JPS6342532Y2 - - Google Patents

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JPS6342532Y2
JPS6342532Y2 JP3389687U JP3389687U JPS6342532Y2 JP S6342532 Y2 JPS6342532 Y2 JP S6342532Y2 JP 3389687 U JP3389687 U JP 3389687U JP 3389687 U JP3389687 U JP 3389687U JP S6342532 Y2 JPS6342532 Y2 JP S6342532Y2
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JP
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resistor
semiconductor
resistance value
oxide film
diffusion layers
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JP3389687U
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JPS62147361U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は外部から抵抗値を制御できる半導体可
変抵抗に関するものである。
半導体可変抵抗はその抵抗値の可変特性を利用
して、たとえば半導体論理回路におけるスイツチ
ング速度を上げるのに、或いは減衰器の減衰量を
変化させるのに極めて効果的である。そしてこの
抵抗値を変化させる機構として、従来はたとえば
幾つかの半導体抵抗素子を直列にしておき、これ
らのうちの幾つかの素子を短絡する能動素子を並
列に別個に取付けることによつて目的を達してい
た。したがつてこの従来の半導体可変抵抗におい
ては、抵抗素子のほかに、能動素子およびこの能
動素子をとりつけるための配線などを必要とす
る。このため抵抗値の変化に多くの段階をつける
ような場合は、能動素子などの占める面積は非常
に大きくならざるを得なかつた。
したがつて本考案の目的は上記の能動素子など
の占める面積を可及的に小さくした半導体可変抵
抗素子を得ようとするものである。
本考案によれば、一導電型シリコン基板の表面
部分に、他導電型の線状の拡散層から成り、両端
間で所定の抵抗値を有し且つ少なくとも一部が蛇
行して2箇所の拡散層が互いに接近するように配
設された抵抗体を有し、これら2箇所の拡散層を
電気的に短絡、開放するようにより抵抗体の両端
間の抵抗値の変化を生ぜしめるようにした半導体
抵抗において、前記2箇所の拡散層の中間の基板
に形成されたV字型の溝とこの溝の表面上に薄い
絶縁酸化被膜およびこの絶縁酸化被膜を覆う導電
膜を設けて成り、この導電膜に電圧を印加するこ
とにより前記の2箇所の拡散層の中間の基板に形
成されたV字型の溝とこの溝の表面部分に反転層
を形成せしめ、これによつて前記抵抗値の変化を
生ぜしめるようにしたことを特徴とする半導体可
変抵抗が得られる。
上記から分るように、本考案の半導体可変抵抗
においては、従来必要とした能動素子などの占め
る面積を少なくするというよりはむしろ零にする
ことができるので、全体としての面積が非常に少
なくて済む利点を有している。
次に図面を参照して本考案につき説明する。
第1図は比較のために示した従来の半導体可変
抵抗の平面図である。図を分り易くするため絶縁
用酸化被膜を除去した状態で示してある。蛇行す
る半導体抵抗素子1および2はp型基板の表面部
分に形成された直列接続の2つの線状のn型拡散
領域であつて、抵抗値はそれぞれ所定のR1とR2
とを有しているとする。又表面部分に形成された
2つのn+領域3および4と、点線で区切つてCH
と記した部分が薄くなつている絶縁酸化被膜(図
示せず)と、この酸化被膜を覆うアルミニウム導
電膜5とは、CHの部分にチヤネルの形成される
アルミゲートMOSトランジスタ6を構成してい
る。A,A′,B,CおよびC′を囲む方形の点線
で示した部分は、酸化被膜にあけられたコンタク
ト穴の位置を示したものである。この場合AとC
はふつう相当近くなるように抵抗素子1の形状を
とつてある。アルミニウム導電膜7,8および9
はこれらコンタクト穴を通してこれらnおよび
n+拡散領域に図に示したような関係位置で接触
している。これによつてAとA′が接続されて抵
抗素子1と2を合せた抵抗体の一端の電極となる
と同時にトランジスタ6の端子の1つとなり、B
は抵抗素子1と2を合せた抵抗体の他端の電極と
なり、CとC′は接続されてトランジスタ6の端子
の他の1つとなる。そしてこれら抵抗素子1
(R1),抵抗素子2(R2)およびトランジスタ6
によつて次に説明するような半導体可変抵抗が構
成される。なおA,Bなどのコンタクト孔を示す
点線の外に大きく画かれた点線の枠は、n型領域
1と2の中に形成されたn+領域の大きさを示し、
アルミニウム導電層7,8,9との接触を確実に
するためのものである。
第2図はこの第1図の半導体可変抵抗の等価回
路をあらわした図で、AB間の抵抗RABが、トラ
ンジスタ6のオン或いはオフによりR2或いはR1
+R2にそれぞれ変化することを示している。
従来の半導体可変抵抗素子は以上のような構造
になつているので、抵抗素子を短絡するところ1
箇所につき少なくともトランジスタ6の占める面
積(端子3と4を含む)とわずかではあるが抵抗
素子1,2とトランジスタ6間の配線の占める面
積を必要とする。したがつて短絡を多数必要とす
る多段階の可変抵抗のときは、回路全体として相
当大きい面積を必要とすることになる。
第3図は本考案の半導体可変抵抗の一実施例の
構成平面図を示したものである。2つの抵抗素子
1と2、および2つのアルミニウム導電膜7′と
8を持つていることは第1図の場合と同じであ
る。しかし第1図のトランジスタ6に相当するも
のはなく、代りに、接近した抵抗素子1の両端
A,Cにおける両n領域の中間で点線で区切つて
CHと記した部分における酸化被膜を、第1図の
CHと記した部分と同じ程度に薄くし、このCH
