JPS6343286Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6343286Y2
JPS6343286Y2 JP1981083083U JP8308381U JPS6343286Y2 JP S6343286 Y2 JPS6343286 Y2 JP S6343286Y2 JP 1981083083 U JP1981083083 U JP 1981083083U JP 8308381 U JP8308381 U JP 8308381U JP S6343286 Y2 JPS6343286 Y2 JP S6343286Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
substrate
wall
support plate
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981083083U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57196724U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981083083U priority Critical patent/JPS6343286Y2/ja
Publication of JPS57196724U publication Critical patent/JPS57196724U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6343286Y2 publication Critical patent/JPS6343286Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コンクリート作りなどの建物の外
壁の段面の内部に雨水が浸滲することを防止する
ための雨覆装置に関するものである。
第1図に示す一般的なビルデイングの構造で
は、その外壁に一般に水切と呼ばれる段面箇所、
すなわち外壁の裾に段面(ハツチング表記)がで
きた箇所が数多くあり、図では、屋上駐車場の段
面G1、スロープ通路の段面G2、ベランダの段面
G3、花だんの段面G4、屋上煙突周りの段面G5
および屋上広場の手摺の段面G6等の段面Gがあ
るが、これらの段面には、雨水が溜り易い性質が
あることから、若し段面の防水施工が悪い場合に
は、外壁材内部への溜り水の浸滲に起因して、外
壁材の劣化が早められることになる。
ところで、上記のような段面に対する具体的な
防水手段としては、以前には屋根職人によつて段
面に瓦や銅板を葺くことが行われていたが、この
ような手段では、専門的な技能と多くの手間がか
かることから、工業生産に適応することは困難で
あり、従つて最近は、或程度プレハプ的に製作さ
れた金属覆板を、段面の長手方向に全通して被着
させることが試みられている。
しかし現実的に雨覆装置を工業生産する場合に
問題となるのは、段面ができる場所やその構造寸
法が種々雑多であることから、防水施工の標準
化・統一化が相当に困難であり、更には、施工作
業の良否が、外部からは確認しにくいこともあつ
て、施工の管理に手が回りかね、このような現状
から、建物外壁の段面の雨覆装置の構造には、簡
単に外壁面に取付け得るようにして、現場で作業
者が行わなければならない手直しや調整等の作業
を極力簡単化することが求められている。
この点、従来の雨覆装置では、覆板が作り付け
構造になつていて、取付け中およびその後におけ
る覆板の着脱が困難であることから、施工が面倒
で、かつ事後の営繕が大変になるという欠点があ
つた。
本考案は、上記欠点を解消するためになされた
ものであつて、すなわち、本考案の目的は、覆板
の着脱及び調整を容易且つ可能にした建物外壁の
段面の雨覆装置を提供することにある。
以下、図示の一実施例に基づいて本考案を説明
する。
第2図は、第1図の水切箇所に適用された実
施例の雨覆装置を示すが、同装置は、第2図ない
し第5図に示すように、建物の外壁2に形成され
た段面G直上の凹陥状にはつり加工が施こされた
凹陥壁面2aに、多数のアンカボルト3で複数箇
所を固定された長尺物の支持板4と、同支持板4
に嵌め付けられた所要数(図示では3枚)の長尺
物の略断面逆L形の覆板5と、各覆板5間を接続
させる略断面逆L形の細幅の継目板6とにより形
成されていて、連通する覆板5によつて段面Gが
覆われている。
しかして、支持板4は、凹陥壁面2aに展着さ
れた台板7と、同台板7の上部から張出した棚状
の水切受8と、台板7の下部から張出した腕板状
の承板9とが一体に形成された部材であつて、水
切受8の下面の中間には、覆板5を受けるための
つば8aが下方に突設されており、また、承板9
