JPS6341673B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6341673B2 JPS6341673B2 JP59125487A JP12548784A JPS6341673B2 JP S6341673 B2 JPS6341673 B2 JP S6341673B2 JP 59125487 A JP59125487 A JP 59125487A JP 12548784 A JP12548784 A JP 12548784A JP S6341673 B2 JPS6341673 B2 JP S6341673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- head
- boron nitride
- sleeve
- ladle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N Boron nitride Chemical compound N#B PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 22
- 229910052582 BN Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 claims description 20
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 10
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 14
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 14
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- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D41/00—Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
- B22D41/14—Closures
- B22D41/16—Closures stopper-rod type, i.e. a stopper-rod being positioned downwardly through the vessel and the metal therein, for selective registry with the pouring opening
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、主として鋳鋼の鋳込みに用いられる
底注ぎ取鍋に関する。
底注ぎ取鍋に関する。
(2) 従来の技術
従来、この種取鍋として取鍋本体の底部に注湯
用ノズルを設け、そのノズルを開閉するヘツド部
とそのヘツド部に突合せて連結されるスリーブ部
とを有する湯止棒を取鍋本体内に配設したものが
知られている。
用ノズルを設け、そのノズルを開閉するヘツド部
とそのヘツド部に突合せて連結されるスリーブ部
とを有する湯止棒を取鍋本体内に配設したものが
知られている。
この取鍋によれば、ノズルから排出される溶湯
へのスラグの混入を防止して良質な製品を得るこ
とができる。
へのスラグの混入を防止して良質な製品を得るこ
とができる。
(3) 発明が解決しようとする問題点
前記取鍋においては、最終的には取鍋内より全
部の溶湯を抜出すものであるが、その際湯面に浮
遊していたスラグが湯止棒のヘツド部に付着して
その表面を凹凸粗面にするため、そのままでは湯
漏れの原因となる。そこでヘツド部よりスラグを
除去しなければならないが、ヘツド部はアルミナ
煉瓦、マグネシヤ煉瓦、シヤモツト煉瓦等の耐火
煉瓦より構成されており、それら煉瓦はスラグと
の密着力が強いのでスラグを除去するとは非常に
困難である。
部の溶湯を抜出すものであるが、その際湯面に浮
遊していたスラグが湯止棒のヘツド部に付着して
その表面を凹凸粗面にするため、そのままでは湯
漏れの原因となる。そこでヘツド部よりスラグを
除去しなければならないが、ヘツド部はアルミナ
煉瓦、マグネシヤ煉瓦、シヤモツト煉瓦等の耐火
煉瓦より構成されており、それら煉瓦はスラグと
の密着力が強いのでスラグを除去するとは非常に
困難である。
また、仮にヘツド部よりスラグを除去して湯止
棒を繰返し使用し得たとしてもヘツド部とスリー
ブ部間への溶湯の浸入凝固は避けられず、その凝
