JPS6343000B2 - - Google Patents
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- JPS6343000B2 JPS6343000B2 JP55152207A JP15220780A JPS6343000B2 JP S6343000 B2 JPS6343000 B2 JP S6343000B2 JP 55152207 A JP55152207 A JP 55152207A JP 15220780 A JP15220780 A JP 15220780A JP S6343000 B2 JPS6343000 B2 JP S6343000B2
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- JP
- Japan
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- outer casing
- diaphragm
- plate
- electroacoustic transducer
- earphone
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R9/00—Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
- H04R9/06—Loudspeakers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/10—Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
- H04R1/1016—Earpieces of the intra-aural type
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Headphones And Earphones (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耳介の凹部である例えば耳甲介腔等
に嵌合装着して使用される耳介挿入方式のもの等
に適用されて有用なイヤホンに関する。
に嵌合装着して使用される耳介挿入方式のもの等
に適用されて有用なイヤホンに関する。
本願出願人は、従来広く用いられているイヤホ
ンの如くイヤホン本体から突出させた挿入部を耳
孔内に圧入して装着するものの欠点を除去した新
規な耳介挿入方式のイヤホンを提案している。こ
のイヤホンは耳孔内へ圧入挿着することによつて
生ずる装着時の不快感や音響特性の劣化等を防止
し得るようにするため、耳介の凹部である耳甲介
腔に嵌合装着し得るように構成したものである。
すなわち、上記イヤホンは、第1図に示すように
振動板、磁気回路部等からなる電気音響変換素子
を内蔵した外筐1と上記電気音響変換素子からの
外部接続用コード2を保持する上記外筐1から延
設されるコード保持部3とを有している。そし
て、上記外筐1は、耳介の凹部である耳甲介腔に
嵌合し得る大きさに形成されるとともに、コード
保持部3の延設される背面側の外周面を傾斜面部
4として形成され、上記耳甲介腔に嵌合したとき
に上記傾斜面部4の少なくとも2点が耳介の一部
である耳珠と対珠により支持されるような形状に
構成されている。なお、上記外筐1の前面側の放
音面5側は、中央部を膨出させるようにした均一
な湾曲面となされている。また、コード保持部3
は、外筐1の背面側端面1aの下端側から下方へ
上記端面1aと略平行となるように延設され、外
筐1を耳甲介腔に嵌合したとき上記外筐1を支持
する支持点となる耳珠及び対珠の各先端より下方
側位置における耳介の外表面の少なくとも一点で
ある耳垂の外表面における一点と当接し得るよう
に設けられている。
ンの如くイヤホン本体から突出させた挿入部を耳
孔内に圧入して装着するものの欠点を除去した新
規な耳介挿入方式のイヤホンを提案している。こ
のイヤホンは耳孔内へ圧入挿着することによつて
生ずる装着時の不快感や音響特性の劣化等を防止
し得るようにするため、耳介の凹部である耳甲介
腔に嵌合装着し得るように構成したものである。
すなわち、上記イヤホンは、第1図に示すように
振動板、磁気回路部等からなる電気音響変換素子
を内蔵した外筐1と上記電気音響変換素子からの
外部接続用コード2を保持する上記外筐1から延
設されるコード保持部3とを有している。そし
て、上記外筐1は、耳介の凹部である耳甲介腔に
嵌合し得る大きさに形成されるとともに、コード
保持部3の延設される背面側の外周面を傾斜面部
4として形成され、上記耳甲介腔に嵌合したとき
に上記傾斜面部4の少なくとも2点が耳介の一部
である耳珠と対珠により支持されるような形状に
構成されている。なお、上記外筐1の前面側の放
音面5側は、中央部を膨出させるようにした均一
な湾曲面となされている。また、コード保持部3
は、外筐1の背面側端面1aの下端側から下方へ
上記端面1aと略平行となるように延設され、外
筐1を耳甲介腔に嵌合したとき上記外筐1を支持
する支持点となる耳珠及び対珠の各先端より下方
側位置における耳介の外表面の少なくとも一点で
