JPS6342648A - コ−テイング用油中水型乳化物の製造法 - Google Patents

コ−テイング用油中水型乳化物の製造法

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JPS6342648A
JPS6342648A JP61186740A JP18674086A JPS6342648A JP S6342648 A JPS6342648 A JP S6342648A JP 61186740 A JP61186740 A JP 61186740A JP 18674086 A JP18674086 A JP 18674086A JP S6342648 A JPS6342648 A JP S6342648A
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Shigeo Okonogi
小此木 成夫
Tsutomu Kudo
力 工藤
Mizuo Tsuda
津田 瑞生
Seiichi Takebe
健部 精一
Yoshihiro Imahori
義洋 今堀
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、コーティング用油中水型乳化物の製造法に関
し、詳しくは、油脂の量が水相に対して多い割合から少
ない割合までの広い範囲にわたって安定な油中水型乳化
物であって、通常のコーティング剤と同様のコーティン
グ特性、冷温保存性および室温保存性を有するコーティ
ング用油中水型乳化物の製造法に関する。 本発明のコーティング用油中水型乳化物は、冷菓用、製
菓用、製パン用、およびデザート用のコーティング剤と
して使用することができる。 〔技術の背景および従来技術の説明〕 本明細書における油脂の「固体脂比率」は、核磁気共鳴
スペクトル分析法〔ビー・エル・マジスン・アンド・ア
ール・シー・ヒル:ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン
・オイル・ケミスツ・ソサイエテイ (11,L、Ma
dison & R,C,ll1ll : Journ
alof the American Oil Che
+oist’ s 5ociety )第55巻第3号
第328百(1978年)〕によって測定された数値で
ある。 従来の冷菓用等に用いられているコーティング剤は、カ
カオ脂や合成カカオ脂またはハードバターにココアパウ
ダー、砂糖および粉乳などを練り込んだものが主として
使用されており、その脂肪含量は35〜70%(重量)
であり、糖含量が20〜50%(重量)である1、これ
らのコーティング剤は油脂中に砂糖や粉乳等が分散した
構造を示している。 近年、栄養的な面やまた経済性の面から低糖分、低脂肪
の製品が望まれている。 さらに、冷菓用コーティング剤は今のところチョコレー
トコーティング剤だけが用いられており、その練り込み
には技術的なノウハウを必要とし、多くの労力と時間を
費やしている。 また、冷菓用コーティング剤には水溶性成分、水溶性フ
レーバーを含有した油中水型の安定なコーティング剤は
開発されていない。 本発明者等は、上記のような従来の冷薬用コーティング
剤における問題点を解決すべく、多くの研究を重ね、油
中水型乳化物における油脂中に分散する水相の粒子を結
晶油脂あるいは結晶油脂粒子の凝集したもので取り囲む
ことによって乳化安定性が優れ、コーティング特性が良
好で、冷温保存性、室温保存性の良好なコーティング用
油中水型乳化物が得られることを見出し、この知見に基
づいて本発明に到達した。 〔発明の目的および発明の要約〕 本発明の目的は冷菓用、製菓用、製パン用あるいはデザ
ート用のコーティング剤として使用することができるコ
ーティング用油中水型乳化物の製造法を提供することに
あり、詳しくは油脂の量が水相に対して多い割合から少
ない割合までの広い範囲にわたって安定な油中水型乳化
物であって、通常のコーティング剤と同様のコーティン
グ特性および冷温保存性、室温保存性を有するコーティ
ング用油中水型乳化物の製造法を提供することにある。 本発明は、乳化剤および上昇融点法によって測定した融
点が異なる2種類の油脂からなり、最終製品の46〜8
9.5%(重量)の全油相成分、および糖類および乳化
剤を含有し、最終製品の54〜10.5%(重量)の水
相成分からなるコーティング用乳化物の製造法であって
、a)融点の高い油脂の2〜15%(重量)の乳化剤を
融点の高い油脂に加え、溶融して高融点油相成分を調製
すること、水相成分の15〜55%(重量)の糖類およ
び水相成分の0゜05〜l。0%(重量)の乳化剤を水
に加え、溶融して水相成分を調製すること、および高融
点油相成分10〜30%(重量)および水相成分90〜
70%(重量)の混合物を均質化することによって水中
油型乳化物を調製する工程、b)最終製品の40〜85
%(重量)の融点の低い油脂に、最終製品の60〜15
