JPS6343431Y2 - - Google Patents

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JPS6343431Y2
JPS6343431Y2 JP1983000076U JP7683U JPS6343431Y2 JP S6343431 Y2 JPS6343431 Y2 JP S6343431Y2 JP 1983000076 U JP1983000076 U JP 1983000076U JP 7683 U JP7683 U JP 7683U JP S6343431 Y2 JPS6343431 Y2 JP S6343431Y2
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JP
Japan
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pump
valve seat
shallow
deep
spring
Prior art date
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JP1983000076U
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English (en)
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JPS59107093U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、渦巻ポンプとジエツトポンプとを組
合せて構成される浅深兼用ポンプの構造に関す
る。
渦巻ポンプとジエツトポンプとを組合せて構成
し、ジエツトポンプの取付け位置を交換して浅深
兼用に構成する浅深兼用ポンプは、浅井戸と深井
戸との切換に関してジエツト送水圧力を調整する
圧力調整弁の調整に問題がある。
すなわち、深井戸仕様では、ジエツトポンプへ
の送水圧力を十分にするため、圧力調整弁は完全
に閉鎖できるように構成しなければならず、浅井
戸では、自吸運転のため圧力調整弁を完全に閉鎖
しないように構成しなければならない。
このため従来、圧力調整弁の深井戸仕様では、
十分な閉鎖が得られるよう構成したものを用い、
浅井戸仕様では、弁にスリツト等を形成して完全
に閉鎖できないよう構成したものを用いていた。
従つて、深井戸仕様の部品と浅井戸仕様の部品
とが必要になり、部品の流通過程では、不都合で
あつたし、誤つた使用をするといつた問題が生じ
た。
また、スリツトのない圧力調整弁を形成してお
き、浅井戸仕様では、弁体の押圧力を緩めるとい
つた操作をすることが試みられているが、スプリ
ングの押圧力が残つていると揚水の限界である10
メートルに近い自吸は困難であつた。
そして、また圧力調整弁が緩んだ状態で運転さ
れると高揚程では揚水が不安定になり、低揚程で
運転すると電動機の入力が増加して焼損に至るこ
とがあつた。
また、この圧力調整弁を小さく形成する場合
は、π/4(D−d)の一定抵抗の状態になり、
内圧変化による特性変化が得られず効率が悪化す
る。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであり、この種浅深兼用ポンプにおいて容易に
浅深の切換ができるよう構成し、係る問題を解消
した浅深兼用ポンプを提供することを目的として
いる。
以下、本考案を図面に示された一実施例にもと
づいて説明すると、第1図は、本考案による浅深
兼用ポンプの要部縦断面図であり、第2図はその
揚水特性を示す図である。
第1図において、浅深兼用ポンプは、渦巻ポン
プのケーシング1のポンプ2側と下流側3との間
に弁座4が形成されており、この弁座4に弁体と
してのゴムベローズ5が当接するように設けられ
ている。
そして、ゴムベローズ5は、スプリング6によ
つて押圧されるように構成されており、スプリン
グ6は、スプリング受け7を介在して調整ネジ8
による調整機構を備えている。
さらに、ゴムベローズ5は弁座4の中へ突出す
るような膨出部9が形成されており、この膨出部
9は、弁座4の内径より幾らか外径が小さく形成
されており、弁座4との間は僅かな隙間10が形
成されるよう構成されている。
また、スプリング6は、調整ネジ8を緩めるこ
とにより調整機構が無効になるようにスプリング
6とスプリング受け7との間に空間11が形成さ
れている。
さらに、調整機構が無効になるように調整され
ても弁座4の中に膨出部9が突出して残るように
膨出部9の長さが決定されており、この膨出部9
と弁座4との間には適当な隙間が形成されるよう
に構成されている。
第2図において、本考案による浅深兼用ポンプ
は、揚程に対して水量が曲線12の示す通りであ
り、曲線13は、圧力調整弁の抵抗が低い場合の
状態を示す参考曲線であり、曲線14は、圧力調
整弁が大きな抵抗を示している場合の参考曲線で
ある。
そして、曲線15は、本考案による浅深兼用ポ
ンプの電動機の入力特性であり、曲線16は曲線
13の特性についての電動機特性曲線を示してい
る。
このような構成において、浅深兼用ポンプは、
深井戸として用いられる場合は、調整機構により
ゴムベローズ5を弁座4に強く押圧するよう調整
し、浅井戸の場合は、図示されないジエツトポン
プが井戸の底に設置されると共に調整機構により
ゴムベローズ5の押圧を弱くするよう調整する。
このように調整されると、第一に深井戸に使用
する場合、ゴムベローズ5と弁座4とが密着して
十分なケーシング内圧を得ることができるため、
ジエツトポンプへの送水圧力を容易に得ることが
でき、安定した深井戸での揚水特性が得られる。
そして、第二に、浅井戸に使用する場合は、調
整機構を無効にしておけば、ゴムベローズ5がス
プリング6による押圧を受けないため、ケーシン
グ内圧が上昇しない状態になる。
従つて、自吸操作において、吸水側の配管内の
空気が容易に排出されることにより、短時間で自
吸が完了することになる。