ある耳垂の外表面における一点と当接し得るよう
に設けられている。
上述のように構成されたイヤホンは、第2図に
示すように耳珠aの先端Aと対珠bの先端Bによ
つて支持される外筐1の傾斜面部4の二点と耳垂
cの外表面の少なくとも一点Cに当接するコード
保持部3の一点の三点により耳介eの一部を挾持
するようにして耳甲介腔f内に嵌合装着される。
示すように耳珠aの先端Aと対珠bの先端Bによ
つて支持される外筐1の傾斜面部4の二点と耳垂
cの外表面の少なくとも一点Cに当接するコード
保持部3の一点の三点により耳介eの一部を挾持
するようにして耳甲介腔f内に嵌合装着される。
このように構成されるイヤホンにあつては、外
筐1の振動板と対向する放音面5部分には、再生
音が放射されるための透孔を設ける必要がある。
また、振動板の背面から放射される背面振動を外
筐1の外方へ放射するいわゆるオープンエアタイ
プのものとして構成する場合には、外筐1の背面
壁6にも透孔を設ける必要がある。しかし、耳介
挿入方式の第1図に示すようなイヤホンにあつて
は、上記外筐に設ける透孔は、できるだけ微小で
あることが望ましく、所定以上に大きく形成する
ことができない。すなわち、振動板等の電気音響
変換素子を保護するため、耳介装着時に付着する
耳垢や当該機器の搬送時等に付着する鉄粉や塵埃
等が外筐内に侵入するのを防止する必要があるか
らである。ところが、外筐に微小な透孔を設ける
ことにより音響特性の劣化を生じせしめること
は、イヤホンの性質上避けなければならない。
筐1の振動板と対向する放音面5部分には、再生
音が放射されるための透孔を設ける必要がある。
また、振動板の背面から放射される背面振動を外
筐1の外方へ放射するいわゆるオープンエアタイ
プのものとして構成する場合には、外筐1の背面
壁6にも透孔を設ける必要がある。しかし、耳介
挿入方式の第1図に示すようなイヤホンにあつて
は、上記外筐に設ける透孔は、できるだけ微小で
あることが望ましく、所定以上に大きく形成する
ことができない。すなわち、振動板等の電気音響
変換素子を保護するため、耳介装着時に付着する
耳垢や当該機器の搬送時等に付着する鉄粉や塵埃
等が外筐内に侵入するのを防止する必要があるか
らである。ところが、外筐に微小な透孔を設ける
ことにより音響特性の劣化を生じせしめること
は、イヤホンの性質上避けなければならない。
そこで、外筐1を第3図に示すような構造の板
状部材107を用いて構成することが考えられ
る。第3図に示すものは、金属等の薄い板材7に
プレス加工等によつて音波の放射する透孔8を穿
設する。このプレス加工等によつて形成される透
孔8は、耳垢やその他塵埃の侵入の防止をし得る
程微小に形成することが困難であるので、板材7
の一側面にメツシユ状の布等のシート材9を貼着
する。そして、このように形成された板状部材1
07によつて形成される外筐1は、耳垢やその他
塵埃の侵入を防止するとともに音響特性の劣化を
生ずることのないものとして構成できる。
状部材107を用いて構成することが考えられ
る。第3図に示すものは、金属等の薄い板材7に
プレス加工等によつて音波の放射する透孔8を穿
設する。このプレス加工等によつて形成される透
孔8は、耳垢やその他塵埃の侵入の防止をし得る
程微小に形成することが困難であるので、板材7
の一側面にメツシユ状の布等のシート材9を貼着
する。そして、このように形成された板状部材1
07によつて形成される外筐1は、耳垢やその他
塵埃の侵入を防止するとともに音響特性の劣化を
生ずることのないものとして構成できる。
しかし、第3図に示す如き板状部材107は、
透孔8を穿設した後さらにメツシユ状のシート材
9を貼着しなければならず製造工程が複雑とな
り、また加工も困難である。
透孔8を穿設した後さらにメツシユ状のシート材
9を貼着しなければならず製造工程が複雑とな
り、また加工も困難である。
そこで、本発明は構成が簡単で且つ容易に製造
加工が行なえ、そして音響特性の劣化を生ずるこ
となく、外筐外部からの耳垢、鉄粉、塵埃等の侵
入を確実に防止して振動板等の電気音響変換素子
を保護し得るものを提供しようとするものであ
り、電気音響変換素子が内蔵され、上記電気音響
変換素子前方の放音面側を均一な湾曲面となし、
耳甲介腔内に装着される外筐の少なくとも上記放
音面側を、電鋳加工若しくはエツチング加工等の
加工方法によつて形成され音響透過性を有し微小
異物が侵入し得ない多数の微小孔を有する板状部
材で覆つてなるものである。
加工が行なえ、そして音響特性の劣化を生ずるこ
となく、外筐外部からの耳垢、鉄粉、塵埃等の侵
入を確実に防止して振動板等の電気音響変換素子
を保護し得るものを提供しようとするものであ
り、電気音響変換素子が内蔵され、上記電気音響
変換素子前方の放音面側を均一な湾曲面となし、
耳甲介腔内に装着される外筐の少なくとも上記放
音面側を、電鋳加工若しくはエツチング加工等の
加工方法によつて形成され音響透過性を有し微小
異物が侵入し得ない多数の微小孔を有する板状部
材で覆つてなるものである。
以下、本発明を第1図及び第2図に示したイヤ
ホンに適用した場合の具体的な実施例を挙げて説
明する。
ホンに適用した場合の具体的な実施例を挙げて説
明する。