固金属体が次の鋳込み時に加熱膨脹してヘツド部
およびスリーブ部を破壊するおそれがある。
棒を繰返し使用し得たとしてもヘツド部とスリー
ブ部間への溶湯の浸入凝固は避けられず、その凝
固金属体が次の鋳込み時に加熱膨脹してヘツド部
およびスリーブ部を破壊するおそれがある。
そのため1回のチヤージ毎にヘツド部を新しい
ものと交換しているが、ヘツド部の交換時には取
鍋の温度を下げて交換作業を行いその後再加熱し
なければならないのでエネルギの無駄が多く、ま
た部品代も嵩み、その上交換作業に要する時間お
よび工数も多くなるため非常に不経済であるとい
つた問題がある。
ものと交換しているが、ヘツド部の交換時には取
鍋の温度を下げて交換作業を行いその後再加熱し
なければならないのでエネルギの無駄が多く、ま
た部品代も嵩み、その上交換作業に要する時間お
よび工数も多くなるため非常に不経済であるとい
つた問題がある。
本発明は、上記に鑑み、湯止棒のヘツド部を特
定の材料より構成すると共にヘツド部とスリーブ
部間の継目を覆い、また特定の保護手段を講じる
ことにより、湯止棒の使用寿命を延長して経済性
を向上させた前記底注ぎ取鍋を提供することを目
的とする。
定の材料より構成すると共にヘツド部とスリーブ
部間の継目を覆い、また特定の保護手段を講じる
ことにより、湯止棒の使用寿命を延長して経済性
を向上させた前記底注ぎ取鍋を提供することを目
的とする。
B 発明の構成
(1) 問題点を解決するための手段
前記目的を達成するために本発明は、取鍋本体
の底部に注湯用ノズルを設け、そのノズルを閉じ
るように該ノズルの内側開口端に外周面が着座し
得るヘツド部と、該ヘツド部に突合せて連結され
るスリーブ部とを有する湯止棒を前記取鍋本体内
に、該ノズルに対し進退可能に配設した底注ぎ取
鍋において、前記ヘツド部を窒化ホウ素より構成
し、前記湯止棒の外周に、前記ヘツド部とスリー
ブ部間の継目を覆う窒化ホウ素製リングを嵌着
し、前記ヘツド部、スリーブ部およびリングの外
周面に窒化ホウ素粉末と無機バインダとよりなる
保護層を設けたことを特徴とする。
の底部に注湯用ノズルを設け、そのノズルを閉じ
るように該ノズルの内側開口端に外周面が着座し
得るヘツド部と、該ヘツド部に突合せて連結され
るスリーブ部とを有する湯止棒を前記取鍋本体内
に、該ノズルに対し進退可能に配設した底注ぎ取
鍋において、前記ヘツド部を窒化ホウ素より構成
し、前記湯止棒の外周に、前記ヘツド部とスリー
ブ部間の継目を覆う窒化ホウ素製リングを嵌着
し、前記ヘツド部、スリーブ部およびリングの外
周面に窒化ホウ素粉末と無機バインダとよりなる
保護層を設けたことを特徴とする。
(2) 作 用
上記構成によれば、保護層中の窒化ホウ素は、
該保護層表面、すなわちヘツド部、スリーブ部お
よびリングの各外周面へのスラグの付着を可及的
に抑制できる上、付着したスラグの除去作業も極
めて容易に行うことができ、従つて湯止棒ヘツド
部によるノズルの閉成が長期に亘り的確に行われ
る。しかも上記保護層のヘツド部等に対する被覆
保護効果により、溶湯流によるヘツド部、スリー
ブ部およびリング部の各外周面の摩耗を抑制する
ことができるから、特にヘツド部外周面の摩耗抑
制によつて、該ヘツド部外周面をノズルの内側開
口端に常に的確に着座させることができ、また前
記保護層は、ヘツド部とスリーブ部間の継目を窒
化ホウ素製リングの外側より該リングと協働して
二重に覆うことになつて、その継目間への溶湯浸
入を極めて効果的に阻止することができる。
該保護層表面、すなわちヘツド部、スリーブ部お
よびリングの各外周面へのスラグの付着を可及的
に抑制できる上、付着したスラグの除去作業も極
めて容易に行うことができ、従つて湯止棒ヘツド
部によるノズルの閉成が長期に亘り的確に行われ
る。しかも上記保護層のヘツド部等に対する被覆
保護効果により、溶湯流によるヘツド部、スリー
ブ部およびリング部の各外周面の摩耗を抑制する
ことができるから、特にヘツド部外周面の摩耗抑
制によつて、該ヘツド部外周面をノズルの内側開
口端に常に的確に着座させることができ、また前
記保護層は、ヘツド部とスリーブ部間の継目を窒
化ホウ素製リングの外側より該リングと協働して
二重に覆うことになつて、その継目間への溶湯浸
入を極めて効果的に阻止することができる。
(3) 実施例
第1図は本発明の一実施例を示し、底注ぎ取鍋
1は鋼板製器体2の内面に耐火物3を裏付けした
取鍋本体4と、その底部に設けられた注湯用ノズ
ル5と、取鍋本体4内に配設されてノズル5を開
閉する湯止棒6とを有する。7は湯止棒6に連結
されてそれを開閉操作する操作部材である。