%(重量)の前記水中油型乳化物を加え、得られた混合
物を融点の高い油脂の融rUX:満の温度において撹拌
し、融Lj’jの低い油脂中で前記水中油型乳化物を転
相し、油中水型乳化物を調製する1程、からなることを
特徴ごするコーティング用油中水型乳化物の製造法であ
る。 本発明のコーティング用油中水型乳化物における融点の
高い油脂は、35%(重電)以上の10°Cにおける固
体脂比率を有するものを使用することができ、融点の低
い油脂は、8〜35%(重量)の10’Cにおける固体
脂比率を何するものを使用することができ、高融点油相
成分の調製における乳化剤は、++0以−ヒのヨウ素価
のモノグリセリン脂肪酸エステル、6゜7以十のIIL
I(のソルビタン脂肪酸エステル、5.0以ドのIIL
Bのポリグリセリン脂肪酸エステルおよびそれらの配合
物からなる群より選択されたものを使用することができ
、また水相成分の調製における乳化剤は、10゜0以I
−の111JIのポリグリセリン脂肪酸エステルおよび
これらの混合物からなる群より選択されたものを使用す
ることができる。 し発明の詳細な説明〕 本発明の:1−ティンク川油中水型乳化物は、1−W融
Jコl法によ・〕て池]定した融+、:jが安なる2種
類の油[111および乳化剤からなる油相成分と、糖類
わよび乳化剤を含イJする水相成分とからなっており、
以1に11Y述するh法で製造されるか、最初に融点の
11hい1jll )Ii:と糖類および乳化剤を含イ
fする水II+成分占からなる水中油型乳化物を調製し
、この水中油型乳化物を融j、IIの低い油脂に加え、
特定の温度C撹拌して転相し、油中水型乳化物を製造す
る。 融」、11の]iliい油脂の2〜15%(重電)の割
合の乳化剤を融L<jの商い油脂に添加し、加温して溶
融し、10〜30%(重電)の割合の油相成分を調製す
る。これとは別に水相成分の15〜55%(重電)の割
合の糖類および水相成分の0゜05〜+、0@(重量)
のpjI1合の乳化剤を該水相成分に面側して分散させ
、加温して溶融して、90〜7oFr’;(重電)の割
合の水相11%分を調製する。この水相成分に前記油相
成分を加え、得られた混合物を常〃、(例えは、スーパ
ーミキサーにトる激しい撹拌)によって予備乳化し、必
要に応じて殺菌した後、予備乳化液を70〜80°Cの
温度に保持し、均質機を使用して均質化し、得られた乳
化物を10°Cに急冷して水中油型乳化物を調製する。 水相成分の調製において必要に応じて市販の色素および
呈味物質等を水に溶解することもできる。 最終製品の40〜85%(重量)の融点の低い油脂に、
最終製品の60〜15%(重量)の前記水中油型乳化物
を加え、得られた混合物を融点の高い油脂の融南未満の
温度で撹拌し、融点の低い油脂中に前記水中油型乳化物
を分散させるとともに、融点の低い油脂中で転相させる
ことにより微小水滴粒子を融6の高い油脂および/また
は該油脂粒の凝集体によって取り囲ませ、それによって
安定な油中水型乳化物を調製し、]−ティング用油中水
型乳化物を製産する。 前記水中油型乳化物の調製において使用する融点の]1
゛hい油脂は、油中水型乳化物の調製における融点の低
い油脂の融J、hよりも高い融h:iを何するものであ
れば、いかなるものであってもこれを使用することがで
きるが、lO″Cにおける固体脂比1くが楓%(重量)
以l−のものを使用するのが好ましい。 例オは、通常の食用動植物性油脂、これらの硬化油、分
別油、エステル交換油愚の化学的処理および/または物
理的処理を待なったもの、それらの況合油脂等も使用す
るこきができる。 融点の低い油脂は、水中油型乳化物の調製における融点
の高い油脂よりも低い融点をイアするものであれば、い
かなるものであってもこれを使用することができるが、
lOoCにおける固体脂比率が8〜35%(重に)のも
のを使用するのが好ましい。 油脂の固体脂比イくは核磁気共鳴スペクトル分析法〔ビ
ー・エル・マジスン・アンド・アール・シー・ヒル:ジ
ャーナル・オプ・ジ・アメリカン・オイル・ケミスツ・
ソサイエティ (B、1、。Ma+Hson&lシ、C
,1Iill : Jnurnal of theAm
erican 0NChe+n1st’ s 5oci
ety )第55巻第′3号第3z8t’T(1978
(II 〕によって測定される。 例えば、通常の食用動植物性油脂、これらの硬化油、分
別油、エステル交換油等の化学的処理および/または物
理的処理を行なったもの、それらの混合油脂等も使用す
ることができる。 本発明のコーティング用油中水型乳化物の水中油型乳化
物の高融点油相成分の調製において使用される乳化剤は
、30以上のヨウ素価のモノグリセリン脂肪酸エステル
、6.7以上のHLBのソルビタン脂肪酸エステル、5
.0以下のHLBのポリグリセリン脂肪酸エステルおよ
びこれらの混合物からなる群より選択された乳化剤を使
用することができる。 モノグリセリン脂肪酸エステルは、通常乳化剤として使