第1図及び第2図に示すイヤホンの外筐1内に
は、第4図に示すように断面コ字状のヨーク11
とこのヨーク11の中央部分に配置されたマグネ
ツト12とこのマグネツト12上に配置されたト
ツプレート13とからなる磁気回路部14と、振
動板15とこの振動板15の中央部に垂下する如
く取付けられたボイスコイルボビン16に巻装さ
れた上記磁気回路部14の磁気ギヤツプ17間に
挿入配置されるボイスコイル18とからなる振動
系19とから構成される電気音響変換素子10が
収納されている。上記振動系19は、ヨーク11
の上縁側外周囲をリング状に突設した鍔部20の
一端を立ち上がらせて形成した係止段部21に振
動板15の周縁を振動板リング22によつて固定
されて磁気回路部14に取付けられている。な
お、磁気回路部14の中央部には、振動板15の
背面振動を外部に放射するように制動材22aが
嵌装された貫通孔23が設けられ、またヨーク1
1に突設した鍔部20の基端附近にも振動板15
の背面振動を外部に放射するように制動材24一
端開口側に貼着した貫通孔25が設けられてい
る。
は、第4図に示すように断面コ字状のヨーク11
とこのヨーク11の中央部分に配置されたマグネ
ツト12とこのマグネツト12上に配置されたト
ツプレート13とからなる磁気回路部14と、振
動板15とこの振動板15の中央部に垂下する如
く取付けられたボイスコイルボビン16に巻装さ
れた上記磁気回路部14の磁気ギヤツプ17間に
挿入配置されるボイスコイル18とからなる振動
系19とから構成される電気音響変換素子10が
収納されている。上記振動系19は、ヨーク11
の上縁側外周囲をリング状に突設した鍔部20の
一端を立ち上がらせて形成した係止段部21に振
動板15の周縁を振動板リング22によつて固定
されて磁気回路部14に取付けられている。な
お、磁気回路部14の中央部には、振動板15の
背面振動を外部に放射するように制動材22aが
嵌装された貫通孔23が設けられ、またヨーク1
1に突設した鍔部20の基端附近にも振動板15
の背面振動を外部に放射するように制動材24一
端開口側に貼着した貫通孔25が設けられてい
る。
また、磁気回路部14の背面側には、ボイスコ
イル18に接続されるリード線26と外部接続用
コード27とを接続する端子板28が合成樹脂の
モールド部29によつて固定されている。そし
て、このモールド部29からはコード保持部3が
一体的に連結されるようにして図中下方へ延設さ
れている。
イル18に接続されるリード線26と外部接続用
コード27とを接続する端子板28が合成樹脂の
モールド部29によつて固定されている。そし
て、このモールド部29からはコード保持部3が
一体的に連結されるようにして図中下方へ延設さ
れている。
上述のような構成を有する電気音響変換素子1
0は、振動板15の前面側を覆う第5図に示すよ
うに形成された前面保護部材31と磁気回路部1
4の背面側を覆う第6図に示すように形成された
背面保護部材32とからなる外筐1内に収納保持
される。すなわち、この外筐1は円形であつて中
央部分を膨出するようにした均一な湾曲面を備え
たキヤツプ状に形成した前面保護部材31をヨー
ク11の鍔部20に設けた立ち上り壁20aに嵌
合し、同じく略円形のキヤツプ状に形成されコー
ド保持部3の挿通する挿通孔33を設けた背面保
護部材32をヨーク11の鍔部20に嵌合させる
ことにより、電気音響変換素子10をその内部に
収納保持するように構成される。なお、前面及び
背面保護部材31及び32は鍔部20の外周に設
けた突片20bに突き当てられてヨーク11に対
する嵌合位置が規制される。
0は、振動板15の前面側を覆う第5図に示すよ
うに形成された前面保護部材31と磁気回路部1
4の背面側を覆う第6図に示すように形成された
背面保護部材32とからなる外筐1内に収納保持
される。すなわち、この外筐1は円形であつて中
央部分を膨出するようにした均一な湾曲面を備え
たキヤツプ状に形成した前面保護部材31をヨー
ク11の鍔部20に設けた立ち上り壁20aに嵌
合し、同じく略円形のキヤツプ状に形成されコー
ド保持部3の挿通する挿通孔33を設けた背面保
護部材32をヨーク11の鍔部20に嵌合させる
ことにより、電気音響変換素子10をその内部に
収納保持するように構成される。なお、前面及び
背面保護部材31及び32は鍔部20の外周に設
けた突片20bに突き当てられてヨーク11に対
する嵌合位置が規制される。
ところで、外筐1を構成する前面保護部材31
及び背面保護部材32は、微小孔35を多数形成
した薄い板状部材で構成されている。そして、こ
れら前面保護部材31及び背面保護部材32は、
電気分解による電着を利用して原型と精密に同じ
型を複製する電鋳加工によつて形成される。
及び背面保護部材32は、微小孔35を多数形成
した薄い板状部材で構成されている。そして、こ
れら前面保護部材31及び背面保護部材32は、
電気分解による電着を利用して原型と精密に同じ
型を複製する電鋳加工によつて形成される。
すなわち、上記前面及び背面保護部材31及び
32は、微小孔35を多数形成した前面及び背面
保護部材31及び32に対応する陰型を形成して
おき、この陰型に銅、ニツケル、鉄等の金属を電