には、その上面の中間部に凹溝9aが形成される
と共に、同凹溝9aより外方の部分は、継目受9
bをなしている。
この支持板4は、上述したようにボルト3で外
壁2に固定されると共に、水切受8より上方の空
部は、モルタル10によつて埋込まれている。
次に覆板5は、ほぼ水平な(図示では、外方に
緩い勾配を有する)上板11と、該上板11の外
方端縁から垂下する裾板12と、同上板11の内
方端縁に断面略倒T形に垂直上下方向に突出され
て長手方向に全通する基板13とが一体に形成さ
れた部材であつて、かつ、裾板12の下端には、
上下2段に内向きのつば12a,12bが突設さ
れており、また、基板13の内側面の上段には、
当り片13aが水平に突設されている。
この覆板5を、支持板4の水切受8と承板9と
の間にできた袋状の内空に係合させるには、覆板
5をわずかに内傾させた状態にして、基板13の
上端をつば8aの下に潜らせ、その後、基板13
の下端を段溝9a内に嵌入させた上で覆板5の姿
勢を水平に戻せばよく、このように操作すれば、
基板13が浮上らない限り段溝9aに引掛ること
から、基板13は、当り板13aが当る台板7と
つば8aに挟まれて動かない。
なお、覆板5の上述した回し嵌め後は、つば8
aの適所に成形されたネジ孔に止めビス14が螺
入されて基板13の上方に突出するので、基板1
3はガタなく支持板4に固定される。
更に、覆板5取付後における上板11と水切受
8との間の隙間は、ベルトシーラ15とコーキン
グ材16とによつて埋められているほか、必要な
場合には、裾板つば12a,12bと外壁2との
間の隙間は、コーキング材17で閉塞される。
次に、継目板6は、覆板5の下面にほぼ内接す
る断面L形の方形板より成り、かつ、覆板5の長
手方向に相当する方向の板面中間部は、導水用の
凹入段6aに成形されている。
しかしてこの継目板6によつて隣接覆板5,5
間が接続されるには、先ず継目板6の凹入段6a
の両側傍の板面上に、1対のベルトシーラ18が
接着され、その後継目板6は、上端が覆板5の上
板11下面内方の隅部に押し当てられ、かつ下端
が覆板5のつば12aの上面隅部に押し当てられ
た状態で、その半部が一方の覆板5の端部に挿着
され、更に、他の半部には、他方の覆板5が同様
な対接状態で挿着される。
このような接続状態においては、両覆板5間の
隙間から継目板6上に漏水した雨水は、導水溝6
aを伝つて外壁2の側方に排水される。
上述のように構成された実施例の雨覆装置にお
いては、上方の外壁2面に沿つて段面Gに落ちる
雨水は、水切受8によつて覆板5の上面に落とさ
れ、かつ、段面G上に直接降下する雨水は、覆板
5の外面を伝つて段面Gの側方に排水されるの
で、外壁材の内部には雨水が浸滲する虞れがな
い。
しかして、この雨覆装置の取付施工時および取
付後の保守時の何れにおいても、止めビス14を
脱着するだけの簡単な操作で、覆板5を嵌脱する
ことができるので、施工時の現場作業が極めて簡
単になり、また、覆板5修繕のための部品交換が
可能になる。
以上述べたように、本考案に係る建物外壁の段
面Gの雨覆装置によれば、略断面逆L形覆板5の
後端の垂直基板13の下端を凹溝9aに嵌挿する
と共にその上端を支持板4のつば8aの後面に当
接させた状態で仮保持させるようにしたので、こ
の仮保持状態で覆板5が前方に倒れるということ
がなく、また基板13の後面には当り片13aが
突設されていることから後方への移動も規制され
ている。従つて、仮保持状態において、各覆板5
を左右に摺動させて、その位置、隣接する覆板5
間の間隔を正確且つ容易に調整させることが出来
る効果がある。また、継目板6の嵌設作業も、覆
板5の一方を外側方に摺動させることにより、極
めて容易に行なわせることが出来る。
また、覆板5の移動と浮き上りを阻止する止め
ビス14は、支持板4のつば8aに螺着されて、
覆板5の基板13の上端面に接するものであるか
ら、覆板5を任意の調整位置で固定させることが
可能となり、その調整固定作業が一層容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一般的なビルデイングの斜視図、第
2図は、本考案の一実施例を示す建物外壁段面の
雨覆装置の斜視図、第3図および第4図は、夫々
第2図の−線および−線における側断面
図、第5図は、第4図の−線における正段面
図である。 G…段面、2…外壁、2a…凹陥壁面、4…支
持板、5…覆板、6…継目板、11…上板、12
…裾板、13…基板、14…止めビス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 建物外壁の段面上に複数本の略断面逆L形の覆
    板5が長手方向に連続された状態で覆着された建
    物外壁の段面の雨覆装置において、 前記段面の直上の建物外壁に該段面に沿つて固