用されているものであれば、いかなるものであってもこ
れを使用することができるが、ヨウ素価が30以上であ
ることが好ましい。 ソルビタン脂肪酸エステルは、通常乳化剤として使用さ
れているものであれば、いかなるものであってもこれを
使用することができるが、HLBが6.7以上であるこ
とが好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルは、通常
乳化剤として使用されているものであれば、いかなるも
のであってもこれを使用することができるが、HLI]
が5.0以下であることか好ましい、N 本発明のコーティング用油中水型乳化物の水中油型乳化
物の水相成分の調製において使用される乳化剤は、10
.0以上のHLBのポリグリセリン脂肪酸エステルおよ
びこれらの混合物からなる群より選択された乳化剤を使
用することができる。 ポリグリセリン脂肪酸エステルは、通常乳化剤として使
用されているものであれば、いかなるものであってもこ
れを使用することができるが、+1111が1000以
上であることが好ましい。 本発明のコーティング用油中水型乳化物の水中油型乳化
物の水相成分の調製において使用される糖類は、通常食
用として使用されているものであれば、いかなるもので
あってもこれを使用することができるが、砂糖、乳塘、
果糖、麦芽糖、ブドウ糖、液糖、転化糖およびこれらの
混合物からなる群より選択されたものを使用するのが好
ましl/)。 本発明のコーティング用油中水型乳化物は乳化安定性が
優れており、コーティング特性が良好で、冷温保存性、
室温保存性の良好な油中水型乳化物であり、冷菓用、製
菓用、製パン用およびデザート用のコーティング剤とし
て使用することができる。 以下において本発明を試験例によってさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらの例示に限定されるものではな
い。 試験例1 水中油型乳化物の高融点油相含量について試験を行なっ
た。 (1)試料の調製 水中油型乳化物の高融点油相含量が第1表に示す5〜3
5%(重量)になる量の実施例1のヤシ硬化油を使用し
、実施例1と同様にして、コーティング用油中水型乳化
物を調製した。 (2)試験方法 2−1)乳化安定性の測定 上記の試料の調製において、水中油型乳化物を融点の低
い油脂のパーム分別油と混合し、撹拌して転相した後の
組織の状態を肉眼によって観察し、上記のとおりに判定
した。 不良:上記の転相において、転相がうまく行なわれない
か、また転相しても組織の状態が均一でないもの。 良好:転相後の組織の状態が良好で均一なもの。 2−2)コーティング特性の測定 調製した試料に直径1゜5cm、長さ5cmの円柱状の
スティック付氷菓〔糖含量15%(重量)、品温−18
°C〕をコーティング温度25℃で浸漬し、浸漬後−1
8℃で硬化し、硬化後のコーティングの状態を肉眼で観
察した。 不良:氷菓にうまくコーティングできないか、またコー
ティングしても、コーティングの状態が悪いか、食感の
良くないもの。 良好:コーティングの状態が良好で、食感の良いもの。 2−3)冷温保存性の測定 試料を容器に入れ、試料中の水分が蒸散しないように密
封し、冷蔵庫(10°C)に14日間保rfシた後、組
織の状態を肉眼によって観察し、直径l。5cm、長さ
5cmの円柱状のスティック付水菜〔糖含量15%(重
量)、品温−】8°C〕をコーティング温度25°Cで
浸漬し、浸漬後−18”Cで硬化し、硬化後のコーティ
ングの状態を肉眼で観察し!こ。 不良:組織の状態が良くないか、また状態が良くても水
菜にうまくコーティングできなく、コーティングの状態
が悪いもの。 良好:組織の状態が良好で、コーティングの状態が良い
もの。 2−4)室温保rf性の測定 試料を容器に入れ、試料中の水分が蒸散しないように密
封し、室温(20〜25°C)に3[1間保存した後、
組織の状態を肉眼によって観察し、直径1.5cm、長
さ5cmの円相状のスティック付水菜〔糖含量+5L3
b(重量)、品温−18℃〕をコーティング温度温度2
5′Cで浸漬し、浸漬後−18°Cで硬化し、硬化後の
コーティングの状態を肉眼で観察しく15) 判シ11は、冷温保存性と同様にして行なった。 (′3)試験結果 試験結果は第1表に/J〈すとおり一〇あった、第1表
 水中油型乳化物の高融+、’、j油相含量とコーティ
ング用油中水型乳化物の特性 水中油型乳化物の1X′6融F、1.j油相含量が10
〜30%(itl量)の範囲のものを使用した一コーテ
ィング用4h中水型乳化物は、乳化安定性、=1−−y
−イング待性、冷温保存性および室温保存性のいずれも
良好なものであった。しかし水中油型乳化物の高融点油
相含量が10%(重量)未満のものを使用した場合は、
転相がうまく行なわれず、良好なコーティング用油中水
型乳化物を得ることができなかった。また水中油型乳化