着せしめ、この電着した金属層を上記陰型からは
がし取ることによつて形成されるものである。な
るいは、前面及び背面保護部材31及び32と同
型の原型を形成し、この原型に電鋳を施して陰型
を形成し、さらに陰型に電鋳を施して上記原型と
同型の複製である所望する各保護部材31,32
を形成するようにしてもよい。
32は、微小孔35を多数形成した前面及び背面
保護部材31及び32に対応する陰型を形成して
おき、この陰型に銅、ニツケル、鉄等の金属を電
着せしめ、この電着した金属層を上記陰型からは
がし取ることによつて形成されるものである。な
るいは、前面及び背面保護部材31及び32と同
型の原型を形成し、この原型に電鋳を施して陰型
を形成し、さらに陰型に電鋳を施して上記原型と
同型の複製である所望する各保護部材31,32
を形成するようにしてもよい。
上記前面及び背面保護部材31及び32に設け
られる微小孔35は音波の放射を阻害しないよう
にするため電気音響変換素子10を覆つたとき、
前面保護部材31にあつては振動板15と対向す
る部分に設けられ、背面保護部材32にあつては
磁気回路部14に設けた貫通孔23,25と対向
する部分に設けることが望ましい。
られる微小孔35は音波の放射を阻害しないよう
にするため電気音響変換素子10を覆つたとき、
前面保護部材31にあつては振動板15と対向す
る部分に設けられ、背面保護部材32にあつては
磁気回路部14に設けた貫通孔23,25と対向
する部分に設けることが望ましい。
上述のような電鋳加工によつて形成される前面
及び背面保護部材31及び32は、極めて薄い板
状部材として形成されるため、振動板15から放
射される再生音に対する負荷が小さい音響的イン
ピーダンスの極めて低いものとすることができ
る。また、上記各部材31及び32に形成される
微小孔35は、例えば第7図に示すように1辺を
0.2mm程度の六角形の透孔として形成することが
できる。
及び背面保護部材31及び32は、極めて薄い板
状部材として形成されるため、振動板15から放
射される再生音に対する負荷が小さい音響的イン
ピーダンスの極めて低いものとすることができ
る。また、上記各部材31及び32に形成される
微小孔35は、例えば第7図に示すように1辺を
0.2mm程度の六角形の透孔として形成することが
できる。
また、本発明を構成する前面及び背面保護部材
31及び32は1枚の板状部材として構成されそ
して音響的インピーダンスが低く且つここに形成
される微小孔35を耳垢や塵埃等の侵入を防止し
得るに足る大きさとして形成する加工方法によつ
て形成されるものであれば良く、例えばエツチン
グ加工等によつて形成してもよい。すなわち、前
面及び背面保護部材31及び32を構成する薄い
金属の板状部材を用意し、この板状部材にエツチ
ングを施して微小孔35を形成するような方法で
形成したものでもよい。
31及び32は1枚の板状部材として構成されそ
して音響的インピーダンスが低く且つここに形成
される微小孔35を耳垢や塵埃等の侵入を防止し
得るに足る大きさとして形成する加工方法によつ
て形成されるものであれば良く、例えばエツチン
グ加工等によつて形成してもよい。すなわち、前
面及び背面保護部材31及び32を構成する薄い
金属の板状部材を用意し、この板状部材にエツチ
ングを施して微小孔35を形成するような方法で
形成したものでもよい。
上述のように本発明による電気音響変換器は、
外筐1を構成する前面及び背面保護部材31及び
32を電鋳加工若しくはエツチング加工等の加工
方法によつて微小孔を多数形成した音響的インピ
ーダンスの低い板状部材で形成しているので、外
周面の少なくとも一部は、振動板からの音波の放
射を阻害することなく耳垢や鉄粉、その他塵埃の
侵入を防止し得る微小孔面で覆われることにな
る。従つて、本発明は音響特性の劣化を防止する
とともに振動板等の電気音響変換素子を外筐外部
から侵入する耳垢、鉄粉、その塵埃等から有効に
保護し得るものとして構成できる。また、微小孔
を多数形成した板状部材で外周面を覆うことによ
り、外観を金属のメツシユ状とした漸新なデザイ
ンとして構成でき、また上記板状部材は電鋳加工
等によつて形成されるものであるから所望する自
在な外観を呈するものとして構成できるので、デ
ザインも自在なものとすることが可能である。
外筐1を構成する前面及び背面保護部材31及び
32を電鋳加工若しくはエツチング加工等の加工
方法によつて微小孔を多数形成した音響的インピ
ーダンスの低い板状部材で形成しているので、外
周面の少なくとも一部は、振動板からの音波の放
射を阻害することなく耳垢や鉄粉、その他塵埃の
侵入を防止し得る微小孔面で覆われることにな
る。従つて、本発明は音響特性の劣化を防止する
とともに振動板等の電気音響変換素子を外筐外部
から侵入する耳垢、鉄粉、その塵埃等から有効に
保護し得るものとして構成できる。また、微小孔
を多数形成した板状部材で外周面を覆うことによ
り、外観を金属のメツシユ状とした漸新なデザイ
ンとして構成でき、また上記板状部材は電鋳加工
等によつて形成されるものであるから所望する自
在な外観を呈するものとして構成できるので、デ
ザインも自在なものとすることが可能である。
