JPS6343048Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6343048Y2
JPS6343048Y2 JP14643382U JP14643382U JPS6343048Y2 JP S6343048 Y2 JPS6343048 Y2 JP S6343048Y2 JP 14643382 U JP14643382 U JP 14643382U JP 14643382 U JP14643382 U JP 14643382U JP S6343048 Y2 JPS6343048 Y2 JP S6343048Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
roll body
steam
roll
steam supply
heating
Prior art date
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Expired
Application number
JP14643382U
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English (en)
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JPS5950707U (ja
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Publication date
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Publication of JPS5950707U publication Critical patent/JPS5950707U/ja
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Publication of JPS6343048Y2 publication Critical patent/JPS6343048Y2/ja
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Landscapes

  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、帯状フイルム、紙、布或いはこれら
の複合物、加工物等(以下ウエブと称す)を加熱
する際に使用する加熱ロールに関するものであ
る。
従来ウエブの加熱ロールには、第1に蒸気によ
る加熱方式、第2に湯による加熱方式、第3にヒ
ーター加熱方式、第4図に加熱オイル方式のもの
が存在する。ところが、第1の蒸気加熱方式によ
れば、100℃以上の温度調整は容易であるが、90
〜100℃の温度調整は困難である。また第2の湯
による加熱方式は90℃以下では適しているが、90
〜100℃の範囲は沸騰するので温度調整が困難で
ある。さらに、第3及び第4のヒーター方式、加
熱オイル方式でか90〜100℃間の温度調整を容易
に行なうことができるが、コストが高くつくとい
う欠点があつた。
本考案は、上記の点に鑑み、これを改良したも
ので、回転可能に支承されたロール本体内に加熱
湯を所定量貯溜させ、該加熱湯に蒸気を吹き込む
吹込管を複数垂設した蒸気分配管をロール本体内
に橋架支持すると共に、上記ロール本体の側壁所
定部位に蒸気の吹き込みにより増加した加熱湯を
排出するドレン孔を設けることによつて、特に低
コストで90〜100℃の温度調整を容易に行ない得
るようにしたものである。
以下本考案を図面に示す実施例にしたがつて説
明すると次の通りである。
第1図及び第2図において、1は筒状部材2の
両側端に側板3,3を取付けたロール本体で、こ
のロール本体1内には所定温度に加熱された加熱
湯4を所定量貯溜する。5a,5bは上記ロール
本体1の側板3,3の中心部に同芯状に取付けた
支持シヤフトで、この支持シヤフト5a,5bを
介してロール本体1を回転可能に支承する。6は
上記ロール本体1の筒状部材2の内周面に固設し
た螺旋プレートで、この螺旋プレート6によりロ
ール本体1内の加熱湯4を撹拌する。7は一方の
支持シヤフト5aに装着したロータリージヨイン
ト、8は一端を上記ロータリージヨイント7に取
付けて蒸気入口9に連通させた蒸気供給管で、こ
の蒸気供給管8は、支持シヤフト5aの貫通孔1
0内にこれと同芯状に遊挿し、支持シヤフト5a
とで大気に開放した開口部11に連通するドレン
孔12を形成すると共に、その内端13をロール
本体1内に突出させる。14は一端を蒸気供給管
8の突出内端13に部材15を介して同芯状に取
付け又他端を支持シヤフト5bに取付けてロール
本体1内に橋架固定した蒸気分配管、16は蒸気
分配管14に垂設した複数の蒸気吹込管で、この
吹込管16は上記ロール本体1内に貯溜された加
熱湯に浸漬する。17はロール本体1の温度を測
定するセンサーである。
而して、上記ロータリージヨイント7の蒸気入
口9を介して蒸気供給管8に蒸気を適宜の手段で
供給すると、該蒸気は上記蒸気供給管8を介して
蒸気分配管14に送られ、ここで蒸気吹込管16
に分配されてロール本体1の加熱湯4に吹き込ま
れ、放熱後湯となる。そして、センサー17によ
りロール本体1の温度を測定すると同時に、この
測定温度に基づいてロール本体1を所望温度に調
節すべく上記蒸気供給管8に供給する蒸気量を調
整する。このとき加熱湯4に蒸気を吹き込むの
で、特に90〜100℃間の温度調整を容易に行なう
ことができる。加熱湯4への蒸気の吹き込みによ
り増加した加熱湯4はその増加分だけドレン孔1
2より開口部11を介して外部に排出される。ま
た、上記ロール本体1は適宜の手段で回転せしめ
られるが、この回転によりロール本体1内の加熱
湯4は螺旋プレート6によつて撹拌され、加熱湯
の温度むらを無くすることができる。
以上説明したように、本考案は温度調整範囲を
90〜100℃とする必要のある加熱ロールにおいて、