物の高融点油相含量が35%(重量)以上のものを使用
した場合は、水中油型乳化物を融点の低い油脂と混合し
たときに、水中油型乳化物が固化し、また融だシの低い
油脂中にうまく分散せず、良好なコーティング用油中水
型乳化物を得ることができなかった。 試験例2 水中油型乳化物の高融白油相成分に使用する乳化剤の種
類について試験を行なった。 (1)試料の調製 第2表に示す乳化剤を使用し、実施例1と同様にして、
コーティング用油中水型乳化物を調製した。 第2表におけるグリセリンモノオレエート、グリセリン
モノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ソル
ビタンモノパルミテ−1・およびソルビタンモノラウレ
ートは花に社製を使用し、テトラクリセリンモノステア
レート、デカグリセリンペンタオレエート、ヘキサグリ
セリンペンタステアレート、デカグリセリンペンタステ
アレート、デカグリセリンデカオレエート、ヘキサグリ
セリント1フステアレートおよびテトラグリセリンペン
タステアレートはL1光ケミカルズナl製を使用した。 (2)試験方法 :]コーティング用油中水型乳化物おける乳化安定性、
コーティング特例、冷温保
【f性および室温保(f性を
試験例1g同様にして11jll定した、(′1)試験
結果 試験結果は第2hにボすとJ)l)であった。 (以F余白) 水中油型乳化物の高融点油相成分の調製における乳化剤
として、30以上のヨウ素価のモノグリセリン脂肪酸エ
ステル、6+7以上のHLI’lのソルビタン脂肪酸エ
ステルおよび5.0以下のHLBのポリグリセリン脂肪
酸エステルを使用した場合に、コーティング用油中水型
乳化物における乳化安定性、コーティング特性、冷温保
存性および室温保存性のいずれも良好であった。 水中油型乳化物における高融点油脂含量を10〜30%
(重量)に変えて同様の試験を行なったが、いずれの場
合も同様な結果が得られた。 試験例3 水中油型乳化物の高融点油相成分の調製に使用する乳化
剤の量について試験を行なった。 (1)試料の調製 水中油型乳化物の調製において第3表に示す融点の高い
油脂に対する量に相当する量のモノグリセリン脂肪酸エ
ステル(花王社製、ヨウ素価:90)を使用し、実施例
1と同様にして、コーティング用油中水型乳化物を調製
した。 (2)試験方法 コーティング用油中水型乳化物における乳化安定性、コ
ーティング特性、冷温保存性および室温保存性を試験例
1と同様にして測定した。 (3)試験結果 試験結果は第3表に示すとおりであった。 (以下余白) 第′3表 水中油型乳化物の高融白油相成分における乳
化剤の量とコーティング用油中水型乳化物の特性 水中油型乳化物の調製において、融L:jのf−:+い
油脂に対するモノグリセリン脂肪酸エステル(ヨウ素価
:qo)の量が2%(重量)以上の場合は、コーティン
グ用油中水型乳化物における乳化安定性、コーティング
特性、冷温保rj性および室温保a性のいずれも良好で
あった。しかし、融、4+の高い油脂に対するモノグリ
セリン脂肪酸エステル(ヨウ素価:90)の量が17%
(重量)息子になると、コーティング用油中水型乳化物
の食味が悪く、乳化剤特性のにおいも残り、製品として
好ましいものではなかった。 水中油型乳化物の高融肖油脂含量および水中油型乳化物
の高融ム11油相成分に使用する乳化剤の種類を要えて
同様の試験を行なったが、いずれの場合も同様な結果が
得られた。。 試験例4 水中油型乳化物の水相成分の調製に使用する乳化剤の種
類について試験を行なった。 (1)試料の調製 第4表に示す乳化剤を使用し、実施例1と同様にして、
コーティング用油中水型乳化物を調製し!こ。 第4表におけるヘキサグリセリンモノステアレート、デ
カグリセリンジステアレート、デカグリセリンモノステ
アレート、デカグリセリンモノミリステートおよびデカ
グリセリンモノラウレートは日丸ケミカルズ社製を使用
した。 (2)試験方法 コープインク用油中水型乳化物における乳化安定性、コ
ーティング特性、冷温保佇性および室温保存性を試験例
1とlrJ様にして測定した。 (3)試験結果 試験結果は第4表に示すとおりであった。 (以下余白) 水中油型乳化物の水相成分の調製における乳化剤として
、10.0以上の1化Bのポリグリセリン脂肪酸エステ
ルを使用した場合に、コーティング用油中水型乳化物に
おける乳化安定性、コーティング特性、冷温保佇性およ
び室温保存性のいずれも良好であった。 水中油型乳化物の高融点油脂含量、水中油型乳化物の高
融点油相成分に使用する乳化剤の種類および量を変えて
同様の試験を行なったが、いずれの場合も同様な結果が
得られた1、 試験例5 水中油型乳化物の水相成分の調製に使用する乳化剤の量
について試験を行なった。 (1)試料の調製 水中油型乳化物の調製において第5表に示す量のデカグ
リセリンモノラウレート(日光ケミカルズ引製、1比口
: 15.5)を使用し、実施例1と同様にして、コー