なお、上述の実施例では、オープンエアタイプ
のものを挙げて説明したため、外筐を構成する前
面及び背面保護部材を微小孔を多数形成した板状
部材で構成しているが、他のタイプのものでは少
なくとも振動板の前面側部分の放音面側を上記板
状部材で覆うようにしたものであつてよい。
のものを挙げて説明したため、外筐を構成する前
面及び背面保護部材を微小孔を多数形成した板状
部材で構成しているが、他のタイプのものでは少
なくとも振動板の前面側部分の放音面側を上記板
状部材で覆うようにしたものであつてよい。
第1図は本発明の説明に供するイヤホンを示す
斜視図であり、第2図はその使用状態を示す背面
図であり、第3図は上記イヤホンの外筐を構成す
る板状部材を示す断面図である。第4図は本発明
の一実施例を示す断面図であり、第5図は外筐を
構成する前面保護部材を示す斜視図であり、第6
図は背面保護部材の斜視図である。第7図は上記
前面及び背面保護部材に形成される微小孔を拡大
して示す図である。 1…外筐、10…電気音響変換素子、31…前
面保護部材、32…背面保護部材、35…微小
孔。
斜視図であり、第2図はその使用状態を示す背面
図であり、第3図は上記イヤホンの外筐を構成す
る板状部材を示す断面図である。第4図は本発明
の一実施例を示す断面図であり、第5図は外筐を
構成する前面保護部材を示す斜視図であり、第6
図は背面保護部材の斜視図である。第7図は上記
前面及び背面保護部材に形成される微小孔を拡大
して示す図である。 1…外筐、10…電気音響変換素子、31…前
面保護部材、32…背面保護部材、35…微小
孔。
Claims (1)
- 1 電気音響変換素子が内蔵され、上記電気音響
変換素子前方の放音面側を均一な湾曲面となし、
耳甲介腔内に装着される外筐の少なくとも上記放
音面側を、電鋳加工若しくはエツチング加工等の
加工方法によつて形成され音響透過性を有し微小
異物が侵入し得ない多数の微小孔を有する板状部
材で覆つてなるイヤホン。
Priority Applications (13)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15220780A JPS5776994A (en) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | Electroacoustic transducer |
CA000388704A CA1165248A (en) | 1980-10-31 | 1981-10-26 | Electro-acoustic transducer |
PCT/JP1981/000299 WO1982001636A1 (en) | 1980-10-31 | 1981-10-27 | Electroacoustic converter |
DE8484113587T DE3176170D1 (en) | 1980-10-31 | 1981-10-27 | Electro-acoustic transducers |
DE8181902954T DE3174986D1 (en) | 1980-10-31 | 1981-10-27 | Electro-acoustic transducers |
AU78013/81A AU549182B2 (en) | 1980-10-31 | 1981-10-27 | Electroacoustic converter |
EP81902954A EP0064553B1 (en) | 1980-10-31 | 1981-10-27 | Electro-acoustic transducers |
US06/765,181 US4736435A (en) | 1980-10-31 | 1981-10-27 | Ear piece transducer |
EP84113587A EP0143383B1 (en) | 1980-10-31 | 1981-10-27 | Electro-acoustic transducers |
KR1019810004146A KR860001263B1 (ko) | 1980-10-31 | 1981-10-29 | 전기음향 변환기 |
IT24818/81A IT1139675B (it) | 1980-10-31 | 1981-11-02 | Trasduttore elettrocustico |
SG64388A SG64388G (en) | 1980-10-31 | 1988-09-29 | Electro-acoustic transducers |
HK2889A HK2889A (en) | 1980-10-31 | 1989-01-12 | Electro-acoustic transducers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15220780A JPS5776994A (en) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | Electroacoustic transducer |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1159694A Division JPH0681350B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | イヤホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5776994A JPS5776994A (en) | 1982-05-14 |