1は鋼板製器体2の内面に耐火物3を裏付けした
取鍋本体4と、その底部に設けられた注湯用ノズ
ル5と、取鍋本体4内に配設されてノズル5を開
閉する湯止棒6とを有する。7は湯止棒6に連結
されてそれを開閉操作する操作部材である。
ノズル5は窒化ホウ素より構成され、排出孔5
aを有する。湯止棒6は、ノズル5と対向してそ
の内側開口端に外周面が着座し得るヘツド部6a
とそれに連なる複数のスリーブ部6bとを備え、
ヘツド部6aおよび各スリーブ部6bにボルト状
心金8を挿通し、その心金8にヘツド部6aの開
口部内においてナツト9を螺着することにより棒
状に形成される。ヘツド部6aは窒化ホウ素より
構成され、その先端面はノズル5の排出孔5a口
縁に密合し得るように弧面に形成される。各スリ
ーブ部6bは従来のアルミナ煉瓦等の耐火煉瓦よ
り構成される。
aを有する。湯止棒6は、ノズル5と対向してそ
の内側開口端に外周面が着座し得るヘツド部6a
とそれに連なる複数のスリーブ部6bとを備え、
ヘツド部6aおよび各スリーブ部6bにボルト状
心金8を挿通し、その心金8にヘツド部6aの開
口部内においてナツト9を螺着することにより棒
状に形成される。ヘツド部6aは窒化ホウ素より
構成され、その先端面はノズル5の排出孔5a口
縁に密合し得るように弧面に形成される。各スリ
ーブ部6bは従来のアルミナ煉瓦等の耐火煉瓦よ
り構成される。
またヘツド部6aおよびそれに突合せて連結さ
れたスリーブ部6b間と、互いに隣接するスリー
ブ部6b間の継目を覆うように、湯止棒6には窒
化ホウ素より構成された複数のリング10が嵌着
される。
れたスリーブ部6b間と、互いに隣接するスリー
ブ部6b間の継目を覆うように、湯止棒6には窒
化ホウ素より構成された複数のリング10が嵌着
される。
さらに窒化ホウ素製ノズル5の内端面および排
出孔5a内周面と、湯止棒6における窒化ホウ素
製ヘツド部6a、各スリーブ部6bおよび各リン
グ10の外周面には、窒化ホウ素粉末に水ガラス
およびリン酸よりなる無機バインダを混合したス
ラリを塗布硬化して保護層111,112が形成さ
れる。
出孔5a内周面と、湯止棒6における窒化ホウ素
製ヘツド部6a、各スリーブ部6bおよび各リン
グ10の外周面には、窒化ホウ素粉末に水ガラス
およびリン酸よりなる無機バインダを混合したス
ラリを塗布硬化して保護層111,112が形成さ
れる。
上記構成において、底注ぎ取鍋1に溶湯として
鋳鋼を供給するときは湯止棒6のヘツド部6a外
周面をノズル5の内側開口端に着座させることに
よりノズル排出孔5aを閉じ、また鋳込み時には
ヘツド部6aをノズル5の内側開口端より離間さ
せることにより同排出孔5aを開いて鋳鋼を鋳型
等に注入するものである。
鋳鋼を供給するときは湯止棒6のヘツド部6a外
周面をノズル5の内側開口端に着座させることに
よりノズル排出孔5aを閉じ、また鋳込み時には
ヘツド部6aをノズル5の内側開口端より離間さ
せることにより同排出孔5aを開いて鋳鋼を鋳型
等に注入するものである。
この場合ノズル5、リング10およびヘツド部
6aの各外周面は窒化ホウ素入りの保護層112
に被覆されているので、それらにスラグが付着し
にくく、またスラグが付着しても容易に除去する
ことができ、その上、各リング10およびその外
側を覆う保護層112の二重シール効果によりヘ
ツド部6aおよびそれに隣接するスリーブ部6b
間と、互いに隣接するスリーブ部6b間の各継目
に溶湯が浸入することが阻止され、したがつてノ
ズル5、ヘツド部6aおよひ各スリーブ部6bの
使用寿命を、従来の耐火煉瓦製のものが使用回数
1回であるのに対して連続使用回数30回に延長す
ることができる。
6aの各外周面は窒化ホウ素入りの保護層112
に被覆されているので、それらにスラグが付着し
にくく、またスラグが付着しても容易に除去する
ことができ、その上、各リング10およびその外
側を覆う保護層112の二重シール効果によりヘ
ツド部6aおよびそれに隣接するスリーブ部6b
間と、互いに隣接するスリーブ部6b間の各継目
に溶湯が浸入することが阻止され、したがつてノ
ズル5、ヘツド部6aおよひ各スリーブ部6bの
使用寿命を、従来の耐火煉瓦製のものが使用回数
1回であるのに対して連続使用回数30回に延長す
ることができる。
また前記保護層112の特設によつて、溶湯流
によるノズル5、ヘツド部6a、各スリーブ部6
bおよび各リング10の外周面の摩耗を抑制し
て、それらの使用寿命を連続使用回数50回に延長
することができる。これら保護層111,112が
摩耗および熱劣化した場合には、その都度新たな