ティング用油中水型乳化物を調製した。 (2)試験方法 コーティング用油中水型乳化物における乳化安定性、コ
ーティング特性、冷温保存性および室温保存性を試験例
1と同様にして測定した。 (3)試験結果 試験結果は第5表に示すとおりであった。 (以下余白) 第5表 水中油型乳化物の水相成分における乳化剤の量
とコーティング用油中水 水中油型乳化物の調製において水相成分に使用するデカ
グリセリンモノラウレートの量が0.05〜1.0%(
重量)の範囲では乳化安定性、コーティング特性、冷温
保存性および室温保存性のいずれも良好であって、良好
なコーティング用油中水型乳化物が得られた。しかし、
水中油型乳化物の調製において水相成分に使用するデカ
グリセリンモノラウレートの量が0゜05%(重量)未
満および161%(重量)以上では転相がうまく行なわ
れず、良好なコーティング用油中水型乳化物を得ること
ができなかった。 水中油型乳化物の高融点油脂含量、水中油型乳化物の高
融点油相成分に使用する乳化剤の種類および量、および
水中油型乳化物の水相成分に使用する乳化剤の種類を変
えて、同様の試験を行なったが、いずれの場合も同様な
結果が得られた。 試験例6 水中油型乳化物の糖含量について試験を行なった。 (1)試料の調製 水中油型乳化物の調製において第6表に示す量のグラニ
ユー糖を使用し、実施例1と同様にして、コーティング
用油中水型乳化物を調製した。 (2)試験方法 −1−ティング用油中水型乳化物における乳化安定性、
−】−ティング特性、冷温保存性および室温保存性を試
験例1き1「+1様にして測定したつ(3)試験結果 試験結果は第6表に示すとおりであった。 第6表 水中油型乳化物の糖含量とコーテイレグ水中油
型乳化物の糖含量が10〜55%(重量)の範囲では乳
化安定性、コーティング特性、冷温保存性および室温保
存性のいずれも良好であって、Iり好なコーティング用
油中水型乳化物が得られた。 しかし、水中油型乳化物の糖含量が10%(重量)未満
のものを使用した場合は、水中油型乳化物が固化し、ま
た融パiの低い油脂中にうまく分散せず、良好なコーテ
ィング用油中水型乳化物を得るこセができなかった。ま
た水中油型乳化物の糖含量が60%(重量)以上のもの
を使用した場合は、転用がうまく行なわれず、良好な:
1−ティング用油中水型乳化物を得ることができなかっ
た。 水中油型乳化物の高融点油脂含量、水中油型乳化物の高
融点油用成分に使用する乳化剤の種類および量、および
水中油型乳化物の水相成分に使用する乳化剤の種類およ
び暖をかえで、同様の試験を行なったが、いずれの場合
も同様な結果が得られ!こ。 試験例7 水中油型乳化物の調製に使用する油脂の固体脂比率につ
いて試験を行なった、 (1)試料の調製 10°Cにおける固体脂比率(核磁気共鳴スペクトル分
析法で測定した数値)が0%(重量)の市販のナタネ曲
(太陽油脂社製)および10°Cにおける固体脂比率が
67%(重量)の市販のヤシ硬化油(太陽油脂社製)を
混合して、第7表に承すように、10°Cにおける固体
脂比率か25〜67%(重量)の融+0の高い油脂を調
製し、これらの油脂を水中油型乳化物の調製に使用し、
実施例1と同様にして、コーティング用油中水型乳化物
を調製した。 (2)試験方法 コーティング用油中水型乳化物における乳化安定性、−
1−ティング特性、冷温保6件および室温保存性を試験
例1と同様にして測定した。 (3)試験結果 試験結果は第7表に示すとおりであった。 第7表 水中油型乳化物の高融燕油脂のHl”Cにおけ
る固体脂比率とコーティング用油中水中油型乳化物の調
製に使用する融diの高い油脂のlOoCにおける固体
脂比率が35%(重量)未満の場合は、転相しても組織
の均一な良好なコーティング用油中水型乳化物が得られ
ないが、前記の融j、liの1j%い油脂の10°Cに
おける固体脂比率が′(5%(軍頃)以1−の場合は、
乳化安定性、:1−ティング特性、冷温保存性および室
副保0竹のいずれも良好であって、良好なコーティング
用油中水型乳化物が得られた。 水中油型乳化物の高融点油脂含量、水中油型乳化物の高
融点油相成分に使用する乳化剤の種類および量、水中油
型乳化物の水相成分に使用する乳化剤の種類および量、
および水中油型乳化物の糖含量を変えて、同様の試験を
行なったが、いずれの場合も同様な結果が得られた。 試験例8 コーティング用油中水型乳化物の製造に使用した水中油
型乳化物の割合について試験を行なった。 (1)試料の調製 実施例1の水中油型乳化物を最終製品のコーティング用
油中水型乳化物の10〜70%(重量)になる量におい
て使用し、また実施例1のパーム分別油を最終製品のコ
ーティング用油中水型乳化物の90〜30%(重量)に
なる量において使用し、実施例1と同様にしてコーティ
ング用油中水型乳化物を調製した。 (2)試験方法 コーティング用油中水型乳化物における乳化安定性、コ
ーティング特性、冷温保存性および室温保存性を試験例