    設された横長板状の台板7と、該台板7の前面の
    上下に略平行に一体に突設された水切受8及び承
    板9と、水切受8の下面の中間に横方向に連続し
    て突設されたつば8aと、承板9の上面の中間に
    横方向に連続して形成された凹溝9aと、が一体
    に形成された横方向に長い長尺支持板4と、 ほぼ水平な上板11と、該上板11の外方端縁
    から垂下する裾板12と、裾板12の下部の後面
    に突設されるつば12aと、該上板11の内方端
    縁に上下方向の中間部が一体に結合された状態で
    垂直上下方向に突設される基板13と、該基板1
    3の後面に突設された当り片13aと、が一体に
    形成された横方向に長い長尺覆板5と、 前記覆板5の基板13の下端が前記支持板4の
    承板9の凹溝9a内に嵌挿され、前記基板13の
    上端が前記支持板4のつば8aの後面に当接され
    た状態で、前記つば8aに設けられたネジ孔に螺
    装されて上記基板13の上端面に外周が接する止
    めビス14と、 隣接する覆板5の裏面の中間における前記基板
    13の下方突出部の前面と前記裾板12後面のつ
    ば12aの上面間に嵌設される略逆L形の継目板
    6と、 を具備したことを特徴とする建物外壁の段面の雨
    覆装置。
JP1981083083U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6343286Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981083083U JPS6343286Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981083083U JPS6343286Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57196724U JPS57196724U (ja) 1982-12-14
JPS6343286Y2 true JPS6343286Y2 (ja) 1988-11-11

Family

ID=29878530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981083083U Expired JPS6343286Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6343286Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54167512U (ja) * 1978-05-17 1979-11-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57196724U (ja) 1982-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4327532A (en) Adjustable angle eave apparatus
US4241549A (en) Conjoint facia, flashing and water dam
US20050086873A1 (en) Slopped roof flashing system and method of use
JPS6343286Y2 (ja)
JP3369516B2 (ja) 床・屋根排水構造および谷溝部材
JPH0425473Y2 (ja)
JPS5845382Y2 (ja) ケンチクヨウメンコウセイザイノセツゾクブ
JPH0234358Y2 (ja)
JPS6113631Y2 (ja)
JPS6134427Y2 (ja)
FI59141B (fi) Prefabricerat plaotbeslag foer anordnande av takgenomgaongar i takpanneklaedda yttertak
JPS6113632Y2 (ja)
JPH0526179Y2 (ja)
JPS5840618B2 (ja) バルコニ−の排水装置
JPH07173912A (ja) 張出し屋根の防水構造
GB2135362A (en) Soffitts for roofs
JPH0350171Y2 (ja)
JP2985054B2 (ja) 笠木のジョイント部水密構造
JPH0428964Y2 (ja)
JPS6113633Y2 (ja)
JP2613821B2 (ja) 天窓の取付方法
JPS5832492Y2 (ja) 換気構造を備えた屋根構造
JPS6130108B2 (ja)
JPH034656Y2 (ja)
JPH0113133Y2 (ja)