回転可能に支承されたロール本体内に加熱湯を所
定量貯溜させ、該加熱湯に蒸気を吹き込む吹込管
を複数垂設した蒸気分配管をロール本体内に回転
自在に橋架支持すると共に、上記ロール本体の支
持シヤフトを貫通して外部の蒸気供給源に接続さ
れる蒸気供給管を設け、この蒸気供給管を蒸気分
配管に接続すると共に、この蒸気供給管をロール
本体の支持シヤフト外部で固定することにより、
前記吹込管を加熱湯内に常に浸漬させた状態で蒸
気分配管を静止保持させ、上記ロール本体の支持
シヤフト貫通孔と該貫通孔を貫通する蒸気供給管
との間に、一端を大気に開口連通させ、他端をロ
ール本体内に連通させたドレン孔を設け、このド
レン孔によりロール本体内の加熱湯の貯溜レベル
をロール本体の中心軸線付近に維持させると共
に、加熱湯の上部の空間を大気に開口連通させた
から、加熱ロール内部の温度を90〜100℃の範囲
に正確に保持させることができる。即ち、本考案
は、蒸気加熱方式と熱湯加熱方式との単なる切替
方式ではなく、熱源として蒸気を使用している
が、真の加熱媒体は熱湯としたことが特徴であつ
て、従つて、加熱ロールが100℃以上に昇温する
ことはない。また、加熱ロールの支持シヤフトを
貫通させてドレン孔を設けているため、運転時は
加熱ロールの中心部まで熱湯が入り、加熱ロール
中心部から余分な熱湯が上記ドレン孔から外部に
排出される構造となり、加熱ロールは100℃以上
には上がらない。さらにまた、加熱ロール内の上
部空間はドレン孔を介して大気開放のため、1気
圧以上に上がることはない。このように本考案に
よれば、加熱ロールの温度を90〜100℃の範囲に
正確に維持させることが非常に容易となる利点が
あり、この90〜100℃の範囲の処理温度で加熱し
なければならない帯状フイルム、紙、布或いはこ
れらの複合物の処理を他の加熱方式に比べて遥か
に簡単かつ安価な手段で達成できるものである。
尚、加熱ロールを上記90〜100℃の範囲にコン
トロールする必要がある場合、加熱手段として、
蒸気によるものは、100℃以上のコントロールに
は向いているが、上記温度範囲では不安定でハン
チングが避けられなく、また、熱湯のみによるも
のは、熱湯を100℃以上にはできないため、加熱
ロールの温度を熱湯の上限温度付近で、しかも90
〜100℃という許容範囲の狭い温度に保持させる
ことが実際の作業上において非常にむずかしく、
さらに、電気ヒータや加熱オイル方式では装置が
複雑高価となるが、本考案ではこれらを解決し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る加熱ロールの正面断面説
明図、第2図はその側断面図である。 1……ロール本体、4……加熱湯、14……蒸
気分配管、16……蒸気吹込管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温度調整範囲を90〜100℃とする必要のある加
    熱ロールにおいて、回転可能に支承されたロール
    本体内に加熱湯を所定量貯溜させ、該加熱湯に蒸
    気を吹き込む吹込管を複数垂設した蒸気分配管を
    ロール本体内に回転自由に橋架支持すると共に、
    上記ロール本体の支持シヤフトを貫通して外部の
    蒸気供給源に接続される蒸気供給管を設け、この
    蒸気供給管を蒸気分配管に接続すると共に、この
    蒸気供給管をロール本体の支持シヤフト外部で固
    定することにより、前記吹込管を加熱湯内に常に
    浸漬させた状態で蒸気分配管を静止保持させ、上
    記ロール本体の支持シヤフト貫通孔と該貫通孔を
    貫通する蒸気供給管との間に、一端を大気に開口
    連通させ、他端をロール本体内に連通させたドレ
    ン孔を設け、このドレン孔によりロール本体内の
    加熱湯の貯溜レベルをロール本体の中心軸線付近
    に維持させると共に、加熱湯の上部の空間を大気
    に開口連通させたことを特徴とする加熱ロール。
JP14643382U 1982-09-27 1982-09-27 加熱ロ−ル Granted JPS5950707U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14643382U JPS5950707U (ja) 1982-09-27 1982-09-27 加熱ロ−ル

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JP14643382U JPS5950707U (ja) 1982-09-27 1982-09-27 加熱ロ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS5950707U JPS5950707U (ja) 1984-04-04
JPS6343048Y2 true JPS6343048Y2 (ja) 1988-11-10

Family

ID=30325944

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14643382U Granted JPS5950707U (ja) 1982-09-27 1982-09-27 加熱ロ−ル

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4700216B2 (ja) * 2001-04-23 2011-06-15 隆司 小迫 目安表示付き化粧綿の製造装置における目安表示の形押し具
JP2017101826A (ja) 2015-11-20 2017-06-08 住友化学株式会社 加熱ローラー及びフィルム製造方法

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JPS5950707U (ja) 1984-04-04

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