また、ケーシング内圧が上昇しないため、揚水
の限界である10メートル付近まで容易に自吸し揚
水することができる。
しかも、スプリング6が作用せずゴムベローズ
5が弁座4を閉鎖する力の弱い場合において、弁
座4とゴムベローズ6との間にゴムベローズ6に
形成された膨出部9が介在されるため、圧力調整
弁が全くの開放状態にはならず、電動機の入力が
過大になることを防止することができる。
しかも、圧力調整弁が極端に開放されて大きな
開口になることがないため、ケーシング内の水が
電動機の起動によつて一瞬に排出されることが防
止でき、自吸に際しても安定した揚水特性が得ら
れる。
この状態を第2図において説明すると、膨出部
9と弁座4との隙間10のため渦巻ポンプの水量
が制限を受けて吐出水量が増加しない傾向を生じ
る。
従つて、曲線13に示される圧力調整弁開放の
状態から曲線12に示されるような揚水量の制限
を生じ、揚水増加の場合の曲線16に示される通
り電動機の入力が増加しないで曲線15に示され
る通りとなる。
このことは、ゴムベローズ5の膨出部9が構成
されない場合は、曲線13および曲線16に示さ
れる通りの状態になり、電動機の焼損等の事故が
考えられる。
特に、ゴムベローズ5は、ケーシング内圧が上
昇するとポンプ2側と下流側3との落差圧力の他
に大気圧力との関係で弁座4を開放する方向に動
作するため、低揚程では、この開放で揚水量が過
大化するものである。
さらに、このような曲線12に示されるような
特性では、過大な水量を制限することで実使用に
おける範囲の電動機を用いて構成することがで
き、小形軽量で廉価に製造することができる。
ゴムベローズ5と弁座4との関係は、圧力調整
弁を開放状態にした際、膨出部9によつて通水抵
抗を示すものであればよく、弁座4内に膨出部9
が幾らか残つて大きな通水抵抗を示すと効果が大
きくなるが、開放状態で都合が良い通水抵抗を実
験的に求めて設定すると良い。
すなわち、ポンプ容量が大きくなる場合、通水
量が大きくなるため、通水抵抗を小さくしなけれ
ばならず、ポンプ容量が小さくなる場合、通水抵
抗が比較的大きくなるように膨出部9の形状も大
きくして通水抵抗を大きくしなければならない。
以上説明の通り、本考案によれば圧力調整弁を
ゴムベローズで形成すると共に押圧するスプリン
グを有効無効に調整するように構成し、さらに弁
座内に突出する膨出部を形成したことにより浅深
の仕様切換に関して効率よく使用でき、その効果
はきわめて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による浅深兼用ポンプの要部
縦断面図、第2図はその揚水特性を示す図であ
る。 4……弁座、5……ゴムベローズ、6……スプ
リング、8……調整ネジ、10……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 渦巻ポンプとジエツトポンプとを組合せて構成
    される浅深兼用ポンプにおいて、圧力調整弁をゴ
    ムベローズで形成すると共にスプリングで押圧す
    るよう構成し、このスプリングの押圧を無効有効
    にする調整機構を設けると共に前記ゴムベローズ
    に弁座内へ突出するこの弁座内径より幾らか小さ
    い外径を有する膨出部を形成し、さらにこの膨出
    部を前記スプリングが無効の際膨出部が弁座内に
    位置するような長さとしたことを特徴とする浅深
    兼用ポンプ。
JP7683U 1983-01-06 1983-01-06 浅深兼用ポンプ Granted JPS59107093U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7683U JPS59107093U (ja) 1983-01-06 1983-01-06 浅深兼用ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7683U JPS59107093U (ja) 1983-01-06 1983-01-06 浅深兼用ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59107093U JPS59107093U (ja) 1984-07-19
JPS6343431Y2 true JPS6343431Y2 (ja) 1988-11-11

Family

ID=30131826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7683U Granted JPS59107093U (ja) 1983-01-06 1983-01-06 浅深兼用ポンプ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2700358B2 (ja) * 1991-03-13 1998-01-21 秀夫 長光 ベローズ式圧縮装置
JP2011149409A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd ポンプ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5066803A (ja) * 1973-10-22 1975-06-05
JPS5162405A (ja) * 1974-11-27 1976-05-31 Hitachi Ltd Honpunifusetsusareru gyakushiben

Patent Citations (2)

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JPS5066803A (ja) * 1973-10-22 1975-06-05
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JPS59107093U (ja) 1984-07-19

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