JPS634177A

JPS634177A - 同心円状駐車構造

Info

Publication number: JPS634177A
Application number: JP14499386A
Authority: JP
Inventors: 健菅原
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-06-23
Filing date: 1986-06-23
Publication date: 1988-01-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は駐車場構造の技術分野において利用され、特に
限られた空間に多量の車輌を駐車可能とする駐車場構造
に関するものである。

（従来の技術及び問題点）近来、駐車のために空間をいかに有効的に使用するかは
大きな課題となっている。

先ず、従来の平面駐車場にあっては、−車輌を駐車させ
るための各区分域の配列に工夫が見られるが、いづれに
しても車両が指定された駐車区分域に到達するための通
路を各列ごとに要し、そしてその通路面積は駐車に使用
される面積にほぼ匹適しており、全体の空間利用率は低
いものとなっている。

次に、空間を立体的に使用する立体駐車場も広〈実施さ
れている。しかし、これは単に上記平面駐車場を多層に
設けただけで根本的改良となっていないか、あるいは移
動ゴンドラを用いたもので駐車台数に対して設備が膨大
で大駐車場には不向きであるか、いづれかに該当する場
合が多い。すなわち、比較的大きな空間を有していても
、その空間は有効的に駐車面積として使用されておらず
、その改善策が求められていた。

（問題点を解決するための手段及び作用）本発明は、上
述のごと（問題点を解決し空間の有効利用という要請に
応える駐車場構造を提供することを、その目的とする。

上記目的を達成するために、本発明は、組をなす異径の
環状テーブルを、互いに内外周縁が近接するように、同
一水平面にて順次同心円状に配設し、各環状テーブルを
他の環状テーブルから独立して同心軸線まわりに所望角
だけ可逆回転自在とし、各環状テーブルは周方向に複数に区分されて、少なくと
も一つの非駐車区分域が移送域とされ、他の区分域が駐
車域とされている、ことにより構成される。

本発明において駐車の際には、車輌は先ず最外もしくは
最内環状テーブルの移送域に乗り入れる。最外環状テー
ブルからの乗り入れと、最内環状テーブルからの乗り入
れは、単に逆になるだけであるので、前者の場合につい
て説明する。

上記最外環状テーブルの乗り入れと共に、仮に駐車させ
るべき駐車域が最外から数えてＮ番目の環状テーブルに
ある場合、最外からＮ−１番目まで０環状テーブルのす
べての移送域と、Ｎ番目の環状テーブルの駐車域とを同
一半径線上にくるように各環状テーブルを所定角だけ回
転せしめる。

したがって、運転者はそのまま半径方向に運転して、所
定のＮ番目の環状テーブルの指定された駐車域に乗り込
むことができ、格納が終了する。

車輌の出庫は、上記のごと（環状テーブルを回転せしめ
た状態で逆方向に車輌を運転せしめればよい。

また、本発明において、空間を立体的に有効に使用する
ためには、組をなす異径の環状テーブルは、同心軸ｖＡ喀共通とし
て多層をなすように複数組設けられ、各層の間には、そ
の最内環状テーブルの内周縁及び／もしくは最外環状テ
ーブルの外周縁に近接した位置で移動するリフトを設け
られている、とすることができる。

（実施例）以下、添付図面にもとづいて本発明の詳細な説明する。

第１図において、異径の環状テーブルＬ２，３が同心円
状に配設されている。各環状テーブル１．２．３は、内
外周縁が近接しており同一水平面にあって他の環状テー
ブルから独立して同心軸線４まわりに所望角だけ可逆回
転自在となっており、図示しない駆動手段によって回転
駆動される。

各環状テーブル１，２．３は、それぞれ周方向に複数の
区分域ＩＡ、　ＩＢ、・・・、　２Ａ　、　２Ｂ・・・
３Ａ、３Ｂ・・・に分けられており、それぞれの環状テ
ーブルについて少なくとも一つ、例えば図示のごとく区
分域ＩＡ。

２Ａ、３Ａは、非駐車区分域で移送域となっており、他
の区分域、　ＩＢ、　ＩＣ・・・、２Ｂ、２Ｃ，・・・
３Ｂ、３Ｃ，・・・は駐車域となっている。

各駐車域ＩＢ、　ＩＣ，・・・２Ｂ、２Ｃ，・・・３Ｂ
、３Ｃ，・・・には、図示していないが、駐車の際の位
置決め便宜のために車輌の両側に縁堤そして前後位置に
停止ブロックを設けるのが好ましい。