JPS6343000B2 true JPS6343000B2 (ja) | 1988-08-26 |
Family
ID=15535401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15220780A Granted JPS5776994A (en) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | Electroacoustic transducer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5776994A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0659120B2 (ja) * | 1983-05-31 | 1994-08-03 | ソニー株式会社 | ヘツドホン |
JP2516904B2 (ja) * | 1985-08-24 | 1996-07-24 | 松下電器産業株式会社 | ヘツドホン |
JP2553514B2 (ja) * | 1986-05-23 | 1996-11-13 | 松下電器産業株式会社 | ヘッドホン |
JPS63156196U (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-13 | ||
JPH01151899A (ja) * | 1988-11-11 | 1989-06-14 | Onkyo Corp | スピーカ用イコライザの製造方法 |
JPWO2019069568A1 (ja) * | 2017-10-04 | 2020-09-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 音響出力装置、イヤホン、補聴器及び携帯型端末装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS5118195A (ja) * | 1974-04-25 | 1976-02-13 | Kazuharu Tanaka | Hinanyonowaiyaatookakunoshita ryokoyokaban |
JPS5249374A (en) * | 1975-10-16 | 1977-04-20 | Mitsubishi Rayon Co | Manufacture of heattresistant sheetsslike substance |
JPS5315421A (en) * | 1976-07-28 | 1978-02-13 | Sumitomo Chem Co Ltd | Herbicides |
JPS5352444U (ja) * | 1976-10-07 | 1978-05-04 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS467561Y1 (ja) * | 1967-12-30 | 1971-03-17 | ||
JPS5721434Y2 (ja) * | 1971-04-15 | 1982-05-10 |
-
1980
- 1980-10-31 JP JP15220780A patent/JPS5776994A/ja active Granted
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2391924A (en) * | 1941-07-16 | 1946-01-01 | Brush Dev Co | Phone and method of making same |
JPS5118195A (ja) * | 1974-04-25 | 1976-02-13 | Kazuharu Tanaka | Hinanyonowaiyaatookakunoshita ryokoyokaban |
JPS5249374A (en) * | 1975-10-16 | 1977-04-20 | Mitsubishi Rayon Co | Manufacture of heattresistant sheetsslike substance |
JPS5315421A (en) * | 1976-07-28 | 1978-02-13 | Sumitomo Chem Co Ltd | Herbicides |
JPS5352444U (ja) * | 1976-10-07 | 1978-05-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5776994A (en) | 1982-05-14 |
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