時で、切粉6は刃先5の隙間を埋める
ように大量に付着している。
本発明は、鋸刃の刃先に付着する切粉の量が切
断面の状態と良く対応することに着目し、この切
粉の量を検出することによつて切断条件を制御す
ることを特徴とする。第3図に本発明の一構成例
を示す。金属化フイルム積層コンデンサ7を切断
中の鋸刃8の刃先に付着する切粉の量を、発光部
9と受光部10を設けることにより、その透過光
量の差として検出する構成である。切込み速度を
一定とした時には、刃先に付着する切粉の量が少
ない時には受光部10が受ける光量は大きいか
ら、これにより鋸刃8の回転数を上昇させて摩擦
熱を多く発生させる。この結果、鋸刃8は加熱さ
れて切粉の量が増える。すなわち、より適切な切
断条件に移行する。刃先に付着する切粉の量が多
い時にも同様に適切な切断条件まで鋸刃8の回転
数を下げることが可能である。
本発明によれば、切断面の温度を検出するとい
う困難さを排除して、しかも切断面の温度を測定
すると略同等の切断条件の最適制御が可能とな
る。従来は、金属化フイルム積層コンデンサの積
層数、すなわち厚さに応じて切断条件の変更が必
要であつたが、本発明によれば、その手間は不要
にある。また従来は鋸刃の摩耗によつても切断条
件の変更が必要であつたが、本発明によればこの
手間も不要となるものである。
以下に実施例を示す。
実施例 厚さ5μmの両面金属化ポリエステルフイルム
と、厚さ5μmのポリプロピレンフイルムとを重ね
て、直径200mmφの巻線ドラムに、500回、1000
回、1500回、2000回の各巻回数巻き取り、両端に
亜鉛を溶射して円環状の母体コンデンサを作成し
た。なお両表面には、厚さ50μmのポリエステル
フイルムを10層ずつ設けて保護フイルムとしてい
る。切断に用いた鋸刃は刃の直径が125φで、刃
の厚さが1.0mmのものである。切粉の量の検出に
は、発光ダイオードよりなる発光部とフオトトラ
ンジスタよりなる受光部を用いた。外部光の影響
を防ぐために、変調光を用いて透過光量を検出し
た。鋸刃の駆動用のモータは三相誘導モータを用
い、電源に周波数可変のインバータを用いて、こ
の周波数を前記フオトトランジスタの出力により
変化させ、鋸刃の回転数を変化させた。鋸刃の回
転数の範囲は400〜2000回転/分である。
第4図に、受光量と鋸刃の回転数の関係の一例
を示す。第4図では連続制御であるが、本発明は
これに限られるものでなく、受光量に応じて不連
続に鋸刃回転数を数段階にわたつて切替える方式
としてもかまわない。第5図には、本発明による
切断方法で切断した積層コンデンサに、交流の
450Vを1分間印加した前後の静電容量の変化率
を%で示す(実線A)。電圧を印加した時に静電
容量が減少するのは、主として切断面で起きる絶
縁破壊により端面電極とプラスチツクフイルム上
の金属薄膜電極との接触部に大電流が流れ、金属
薄膜電極の一部が蒸発飛散することによる。この
理由により、切断面の電気絶縁耐圧の評価とし
て、静電容量の変化率を用いることが一般に行わ
れる。また第5図には、従来の、鋸刃の回転数と
切込速度を固定した切断方法による積層コンデン
サの静電容量の変化率(%)を破線Bで示してい
る。なお、従来の切断方法では、切込速度は一定
として、積層数に応じて最適の鋸刃回転数を用い
ている。この結果より明らかなように、本発明に
よる切断方法は、従来の切断方法に比べて、良い
電気絶縁耐圧の切断面をもつ積層コンデンサを製
造できる。
実施例には、切込速度を固定して、鋸刃の回転
数を制御する方式を示したが、切込速度を制御す
る方式としても本発明は有効である。これは低い
切込速度の場合には切断面で発生する熱量が大き
くなり、高い切込速度の場合にはこの熱量が小さ
くなるという関係に基づくものであり、基準値の
判定には、やはり鋸刃に付着する切粉の量を用い
ることができる。
以上のように本発明の切断方法によれば、金属
化フイルム積層コンデンサを常に最適な切断条件
で切断することが可能であり、これにより切断面
の電気絶縁耐圧の向上、生産性の向上が得られる
ものであり、その産業性は大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の切断条件を固定した切断方法に
よる金属化フイルム積層コンデンサの切断面を示
す図、第2図イ,ロ,ハは第1図の金属化フイル
ム積層コンデンサを切断中の鋸刃の刃先の状態を
示す図、第3図は鋸刃の刃先の切粉の量を検出す
る本発明による切断方法を実施する装置の一構成
例を示す斜視図、第4図は本発明による切断方法
の一実施例の受光量と鋸刃の回転数との関係を示
す図、第5図は本発明による切断方法で切断した
金属化フイルム積層コンデンサに交流電圧を印加
した前後の静電容量の変化率を示す図である。 1……プラスチツクフイルム、2……保護フイ
ルム、3……端面電極、4……切断バリ、5……
鋸刃の刃先、6……切粉、7……金属化フイルム
積層コンデンサ、8……鋸刃、9……発光部、1
0……受光部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属化フイルム積層コンデンサの鋸刃による
    切断の際に、鋸刃の刃先に付着する切粉の量を検
    出し、この切粉の量に応じて鋸刃の回転数もしく
    は切込速度または両方を制御することを特徴とす
    る金属化フイルム積層コンデンサの切断方法。
JP56112471A 1981-07-17 1981-07-17 金属化フイルム積層コンデンサの切断方法 Granted JPS5814519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56112471A JPS5814519A (ja) 1981-07-17 1981-07-17 金属化フイルム積層コンデンサの切断方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56112471A JPS5814519A (ja) 1981-07-17 1981-07-17 金属化フイルム積層コンデンサの切断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5814519A JPS5814519A (ja) 1983-01-27
JPS6344287B2 true JPS6344287B2 (ja) 1988-09-05

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ID=14587463

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JP56112471A Granted JPS5814519A (ja) 1981-07-17 1981-07-17 金属化フイルム積層コンデンサの切断方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3630269A1 (de) * 1986-09-05 1988-03-17 Held Kurt Verfahren und vorrichtung zur aufteilung metallkaschierter laminatbahnen in einzelne platten
JP2756300B2 (ja) * 1989-04-11 1998-05-25 住友金属鉱山 株式会社 銀めっき法

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JPS5814519A (ja) 1983-01-27

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