部分を覆うようにアルミニウム導電膜5′を形成
したものである。したがつて前記の構成は、Aお
よびCで示した部分を両端子としCH部分を反転
層のチヤネルとする寄生トランジスタ10を形成
していることになる。したがつてアルミ導電膜
5′への電圧変化により寄生トランジスタ10を
オン或いはオフにすれば、A−(CH)−C間は短
絡或いは開放され、抵抗素子1と2の抵抗値を第
1図と同じくそれぞれR1とR2とすれば、AB両端
間の抵抗値はR2あるいはR1+R2に変化する。す
なわち全体として第2図と同じ等価回路を有する
半導体可変抵抗を形成し、而もその所要面積は各
抵抗素子1,2などが占める面積だけで充分であ
り、第1図に示すトランジスタ6などの占める面
積分だけ従来より小さくて済むことになる。
第4図は第3図の半導体可変抵抗をX−X′で
切断した断面図であり、この図と第3図を併用し
てこの可変抵抗の製造方法の一例について簡単に
説明する。まずp型のシリコン基板21上に22
と22′で示すn拡散を行つた後(この時点では
n拡散層22,22′は図と異なつて連続してい
る)、形成すべき蛇行状の抵抗素子の中間および
外側に沿つてV字溝23および23′で示す異方
性エツチングを行い、その上面に酸化被膜24を
形成する。ただV字溝23′の上の部分だけは2
5で示すように薄くしてある。次いで酸化被膜2
4の第1図のABにあたる厚い部分にコンタクト
孔26を設けてn+領域27を2箇所拡散形成す
る。そしてこれらn+領域27と前述の薄い酸化
被膜25を覆うようアルミニウム配線28,29
および30を形成する。以上のようにして得られ
た可変抵抗において、アルミニウム配線のゲート
端子30と、薄い酸化被膜25と、これらの両側
に位置する部分のn拡散領域22とで寄生のnチ
ヤネルトランジスタが形成される。したがつて全
体として第2図のような等価回路を有する半導体
可変抵抗を形成する。
第5図は本考案の他の実施例の平面図である。
この構成においてはゲート端子となるべきアルミ
ニウム導体31,32および33の3つが設けら
れていて、図にCHと記した部分を囲んで多数の
寄生トランジスタが形成されている。この構成に
おいては、各ゲート端子へ電圧を印加したり零に
したりすることによつて、AB間の抵抗値は、最
大は全抵抗素子を直列につないだ抵抗体全体とし
ての抵抗値から順次小さい値に8段階の抵抗値が
得られる。而もこの場合アクテイブ素子である寄
生トランジスタは、前述の実施例と同じく抵抗体
素子間の余白部分を利用しているだけであるか
ら、抵抗素子間の短絡開放のために特別の面積を
必要としない。又従来の抵抗体は拡散で定められ
ていたため幅が不正確であり且つ抵抗体間距離を
離す必要があるが、本考案においては幅が溝によ
り正確に定められるため精度が高く、且つ抵抗体
間も小さい溝の方法で定められるため専有面積が
小さくなる。
以上の実施例においては基板半導体としてp型
のものを用いたが、この代りにn型のものを用い
てもよいことはいうまでもない。なおこの場合は
第4図の27で示されたn+領域に相当するp型
の高濃度の領域を作る必要はない。また以上の実
施例においては、寄生トランジスタ10(第3
図)のチヤネルCHの幅を、従来の別に設けられ
たトランジスタ6(第1図)のチヤネル幅と同程
度のものを用いたが、これを更に広く、たとえば
第3図において抵抗素子1の長さ方向の約半分の
大きさの幅に延長してもよい。これによつて寄生
トランジスタ6の端子部における抵抗値すなわち
A,C部分からチヤネルCHに至る間の抵抗値が
より小さくなるので、AとCの間の短絡が抵抗で
行われる。但し短絡した場合の抵抗素子中におけ
る電流の分布が複雑になるので、抵抗値の段階を
所望のとおりに設計するためには複雑な計算を必
要とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の半導体可変抵抗素子の平面図、
第2図は第1図の素子の等価回路図、第3図は本
考案の半導体可変抵抗素子の一実施例の平面図、
第4図は第3図の素子の断面図、第5図は本考案
の他の実施例の平面図を示したものである。 記号の説明:1,2は拡散の抵抗素子、5′は
アルミニウム導電膜(ゲート端子)、7′は一端の
電極、8は他端の電極、21はp型半導体基板、
24は酸化被膜、25は薄い酸化被膜、26はコ
ンタクト穴をそれぞれ示している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一導電型シリコン基板の表面部分に、他導電型
    の線状の拡散層から成り、両端間で所定の抵抗値
    を有し且つ少なくとも一部が蛇行して2箇所の拡
    散層が互いに接近するように配設された抵抗体を
    有し、前記2箇所の拡散層を電気的に短絡、開放
    することにより前記抵抗体の前記両端間の抵抗値
    の変化を生ぜしめるようにした半導体抵抗におい
    て、前記2箇所の拡散層の中間の基板に形成され
    たV字型溝と該溝の表面上に薄い絶縁酸化被膜お
    よびこの絶縁酸化被膜を覆う導電膜を設けて成
    り、この導電膜に電圧を印加することにより前記
    2箇所の拡散層の中間の基板に形成されたV字型
    溝と該溝の表面部分に反転層を形成せしめ、これ
    によつて前記抵抗値の変化を行うようにしたこと
    を特徴とする半導体可変抵抗。
JP3389687U 1987-03-10 1987-03-10 Expired JPS6342532Y2 (ja)

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JP3389687U JPS6342532Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

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JPS62147361U JPS62147361U (ja) 1987-09-17
JPS6342532Y2 true JPS6342532Y2 (ja) 1988-11-08

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