上述のごと（の組をまず環状テーブル１．２．３は、第
３図のごとく、駐車ビルの各階層１１．１２に多層に設
けられている。そして各階層の間にはリフト２０Ａ、　
２０Ｂが最内の環状テーブルの内縁に近接して設けられ
ている。また、最下層階１５は、駐車場への出入口とな
っており中央にターンテーブル１６が設けられ、ここか
ら上記２つのリフ）　２ＯＡ、　２０Ｂに車輌が乗り入
れ可能となでいる。

以上のどと（の本実施例にあって駐車は次の要領でなさ
れる。

先ず、駐車させたい車輌３０をターンテーブル１６上に
乗り入れ、該ターンテーブルを降下位１にあるリフト例
えば２０Ａの方向に車輌３０が向くように回転させる。

次にリフト２ＯＡを、所定駐車域のある階にまで上昇せ
しめそこで停止させる。

その後もしくはその間に、上記階の各環状テーブル１，
２．３はそれぞれ所定角だけ回転される。

すなわち、例えば指定駐車域が最外環状テーブルのＩＣ
なる区分域であるとすると、環状テーブルの回転中心と
リフト２０Ａとを結ぶ半径線上に、環状テーブル１につ
いては上記擬駐車域ＩＣを、そして他の環状テーブル２
．３については移送域２Ａ、３Ａが位置するように各環
状テーブルを回転せしめる。しかる後、リフト２０Ａか
ら車輌を出して上記移送域３Ａ、２Ａを経て上記指定駐
車域ＩＣに乗り入れる。また、次の車を他の駐車域に入
れたいときも、同様に各環状テーブルを回転せ、しめて
駐車が行われる。車輌の出庫は上記駐車とは逆の手順で
なされる。

なお、上記リフトは２基用意されているので、上記環状
テーブルの回転設定を、近い方のリフトに対してなされ
るようにすれば短時間で駐車ができる。あるいは−方の
リフトを駐車用、他方を出庫用とすることもできる。

（発明の効果）以上のように本発明は、異径の環状テーブルを複数近接
して配設し環状テーブルを周方向に区分して、そのうち
の少な（とも一つを移送域とし他を駐車域とし、各環状
テーブルを互に独立して回転可能し、移送域を経て指定
駐車域に進入可能としたので、環状テーブルのほとんど
すべての面積を駐車のために使用できることとなり、空
間の利用率が一段と向上する。

また、上記環状テーブルを多層に設けることとするなら
ば、立体駐車としてさらに空間利用率が改善される。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の原理構成を示す一実施例と
しての一組の環状テーブルからなる場合の駐車構造の斜
視図で、第１図は各環状テーブルが任意位置にある場合
、第２図は最内環状テーブル側から最外環状テ」プルの
指定駐車域に車輌を格納する場合であり、第３図は他の
実施例として環状テーブルを多層に設けたときの駐車構
造の断面図である。１．２．３・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・環状テーブルＩＡ、２Ａ、３Ａ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・−・・移送域１Ｂ、　ＩＣ，２
Ｂ、２Ｃ，３Ｂ、３Ｃ・・・・・・駐車域４・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
同心軸線２０Ａ、２０Ｂ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・リフト特許出願人　　　　　　　菅　　
原　　　健代　理　人　　弁理士　　藤　　岡　　　徹
第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）組をなす異径の環状テーブルを、互いに内外周縁
が近接するように、同一水平面にて順次同心円状に配設
し、各環状テーブルを他の環状テーブルから独立して同
心軸線まわりに所望角だけ可逆回転自在とし、各環状テーブルは周方向に複数に区分されて、少なくと
も一つの非駐車区分域が移送域とされ、他の区分域が駐
車域とされている。こととする同心円状駐車場構造。
（２）組をなす異径の環状テーブルは、同心軸線を共通
として多層をなすように複雑組設けられ、各層の間には、その最内環状テーブルの内周縁及び／も
しくは最外環状テーブルの外周縁に近接した位置で移動
するリフトを設けられている、こととする特許請求の範囲第（１）項記載の同心円状駐
車場構造。