保護層を形成してノズル5等の使用寿命を一層延
長することも可能である。
によるノズル5、ヘツド部6a、各スリーブ部6
bおよび各リング10の外周面の摩耗を抑制し
て、それらの使用寿命を連続使用回数50回に延長
することができる。これら保護層111,112が
摩耗および熱劣化した場合には、その都度新たな
保護層を形成してノズル5等の使用寿命を一層延
長することも可能である。
なお、スリーブ部6bを窒化ホウ素より構成し
てもよい。
てもよい。
C 発明の効果
以上のように本発明によれば、取鍋本体の底部
に注湯用ノズルを設け、そのノズルを閉じるよう
に該ノズルの内側開口端に外周面が着座し得るヘ
ツド部と、該ヘツド部に突合せて連結されるスリ
ーブ部とを有する湯止棒を前記取鍋本体内に、該
ノズルに対し進退可能に配設した底注ぎ取鍋にお
いて、前記ヘツド部を窒化ホウ素より構成し、前
記湯止棒の外周に、前記ヘツド部とスリーブ部間
の継目を覆う窒化ホウ素製リングを嵌着し、前記
ヘツド部、スリーブ部およびリングの外周面に窒
化ホウ素粉末と無機バインダとよりなる保護層を
設けたので、その保護層中の窒化ホウ素は、該保
護層表面、すなわちヘツド部、スリーブ部および
リングの各外周面へのスラグの付着を可及的に抑
制できる上、付着したスラグの除去作業も極めて
容易に行うことができ、従つて湯止棒ヘツド部に
よるノズルの閉成が長期に亘り的確に行われる。
しかも上記保護層のヘツド部等に対する被覆保護
効果により、溶湯流によるヘツド部、スリーブ部
およびリング部の各外周面の摩耗を抑制してそれ
らの使用寿命を延ばすことができ、特にヘツド部
外周面の摩耗抑制によつて、該ヘツド部外周面を
ノズルの内側開口端に常に的確に着座させること
ができるから、湯止棒ヘツド部によるノズルの閉
成が一層確実に行われ、また前記保護層は、ヘツ
ド部とスリーブ部間の継目を窒化ホウ素製リング
の外側より該リングと協働して二重に覆うことに
なつて、その継目間への溶湯浸入を極めて効果的
に阻止することができるから、その浸入溶湯の凝
固物の熱膨脹によるヘツド部およびスリーブ部の
破壊を未然に防止することができる。そしてヘツ
ド部等へのスラグの付着を防止するための前記保
護層が、前述の如くヘツド部等の摩耗抑制手段
と、ヘツド部およびスリーブ部間の継目の二重シ
ール手段とに兼用されることによつて、それだけ
構造簡素化に寄与し得る。さらにヘツド部を常温
下で比較的軟質の窒化ホウ素製としたことによ
り、ヘツド部の機械加工や補修が容易になること
は勿論、ヘツド部を覆う前記保護層が万一摩耗破
損しても、そのヘツド部外周面にスラグが付着し
にくく、ノズルの閉成に支障を来たす惧れはな
い。
に注湯用ノズルを設け、そのノズルを閉じるよう
に該ノズルの内側開口端に外周面が着座し得るヘ
ツド部と、該ヘツド部に突合せて連結されるスリ
ーブ部とを有する湯止棒を前記取鍋本体内に、該
ノズルに対し進退可能に配設した底注ぎ取鍋にお
いて、前記ヘツド部を窒化ホウ素より構成し、前
記湯止棒の外周に、前記ヘツド部とスリーブ部間
の継目を覆う窒化ホウ素製リングを嵌着し、前記
ヘツド部、スリーブ部およびリングの外周面に窒
化ホウ素粉末と無機バインダとよりなる保護層を
設けたので、その保護層中の窒化ホウ素は、該保
護層表面、すなわちヘツド部、スリーブ部および
リングの各外周面へのスラグの付着を可及的に抑
制できる上、付着したスラグの除去作業も極めて
容易に行うことができ、従つて湯止棒ヘツド部に
よるノズルの閉成が長期に亘り的確に行われる。
しかも上記保護層のヘツド部等に対する被覆保護
効果により、溶湯流によるヘツド部、スリーブ部
およびリング部の各外周面の摩耗を抑制してそれ
らの使用寿命を延ばすことができ、特にヘツド部
外周面の摩耗抑制によつて、該ヘツド部外周面を
ノズルの内側開口端に常に的確に着座させること
ができるから、湯止棒ヘツド部によるノズルの閉
成が一層確実に行われ、また前記保護層は、ヘツ
ド部とスリーブ部間の継目を窒化ホウ素製リング
の外側より該リングと協働して二重に覆うことに
なつて、その継目間への溶湯浸入を極めて効果的
に阻止することができるから、その浸入溶湯の凝
固物の熱膨脹によるヘツド部およびスリーブ部の
破壊を未然に防止することができる。そしてヘツ
ド部等へのスラグの付着を防止するための前記保
護層が、前述の如くヘツド部等の摩耗抑制手段
と、ヘツド部およびスリーブ部間の継目の二重シ
ール手段とに兼用されることによつて、それだけ
構造簡素化に寄与し得る。さらにヘツド部を常温
下で比較的軟質の窒化ホウ素製としたことによ
り、ヘツド部の機械加工や補修が容易になること