1と同様にして測定した。 (3)試験結果 試験結果は第8表に示すとおりであった。 (以下余白) 第8表 コーティング用油中水型乳化物の調製に使用し
た水中油型乳化物の割合とコーティング用油中水型乳化
物の特性 最終製品のコーティング用油中水型乳化物の調製に使用
した水中油型乳化物の割合が15〜60%(重量)の範
囲では乳化安定性、コーティング特性、冷温保存性およ
び室温保存性のいずれも良好であって、良好なコーティ
ング用油中水型乳化物が得られた。しかし水中油型乳化
物の割合が15%(重量)未満では水中油型乳化物を融
点の低い油脂と混合させようとしても、上部に油相が分
離するか、あるいはうまく転相しても室温保存性の良く
ないものとなり、良好なコーティング用油中水型乳化物
が得られなかった。また水中油型乳化物の割合が70%
(重量)では水中油型乳化物が融点の低い油脂にうまく
分散せず、良好なコーティング用油中水型乳化物が得ら
れなかった。 水中油型乳化物の高融点油脂含量、水中油型乳化物の高
融点油相成分に使用する乳化剤の種類および量、水中油
型乳化物の水相成分に使用する乳化剤の種類および量、
水中油型乳化物の糖含量および水中油型乳化物の高融点
油脂の106Cにおける固体脂比率を変えて同様の試験
を行なったが、いずれの場合も同様な結果が得られた。 最終製品のコーティング用油中水型乳化物の水中油型乳
化物の割合が15〜60%(重量)のコー−i−4ン1
IIJ油中水型乳化物は85〜40%(重量)の低融L
:j油脂含量をイイしているが、この水中40型乳化物
が10〜130%(市電)の高融点油脂を含む場合に、
長好なコーう一イング用油中水型乳化物が得−)れてい
るので、最終製品の一]−辷イング用油中水型乳化物の
11融L:j油脂含電か15〜18%(市h1)の場合
に、良tlfな丁]−ティング用油中水型乳化物が得ら
れている。 さらに最終製品の7:]−j゛イング用油中水型乳化物
の水中油型乳化物の割合が15%(重量)のコー戸イン
ク用油中水+17乳化物は85%(重量)の低融F、1
.1油脂含Mをイjしていて、この水中油型乳化物か1
0〜:10%(市電)の高融y、14油脂を含む場合に
、良好な]−ティング用油中水型乳化物が得られている
から、この良好な−1−テインク用油中水191J乳化
物か含ん−Cいる低融点油脂と高融点油脂の合計1.t
、’tなオ)も最終製品の仝油用含には86,5〜8(
)。5°0(中1.1)である。また最終製品のコーテ
ィング用油中水型乳化物の水中油型乳化物の割合が10
1’(、(市)、1)のT1−戸インク用油中水型乳化
物は40%(重量)の低融F1b油脂含量をfiシてい
て、この水中油型乳化物が10〜′10%(重量)の高
融メ、−(油脂を含む場合に、良好なコーティング用油
中/kIv」乳化物か得られているから、この良好なコ
ーティング用油中水型乳化物が含んでいる低融点油脂e
 1f′ti融肖油脂の合計量、すなわち最終製品の全
油相含量は46〜58%(市電)である。そうしてみる
と、最終製品のコーティング用油中水型乳化物の仝油相
含量が46〜89.5%(重量)の場合に、良好なコー
ティング用油中水型乳化物が得られることがわかる。 試験例9 融点の寮なる2神類の油脂の融J、走差に−)いて試験
を行なった。 (1)試料の調製 第11表に示す油脂を使用し、第9表に示す温度にJ3
いて水中油型乳化物と融点の低い油脂の配合物を撹拌す
ること以外は、実施例1と同様にして−1−ティング用
油中水型乳化物を調製した。 (2)試験力が、 1−ティング用油中水型乳化物における乳化安り↓で性
、:1−ティング特性、冷湿保丘性および室温保(7竹
を試験例1と同様にして測定した。たたし、コーティン
グ温度を撹拌温度お同一にしたのが試験例1セ胃なって
いる。 (′口試験結果 試験結果は第9表にlJ<すとおりであった、(以小余
白) 水中油型乳化物の調製に使用した油脂の融点が水中油型
乳化物との混合によるコーティング用油中水型乳化物の
調製に使用した油脂の融点よりも高い油脂の組合せでは
、コーティング用油中水型乳化物における乳化安定性、
コーティング特性、冷温保存性および室温保存性のいず
れも良好であって、良好なコーティング用油中水型乳化
物が得られた。 ただし、コーティング用油中水型乳化物の調製に使用し
た融点の低い油脂のうち−18°Cの低温において液状
を有するものはコーティング特性が良くなく、冷温保存
性および室温保存性のいずれも不良であって、良好なコ
ーティング用油中水型乳化物が得られなかった。 しかし、これと逆の油脂の組合せでは、転相がうまく行
なわれず、良好なコーティング用油中水型乳化物が得ら
れなかった。 また、コーティング用油中水型乳化物の特性が良好なも
のは、撹拌温度が水中油型乳化物の油脂の融点よりも低
い場合に得られており、撹拌温度が水中油型乳化物の油
脂の融点よりも高い場合には、得られていない。 水中油型乳化物の高融点油脂含量、水中油型乳化物の高
融点油相成分に使用する乳化剤の種類および量、水中油
型乳化物の水相成分に使用する乳化剤の種類および量、
水中油型乳化物の糖含量、水中油型乳化物の高融点油脂
の10″Cにおける固体脂比率およびコーティング用油
中水型乳化物の製造に使用した水中油型乳化物の割合を
変えて、同様の試験を行なったが、いずれの場合も同様
な結果が得られた。 試験例10 コーティング用油中水型乳化物の製造に使用した融点の
低い油脂の固体脂比率について試験を行なった。 (1)試料の調製 lOoCにおける固体脂比率(核磁気共鳴スペクトル分
析法で測定した数値)が0%(重量)の市販のナタネ油
(太陽油脂社製)および108Cにおける固体脂比率が
61%(重量)の市販のヤシ硬化油(太陽油脂社製)を
混合して、第10表に示すように、lOoCにおける固
体脂比率が6〜37%(重量)の融点の低い油脂を調製
し、10°Cにおける固体脂比率が37%(重量)であ
る融点の低い油脂の融点が28℃であり、撹拌温度を3
06Cとして、実施例1と同様にして、コーティング用
油中水型乳化物を調製した。ただし撹拌温度が実施例1
と異なっている。 (2)試験方法 コーティング用油中水型乳化物における乳化安定性、コ
ーティング特性、冷温保存性および室温保存性を試験例
1と同様にして測定した。ただし、コーティング温度を
撹拌温度と同一にしたのが試験例1と責なっている。 (3)試験結果 試験結果は第10表に示すとおりであった。 (以下余白) 第10表 コーティング用油中水型乳化物の製造に使用
した融点の低い油脂の108Cにおける固体脂比率とコ
ーティング用油 中水型乳化物の特性 コーティング用油中水型乳化物の製造に使用した融点の
低い油脂の10°Cにおける固体脂比率が8〜′(5%
(重量)の範囲の場合は、乳化安定性、コーティング特
性、冷i!、^保台性および室温保存性のいずねも良好
であって、良々fなコーティング用油中水型乳化物が得
られた3、シかしコーティング用油中水QIJ乳化物の
製造に使用した融I::(の俄い油脂のH1’Cにおけ
る固体1117比率が8%(重量)未満の場合および3
37%(中量)以■−の場合は、転用がうまく行なわれ
たが、コーティング特性、冷温保(f性および室温保存
性が不良であって、良好な丁1−ティンク用油中水型乳
化物か得られなかった。 水中油型乳化物の尚融y、14油脂含量、水中油型乳化
物の高融5.11油川成分に使用する乳化剤の種類およ
び量、水中油型乳化物の水相成分に使用する乳化剤のわ
[1類および量、水中油型乳化物の糖含量、水中油型乳
化物の凸融J!、(油脂のIO’cにおける固体脂比→
く、丁J−テインク用油中水型乳化物の製造に使用した
水中油型乳化物の割合および融点の責なる2種類の油脂
の融d4差を労えて、同様の試験を行f(C=yだか、
いずれの場合も同様な結果か得1)れlこ。 以下において実施の一例を示し、本発明をさらに詳しく
説明する。 実施例1 水中油型乳化物における高融点油相含量が15%(重量
)であり、最終製品における低融点油脂含量が50%(
重量)であり、また最終製品における全油相含量が57
.5%(重量)であるコーティング用油中水型乳化物が
製造された。 市販のヤシ硬化油〔太陽油脂社製、lOoCにおける固
体脂比率:67%(重量)、融点:36°C〕7Kgに
モノクリセリン脂肪酸エステル(花王t1製、ヨウ素価
: 90)  0.5に9 (高融点油脂に対して約7
%(重量)に相当する〕を加え、80°Cに加温し、撹
拌して溶解し、水中油型乳化物の油相成分を調製し、こ
れをその温度に保持した。 これとは別に、水22゜372’、、+ K9にデカグ
リセリンモノラウレート([]″A5ケA5ケミカルズ
社製R:15.5 )  0.1275 KgC水相成
分に対して約0.3%(重量)に相当する〕およびグラ
ニユー糖20に9〔水中油型乳化物に対して約47%(
重量)に相当する〕を加え、80’Cに加温し、撹拌し
て溶解し、水中油型乳化物の水相成分を調製し、これを
その温度に保持した。 この水中油型乳化物の水相成分に前記の水中油型乳化物
の油相成分を加え、混合物をT、に、ホモミキサー(特
殊機化I:業社製)によって、80°Cにおいて1()
分間撹拌して予備乳化し、次に85°Cにおいて15分
間加熱殺菌し、得られた混合物をii’6 fE型均質
機(1九機械に業拐製)により80”Cの温度および7
(10K9 / crAの圧力において自負化し、その
直後にIO’Cに急冷し、水中油型乳化物約47に9を
くJlこ。 市販のパーム分別油「太陽油脂U製、lOoCにおける
固体脂比→り:24%(重量)、融h:i : 23°
C」45Kgに111記で得た水中油型乳化物45に9
を加え、混合物をT、K。ポモミャサー(特殊機化I業
ネ1製)によって25°0に′J)いて5分間撹拌し、
−]−ティング用油中水)(1)乳化物約86に9を得
た。 実施例2 水中油型乳化物における高融IK(油相含量が15%(