は勿論、ヘツド部を覆う前記保護層が万一摩耗破
損しても、そのヘツド部外周面にスラグが付着し
にくく、ノズルの閉成に支障を来たす惧れはな
い。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図
は他の実施例の要部の拡大縦断面図である。 4…取鍋本体、5…ノズル、6…湯止棒、6a
…ヘツド部、6b…スリーブ部、10…リング、
111,112…保護層。
は他の実施例の要部の拡大縦断面図である。 4…取鍋本体、5…ノズル、6…湯止棒、6a
…ヘツド部、6b…スリーブ部、10…リング、
111,112…保護層。
Claims (1)
- 1 取鍋本体4の底部に注湯用ノズル5を設け、
そのノズル5を閉じるように該ノズル5の内側開
口端に外周面が着座し得るヘツド部6aと、該ヘ
ツド部6aに突合せて連結されるスリーブ部6b
とを有する湯止棒6を前記取鍋本体4内に、該ノ
ズル5に対し進退可能に配設した底注ぎ取鍋にお
いて、前記ヘツド部6aを窒化ホウ素より構成
し、前記湯止棒6の外周に、前記ヘツド部6aと
スリーブ部6b間の継目を覆う窒化ホウ素製リン
グ10を嵌着し、前記ヘツド部6a、スリーブ部
6bおよびリング10の外周面に窒化ホウ素粉末
と無機バインダとよりなる保護層112を設けた
ことを特徴とする、底注ぎ取鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12548784A JPS613656A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 底注ぎ取鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12548784A JPS613656A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 底注ぎ取鍋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS613656A JPS613656A (ja) | 1986-01-09 |
JPS6341673B2 true JPS6341673B2 (ja) | 1988-08-18 |
Family
ID=14911303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12548784A Granted JPS613656A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 底注ぎ取鍋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS613656A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4212450A1 (de) * | 1991-11-26 | 1993-05-27 | Didier Werke Ag | Einrichtung zum halten eines stopfens und stopfen |
KR20220011117A (ko) * | 2019-03-26 | 2022-01-27 | 6케이 인크. | 마이크로파 플라즈마 장치 내의 세그먼트화된 라이너 및 사용 방법들 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56139260A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-30 | Shinagawa Refract Co Ltd | Nozzle for casting |
-
1984
- 1984-06-19 JP JP12548784A patent/JPS613656A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56139260A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-30 | Shinagawa Refract Co Ltd | Nozzle for casting |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS613656A (ja) | 1986-01-09 |
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