重量)であり、最終製品における低融だミ油脂含量が6
0%(重量)であり、また最終製品における全油相含量
が66%(重量)であるコーティング用油中水型乳化物
が製造された。 市販のヤシ硬化油〔太陽油脂社製、lOoCにおける固
体脂比率;67%(重量)、融点:36°C〕5.7 
K9にヘキサグリセリントリステアレート(日光ケミカ
ルズ社製、HLB : 2.5)  0゜3に9〔高融
点油脂に対して約5%(重電)に相当する〕を加え、8
0°Cに加温し、撹拌して溶解し、水中油型乳化物の油
相成分を調製し、これをその?!1六度に保持した。 これとは別に、水25゜83Kgにデカグリセリンモノ
ミリステート([−]光ケミカルズ引製、1+1+1 
:14.0)  0.17Kg(水相成分に対して約0
.5%(重量)に相当する〕およびグラニユー糖14に
9(水中油型乳化物に対して約1%(重量)に相当する
〕を加え、8(璽Cに加温し、撹拌して溶解し、水中油
型乳化物の水相成分を調製し、これをその温度に保持し
た。 この水中油型乳化物の水相成分に前記の水中油型乳化物
の油相成分を加え、混合物をT、K。ホモミキサー(特
殊機化工業社製)によって、808Cにおいて10分間
撹拌して予備乳化し、次に85°Cにおいて15分間加
熱殺菌し、得られた混合物を高圧型均質機(三九機械工
業社製)により80°Cの温度および700 Kg/ 
crAの圧力において均質化し、その直後に10″Cに
急冷し、水中油型乳化物約38に9を得た。 市販のパーム分別油〔太陽油脂社製、lOoCにおける
固体脂比率:24%(重量)、融点:23°C〕54に
9に、前記で得た水中油型乳化物36に9を加え、混合
物をT、 K、ホモミキサー(特殊機化工業社製)によ
って25℃において5分間撹拌し、コーティング用油中
水型乳化物約88に9を得た。 〔発明の効果〕 本発明のコーティング用油中水型乳化物は乳化安定性に
優れており、良好なコーティング特性、冷温保存性およ
び室温保存性を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)乳化剤および上昇融点法によって測定した融点が
    異なる2種類の油脂からなり、最終製品の46〜89.
    5%(重量)の全油相成分、および糖類および乳化剤を
    含有し、最終製品の54〜10.5%(重量)の水相成
    分からなるコーティング用乳化物の製造法であって、 a)融点の高い油脂の2〜15%(重量)の乳化剤を融
    点の高い油脂に加え、溶融して高融点油相成分を調製す
    ること、水相成分の15〜55%(重量)の糖類および
    水相成分の0.05〜1.0%(重量)の乳化剤を水に
    加え、溶融して水相成分を調製すること、および高融点
    油相成分10〜30%(重量)および水相成分90〜7
    0%(重量)の混合物を均質化することによって水中油
    型乳化物を調製する工程、および、 b)最終製品の40〜85%(重量)の融点の低い油脂
    に、最終製品の60〜15%(重量)の前記水中油型乳
    化物を加え、得られた混合物を融点の高い油脂の融点未
    満の温度において撹拌し、融点の低い油脂中で前記水中
    油型乳化物を転相し、油中水型乳化物を調製する工程、 からなることを特徴とするコーティング用油中水型乳化
    物の製造法。
  2. (2)融点の高い油脂が35%(重量)以上の10℃に
    おける固体脂比率を有するものであること、および融点
    の低い油脂が8〜35%(重量)の10℃における固体
    脂比率を有するものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載のコーティング用油中水型乳化物の製
    造法。
  3. (3)高融点油相成分に含有される乳化剤が30以上の
    ヨウ素価のモノグリセリン脂肪酸エステル、6.7以上
    のHLBのソルビタン脂肪酸エステル、5.0以下のH
    LBのポリグリセリン脂肪酸エステルおよびこれらの混
    合物からなる群より選択されたものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項または第2項に記載のコーテ
    ィング用油中水型乳化物の製造法。
  4. (4)水和成分に含有される乳化剤が、10.0以上の
    HLBのポリグリセリン脂肪酸エステルおよびこれらの
    混合物からなる群より選択されたものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに
    記載のコーティング用油中水型乳化物の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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